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会館□■□技文便り□■□”Vol.29”館長より 2013/9/10

『こころに残るもの』

2020年オリンピック東京招致に沸く日本。
市民の皆さまには、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

先日、夏休みの終わりに『匠の小学校』を開催しました。
会館開設史上ギネス(であろう)述べ1000名以上の
親子連れの皆さんに、ご参加いただきました。

当日は、当方の運営体制のまずさから多くのお客さまを
お待たせするなど課題も明るみに出ました。
用意周到であったハズですが、“想定外”でした。

想定外は、嬉しい成果も生みました。
未来を担う500人を超える子供達に、様々なものづくりの
体験をしていただくことができました。

この場を借りて、深くお詫びと感謝を申し上げます。

「百聞は一見に如かず」という諺がありますが、
その先の行(くだり)があります。
「百聞は一見に如かず。百見は一行に如かず」です。

聞いたり見たりするより、やること以上に伝わることはない。
習うより慣れろ、でしょうか。

かの相対性理論でノーベル賞を受賞したA.アインシュタインは、
「教育とは、学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、
 自分の中に残るものをいう。」
と言ったそうです。

知識や情報とは異なり、体験を通じた感覚(体感)は
ずーっと“あの感じ”として、こころに残る気がします。
洋服の仕立て職人の息子であった私には、
 ミシンのガタガタする音
 ハサミで生地を切るサクサクした音
 アイロンで仕立てる独特の匂い
が、今もって思い出されます。

職人さんの技を伝える『匠の小学校』は「体験」から
学びます。
未来を担う子供たちに、少しでも“あの感じ”として
ずーっと残りますように。
今回の試みを顧みながら、新たな体験の可能性に
チャレンジしていきます。

引き続き、ご支援ください。

平成25年 白露

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