□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.93”館長より 2025/2/25

公開日 2025/02/25

こんにちは。館長の山口です。
皆さまにはメルマガをご受信いただき、誠にありがとうございます。

季節は「雨水」になりました。
乾燥続きの関東は雨が降らず、寒波で雪深い地方は雪解けにはまだ先のことで、
春の足音も地域によってだいぶ違いがあります。

このひと月は、前号でお伝えしたとおり「横浜芝山漆器」の理解を深めた時間でした。
実演会や講演会では、芝山漆器、横浜の芝山漆器の背景を知ることができました。
また、画を描いて形にしていく構成力、硬い貝を少しずつ切り、彫る作業の根気など
毎日、漆器を眺め、時には手に取り「文化」を感じることができた日々でした。
ご協力いただきました横浜市歴史博物館、横浜芝山漆器研究会の皆さまに感謝申し上げます。

本展示会の最終日2/22は、多目的ホールを利用団体の華道展があり、拝見させていただきました。
ホールに入ると梅の香りがして、ダイナミックな華道には強さと美しさを感じました。
背景用に当館内の倉庫に眠っていた?金屏風が久しぶりに活躍させていただきました。

働く職場で様々な文化を体感できることを、改めてとても有難いことと感じました。

ひと月後は 春分です。
季節の変わり目、花粉も活発な時期です。
みなさま、くれぐれもご自愛くださいませ。
それでは、また来月お便りさせていただきます。

令和7年雨水 山口亜紀