公開日 2016/12/03
「和菓子づくり」の講座を開催いたしました。
講師をお願いしたのは『磯子風月堂』さん。
創業昭和13年の老舗の和菓子やさんです。
講師は女性現役和菓子職人!
ご家族で和菓子屋さんを営んでいて、
奥様のほうが和菓子の形成を、ご主人様が餡などを作るそうです。
今回はスタッフも体験し、「八重菊」と
「鋏菊(はさみぎく)」を作りました。
まずは、講師の和菓子形成の実演を見ます。
「あれ、もう完成?簡単。」と少し拍子抜け。
では実践、と調理台に戻り、餡を扱い始めると
これが上手くいかないのです。
和菓子は「見た目が美しく、ほっこりとした
優しい趣き」なはずなのに、素人の作品というのがあからさまで気に入らない。
プロではない良いところは、やり直しが出来ることです。
気を取り直して、もう一度つぶして一から形を作ります。
先ほどのよりはましな気がする・・・
まだ納得していないけれど、仕上げに入り、中央に黄色い餡をのせます。
すると、とたんにお花の愛らしさが出て嬉しくなりました。
ご参加されたみなさまも、完成した自分なりの「八重菊」に
愛着を感じているようでした。
部屋を見渡すと、どれも表情が異なる「八重菊」が咲き、何とも美しい!
「八重菊」を2つ完成させ、次は「鋏菊(はさみぎく)」を作ります。
さきほどよりさらに難しいのですが、「八重菊」で扱いの難しさは経験済みなので
より集中してきれいに仕上げていきます。
講座は、ご自身で作った和菓子を「もったいない!」と言いながらいただいて終了です。
面白くて、もっと作ってみたかったと感じた方も多かったのではないでしょうか。
ぜひ、今後も「和菓子づくり教室」を続けていきたいと思いますので
次回を楽しみにしていてください。