技文レポート

技文便り「館長より」□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.102”副館長より 2025/7/152025年07月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

今回は裁縫で使う「ミシン」を紹介します。
ミシンが日本にやってきたのは、ペリーが2度目の来航時に将軍家に贈ったものが最初のようです。
ミシンの語源は英語のsewing machine(ソーイング・マシン)の「マシン」が訛ってミシンになりました。

今ではほぼ電動ですが、昔は足踏み式が一般的でした。
その足踏み式ミシンは細やかな装飾が施され、美しいデザインのものがたくさんあります。
当時の職人が武骨な機械をインテリアとして、工芸品としての価値を持たせたものだといいます。
私としてはペダルを踏むだけで、精密な動きで細かな縫い目を作るという機能の美しさも感じます。

会館にも足踏みミシンが何台か収蔵されていますが、ほとんど装飾が落ちてしまっています。
当時の洋裁職人が実際に使っていたものなので仕方ないですね。

当館ではプロの洋裁技能士から教わる洋裁クラブや、
夏の子ども向けイベント「匠の小学校」の洋裁体験でミシンを使うことができます。
残念ながら足踏み式ではなく、現代の電動ミシンですが。

大木佑介

 

会館【技文レポート】梅しごと教室 5月・6月開催2025年07月12日

「杉田梅」を使った梅しごと教室を開催しました

巡る季節の楽しみの一つが、その時期ならではの手仕事です。
梅しごとは初夏5月から始まります。
会館では横浜旬菜果代表の市原先生をお迎えして
5月に青梅の梅しごと教室
6月に完熟梅の梅しごと教室
を開催しました。


青梅は収穫したばかりの杉田梅(梅の品種)を使って、
梅酒、梅ジュース、梅みそを仕込みました。
どれもゆっくり時間をかけて梅のエキスを抽出していくので、
すぐに完成しませんが、美味しくなるのを待つ楽しみがあります。


完熟梅は木の上でオレンジ色になった
貴重な杉田梅をご用意することができました。
大粒で良い香りで、見るからに美味しい梅干ができそうな梅です。
先生が直前に収穫してきてくださいました!
完熟梅と赤紫蘇で
赤紫蘇で赤く染める梅干しの仕込みのほか、
梅ジャム、しそジュースを作りました。


3日間、市原先生の解説で
梅の魅力と自然の恵みを存分に感じた楽しい教室になりました。
教室だと、みんなでおしゃべりしながら手を動かし、
楽しく作れるのが良いですね!

 


12月には、梅干づくりの時にできる副産物の梅酢などを上手に使った、
市原先生による「おせち」の教室を予定していますので、お楽しみに!

技文便り「館長より」□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.101”館長より 2025/6/252025年06月25日

こんにちは。館長の山口です。
季節は「夏至」です。まさに夏到来のようなこの頃です。
暑いのは苦手ですが、いつまでも空が明るく嬉しいです。

さて、前号でお伝えしたとおり、メルマガ配信101号になりました!
ご受信いただいている皆さまのお陰です。心より感謝申し上げます。

そこで、100号突破を記念して、

(1)オリジナルレジバッグを先着50名に進呈させていただきます!
 こちらのフォームよりお申込みください。

(2)小さな売店「技文市」では100号記念セールに加え
 先着50名に割引券を進呈させていただきます。
 お買い上げの際に「メルマガ101号を見ました」とお申出ください。

2021年4月25日が第1号でした。
15日は副館長の大木、25日は山口が担当しています。
内容はそれぞれが考えていますが、個性が活きているのでは、と思っております。
ご意見等ございましたら、(1)のフォームにご記入いただければ幸いです。
皆さまのご応募・お申出をお待ちしております。

真夏日が続いています。熱中症にお気をつくださいませ。
次号は「大暑」の頃、お便りさせていただきます。

令和7年夏至 山口亜紀