公開日 2017/02/20
和竿師である早坂良行マイスターを
お招きしました。
講座は早坂マイスターの釣りの話から
始まりました。
参加された方は釣りをする方とそうでない方といらっしゃいましたが、横浜竿を持ちながら、
魚と竿の相性など、釣りをしている光景が目が浮かぶお話っぷりに、
すっかり引き込まれてしまいました。
材料探しのご苦労もさることながら、
2年経て初めて竿に作っていくことが
できるそうです。
竹をまっすぐにし、外も中も削っていく、
糸を巻いていく、漆を塗っていく、鯨のひげ(なんと口の中にあるそうです!)は先端の部分ですが、こちらもまっすぐ、細く削っていく。
書き連ねると単純ですが、方で製造するものは一切なく、すべて手仕事で行います。
長きに渡る感性と正確な手仕事の横浜竿は
本当に美しい姿でした。
最後に横浜竿で釣りを楽しんだ後のお手入れ方法をお話いただき、講座は終了しました。
皆さんすっかり横浜竿に魅了され、そのうちのお一人が早坂マイスターの工房での
和竿づくり教室に「おれ、やりたいっす」と申し込まれていました。
平成29年2月12日開講