◆新しいショーウィンドウでお出迎え♪◆

公開日 2015/05/11

冒頭の館長メッセージにもありますが、
会館では、正面入口のショーウィンドウを模様替えし、 新しいディスプレイでお客様をお迎えしています。

開港前の横浜は、僅か数十世帯ほどの静かな村でした。
近代化へ向けた歩みの中で、
職人たちは創意工夫を重ね、新しい試みを繰り返し、
外来文化と日本の文化を融合させた港町横浜の創造に尽力しました。

1階『匠プラザ』には、職人さんからお預かりした貴重な道具が沢山あります。
ノミひとつ、カンナひとつにも、
その道具が見てきた時代があり、景色があり、握った職人の思いがあります。

汗と思いの染み込んだ道具達を受付で毎日見ていると 一人でも多くの人に、知ってほしい、見てほしい、 伝わってほしいと言う思いが強くなります。

居ながらにして手に入る情報が溢れる昨今ですが、 ナマのものからリアルに伝わる感覚は、何にも勝るものがあります。

匠プラザに、一人でも多くの方に足を運んでいただきたい。 使われなくなった道具にもう一度スポットをあて、 今もその中に流れる静かな情熱を感じていただきたい。 そのような思いを込めて作成したウィンドウです。

開港以来、大きな時代の流れを支えた、古びた小さな道具に 其々がもつ歴史や思いを感じてみて下さい。

『匠プラザ』では常設の道具展示以外にも、 ショーウィンドウに関連した特設展示も行っております。 また、シーズンごとにウィンドウも変化させ、 新たな道具にスポットをあてていく予定です。

いつもご利用のお客様にも
一度も会館に入ったことのなかった方にも
入ってみたい、また来てみたい
そう思っていただけるよう、
今後も取り組んで参ります。