公開日 2017/07/14
川本屋さんのお茶サロンを開講しました。
川本屋さんは明治創業、多くの災害をのりこえ、現在も伊勢崎モールにお店を構えています。
講師はその5代目、川井善和氏です。
今回は「新茶の会」と銘打ったとおり、
♪夏も近づく八十八夜♪ の「一番茶」といわれる新茶をいただきました。
先生が教えてくれたお茶をおいしく淹れるポイントは3つ。
「抽出時間」「温度」そして「最後の一滴」です。
「最後の一滴」は聞きなれない言葉です。
お茶を注いでいると、次第に中身がなくなり、口からポタポタ・・・と垂れるようになります。
ここで注ぐのをやめずに、急須を勢いよく振り下ろす!そうするとまだまだお茶が出てきます。
これこそが「最後の一滴」。うまみ成分であるテアニンをたっぷりと含んだおいしさの秘訣です。
先生が淹れてくれたお茶を試飲した後は、皆さんで実践。
おそるおそるといった様子で急須を振っていました。
「いつもと味が違う」「こんな風に淹れたの初めて」と口々におっしゃっていました。
ほかにも、静岡が生産地No1になった理由や、
お茶の葉農家さんや加工する職人さんのお話など、解説は多岐にわたりました。
今回参加された方は、みなさん日ごろからお茶を飲んでいる方ばかりでしたが、
プロの知識はやっぱり違います。
いつも飲んでいるからこそ、知識が増えると楽しくて、より美味しく淹れたくなります。
これからのお茶の時間が楽しみになる講座でした。
平成29年6月28日開講