□■□技文便り□■□”Vol.40”館長より 2014/2/25

公開日 2014/02/25

『らしさ』

市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

ソチオリンピックが閉会しましたね。
活躍した選手の一方で、まさかの事態と結果。
スポーツは、結果が全てなだけに、
悲喜こもごものドラマが生まれました。

数年前から、スポーツを観る視点を変えました。
もちろん、「がんばって!」と素直に応援しますが、
結果は時に非情です。

この瞬間のために準備を積み重ねてきた
選手の気持ちを思うと、
試合後の選手のインタビューが気になります。

「メダルは取れなかったんですけど、
 すがすがしい気持ちです」

女子モーグルで、またもやメダルに届かず
4位になった上村選手のコメントです。

「なんで、こう一段一段なんだろう」
前回オリンピックのコメントに比べ、
技術的にも人間的にも成長した上村選手。
最高の舞台で、自分の納得できる
最高の滑りができた、充実感。

「こんな気持ちで滑りたかった」に、
すがすがしさと心地よい涙が伝わってきます。

感動をありがとう。

観ていた私は、
心から感謝せずにはいられませんでした。

結果より“らしさ”。

結果が問われる厳しい世界だからこそ、
自分らしくチャレンジする姿勢を
彼女から学びました。

私たちも、
“技文らしさ”にこだわっていきたいと思います。
私たちの“らしさ”を、どうぞご利用ください。

平成26年 雨水

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