公開日 2023/07/15
毎回大好評!
食肉加工の中山マイスターによる、ソーセージ作りの講座を今年も開催しました。
『横浜マイスター』は横浜市が選定した優れた技能職者のことです。
マイスターに推薦されたのも市民の声からということで、
ご本人の人柄もあり、町に愛された職人さんです。
今回も中山マイスターとアシスタントの中村さんにご指導いただきます。
「ボロナソーセージ」は会館初のメニューです。
好きな厚さにカットして食べるために、太く大きく作るのが特徴です。
使用するお肉は一人500g!それを半分に分けて、250gのソーセージを2本作ります。
250gのソーセージと言えばボリュームが伝わるでしょうか?
まずはひき肉をさらに細かくするため、マイスター特性のスパイスなど、
材料を加えてフードプロセッサーにかけます。
ミンチにするときに重要なのは、お肉の温度と、かける時間です。
温度が高くなりすぎないよう、温度計ではかりながら素早く作業を行います。
中山マイスターは、参加者のみなさんのお肉の様子を見ながら、
「あと20秒」「あと30秒」と声をかけて回っていました。
一人ひとりのお肉の状態を見て、時間(それも秒!)を指示するのは、さすがの一言です。
「いつもは20kgまとめてやってるんだよ」と写真を見せてくださいました。
しっかりとミンチにしたお肉は動物の腸に入れてソーセージを作りますが、
今回はケーシング(紙製の袋)を使用しました。
ただ詰めるのではなく、空気を抜きながら詰めるのがポイントです。
ケーシングの両端はタコ紐でしばりますが、これがなかなか難しい。皆さん苦戦されていました。
どうしても結べない時は先生の出番です。
お店から持ってきてくださった専用の機械で、ガシャン!と栓をしてくださいました。
鍋いっぱいに沸かしたお湯でゆでて完成!
出来立てを食べたいところですが、しばらく寝かせた方がより美味しいとのことで、ここは我慢です。
中山マイスターのお店『シュタットシンケン』の出張販売もあり、大盛況の講座となりました。
後日、講座で作ったボロナソーセージを食べたところ、とってもフワフワで驚きました。
よくミンチしたためか柔らかく、お肉らしいジューシーさと食べごたえがあります。
スタッフ一同「美味しい!」「初めての食感!」と盛り上がりました。
参加された皆さんはもう召し上がられたでしょうか。