技文便り「館長より」□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.132”副館長より 2026/10/152026年10月15日
こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
今回も匠プラザの収蔵品についての紹介です。
経師(きょうじ)のコーナーにふすまの製作工程のミニチュア展示があります。
それをよくよく眺めていたところ、ふすまの下張りに何か書いてあるのを見つけました。
昔は紙のリサイクルとして、使用済みの紙をそのままふすまの下張り等に再利用していました。
不要になった公文書も、民間に払い下げて使われていたようです。
展示に使われている紙の文章を読み解いたところ、なんと大正10年から昭和6年くらいまでの登記簿でした。
当時の東京の地名が変わるので登記も変更する、といった内容です。
こういったふすまの下張りから発見される歴史的な紙は「下張文書(したばりもんじょ)」といいます。
過去には、ふすまに使われていた紙から織田信長の書状が発見されたという報告もあります。
普段は目にすることのない紙の裏側にも、当時の社会や暮らしを知る手がかりが残されているのは大変面白いです。
技文の登記簿は下張文書というほど古くは無いですが、
古民家にお住まいの方は、もしかしたら思いがけない歴史の発見があるかもしれませんね。
大木佑介








