技文レポート

会館2026年3月1日【横浜マイスター塾】実践!上手な壁紙の張り替え方講座2026年03月09日

 

2026年3月1日(日)

表装(壁装)の横浜マイスター山﨑隆(やまさきたかし)氏 から教わる

【実践!上手な壁紙の張り替え方講座】を開催しました

 

今年で3回目となりますが、毎回多くの方にお申込みを
いただき注目の高さが伺えます!

朝早くから山﨑マイスターを中心に設営準備を
進めていきます。

午前中は座学で職人さんが使う道具の説明や
デモンストレーションがおこなわれました。

優しい語り口で丁寧に説明される山﨑マイスターですが、
いざ張り替えのデモンストレーションとなると
プロの表情になります。

とても印象的だったお話は、職人さんが大切にしている
❝おさまり❞という言葉。

❝おさまり❞とは仕上がり具合の事で、一つとして同じ
現場はなく、そこで出会う様々な素材との兼ね合いが
上手くいくように妥協を許さず、常に最善を尽くす事を
大切にしている、とお話されていました。

マイスターの熱意が現場に伝わり、生徒の皆さんも
1つでも技術を習得しようと真剣です。

午後の実技に向け、壁紙を剥がす作業に入ります。
ペリペリと剥がしていくと、ついに壁の素地が姿を
現します。

破れた場所はパテで平らにし、クラック(亀裂)が
ある場所は防水テープでしっかりと補強してから
パテを塗ります。

午後はついに実践です!壁紙を貼るときには

・前回のジョイント部分と同じ場所は避ける、

・やや多めに寸法を取る

・墨をいれ位置を正確に取る

・壁紙に入った空気は❝まくり❞をしながら丁寧に逃がす

などありがちなミスを細かく丁寧にご指導いただきます。

マイスターは親方と呼ばれ弟子である職人さんと3名が講師になり、張り替えを進めていきます。

完成した工房の様子です。ジョイント部分の処理も綺麗に、壁紙が美しく生まれ変わりました。

   

山﨑マイスター、お弟子さんの最上さん、會田さん、そして講座にご参加いただいた皆様には心より感謝申し上げます。

 

余談にはなりますが、今回壁紙をきれいに張り替えられた工房はもともとレストランがあった場所。
今もその名残が残り、入り口付近のライトをつけると【会計】の文字が浮かび上がります。
レトロな雰囲気がなんともかわいいです♪



壁紙が綺麗になり明るくなった工房、ぜひ皆様のご利用をお待ちしております。

技文便り「館長より」□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.117”館長より 2026/2/252026年02月25日

こんにちは。館長の山口です。
皆さまにはメルマガをご受信いただき、誠にありがとうございます。

季節は「雨水」です。降るものが雪から雨に変わり雨水の時期に
降る雨は新芽を膨らませ、植物の成長を助け、花を咲かせるための大切な雨です。
乾燥が続いた今冬ですが、2月最後の今週は傘マークを見かける天気予報です。

個人的なことですが、久しぶりに風邪をひき寝込みました。
色々な人に、暖かくして美味しい栄養のあるものを食べて、よーく寝て。
と言われ、言われるまでもなく、よく寝て、よく寝て、よーく寝ました。
寝てばかりいると眠くなくなるのか、久しぶりに小説を読みました。
1冊目は、直木賞受賞作で、深みと重みを感じ、読んだ!実感がズシンとありました。
2冊目は、以前に読んだ本屋大賞作品がじんわりときたことを思い出し、
ノミネート作家のもので、短編5連作の小説でした。
1作品目の終盤に涙が流れました。2作目、3作目、4作目、5作目ともに涙がこぼれていました。
ということで、オリンピック観戦にも勝らぬ号泣ぶりの読書となりました。
そして、なぜかスッキリしていました。

「涙」のお陰?と思い、AIに聞いてみました。
「情動の涙はストレスを軽減、心の状態を改善する効果があり
心身がリラックスすることが確認されています」とのこと。

久しぶりの風邪は、暖かくして、栄養をとり、よく寝ての3拍子に加え
よく涙して、快方に向かっています。
この時期、雨、涙の水分が恵のようです。

三寒四温を繰り返しながら、本格的な春に向かう日々。
花粉症に悩まされるこの頃でもありますが、くれぐれもご自愛いただき
お過ごしください。次回「春分」の頃、ご挨拶させていただきます。

2026年雨水 山口亜紀

技文便り「館長より」□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.116”副館長より 2026/2/152026年02月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

先日、横浜市技能職団体連絡協議会の新年会に参加させていただきました。
その際、会長のご挨拶の中で「AIの台頭によって技能職がどうなるか」とのお話がありました。
AIやロボットにはできない手仕事の分野はなくならないとのお話でした。

木材などの材料の個体差を長年の勘で見極めて作る1点物は、AIには難しいでしょう。
また、職人のこだわりや歴史といった「情緒的価値」が貴重になり、
AIの溢れる世界では、作り手の「体温」や「魂」を求める需要はむしろ高まるでしょう。
また、既存のデータにない新たなものを作り出すのは人間にしかできません。

と、AIが言っています。
AIに「AIの発展によって職人の仕事はなくなるでしょうか」と聞いた結果です。
全くその通りだと思います。
私の言いたいことを全て言ってくれました。
私のメールマガジンのお仕事はAIにとって代わられるかもしれません…

大木佑介