技文レポート

技文便り「館長より」□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.96”副館長より 2025/4/152025年04月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

来月5月17日に、当館で「あんこづくり教室」を開催いたします。
歴史の古いあんこ、和菓子ですが、匠プラザにも和菓子職人の道具が収蔵されています。

見つけたのはあずき色で印刷された「アンコアメ包装紙」です。
おそらくあんこを飴で包んだ、昔ながらのあんこ飴のことでしょう。
記録には「少し長く切ったアンコアメにオブラートをかけてから包んだ」とあります。

この包装紙には、星が散りばめられた中に変体仮名で「あんこ飴」とあり、
「榮養百パーセント」「美味」と謳い文句が書かれています。
上下には湯気の立つお茶の絵が描かれていて、なかなか思いつかないデザインです。
以前お伝えした「ダルマアメ包装紙」同様、とても味がありますね。

ちなみに私は甘党であんこも好きですが、一番好きな和菓子はすあまです。

大木佑介


 

会館【匠の学校】お豆腐屋さんから教わる手づくりの木綿豆腐を開催しました!R7.3.222025年03月27日

「匠の学校~地域の職人・ものづくりのプロから学ぶ~ お豆腐屋さんから教わる手づくり木綿豆腐」

講座を開催いたしました。

普段、何気なく食べているお豆腐ですが、実際に自分の手で作る機会はなかなかありません。

今回の講座では熟練のお豆腐職人さんから、直接教わりながら、みんなで和気あいあいと作業を楽しみました。

 

最初に職人さんによるデモストレーション!

「大豆からこんな風に豆乳をしぼるんだ」「にがりのタイミングってこんなに繊細なんだ」

目の前で職人技を見せていただき、みなさん興味津々。

質問の飛び交う中、職人さんも笑顔で答えてくれて和やかな雰囲気で進みました。

そして、職人さんの作った出来立てお豆腐を口に運んだ時の驚き

「市販のお豆腐とは違う」「大豆の甘みがすごい」とみなさんの感動の声を聞けました。

  

そして、いよいよ実践!

グループごとに分かれ、各調理台に職人さんがついて丁寧に指導してくださるので安心。

「にがりの加え方って難しい~」「もう少し固まるまで待った方が良いかな?」

と試行錯誤しながらも、みんな真剣そのもの。

ちょっとした失敗も笑い合いながら楽しく作業が進んでいきました。

    

ついに、自分で作ったお豆腐が完成!

型からそっと取り出す瞬間、ぷるんとした感触が手のひらに伝わり、ふわりとした重み。

手作りならでではの嬉しさを実感した瞬間だったのではないでしょうか。

 

ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた職人の皆さま、ありがとうございました!

 

 

お知らせ

4月19日(土) / 第22回GIBUN手づくり市を開催いたします。

入場無料 / 2階多目的ホールにて / 10:00~15:00

13:00~ 参加者全員に当たる抽選くじを行います。(先着100名に達し次第終了)

 

 

 

 

技文便り「館長より」□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.95”館長より 2025/3/252025年03月25日

こんにちは。館長の山口です。
皆さまにはメルマガをご受信いただき、誠にありがとうございます。

季節は「春分」になりました。
花粉症の方には辛い時期ですが、桜の開花も秒読みとなり、いよいよ春ですね。

先月からのひと月は、何をしていたんだっけ?と記憶が飛ぶほど瞬く間に過ぎました。
気づけば年度末で、またしても追われています。

そんな日々ですが、23日(日)には久しぶりに「豆腐づくり教室」を開催しました。
5年前に予定していたのですが、コロナ禍で休館したため、6年ぶりとなりました。
豆腐づくりの作業はシンプルなので、職人さんから教えていただく通りに作業すると
豆腐が出来上がります。確かな知識や経験から生まれた、確かな手順だと思います。
教えていただく中には「加減」や「コツ」が多々あり、これは中々つかむことはできません。
これが職人さんの「技」「能」とつくづく思います。
ちなみに、つくる過程で出る、おから、豆乳はもちろんのこと、
つくりたてのお豆腐は豆が香り、やわらかくとっても美味しいです。

ひと月後は穀雨です。
ゴールディンウィークを控えた新緑の頃、またお便りさせていただきます。

令和7年春分 山口亜紀