公開日 2016/05/12
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作品は組子細工の行灯です。
田中さんは、建具製作の職人として受け継がれてきた建具作りの基本技術に加え、住宅など現場の状況に合わせて技法を組み合わせて高品質な作品を提供してきました。
また、組子に用いる材料を正確に加工し、様々な模様を組み合わせた組子作りを得意とされ、三面鏡化粧台に組子を取り入れたり球体の行燈を作成するなど、工夫を凝らした独創的なデザインの作品製作を手掛けてきました。
組子の割り出しを行う花形鉋(かんな)は、製作する模様に合わせて加工する必要があり、数多くの花形鉋(かんな)を自身で調整し、改良されてきました。その組子の技術を使って作られたのがこちらの組子行灯です。
実際の展示は明かりをつけていませんが点灯時の写真も展示しております。
会館にお越しの際はぜひ匠プラザにお立ち寄り下さい。