□■□技文便り□■□”Vol.33”館長より 2013/11/10

公開日 2013/11/10

『「氣」持ちの力』

市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

楽天が日本一になりましたね。
復興途中にある地域の方々にも大きなエールに
なりました。
私は、どちらのファンでもありませんが、
一日本人として「元気をありがとう」と
言いたくなりました。

震災直後の2011/4/29、プロ野球開幕戦。
挨拶に立ったキャプテンの嶋選手は、
「僕たちは何のために戦うのか?」と自問し、
「誰かのために戦う者は強い」ことに気づきました。
そして、
「(この難局を一緒に)勝ち抜きましょう」
「乗り越えたその先は、強い自分と明るい未来がある」
「見せましょう。東北の底力を!」と宣言します。

楽天は、震災以降、チームの勝利が復興支援、
という「気」持ちを一つにしてここまできました。

大黒柱である田中投手は自分のグローブに
「気」の元々の漢字である「氣」をいう文字を
刺繍で縫い付けています。

日本一のチームは「氣」持ちを大切にしていることが
見て取れます。

 被災された方への癒しの「氣」持ちを忘れない
 チームで「氣」持ちを一つに戦う
 結果はともかく「氣」持ちで負けない

その結果、下馬評を覆す成果を残します。

楽天の原動力となった「氣」持ち。
それは、目に見えませんが、
その後のインタビューやニュースなどを通じ、
想いは伝わってきます。

目には見えないけれど、確かにある「氣」持ち。
前に進む、勝ち進む、明るい未来を創る
底力になる「氣」持ち。

それは、
「自分ではない誰かのため」の「氣」持ちでは?
そんなことを感じました。

私たちも、ご利用者のための「氣」持ちを
大切にしたいと思いました。

平成25年 立冬

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