□■□技文便り□■□”Vol.95”館長より 2018/2/10

公開日 2018/02/10

◆◇館長より『書初めと看板』◆◇ 

立春となりましたが、まだまだ寒い日が続いています。
とはいえ、梅の花も開花し始め、春に向かっています。
本格的な春が待ち遠しいですね。

さて、匠プラザでは1月中「書初めコーナー」を設置しておりました。
昨年に続き、選ばせていただきましたのでご紹介します。
◆館長賞「空」
のびのびした大きな文字に気持ちも大きくなるような感じがしました。

◆スタッフ賞「夢をもって」
今年1年「夢をもって」なんてステキだなと思いました。

◆ユニーク賞「おめでとう」
ほっとする感、ゆったり感、素朴感がなんとも言えず。
思わず微笑むめでたさ。絵と書が一体になって面白い。 

ご協力ありがとうございました!上記の賞の文字を書かれた方は、
お申し出いただきたくお待ちしています。

続いて、前号に続き技能職のご紹介です。
今月は「屋外広告美術協同組合」いわゆる「看板屋」さんです。
屋外広告技能職の三村さんと大川さんからお話を伺いました。
→詳しくはこちら https://gibun.jp/category/report/more.html

印象的だったのは
一言で言うとどういう仕事ですか?とお聞きしたところ「何でも屋」とのこと。
「何でも」ってスゴイ!!

職場と現場にお邪魔させていただきましたが、「百聞は一見にしかず」
新しいデジタルの道具(パソコンや大型プリンターなど)もあれば、
画像でご紹介している年代ものの糸のこのような機械もありました。

文字や画のデザインもすれば、看板枠の溶接や電気工事、
取付には高所作業車で操作、シートを貼る作業は内装屋さんのようです。

クリエイティブからガテンまで。だから「何でも」
柔軟な発想で器用に「一人何役も!」という印象でした!

次号もまた違った職種の職人さんをご紹介します。

一雨ごとに春になってまいりますが、寒暖差の日々ですのでご自愛ください。
次回、啓蟄の頃にまたお便りさせていただきます。

平成30年 立春
横浜市技能文化会館館長 山口亜紀

※ご協力ありがとうございました♪
中区富士見町「有限会社三村看板店」三村さん
中区共進町 「大川レタリング」大川さん