□■□gibun通信□■□”Vol.14”副館長より 2021/11/15

公開日 2021/11/15

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

横浜のイメージのアイコンの一つとしてよく使われる『ガス灯』。
当会館にもガス灯をイメージしたであろう照明があります。

その照明には「横浜の技能職・その世界」とあり、
匠プラザの入り口を飾るオブジェとして左右に設置されています。

本物のガス灯が横浜に初めて作られたのは1872年。
ランプの部分は日本の職人が作ったとのことで、様々な職人技術が使われています。
大部分が金属なので鋳物や板金、ひょっとしたら細かい部分は飾職人の技術。
当然ガラス部分はガラス職人が関わっていたことでしょう。
ガス灯という西洋の技術を実現するのに、日本の職人は大変な努力をしたことと思います。

安全性や手入れの煩雑さから次第にガス灯は廃れていきました。
やはり現実問題、屋内で炎を明かりにするのは怖いですね。
もちろん当会館のガス灯には電球がつけられていますのでご安心を。

大木佑介