□■□技文便り□■□”Vol.128”館長より 2020/10/12

公開日 2020/10/12

◆◇館長より◆◇

季節は寒露となり、「寒」という文字が入ってきました。
肌寒くなる日もあり、秋の深まりを感じます。
特に澄んだ空気の中、キンモクセイが香ってくると
夏が確実に終わり、秋が一気に深まり、
今年の終わりまでを想像するようになります。

さて、ご利用再開をした6月から4か月が過ぎ
9月のひと月は、多くの方にご利用いただきました。
私どもが主催したイベント「手づくり市」にも足を運んでいただき
久しぶりに「技文が多くの方々が集まる場」であることを
実感できたひと月となりました。

例年、10月から11月にかけては、会館内外で
「よこはま技能まつり」「横浜マイスターまつり」「馬車道まつり」が
開催されてきましたが、残念ながら今年は中止です。
振り返りますと、「技能まつり」では技能文化会館としてテントを借り、
「ぜんざい」や「おでん」を前日から仕込み、当日朝から現地で販売していました。
「横浜マイスターまつり」では、前日当日の搬入のお手伝いをしたり
当日はマイスターの技の披露や「食」を楽しみにしていました。
「馬車道まつり」では、知人にバッタリ遭遇し、「山口さん、ここで何してるの?」
と驚かれることもしばしばあり、商店街の皆様とも楽しいひと時をご一緒できました。
実り多いこの季節、来年は開催出来ることを期待したいですね。

今月からは、貸室の定員数を増員しました。
従来の定員数ではありませんが、利用しやすい定員数となっていると思います。
また、21日以降はWifiを増設し、7階、8階でもご利用いただける予定です。
活動しやすい季節のお集まりを、技文でお愉しみいただければ幸いです。

来月は早くも立冬となり、冬のはじまりです。
暑いと言っていたマスクが暖かく感じられるようになりますね。
暮れていく秋の日々、ご自愛のうえ好き時をお過ごしください。

令和2年 寒露 山口亜紀