公開日 2023/05/30
4月から始まりました浴衣づくりの教室、毎回ワイワイとにぎやかに開講しています。
先日、折り返し地点の5回目を終えました。
すでに皆さん身頃はつけまして、襟つけの段階に入られました。
和裁では「くけ」という技術が多く使われます。
布地を折って、表から縫い目が見えないように縫うことです。
つまり手元、というか針が見えない状態で縫い進めていくことになります。
和裁はまっすぐ切って、まっすぐ縫うだけと思っていましたが、とんでもない!
やること・考えることが次から次へと出てきて、
ほんの少し見学しただけでも目が回りそうでした。
印付け一つをとっても、チャコペンで、折り目をつけて、
和裁用のヘラを使ってと、用途に合わせて様々な方法を取ります。
途中、先生がお手本を見せてくださいました。
スルスルスルと、まるで布を滑らせているように見えます。
それくらい早くて、針の運びに迷いがないのです。
実際は、反物は木綿や麻ですから、厚みもありしっかりとしています。
ですが先生が縫い始めると、とてもそうは思えません。
もしかして簡単なんじゃ?と錯覚してしまうほどでした。
プロの和裁士さんの技術にすっかり感激したところで、今回は終了。
だいぶ浴衣の形になってきました。
次回は、浴衣が完成したころにレポートしたいと思います。