□■□技文便り□■□”Vol.41”館長より 2014/3/10

公開日 2014/03/10

『いのちに向き合う』

市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

数年前から、3月を命に向き合う月と決めています。

このメルマガが発信される10日は、
69年前に東京大空襲のあった日です。
10万人以上の方がお亡くなりになられました。

翌11日は、東日本大震災の日です。
生涯忘れることのない大参事でした。
3年前の記憶が蘇ります。

3月は、私が2度の入院を経験した月でもあります。
大空襲のあった日、大震災のあった日、
いずれも病院のベッドに横たわっていた私は、
助けていただいた多くの支援者の方々と
自らが生きているその奇跡に
感謝せざるを得ませんでした。

以来、3月は命に向き合う月と決めています。

命に向き合うとは、生かされている奇跡に
感謝することに他ありません。

また、生かされた命だからこそ、
「今」「ココ」に存在する意味を問い直し、
自らの天命について省みるようにしています。

実は、私の中にあるそのひとつが、
“感動したい”と、いう思いです。
それが、
当館運営のキャッチフレーズである
「行政サービスに驚きと感動を。そして愛着を」
につながります。

命に向き合い、自分に向き合うと、
環境の変化や多忙な毎日で見失いがちな
原点が見えてきます。

命に向き合うとは、
原点を再認識することかもしれません。

季節は、啓蟄。
大地が温まり冬眠していた虫が穴から出てくる頃です。

春の訪れと共に、
原点を大切に動き回りたいと思います。

平成26年 啓蟄

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