公開日 2013/04/10
『「育つ」は「巣立つ」』
不思議な夢を見ました。
ずいぶん前に他界されて以来、
思い出すこともなく忘れていた
新入社員時代の直属の上司が
夢の中に現れました。
偶然にも夢を見たその日は、
28年前に配属された日と同じ
4月1日の月曜日だったのも驚きでした。
上司の口癖は
「何処へ行っても通用する人間になれ」
「自分を高め磨くことを忘れるな」
「給料はサラリーでなく自分の価値への対価だ」
でした。
組織内であっても個人で生きていくことの大切さを
常に説き、実践していた方でした。
そんな上司がかっこよくて、大好きで、
皆が尊敬していました。
私のビジネスマンとしてのベースは、
彼が創ってくれました。
元々、私は洋服職人の息子でしたが、
一人親方の家業に嫌気がさし、跡を継がずに進学。
組織で生きることを選択しました。
今になって思えば、そんな私が彼の部下になり、
個人で生きていくことの大切さを説かれたのは、
不思議なご縁としか言いようがありません。
以来私は、組織の中で偉くなるより、
世の中に通用する自分の価値は何か?を
常に追い求めてきたように思います。
ビジネスの職人のように。
上司が亡くなる1か月ほど前、見舞いに行った時の事。
私をまじまじと見ながら、
「お前は俺が育てたんだよな~」と、
絞り出すような声でしたが、
満足気にかけていただいた言葉が今でも忘れません。
そうです、私は貴方に育てられたからこそ、
今、ここにいるのです。
“育つ”という言葉は、“巣立つ”とも言い
ひとり立ちできるまで助け導く、意味があるそうです。
夢に現れた上司は、もしかすると、
「ひとり立ちするまで目を離すなよ」との
メッセージだったのか、、、
4月1日は、
過去と未来が行き来する日かも知れません。
「Nさん。分かりました。貴方と同じように、
ひとり立ちするまで助け導きます!」
皆さま、当館スタッフの「育つ」にご期待ください。
平成25年 清明
― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ―
館長メッセージが掲載されている
メールマガジン『技文便り』の【登録はこちら】
不思議な夢を見ました。
ずいぶん前に他界されて以来、
思い出すこともなく忘れていた
新入社員時代の直属の上司が
夢の中に現れました。
偶然にも夢を見たその日は、
28年前に配属された日と同じ
4月1日の月曜日だったのも驚きでした。
上司の口癖は
「何処へ行っても通用する人間になれ」
「自分を高め磨くことを忘れるな」
「給料はサラリーでなく自分の価値への対価だ」
でした。
組織内であっても個人で生きていくことの大切さを
常に説き、実践していた方でした。
そんな上司がかっこよくて、大好きで、
皆が尊敬していました。
私のビジネスマンとしてのベースは、
彼が創ってくれました。
元々、私は洋服職人の息子でしたが、
一人親方の家業に嫌気がさし、跡を継がずに進学。
組織で生きることを選択しました。
今になって思えば、そんな私が彼の部下になり、
個人で生きていくことの大切さを説かれたのは、
不思議なご縁としか言いようがありません。
以来私は、組織の中で偉くなるより、
世の中に通用する自分の価値は何か?を
常に追い求めてきたように思います。
ビジネスの職人のように。
上司が亡くなる1か月ほど前、見舞いに行った時の事。
私をまじまじと見ながら、
「お前は俺が育てたんだよな~」と、
絞り出すような声でしたが、
満足気にかけていただいた言葉が今でも忘れません。
そうです、私は貴方に育てられたからこそ、
今、ここにいるのです。
“育つ”という言葉は、“巣立つ”とも言い
ひとり立ちできるまで助け導く、意味があるそうです。
夢に現れた上司は、もしかすると、
「ひとり立ちするまで目を離すなよ」との
メッセージだったのか、、、
4月1日は、
過去と未来が行き来する日かも知れません。
「Nさん。分かりました。貴方と同じように、
ひとり立ちするまで助け導きます!」
皆さま、当館スタッフの「育つ」にご期待ください。
平成25年 清明
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