公開日 2022/05/31
今年も「梅しごと」の季節がやってまいりました!
講師は料理研究家であり、「杉田梅」の普及活動もしておられる市原先生です。
5月28日(土)は青梅をつかって梅酒と梅味噌、梅ジュースの仕込みを行いました。
使用している梅はもちろん「杉田梅」。現在の横浜市磯子区を原産とする品種です。
今年は梅が不作だったとのことですが、先生自ら農家さんに赴き収穫されたとのこと。
梅酒を作る際の比率は梅1:氷砂糖1:酒1と言われるそうですが、
先生は「私は梅が大好きだから、梅リッチなの!」と通常の1.5倍の梅を入れた
レシピを紹介してくださいました。
講座の合間に、梅味噌のおいしい食べ方や、
ウォッカ・ジン・ワインを使用した梅酒など、
試したくなるお話をたくさんしていただきました。
生徒のみなさんもメモを書いたり動画を撮ったりと、とても熱心な様子でした。
ところで市原先生は、杉田梅の普及活動をしていると紹介しました。
講座の最初に、先生は「杉田」という梅の品種の紹介と、
その歴史について解説してくださいました。
かつて横浜には広大な梅林があったこと。長い歴史の中で焼失してしまったこと。
そして現在にわずかに残った「杉田」を横浜に戻したいこと。
「おいしいのは大前提として、どんな由来があるのか知ってほしい」
と先生はおっしゃいます。
土地や農家さんの関係で、横浜に梅林はもう作れない。
でも杉田に行くとあちらこちらに梅が植わっている町にしたい。
50年後くらいかな?とニコニコと笑って話してくださいました。
「おいしい」以上のたくさんの魅力が『梅しごと教室』の人気の秘訣です。
和気あいあいと梅しごとをした後は、みなさんニコニコの笑顔でお帰りになりました。
次の梅しごとは完熟梅!またレポートをお届けします。
市原由貴子先生のHPはこちら