公開日 2012/11/10
『人は大豆』
市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。
前回の発酵食品に続き、またもや大豆の話題です。
先日、当館主催事業「匠の学校」で手作り豆腐に
挑戦しました。
製造工程としては予想外にシンプルでした。
(詳細は【こちら】をご覧ください)
しかし、、、、
大豆のつぶし方、火加減、混ぜ方、にがりの入れ方、
“かくはん”のさせ方など、各工程ごとに微妙な
さじ加減で味も品質も大きく異なり、
作る人によって十人十色の味に変化。
まさに作り手=職人さんの経験と勘が
豆腐の味と品質を左右します。
更に驚いたことは「捨てるものがない」こと。
作る過程から、豆腐以外に湯葉、豆乳、おから、
が生まれます。
唯一捨てる「“かくはん”しなかった水」も
これで白木を磨くとピカピカになるそうです。
たった一握りの食材から、これほどの食品と用途を
引出した先人の知恵に脱帽です。
前回は味噌醤油など発酵食品、今回は豆腐と、
古来より伝わる大豆の食品加工技術を話題にしました。
共通するのは、
「素材(大豆)の魅力を余すことなく引出す」
「全てを無駄にしない。捨てない、大切に利用する」
「人の経験と勘が仕上りを左右する」
ということ。
ふと、素材(大豆)を「人材」に置き換えたら、、、、
「人材の魅力(可能性)を全て引出す」
「人材を無駄にせず、人材を大切にする」
「経験と勘によって人材は磨かれる」と。
私たちは、
「人が手間と隙をかけることにこそ、現代という難しい時代を
生き抜く技と知恵がある」
と信じています。
皆さんはどのようにお感じになられますか?
平成24年11月
― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ―
館長メッセージが掲載されている
メールマガジン『技文便り』の【登録はこちら】
市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。
前回の発酵食品に続き、またもや大豆の話題です。
先日、当館主催事業「匠の学校」で手作り豆腐に
挑戦しました。
製造工程としては予想外にシンプルでした。
(詳細は【こちら】をご覧ください)
しかし、、、、
大豆のつぶし方、火加減、混ぜ方、にがりの入れ方、
“かくはん”のさせ方など、各工程ごとに微妙な
さじ加減で味も品質も大きく異なり、
作る人によって十人十色の味に変化。
まさに作り手=職人さんの経験と勘が
豆腐の味と品質を左右します。
更に驚いたことは「捨てるものがない」こと。
作る過程から、豆腐以外に湯葉、豆乳、おから、
が生まれます。
唯一捨てる「“かくはん”しなかった水」も
これで白木を磨くとピカピカになるそうです。
たった一握りの食材から、これほどの食品と用途を
引出した先人の知恵に脱帽です。
前回は味噌醤油など発酵食品、今回は豆腐と、
古来より伝わる大豆の食品加工技術を話題にしました。
共通するのは、
「素材(大豆)の魅力を余すことなく引出す」
「全てを無駄にしない。捨てない、大切に利用する」
「人の経験と勘が仕上りを左右する」
ということ。
ふと、素材(大豆)を「人材」に置き換えたら、、、、
「人材の魅力(可能性)を全て引出す」
「人材を無駄にせず、人材を大切にする」
「経験と勘によって人材は磨かれる」と。
私たちは、
「人が手間と隙をかけることにこそ、現代という難しい時代を
生き抜く技と知恵がある」
と信じています。
皆さんはどのようにお感じになられますか?
平成24年11月
― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ― ・ ―
館長メッセージが掲載されている
メールマガジン『技文便り』の【登録はこちら】