横浜市技能文化会館
■営業時間
 開館時間:9:00〜22:00
 受付時間:9:00〜19:00
■休館日:第2水曜日
お問い合わせフォーム
 tel:045-681-6551
職人から学ぶ   

■第3回ヨコハマ ジュエリー・アクセサリーデザインコンテスト

 受賞作品決定




 去る10月22日、横浜市技能文化会館多目的ホールにおいて、「第3回ヨコハマ ジュエリー・アクセサリーデザインコンテスト」の審査会が行われました。審査する賞は作品部門・デザイン画部門ともにグランプリ・優秀賞・審査員特別賞・奨励賞・佳作、さらに今回より横浜市経済観光局長賞を追加いたしました。応募数は作品部門46点、デザイン画部門53点でした。
  今回は高校生の応募が少なかったため、広報等に課題を残したコンテストとなりましたが、横浜開港150周年のこの年、前回よりもさらにクオリティが高く優劣つけがたい作品が集まりました。

  今回受賞された方だけでなく、応募された方みなさんのはげみになればうれしく思います。


コンテストポスター[pdf] ■応募要項[pdf]

審査員
審査員長 横浜市技能職団体連絡協議会会長
 畠山 滋 氏
横浜市経済観光局 雇用創出課長
 高家 達朗 氏
日本宝飾クラフト学院学院長
 大場よう子 氏
学校法人岩崎学園 横浜fカレッジ 学園長代理
 岡部 友子 氏
総合学園ヒューマンアカデミー横浜校非常勤講師
アクセサリーデザイナー
 岡野 夏湖 氏
株式会社ワコー宝飾 代表取締役
1級ジュエリーコーディネーター
 山岸 昇司 氏
横浜市技能職団体連絡協議会 青年部顧問
 田中 義治 氏
株式会社ファンケルホームライフ 代表取締役社長
 八木 哲雄 氏


 ■グランプリ
○作品部門
タイトル 「幸せの妖精」
製  作 落合 由佳


 夢の中に出てくるような世界。
幸せを運んでくれる妖精を表現しました。

【作品評】
・大場よう子氏
  すごくかわいらしく、夢があるデザイン。全体のまとまりがよく、金具等に細かいテクニックを使われている。マニキュアという素材も面白く使っていて色がきれいだ。
・田中義治氏
 マニキュアの素材というのは初めて見た。細かいところにも気を使っていて全体的にかわいく出来ている。


○デザイン画部門
タイトル 海上の共演
製  作 田久 さや香


 曲線は波を、直線は近代的な建物をイメージし、特に金地の部分はベイブリッジをモチーフにしました。 それにカモメを加え、みなとみらいの海の光景を表し、存在感のある作品に仕上げました。


【作品評】
・大場よう子氏
 実際に作るのを考えるとちょっと無理がある部分もあるが、これからこういう風にCGで描いて出される方も多くなるだろうなと思った。テーマの海の波とか形がよくとらえられている。石の使い方もきれいでベイブリッジの雰囲気がよく出ている。
・八木哲雄氏
 デザインの中ではちょっと異質。CGで人目を引く作品だと思う。実際使えるかどうかは別問題として夢を持たせるようなデザインだと感じた。


 優秀賞
○作品部門
タイトル 心刻<シンコク>
製  作 中島 知宏


 自分の「心刻」心を刻む表現を出す為に4つのジュエリーすべてに生命の象徴である唐草を入れました。
※リングは裏・表に違う唐草を入れ、石からすけてみえるように仕上げました。


【作品評】
・山岸昇司氏
 シルバーの細い線材を使って作るのは非常に難しい。それが左右対称に出来ているので技術的にも素晴らしい。テーマも山の手の景色をおさえている。4点のテーマもそろえてあるのでよく研究してあるなと思った。磨きもしっかりしている。
・岡部友子氏
 技術的には線材をろう付けするのはとても難しいのにシンメトリーをきちっと取れていてすばらしい作品だと思った。バチカンのこまかいところにもこだわっていていい作品だと思う。コンテストに出すものだと普段使いが出来なそうなものが多い中で、これは普段も付けられそうな感じでもあるし、コンテストでも映えるようなデザインになっていてすばらしいと思う。


○デザイン画部門
タイトル 彩られるコスモワールド
製  作 荻野 真奈美


  ペンダントトップはコスモワールドの観覧車をモチーフに、ランドマークタワー・インターコンチネンタル・マリンタワーを模様に取り入れ、Y150の地球儀をアクセントに。紐にかかるジェットコースターの本体の部分は、全て離れていて動く仕様になっています。

【作品評】
・岡部友子氏
 観覧車というベタなモチーフではあるが、みなとみらいといえばやはり観覧車というところではずせなかったモチーフなのかなと思う。デザインを展開してみると、観覧車というよりはメダルのような機械的で近未来的な要素もある。今年のY150なんかが時計にうまく入っていたりして今年らしさも出して上手にまとまっている。実際に作品を作るには無理なところだらけだと思うが、デザインとしては楽しい若々しさがすごく出ている作品だと思う。
・岡野夏湖氏
 ジュエリーというよりアクセサリー的なデザインとして受け止めた。実際これをアクセサリーとして商品化した場合イミテーションで展開して若い子に向けて発信すれば商品として売れるかもしれないと感じた。


 審査員特別賞
○作品部門
タイトル YOKOHAMA nightview
製  作 佐藤 寛子

  横浜の夜景を観覧車から眺めているようなキラキラを、観覧車の形を発展させたクモの巣の上に散らしました。


【作品評】
・岡野夏湖氏
 近年コスチュームジュエリーやコスチュームアクセサリーというものは、素材に関してはあまり制限がないようになってきていて、その現状がうかがえる。迫力がありダイナミックで、装着した時にものすごく舞台映えする作品だと思う。普段使うというものではないが、イベントや舞台衣装としてはかなり周囲から着目されるすばらしい作品だと思う。
・畠山滋氏
 着装したところをみると、楽しい装飾が出来るすばらしい作品だと思う。技術的にはそこそこだが、着装してアピールするには大変素晴らしい。

○デザイン画部門
タイトル 横浜 潮騒と楽園のイルカたち
製  作 音馬 隆雄


  横浜の海の満ち引き。うねる波と浪間の泡を表現しつつも八景島のシーパラダイスに遊ぶイルカの姿もまぶしく煌めいて。

【作品評】
・畠山滋氏
 横浜というテーマの中で、八景島のイルカを使うなど、どこにでも着想していける所がすばらしい。
・山岸昇司氏
 バランスが取れているデザイン。真珠の柔らかさと、イルカのメタリックな流れるラインが胸元からネックラインまでの柔らかさが続いていって、横浜の温かさをイメージさせるいい雰囲気を出したデザイン。


 横浜市経済観光局長賞賞
○作品部門
タイトル fairy story
製  作 伊東 つかさ


  おとぎ話に出てくる妖精が身につけているイメージで製作しました。白・きいろ・ピンク・水色で、全体的に淡く仕上げ、チョーカー、ブレスレットの中心は緑にし、森の中から花や光があふれ出してくるようにしました。


【作品評】
・高家達朗氏
 審査員特別賞の作品と並べると落ち着いてシンプル。バランスも取れていて素材も柔らかく、身につけやすそうないいデザインだと思った。

○デザイン画部門
タイトル ガス燈の光
製  作 清水 悠理


  馬車道にガス燈が設置、点灯されたのは1872年の事だったそうです。当時、「キリシタンの魔法」と言われ、人々を驚かせたガス燈。夜の闇を煌々と照らすその光をイメージしました。

【作品評】
・高家達朗氏
 馬車道のガス燈をモチーフにして、シンプルだけど奥行きのある飽きの来ない、ある意味若々しいデザインじゃないかと思った。
・田中義治氏
 品物としては作れるが、デザイン画としてはもうちょっと枠とのバランスを考えて書けばもっとよかったのじゃないかと思う。


 奨励賞
タイトル 港
製  作 寺田 くるみ


  私は横浜と言ったら港が印象的だったので、そのことをイメージしながらデザインをしました。‘seagull’だったら海を、‘anchor’だったら船を、‘cross’は外国人墓地を、‘ship’は帆船日本丸をイメージしました。横浜はペリーが来航し、アイスクリーム、街灯、セルロイドの人形など、近代に向けて様々なものが流行した土地でもあるので、ハイカラさも大切にしました。

【作品評】
・山岸昇司氏
 横浜というテーマで、4つのアイテムを若者らしい発想でまとめている。ジュエリーというよりアクセサリーとして気軽に使えて、かつ横浜をイメージできる。若々しさを感じる。


 佳作
作品部門 デザイン画部門
タイトル 製作 タイトル 製作
花蝶風月 清水 祥仁 King・Queen・Jack 佐藤 寛子
歴史と希望 清水 祥仁 獅子My 中島 知宏
月夜がえると雪花うさぎ 久保田 陽子 海のベイブリッジ 菊田 瑛美里


 総評

・畠山滋氏
 技術的なことも含め、グレードがあがっている。そのなかでとくに皆さんの作品のなかにものづくりの心とがひとつひとつに込められている。ものをつくるということはただ作ればいいというだけではなく、作品として一つの心がこもっているものが見えて、大変すばらしい作品であったという風に思った。
・高家達朗氏
 普段のデスクワークから離れ、すばらしい作品をたくさん見る事が出来て少し感性を磨くことができたかなと思う。技術的な事は全くわからないが、素人なりに全体のバランスやデザインなどを見て感じた所を中心に審査させて頂いた。横浜というテーマを前面に出すだけではなく、自分の主張をうまく作品の中にいれ、調和がとれている作品がいいのかなと思う。
・大場よう子氏
 グランプリはちょっと意外だった。もっとインパクトの強いものが選ばれるかと思っていた。どちらかというと今の時代を反映してかやさしいもの、安らぎのあるものが選ばれたのかと思う。やはりそのときそのときの時代を反映して作る側も選ぶ側も変わってくるかなと思う。
・岡部友子氏
 横浜というテーマにそって個性的な、通常ではあまり人目に当たらないちょっと変わったモチーフを取り入れた作品が多くなっている。年々おもしろい見ごたえのあるもの、いろいろと考えさせられる作品が増えてきて、非常に面白いコンテストになっている。来年はもっとたくさんの数があると楽しいかなと思う。いろいろな方に出して欲しい。
・岡野夏湖氏
 年々大きい作品が沢山出てきて、ジュエリー・アクセサリー・アートみたいな感じに素材の選び方などで学生の感性が年々あがってきている。横浜という土地柄もあると思うが、かなり上品な作品もいくつかあって、それぞれバランスが取れているところが横浜で開催される意味があると受け止める。高校生がもっと出して欲しい。
・山岸昇司氏
 今年のあるコンテストの大賞は紙でできたリングだった。そういった着想性に持っていくのか、実用性の方向で持っていくのか色々と選択肢があると思う。大きい作品は、ディスプレイ、見せ方も考えると審査する方も選択肢が広がってくるかなと思う。
・田中義治氏
 第3回になっていろいろな素材も出てきて、審査する方も素材が何だかわからない物も出てきて面白かった。
・八木哲雄氏
 今年の作品は見ていて単純にみんなすごいなと感じた。特にアクセサリー的な作品が秀でてきている。これからジュエリーよりアクセサリーを重要視する時代になるんだなと特に感じた。今後、そういう形のものがどんどん日の目を浴びていくだろうと思う。これからも楽しいコンテストになりそうだ。



横浜市技能文化会館賞はこちら

11月21日まで応募作品を展示しています。
ぜひ横浜市技能文化会館1階匠プラザまでお越しください!




戻る


Copyright © 2006-2010 FANCL HOME LIFE Co.,Ltd. All rights reserved.