□■□技文便り□■□”Vol.38”館長より 2014/1/25

公開日 2014/01/25

『運鈍根(うんどんこん)(その2)』

市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

成功するには、「幸運(運気)」と「根気」に加え
「鈍い」くらいの粘り強さが必要という意味で、
成功哲学の3要素と言える言葉です。

前号では、「運」について言及しました。
「根」とは、「継続は力なり」との格言通り、
何事も根気よく続けることが大事です。

しかし、「鈍い」ことには一瞬、違和感を感じます。
時代の変化に敏感になり、変化に合わせる方が
成功に近い気がします。

しかし、この格言を使う方のコメントを調べていると
「鈍」こそが一番大切のように感じます。

・頭が良すぎて才走った人
・頭が良くて利口で賢い人

は成功できない、と言われています。

「鈍」とは、つまり愚直です。
・愚直とは、愚かなほどに正直なこと
・鈍(にぶ)いくらいの粘り強さで愚直に取組むこと
・周囲から愚かに見られるほど、自分の信念に忠実に行動すること

「鈍」を支える力は「自分の信念を信じる力」と言えます。

賢さは、他人が判断します。
しかし、「自分の信念を信じる力」は、時に、
他人には「愚か」であり、「鈍い」と映ります。

「運鈍根」
成功の鍵の全ては、外(の出来事)でなく内(自分)にある。
今回、気づいたことです。

『私はいつも「運・鈍・根」を唱え続けてきた。
 運は鈍でなければつかめない。利口ぶってチョコマカすると
 運は逃げてしまう。 鈍を守るには根がなければならぬ。』
             古河市兵衛(古河財閥創始者)

皆さんは、どうお感じになられますか?

平成26年 大寒

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