【ハマの職人 第8号】 ~この横浜に継承したい技の話~

公開日 2018/11/09

<洋裁師>山本美恵子先生、渡辺美智恵先生、丸小野和子先生

お写真左から、渡辺先生、石塚先生、山本先生、砂山先生、丸小野先生。

 <神奈川県洋装組合連合会について>          

神奈川県洋装組合連合会は昭和38年(1963年)に創立、      

平成25年(2013年)に50周年を迎えました。        

平成8年(1996年)に横浜市技能職育成団体に選定され、           

平成20年(2008年)には厚生労働大臣技能振興優良団体として表彰されています。

洋装技術の向上や経営基盤の強化にますます力を入れ、実技講習会・国家技能検定・認定教室合同修了式などを開催し、

高度なものづくり団体として技能習得・意欲の高揚を図り、技能向上の推進、人材育成を行っています。          

<職人としごと>             

以前は注文服が多かったのですが、最近は洋裁教室が中心となっています。          

既製品の服ではものたりず、個性をいかしたい、自分なりのものを作りたいという希望が多いです。          

横浜市技能文化会館では、毎月洋裁の講座「洋裁クラブ」を開催しています。   

洋裁初心者から経験者までものづくりの時間を愉しんでいます。     

洋裁師になったキッカケを伺うと皆さん同じく、「女性も手に職」「自立」という時代背景で、             

女性の職業の選択肢として食か衣ならば、断然!ファッションに興味があるので衣服の道!だったそうです。 

〈一言で職人とは〉

「商品になるお金になるものをつくる人」

「身につけたとき、動いたときに美しく見える服をつくること」

着心地(機能)を伴ってこそデザインであり、『美しい服をつくる』ことが【職人】です。

洋裁の難しさは、流行などを敏感に取り入れ、時代のニーズに合わせて、柔軟に取り組んでいく事です。      

また、後進育成に最も力をいれています。そのため、組合では多くの人に技能検定の指導と講習会を行い   

国家検定の合格者を多数出しています。 

〈洋裁教室のやりがい〉

ある生徒さんは、市販のズボンが体型にあわず着心地がいまいち。   

どうしても気に入らないと洋裁教室で学び、自分に合ったズボンをつくりました。          

その結果、出来上がった作品は座っても皺になりにくく、立ち姿も綺麗で          

美しい仕上がりになったと、キラキラと喜びを伝えくれます。             

色々と大変だけれども、生徒さんから作品完成を嬉しそうに伝えられた時は、やりがいを感じます。 

  

〈洋服とは〉     

人が生まれて初めて身につける『産着』 。

民族衣装を紹介する書籍には、『衣は身を守るものでとても大切です』という言葉もあります。    

洋服は、衣として大切な役割はもちろんのこと、      

技能を活かした『美しい服』は、人の印象にも大きく影響を与えます。              

「洋服は大事よね」とみなさんが笑顔でおっしゃいました。   

確かにそうです。着ていて美しい服を意識して洋服選びをしたいと思いました。             

先生方、取材にご協力をくださり、ありがとうございました。