公開日 2018/10/22
平成30年度横浜マイスター称号授与式にお邪魔させていただきました。
今年は、美容師・着付けの世界から、
中区で美容室を営んでおられる中田眞知子さんが選ばれました。
中田さんは婚礼衣装の着付けを得意とされ、
花嫁支度の全工程をお一人で行うことができます。
ご自身の美容院では結婚式・成人式・七五三の着付けをされ、
市民にも親しまれている方です。
また、美容学校で後進育成も努められています。
中田さんのご挨拶の中で、以下の言葉が印象的でしたので、紹介します。
「民族衣装を着るための学校があるのは世界中で一つ、日本だけです。
私は着付けが世界文化遺産になればいいと思っています。
美容学校では、もし勤めた先で自分しか着付けができない場合、
第一礼装を、一番大事な場所へ出て行くための服を、
自分が手がけるということを考えて欲しいと教えています。」
着物は日本を代表する文化ですが、
「着付け」をそのように考えたことがなかったので、目からうろこでした。
若手技能者の育成をするとともに、
人から求められる技術を身につけたい、と熱心なご様子でした。