技能職紹介 「写真館」

ステキな家族を応援する 写真館

写真館ってどんなしごと?

写真館

写真館などのスタジオで記念写真やポートレート、証明写真を撮るのが仕事です。
入学式、卒業式、成人式、結婚式など人生の節目のイベントに大切な子供の成長や家族の記録として記念写真を撮影します。学校の行事や式典、イベントなどへの出張撮影も行っています。
ポーズや撮影場所を提案したり、被写体の表情や個性をひきだすために雰囲気作りをおこなうのも重要な仕事です。

 

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写真館ってどんなところ?

今回取材させていただいたのは横浜で112年の歴史を持つ老舗写真館「松島写真館」さんです。家族写真だけでなく入学、卒業写真や成人式、証明写真など様々な写真を撮影しています。
写真館とはいったいどのようなところなのでしょうか?

写真館 外観
外観

写真館 室内
室内。写真館で撮影された様々な写真を展示しています。

写真館 スタジオ
こちらが写真()撮影(するスタジオです。修学()旅行()撮影()など()撮影()する()もあります。

写真館 松島さん
写真館4代目の松島敏章さんです。

 

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写真館の技

写真館 背景紙1写真館 背景紙2写真館 背景紙3
背景紙が自動でおりてきます。スタジオではお客さんの用途に合わせて様々な背景紙が用意されています。写真に合った雰囲気作りも大切な仕事の一つです。

写真館 照明1写真館 照明2
照明だけでもメインライト、フロントライトや背景を照らすライトなど様々な種類があります。
撮影では光の読み方が一番大事だといいます。光の当たり具合、見え方を理解できるようになるまでに時間がかかるそうです。

写真館 移動できるカメラ
カメラは撮影時、移動できるようになっています。

 

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写真館の道具

写真館 普段撮影に使うカメラと証明写真用カメラ
普段撮影に使うカメラ(右)と証明写真用カメラ(左)。

写真館 モニター
証明写真撮影時にはこちらのモニターで写りぐあいを確認できます。

写真館 ストロボ
ストロボ。普段は柔らかい光ですが撮影時に強い光を放ちます。フラッシュのことです。

写真館 レフ版
レフ板。光を被写体に反射させます。

写真館 様々な種類のカメラ
撮影用カメラ。様々な種類があります。

写真館 おもちゃ
赤ちゃんなどを撮影する際に豊かな表情を引き出すためにかわいいおもちゃを使うこともあります。

写真館 カメラ用バッグ写真館 折り畳み式のレフ版
外で撮影する場合、道具を専用のバッグに入れて行きます。広げると大きくなる折りたたみ式のレフ板も入っています。
学校の遠足や運動会といったイベントに撮影に出かけることもあるので、写真館を利用したことのない人でもすでに撮影してもらった事があるかもしれませんよ。

 

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写真館の歴史

日本の写真の歴史は古く1861年に江戸で鵜飼玉川(うかいぎょくせん)さんが写真館を開業しました。1862年には長崎で上野彦馬(うえのひこま)さんが上野撮影局を開業、そして同年、下岡蓮杖(しもおかれんじょう)さんが横浜の野毛と弁天通で写真館を開業しました。それらが日本における最初期の営業写真館のはじまりといわれています。

昔のカメラは巨大で壊れやすいものだったため今のように遠くまで持ち運ぶことが容易ではありませんでした。そのため自店にスタジオを用意して撮影、現像、プリントまで行えるという事がどうしても必要だったのです。それが現在の写真館になりました。

当初、写真を撮ると寿命が縮むという理由で日本人には受けが悪かった写真業ですが時代の流れと共に徐々に浸透し現代の写真文化が形成されました。

 

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写真館の魅力
プロのカメラマンさんに仕事の面白さを聞きました!

★松島写真館 松島敏章さん

仕事の魅力は、まずなんといっても創作する楽しみがあります。作る、表現するっていうことは写真に限らないですが、やはり楽しいと思います。
そして何よりお客さんが喜んでくれることに魅力を感じますね。この仕事は直接お客さんにお会いして、撮影し、お客さんに写真をお渡しするのでお客さんの喜びがダイレクトに私たちに伝わります。
写真館に来たお客さんの楽しさや嬉しさをいかに表現できるかが腕のみせどころなんですよ。

写真館 松島写真館 松島敏章さん

 

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写真館をやるには?

写真系の専門学校や芸術大学等の写真学科で学び、その後、写真スタジオや写真館でアシスタントとして働いたりします。
しっかりとした写真技術の基礎を身に付けることが何より大事ですが、最近では撮影機材がデジタル化しているので、それらの知識の習得も必要です。
また撮影した画像をパソコンに取り込んで加工したりするため、Photoshop(フォトショップ)の知識も求められる事が増えています。

さらに大切な事としてその人ならではの芸術的なセンス、独自の感性を磨くことも忘れてはいけないといいます。

 

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