公開日 2018/08/09
夏の恒例「そば打ち教室」を開催しました。
講師は日本そば打ち名人会の先生方。いつも元気良く、明るい雰囲気が魅力的な講座です。
今回はスタッフも体験させていただきました。
まずはそば粉に水を注いでまとめます。
今日は先生が計ってくださいましたが、そば職人さんは手の感触で水の量を調整なさるとか。
ちょうど良い水分量のそばは、もちっと吸い付くような触り心地で気持ち良いです。
次はそばを延ばす作業。そば打ちといえばこれ、という光景です。
猫の手(軽くグーに握る)にして棒に当て、押し付けずコロコロと転がします。
ある程度の大きさになったら、そばを棒に巻きつけ、トントントンと打ちつけます。
これが本当に難しく、押し付けて伸ばそうとすると麺が切れてしまいますし、
気を使いすぎても伸びなくてダメ。
棒もすぐに手から離れて転がっていってしまいます。
厚みにもバラつきがあったため、先生に直してもらいました。
最後は切る作業です。専用の包丁を使います。重さは600g~1kgになるものも!
ずっしりと重いのですが、右手だけに集中は出来ません。
左手はこま板を押さえます。このこま板に包丁を当てることで、そばを均等に切ることができます。
そば打ちには木鉢3年、延し3ヶ月、包丁3日という言葉があるそうです。
一人前になるまでの時間です。木鉢はそばに水をいれる作業のことです。
それにしても包丁3日というのは本当でしょうか?
重たい包丁を支えながら、こま板を押さえ、細く細く・・・指がつりそうでした。
とはいえ、先生方の指導の下、うどんのような太さのそばは、無事に細く長いそばになりました。
そば打ちはスピード勝負ということで、1時間ほどの体験時間でした。
めまぐるしくも楽しい体験となりました。
来年の開講が楽しみです。
平成30年8月4日開講