会館

会館【技文レポート】 ゆかた着付け教室 7月開催2025年07月30日

ゆかた着付け教室を開催しました。

日本の夏を彩る浴衣!浴衣や着物姿の方をみると
風流だなとうっとりしますよね。
浴衣は人をより魅力的にしてくれると言っても
過言ではないのでしょうか。


会館のゆかた着付け教室は、
しっかり自分で着付けができるように
2回にわたって学んでいただくのが特徴です。
着たことはあるけれど、自分で着るのは初めての方も多数です。


綺麗に着るための、補整、
浴衣の着付けの手順とポイントと
帯結びを繰り返し教わりました。
手を使って、整えながら着るのがきれいに着るコツです。

慣れないので手つきが難しいですし、
真っ直ぐな長い帯を、くるくるしたり、折ったり、パタパタたたんだり
はじめは上手に出来ずに苦労します。
大変だけど、みなさんとても楽しそう。

最後は、揃って記念撮影をしました♪
今年の夏も暑いですが、ぜひ浴衣を楽しんでいただきたいです。

10月からはきもの着付け教室を開催しますので、そちらもお待ちしております!

きもの着付け教室の詳細・お申込みはこちら
 

技文便り「館長より」□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.103”館長より 2025/7/262025年07月26日

こんにちは。館長の山口です。
季節は「大暑」です。まさに大いに暑い日々が続いています。

今は8月3日(日)の匠の小学校が目前となり焦っています。
毎年開催しており、今回は11回目ですが、毎年焦ります。
焦っているのは準備が整っていないからです。
なぜ準備が整っていないのか、それが問題です。
そして、問題は多方面に渡ってあります。
そのため、とにかく「ひとつひとつ」と言い聞かせて進めています。
そして「ひとつひとつ」が上手く繋がっていくことを願い、
気持ちは焦っても、丁寧に進めていきたいと思っています。
その結果は当日、そして事後にわかります。
さて、どうなることやら。とにかく進みます!

猛暑が続いています。熱中症にご注意いただき、ご自愛ください。
次号は「処暑」の頃、お便りさせていただきます。

令和7年大暑 山口亜紀

技文便り「館長より」□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.102”副館長より 2025/7/152025年07月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

今回は裁縫で使う「ミシン」を紹介します。
ミシンが日本にやってきたのは、ペリーが2度目の来航時に将軍家に贈ったものが最初のようです。
ミシンの語源は英語のsewing machine(ソーイング・マシン)の「マシン」が訛ってミシンになりました。

今ではほぼ電動ですが、昔は足踏み式が一般的でした。
その足踏み式ミシンは細やかな装飾が施され、美しいデザインのものがたくさんあります。
当時の職人が武骨な機械をインテリアとして、工芸品としての価値を持たせたものだといいます。
私としてはペダルを踏むだけで、精密な動きで細かな縫い目を作るという機能の美しさも感じます。

会館にも足踏みミシンが何台か収蔵されていますが、ほとんど装飾が落ちてしまっています。
当時の洋裁職人が実際に使っていたものなので仕方ないですね。

当館ではプロの洋裁技能士から教わる洋裁クラブや、
夏の子ども向けイベント「匠の小学校」の洋裁体験でミシンを使うことができます。
残念ながら足踏み式ではなく、現代の電動ミシンですが。

大木佑介