技文便り「館長より」

  • □■□gibun通信□■□”Vol.28”副館長より 2022/6/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    今回はまた個人的に好きな道具を紹介いたします。
    今回は『エンマ』です。

    エンマはヤットコの一種です。
    ヤットコとは交差させた金属で物を挟む、いわゆるペンチみたいなものです。
    エンマは先端の挟む部分が幅広で薄く、支点に近いため強い力で物を掴むことができます。

    大工では釘の頭を掴んで引き抜くために使われていました。
    エンマを使用する職種は多岐にわたり、大工のような木材加工の職種の他に彫金、革細工などでも使われています。
    「細く小さい物をしっかりと掴む」ということに特化した機能美が素敵です。

    名前の由来は、地獄の閻魔(えんま)様が嘘をついた人の舌を引き抜くのに使う道具だからとされています。
    ちなみにエンマの先端が刃になっている道具は『喰い切り』と言う恐ろしい名前がついています。
    嘘じゃないですよ。

    エンマや喰い切りの様に、その力強さが想像できる名前も魅力に感じます。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.27”館長より 2022/5/25

    季節は小満になりました。万物がすくすくと成長する頃です。
    技文の坪庭でも植物たちが、いきいき、のびのび育っていますが、
    最近は、梅雨の走りを感じる日もありますね。
    いつまで経っても衣替えが進みません・・・。

    本日(23日)週末に開講する「梅しごと教室」の青梅が届きました。
    そんなに早く?!と思われると思いますが、下処理をして冷凍保存します。
    ちなみにこれは梅ジュースのみの手法です。

    今年は梅の生育が遅いそうで、例年より小粒で可愛らしい青梅です。
    小さいながらも、いきいきと眩しい青さをお知らせしたいと思い、
    画像をHPに貼り付けますので、ぜひ御覧ください。

    今の時期は、梅しごとの楽しみもありつつ
    昨年度の事業報告を仕上げる時期でもあります。
    毎年、同じことをしているようでも、省略することもあれば
    進化させていることもあります。
    季節を振り返りつつ、昨年の梅の実は大きかった!と思い出しました!
    粒は小さくても、今年も美味しいジュースやシロップ、梅干しを
    つくりたいと思います。

    時節柄、体調を崩されませんよう、くれぐれもご自愛ください。
    次回は夏至の頃、お便りさせていただきます。

    令和4年小満 山口亜紀

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.26”副館長より 2022/5/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    実は去年の5月、“ギックリ背中”というのになっていました。
    ギックリ腰の背中版といったものです。

    その日は朝から背中が痛く、治る様子もなかったので、鍼灸院に行きました。
    この鍼の先生は鍼灸マッサージ師という国家資格を持ったお医者さんです。
    また、それに加えて技能職団体に名を連ねる職人でもあります。

    鍼・灸・あん摩は約3000年も昔の中国で始まりました。
    長年の経験と手の感触で症状を読み取る鍼灸マッサージ師は、まさに職人といえます。

    その時私はどうしたかというと、ギックリ背中と診断を受け、鍼を打ってもらいました。
    その後先生の言う通りに痛みが一気に押し寄せ、当日は眠れないほどでした。
    しかし、2日後には嘘のように痛みがなくなっていました。

    症状や個人によって差はあるかと思いますが、職人のすごさを体感した出来事でした。
    でももうあの痛みは体感したくありません…

    大木佑介

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.25”館長より 2022/4/25

    いつも当館をご利用いただき誠にありがとうございます。
    季節は穀雨から立夏に進もうとしています。
    雨が多い最近ですが、夏日の日もあり、陽射しも強くなってきています。
    何より、新緑が眩しく美しい季節ですね。

    前号で副館長が「桜」について書いていたので、「花」繋がりで!と思い、
    数日前に横浜公園にチューリップを観に行きました。
    終盤の様子でしたが赤白黄色の花たちに楽しませてもらいました。

    さて、先日体験したことをお伝えしたくなりました!
    以前お世話になった方に紹介されたワークショップに参加してきました。
    テーマは「自分の支え」になるものを再認識、再発見するというものでした。
    最初に、思い浮かぶ漢字一文字を4つ書くことからスタートし、
    書いた漢字は「想」「愉」「感」「忘」でした。
    3つ目まではさらさらと書き、最後の1つは少し考えて書きました。
    気づいてみれば、どの漢字にも「心」が入っていることが発見でした。

    ワークショップを進めていき、最後に残ったキーワードが
    「今」「未来」「人」「事」でした。
    ウン十年前の社会人スタートは人事部だったことを懐かしく思いました。
    自分の内外で繋がっていることなのだろう・・・と思った体験でした。

    これらは、参加者の皆さんも同様に体験し、共有し合いますが、
    全く異なっていたり、かなり近寄っていたりします。これも不思議なことです。

    ちなみに、会場はお寺でした。なぜお寺?と思い、興味を引かれました。
    技文にも立派な和室がありますので、着付け教室以外の講座も和室で行うことで
    心が落ち着いて良いのかもしれない、などと思いました。

    いつもと違う体験は新鮮です。感じることや気づくことがあります。
    重い腰を上げやすい気候の季節に、また何か新しい体験をしてみたいと思いました。

    令和4年穀雨 山口亜紀

  • □■□gibun通信□■□”Vol.24”副館長より 2022/4/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    横浜はもうほとんど桜は散ってしまっているかと思います。
    唐突ですが、昨年9月に会館内で秋らしいものを探したように、会館内で桜を探してみました。

    もちろん会館に桜の木はありません。
    もしかしたら桜の木材を使ったものがあるかもしれませんが、私には見分けがつきません。
    色々探して見つけたのが、匠プラザに展示している組子のランプです。

    このランプは横浜マイスターである建具職人の田中利男氏の作品です。
    建具職人の卓越した木材加工技術で作られた組子細工のランプの中に、
    「桜」と名付けられている紋様が使われています。
    花びらの数は違うようですが、言われてみればなるほど桜です。

    技文には職人の技術によって一年中桜が咲いていました。
    ぜひ一度実物をご覧ください。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.23”館長より 2022/3/25

    季節は春分になりました。
    昼夜の長さがほぼ同じ、「暑さ寒さも彼岸まで」で寒さも和らぐ季節です。
    とはいえ、つい先日は冷たい雨に凍えました。油断は禁物ですね。
    それでも、ソメイヨシノが咲き始めましたし、春が始まった印象です。

    2年前の3月は、初めての休館になりました。
    突然の事で、どうなるのか?と不安の思いを持ちながらも
    予約をいただいている方々にとにかく電話連絡をし続けました。
    1年前の3月は、指定管理者の変更で膨大な業務の引継ぎが行われ、
    毎日毎日「終わることができるのか?」「始めることができるのか?」と追われていました。
    そして、今年の3月はメルマガ原稿締切に追われています(笑)
    いずれにしても「どうなる?!」という状態が多いようです。

    今は原稿を書きながら1年半ぶりの「手づくり市」が楽しみ~と思っています。
    今回は、グランドピアノを自由に弾ける「みんなのピアノ」や
    リユース品を集めた「SDGsリユースマーケット」も初めて併催しますので、
    どうなることか・・・が楽しみです!

    季節と同じように、どうなるかわからないことが多い3月ですが、
    変化の中でも確実に進んで行きます。それが春らしいのかもしれません。

    季節の変わり目、ご自愛のうえお過ごしください。

    令和4年 春分 山口亜紀
     

  • □■□gibun通信□■□”Vol.22”副館長より 2022/3/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    久しぶりに匠プラザの道具紹介をさせていただきます。
    今回も個人的に好きな道具の紹介です。

    石工(いしく)の道具、「ビシャン」です。
    石工とは、建築用の石材や墓石などの石を加工する職人のことです。
    割った石材の表面を平らにしたり、独特な模様をつけたりする際にビシャンを使います。
    見た目は柄の先に四角い金属が付いたような形で、
    ちょうどお肉を柔らかくするために使う「肉たたき」とそっくりです。

    どこが好きなのかというと、ビシャンで石の表面を何百回何千回と叩く時の音、
    『チャンチャンチャンチャン…』という音が心地良いのです。
    ビシャンという名前はこの音から付けられたのだと勝手に思っていたのですが、
    英語の「Bush hammer」が語源だそうです。
    結構新しい道具なのですね。

    今ではほとんど電動工具に置き換わっているため、あまりあの音を聞く機会はなさそうです。

    当館1階匠プラザにて展示していますので、ご来館の際はぜひご覧ください。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.21”館長より 2022/2/26

     
     
     
     
     
     

    季節は「雨水」です。
    降る雪が雨に変わり、氷が水になり、雪解けが始まる頃のようですが、
    今年は大雪に見舞われている地方が多く、雪解けはまだ先のようですね。

    このひと月の間の変化をお知らせします。

    ◆書初めコーナー
     投票結果を匠プラザに展示しています。ぜひご覧ください。

     ・館長賞「愛」
      美しい書きっぷりで「愛」が詰まっている印象です。
      また、書初めコーナーを初めて利用いただき有難かったです。
     ・スタッフ賞「春迎」
      新年らしい言葉と絵が描かれています。
      しかも、さらさら~と書き上げてしまったところがとても素敵でした!
     ・ユニーク賞「横浜」
      船の絵も描かれていて「港ヨコハマ」らしい海と風を感じます。
           「@」
      渦のような◎(二重丸)のような…渦かなぁ。
      まさに今!と言った印象で、ハッとする感度の高い作品と感じました!

     皆さま、ご協力ありがとうございました!また来年!

    ◆屋外の植栽スペース
     前号で副館長からもお知らせがありましたが、
     技文レポートに工事の様子を詳しく掲載しています。→こちら
     造園家の木下マイスターのYoutubeもぜひご覧ください。→こちら

     生まれ変わった植栽スペースには、多くの技能と技術とアイディアが詰まっています。
     小さな庭ですが、夜になるとライトアップされ、静かに癒される美しい空間です。
     今のままの空間を維持していきたいと思います。


     

    次回は春分の頃ですが、今年は桜の開花が早いとの予想ですので、
    近くの厳島神社(横浜弁天)の桜も開花しているかもしれませんね。
    週末からは暖かくなるようです。
    季節の変わり目、くれぐれもご自愛ください。

    令和4年 雨水 山口亜紀

  • □■□gibun通信□■□”Vol.20”副館長より 2022/2/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    技文のある万代町2丁目の交差点の角に植栽があるのをご存じでしょうか。
    駐車場の看板が立っていて、荒れ放題だった植栽がリニューアルされました。

    前年度にマイスターに認定された
    造園の木下透マイスターにリニューアルを依頼したところ、
    今月ついに完成し、技文の新しい顔が誕生いたしました。
    特にライトアップされる夜間が素敵です。
    また、木下マイスターはYoutubeでもご活躍されています。
    Youtubeでは今回の工事の様子も紹介されていますので、ぜひご覧ください。→コチラ

    何か造園について書こうと思いましたが、
    あまり知識がないことに気付きました。
    握りの部分が大きな輪になっている植木鋏の形状はとてもかっこいい!
    と、それくらいの知識です...すみません。

    私もマイスターの動画を見て勉強します。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.19”館長より 2022/1/26

     

    寒中お見舞い申し上げます。
    大寒となり厳しい寒さが続きます。
    昨年と比べると、最高気温も最低気温も低い日が多いようです。
    先日は暖房使用による電力使用が超過寸前となりました。
    しかし、寒さ対策も換気も必要ですので、難しいところです。

    年初には、例年同様に横浜弁天様に御札の返納と参拝に行きました。
    そして、やはりおみくじを引きました。
    昨年は「大吉」でしたが、今年は「中吉」です。
    これが平常と思い、ある意味ホッとしました。
    ただし、内容は少し考えさせられました。
    かいつまむと、「焦らず」「待て」とのこと。
    もっと穏やかに、ということなのだろうか? と思った次第です。
    思い当たる節もあります…。(苦笑)

    昨年は、緊急事態から始まり、今年は何事もなく…と思っていたら
    まん延防止等重点措置期間になりました。
    油断と無理は禁物ですが、対策をとったうえで、心穏やかに活動したいと思っています。
    本年も技文をご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
    感染拡大中、そして寒中でございますので、
    くれぐれもご自愛のうえ、お過ごしくださいませ。


    令和4年 大寒
    横浜市技能文化会館 山口亜紀

  • □■□gibun通信□■□”Vol.18”副館長より 2022/1/15

    新年あけましておめでとうございます、副館長の大木です。
    本年もメールマガジンをご覧いただけると幸いです。

    あっという間に新年です。
    新年には色々な行事が行われますが、その一つに「釿始(ちょうなはじめ)」という儀式があります。
    チョウナとは大工道具の一つで、儀式ではこれを使って模擬的に大工仕事を再現します。
    現在では仕事始めに行い、建築関係の一年の無事を祈る儀式ですが、
    その昔は家を建てる前の起工式として行われていたそうです。

    チョウナは木材の表面を削るための道具です。
    形状は独特で、柄は急な曲線を描き、その先に刃がついています。
    私も一度使ってみたことがあります。
    しかしその独特な形から、狙ったところに振り下ろせない、
    深く刺さって表面どころではないなど、扱いが非常に難しかったです。

    チョウナは会館の匠プラザにも展示しています。
    儀式用ではない、実際に使用されたチョウナをご覧ください。

    それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.17”館長より 2021/12/27

     
     
     

    皆さまには、今年も当館をご利用いただき誠にありがとうございます。

    冬至になり、朝の挨拶に「寒いですね」がつくようになりました。
    昼の時間は少しづつ長くなっていきますが、真冬の寒さもやってきました。
    少し前に友人から柚子をたくさんいただき、柚子湯に入りましたが、
    その前に、柚子とりんごの酵素シロップもつくりました♪

    今日は今年最後の講座「おせち料理教室」でした。
    見た目に美しく、美味しく長持ちするおせちが出来上がり、大満足です!
    もちろん、準備や支度、調理にも時間はかかっていますが、達成感のようなものがあります。
    年の締めらしい講座と思います。

    今年は、昨年から続いた外壁工事や、緊急事態宣言から始まり、
    紆余曲折の中、オリンピックも開催されましたが、
    技文にとっては「指定管理者の変更」と「ワクチン接種会場」が大きな事だったと思います。
    そして、気付けば年の瀬、という感じです。
    大波、小波、時には荒波、そして凪も少しあったように思いますが、波立っていた1年でした。
    けして上手く乗れないけれど、なんとか波に乗って年の暮れまで辿り着いた印象です。
    皆さまにとっては、どんな1年でしたでしょうか?

    来る年が明るく過ごせる年となるよう願いながら、
    来年も皆さまと技文でお目にかかれますこと、心よりお待ちしています。

    令和3年 冬至
    横浜市技能文化会館 山口亜紀

  • □■□gibun通信□■□”Vol.16”副館長より 2021/12/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    もう年末ですね。
    師走と言われるくらいですので、皆様忙しくされているかと思います。
    職人さんも年末は忙しいものですが、特に忙しいのは洋菓子職人でしょうか。
    クリスマスに食べるクリスマスケーキの最盛期です。

    日本でクリスマスにケーキを食べる習慣が広まったのは、横浜からです。
    不二家の創業者、藤井林右衛門さんが最初に元町に洋菓子店を開き、
    すぐにクリスマスに向けてイチゴのショートケーキを発売したそうです。
    1910年(明治43年)のことだそうで、かなり歴史は長いですね。

    私も昔、クリスマスケーキ工場のアルバイトをしたことがあります。
    夜中、延々とベルトコンベアを流れてくるケーキにイチゴを乗せていました。
    最初は流れに追いつくのに必死でしたが、熟練すると遅く感じて余裕があったのを憶えています。
    あれを洋菓子職人とは言い難いですが、当時の私はなかなかのイチゴ乗せ職人でした。

    それでは皆様よいお年を。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.15”館長より 2021/11/25

     

    季節は小雪になりました。
    前回は霜降でしたので、霜から雪へ寒さが進みました。
    暖かい日が続いてましたが、昨日から冬日の朝となりました。
    マスクの暖かさが嬉しく感じられますね。

    先日、中消防署に消防訓練のご相談に伺いました。
    用事が済み、建物から外に出たところ、なんとなくざわざわしています。
    もしや!?と思ったら「酉の市」でした。
    すっかり忘れていたので、本当に開催しているの??と思いながらも、
    横浜橋商店街の方まで歩くことに。

    ざわざわだったところに、ぎゅうぎゅうに人が押し寄せています。
    うわぁ、すごい人出!
    昨年は提灯の設営がなく、熊手商、露天商の出店もなかったため、
    ほぼ非開催に近い状況でしたが、今年は規模縮小ながらも開催となり、
    今まで以上の「熱量」を感じました。みんな、待っていたんだなぁ、と。

    来年は、従来のようにたくさんの提灯が設営されるといいなぁ、と思いながら、
    折角だから…と小さい熊手を手に取り、買い求めました。

    小さいながらも「福」がぎゅうぎゅうに詰まった熊手は、
    1階受付のカウンターの上にちょこんと飾っています。
    ご来館の皆さまにも私たちにも「福運」が、掻き集まりますように!

    来週になるといよいよ師走です。
    そして、今年最後のメルマガの日は「おせち料理教室」です。
    まずはそこまで、また歩を進めることにします。
    寒くなっていく日々ですので、くれぐれもご自愛くださいませ。

    2021年小雪 山口亜紀 

     

  • □■□gibun通信□■□”Vol.14”副館長より 2021/11/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    横浜のイメージのアイコンの一つとしてよく使われる『ガス灯』。
    当会館にもガス灯をイメージしたであろう照明があります。

    その照明には「横浜の技能職・その世界」とあり、
    匠プラザの入り口を飾るオブジェとして左右に設置されています。

    本物のガス灯が横浜に初めて作られたのは1872年。
    ランプの部分は日本の職人が作ったとのことで、様々な職人技術が使われています。
    大部分が金属なので鋳物や板金、ひょっとしたら細かい部分は飾職人の技術。
    当然ガラス部分はガラス職人が関わっていたことでしょう。
    ガス灯という西洋の技術を実現するのに、日本の職人は大変な努力をしたことと思います。

    安全性や手入れの煩雑さから次第にガス灯は廃れていきました。
    やはり現実問題、屋内で炎を明かりにするのは怖いですね。
    もちろん当会館のガス灯には電球がつけられていますのでご安心を。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.13”館長より 2021/10/25

    季節は「霜降」になりました。
    早朝に霜が降りはじめる頃で、秋も深まり、山々が紅葉に染まる時期です。
    「そうこう」ですが、「しもふり」と読んでしまい、美味しいお肉を
    想像してしまいがちですが、霜が降りるような朝晩の冷え込みを感じています。

    さて、長く続いた利用時間の短縮でしたが、本日25日から平常運営の22時までになります。
    また、4月からワクチン接種会場として、多くのみなさまに足を運んでいただきました。
    接種事業の進捗に伴い、当館の会場は11月7日で終了します。

    臨時の状態が長く続いていましたが、平常に戻っていきます。
    振り返ると、臨時は突然やってきました。
    そのうち、臨時が常態化されていきました。そんな中、平常も突然やってきます。
    柔軟に、緩やかに、そして原点を忘れずに、新たな平常をつくっていければと思っています。

     

    話は変わり、15日に発行したgibun通信の副館長コメントが、技文レポートに掲載されています。
    壁面レリーフの画像も掲載しています。
    私もこの壁面レリーフが技文らしくてとても好きです。
    ぜひご覧になってみてください。→こちら


    ということで、今回のgibun通信を技文レポートに掲載する際には、
    画像でお伝えしていこう!と思ったのです。
    今回は、外壁ガラスケースとどんぐりで出来た小さなハロウィン。
    どんぐりの台は畳の端のイグサ、ケース内の壁は畳の縁で仕立てています。
    そして、もう一つ。
    匠プラザ内に展示しているハロウィンは、
    技文オリジナルてぬぐいをベースに手づくりされたものです。
    今後も技文の気になるスポットをご紹介していきます。

    次回は11月下旬、霜降から初雪の頃になっています。
    ご自愛いただき、風邪など召されませんようお過ごしくださいませ。

    2021年霜降 山口亜紀
     

  • □■□gibun通信□■□”Vol.12”副館長より 2021/10/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    だんだん秋らしくなってまいりました。
    私は汗っかきなので涼しい気候は大歓迎です。

    会館内に何か秋らしいものはないかと探しました。
    植栽、匠プラザの展示品、貸室などなどを探してやっとそれらしきものを発見。
    1階の喫茶店MM21さんのスペースにある壁面レリーフです。

    職人さんがレンガで洋風建築をしている様子のレリーフなのですが、そこにイチョウの木が描かれています。
    このレリーフ、どなたの作品なのか謂れが分かりません。
    ただ、横浜らしいレンガ職人が描かれているので、会館のために作られたレリーフでしょう。

    ちなみにこのレリーフのイチョウはずっと緑色のままで黄色く色づきません。
    根元にはツバキらしき花も咲いています。
    秋ではありませんでした。残念。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.11”館長より 2021/9/25

    季節は秋分となりました。
    日の出が遅く日の入りが早くなり、秋の夜長を感じます。
    21日は8年ぶり、満月の“中秋の名月”でした。
    前日20日の夜、空を見上げたら、澄んだ夜空に明るくキレイな月が観え、
    とても気分の良い仕事帰りになりました。
    21日は雲が多く心配しましたが、まんまるの月を観ることが出来、
    2日連続で月に癒されました。
    空を見上げて月を観る。ただそれだけのことですが、少し優雅な気分になります。

    話は変わり、先日、当館のパソコン教室を受講しました。
    パソコン教室は9:30~16:30または17:00までの1日コースです。
    まずは、1日集中して受講することが出来るのか、が心配でした。苦笑
    終わってみると、心地よい疲れはありましたが、そのまま日常業務に戻りました。
    受講してつくづく感じたのは「急がば回れ」ということです。
    長年、自己流で操作しており、改めて基礎を学ぶことで、
    「最初から知っていれば、もっと理解が早く深く進み、
    ストレスなく資料づくりが出来ていたにちがいない…」と感じました。
    つまり、膨大な時間短縮になったはずで、「基礎が肝心」と思った次第です。
    学びが苦手なのですが……とても納得度の高い時間を過ごすことができました。
    食欲の秋だけではなく、学びの秋も!と思いました!笑

    しばらく空も空気も草花も美しく、食も学びも進む季節です。
    ご自愛のうえ、良い時間をお過ごしくださいませ。

    2021年秋分 山口亜紀

  • □■□gibun通信□■□”Vol.10”副館長より 2021/9/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    匠プラザの道具紹介第2弾です。
    勝手に私のお気に入りの道具を紹介させていただきます。
    今回はカンナの刃です。

    大工さんのコーナーに並べられているいくつかのカンナの刃のうち、特別大きいものがあります。
    通常のカンナの刃幅は大体60~70mm前後なのですが、これは倍以上の144mmもあります。
    その表面には「昭和七年壱月初鍛 暁鶏声 石堂輝秀作」と彫ってあります。
    石堂は400年続く刀鍛冶で、廃刀令後に道具鍛冶になった名門だそうです。
    そこの10代目輝秀が昭和7年1月に作った暁鶏声という名前のカンナ刃、という意味です。

    この巨大なカンナを引くにはどれだけの力が必要だったか。またどれだけの繊細な調整が必要だったか。
    そもそもなぜこんな大きなカンナ刃が必要だったのか、どう使っていたのか。
    記録が残っていないのでわかりません。
    ただ、そのわからないところにロマンを感じるのです。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.9”館長より 2021/8/25

    残暑お見舞い申し上げます。
    季節は処暑となり、朝晩は少し凌ぎやすくなり、虫の声も聴こえてきました。
    ひと月前は、酷暑の中、オリンピックが開催し、日々熱戦が行われていました。
    たったひと月前のことですが、始まる前より過ぎ去り方の早さに驚いています。

    オリンピックの閉会式では東京音頭が流れてきました。
    子どもの頃の盆踊りで踊っていた記憶があり、ついつい口ずさんでしまいました。
    ところが、歌詞をキチンと憶えていないため、
    改めて歌詞を調べてみると、なんと10番までありました!
    しかも、作詞作曲者を知り、さすが名曲!と改めて奥深さを感じました。
    歌っていると踊りたくなり、なんとなく動いていたのですが、
    調べてみると丁寧に教えてくれるサイトがたくさんあります。
    手拍子を入れて5つのパターンを繰り返し踊るのですが、
    あのしなやかな手つき、身のこなしは、何が違うのだろう?と気になりました。
    そして、鏡の前で踊ってみたら、「力を抜く」ことに気づきました。
    それにより、しなやかで長く踊り続けられるように思いました。
    素晴らしい熱戦の記憶とは別に、オリンピック番外編?として余韻となりました。

    そして、余韻も束の間、感染拡大防止により注力することになります。
    当面の間、貸室利用の新規予約を受け付けることが出来ません。
    ご不便、ご迷惑をおかけしますが、
    何卒ご理解、ご協力くださいますようお願い申し上げます。

    残る暑さとともに、厳しい状況が続きますが、くれぐれもご自愛くださいませ。

    2021年処暑 山口亜紀
     

  • □■□gibun通信□■□”Vol.8”副館長より 2021/8/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    前回の館長コメントでは、オリンピックが開幕したことに触れられていました。
    そのオリンピックももう終わり、パラリンピックを待つばかりです。

    オリンピックの開会式では、多くの技能職が取り上げられていました。
    大工に扮したダンサーの皆さん。日本の木工技術により作られた巨大な木造の五輪。
    そして江戸の火消しと木遣り(きやり)です。

    町火消しの多くは鳶職が担い、活躍していました。もちろん鳶職は技能職です。
    開会式で町火消しの皆さんが登場する際に歌っていたのが木遣り唄です。
    木遣り唄は、もとは職人たちが作業の際に力を合わせるタイミングを整えるためのものでした。
    現在では縁起のいいものとして、横浜でも出初式などでその文化を残しています。

    全世界の人が見るオリンピックで、日本の伝統技能の一部を紹介できたのはとても喜ばしいことです。
    皆さんも木遣り唄を耳にする機会がありましたら、かつての火消しと職人たちに思いを馳せてみてください。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.7”館長より 2021/7/25

    暑中お見舞い申し上げます。
    梅雨明けと同時に猛烈な暑さが続き、季節は大暑となりました。
    本格的な夏の到来で、強い陽射しに高温の日が続き、蝉が張り切って鳴いています。
    みなさま、夏バテされていませんでしょうか?

    紆余曲折ありながらオリンピックが始まりました。
    横浜スタジアム近辺は交通規制になっていて、
    近隣の駐車場も関係車両専用になっているところもあります。
    有観客だったら、関内駅周辺はどうなっていたのだろうか?と改めて想像してみました。
    野球のナイター試合時も、関内駅の階段を上るのも、ホームも歩くのも一苦労の混雑ですが、
    オリンピック時は、想像を超えた状態なのだろうと思いましたが、それも取り越し苦労?となりました。

    コロナ禍となり、様々な臨時が続く1年半ですが、既に臨時は常態化し、
    様々な対応はますます複雑になっていっています。
    こういう時こそ、「原点回帰」と思うこの頃です。

    暑さ本番!の日が続きますので、熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
    (私自身は過去、熱中症を体験し、とても辛い思いをしました・・・)
    来月、暑さがおさまるという処暑の頃、残暑お見舞い申し上げたいと思います。

    令和3年大暑 山口亜紀

  • □■□gibun通信□■□”Vol.6”副館長より 2021/7/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    1階の貸室受付のある匠プラザは、小さな博物館として昔の職人道具を展示しています。
    収蔵品は約3,500点、そのうち展示しているものは約800点ですので、
    収蔵庫にはまだまだたくさんの道具が収められています。

    現在展示されている中で私が個人的に好きな道具のひとつが、臼作りの「ヨキ」です。
    ヨキはオノの一種なのですが、この臼作り用のものは根元から刃までが異様に長い。
    皆さんのイメージするオノとは全然違う形だと思います。
    電動工具のない時代、丸太をくり抜いて臼を作るのにはこの長さが適していたようです。

    ある特定の職業の、特定の目的に特化した道具というのはとても面白いです。
    誰かにこの面白さが伝わってくれたら嬉しいのですが。

    会館にお越しの際は匠プラザでヨキを探してみてください。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.5”館長より 2021/6/25

    季節は夏に至る「夏至」となりました。
    梅雨の真っ最中ですが、本格的な夏の到来に向かっています。
    梅雨空が続き、陽の長さがわかりづらいですが、
    冬至に比べて、4時間以上も日照時間が長いそうですから、
    いつまでも空が明るく1日が長く感じますね。

    ワクチン接種会場として、ひと月が経ちました。
    技文に初めて来た、という方や、下見に来られる方、道順を訊ねる方もいらっしゃいます。
    そして、今までひっそりとした存在だった技文の車椅子が活躍中です。
    タイヤの空気をマメに確認することにしました。

    また、5月から再開した各種講座は、
    開けてみると懐かしいお顔が見受けられ、「お元気でしたか?」と思わず声をかけてしまいます。
    講師の先生方も、参加される皆さまもとても意欲的で嬉しくなります。
    特に、先週の土日の匠プラザは洋裁教室を開催しながら、ワクチン接種の待合室でもありました。
    他のフロアではパソコン教室と料理教室も主催し、ご利用者様も多く満室でした。

    集まれる、みんなで何かをする、っていいなぁ、としみじみ感じました。
    ワクチン接種も含めて、人が集うことで技文が「元気」を交歓できる場でありたい、と改めて思いました。

    それでは、熱中症に十分お気をつけてお過ごしください。
    また来月お便りさせていただきます。

    令和3年夏至 山口亜紀

  • □■□gibun通信□■□”Vol.4”副館長より 2021/6/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    私は毎日の食事に悩むことが多いです。
    基本的に同じものをずっと食べ続けることができるタイプなのですが、栄養の偏りが気になるお年頃です。
    できるだけ毎食いろいろなものを食べようと心がけています。

    お昼は何を食べたらいいか、夜は何を、と周りのスタッフに聞いてしまいます。
    みんな優しいので色々とヒントをくれますが、毎日のことなのでそろそろうんざりしているのではないかと思います。

    今月、会館の講座で「美味しいデリ風作り置き教室」を開催しています。
    栄養バランス良く、美味しい8品の作り置き料理を作る講座です。
    初回の終了後、余ったものを少しずついただいたので、夜ご飯にしました。
    1食考えずに済みました。ありがとうございました、美味しかったです。

    さて、今日は何を食べましょうか。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.3”館長より 2021/5/25

    季節は小満となり、万物長じて草木が茂り満ちる頃です。
    今年は少し季節が先走り、梅雨の走りのような、梅雨の晴れ間のような日があり、空模様も揺れる最近ですね。

    当館では19日(水)からワクチン接種が始まりました。
    今後、9月末まで、水・木・土・日曜日が接種日となります。
    よくご利用いただく方が「いつもと違う技文」とおっしゃっていました。
    確かに、初めてのことで、私たちスタッフもそのように感じましたが、
    始まってみると「これも技文」と思っています。

    そして、「これまた技文」です。
    梅雨が近づき、今年の「梅しごと」が始まりました!
    この季節ならではの内容で、貴重な品種「杉田梅」で仕込みます。
     〇5月22日(土)梅酒、梅味噌、梅ジュースの仕込み(開講済)
     〇6月19日・7月3日(土)梅干し、しそジュース、梅ジャム
    ほかにも、巣篭り生活用に「美味しい総菜の作り置き」や「男のシーズン弁当」など
    時世に合わせた講座を開講予定です!

    ご来館の全ての皆さまが、安心して「技文時間」をお過ごしいただけるよう
    努めております。皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

    令和3年小満 山口亜紀

  • □■□gibun通信□■□”Vol.2”副館長より 2021/5/15

    初めまして、横浜市技能文化会館副館長の大木と申します。
    新年度となり、新しい形でのメールマガジン配信にあたり、
    館長だけでなく私からもコメントをお届けすることになりました。

    これからどのようなことを皆様にお伝えするか、
    館長コメントとどう差別化を図るか、
    大いに試行錯誤していくことになりそうです。

    正直山口館長のように気の利いたことを書ける気がしません。
    拙い文章をお届けすることになるかと思いますが、
    皆様暖かく見守っていただけると幸いです。

    まずはご挨拶ということで今回の記事を終わらせたいと思います。
    今後ともよろしくお願いいたします。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.1”館長より 2021/4/25

    どのような時でも季節は廻り、二十四節気では「穀雨」から「立夏」に
    変わっていく時期です。春雨で農作物がうるおう時期から夏に向けて、
    新緑が眩しく爽やかな陽気が続いています。

    新年度となり、そろそろひと月が経とうとしていますが、
    今回の新年度は、私を含めたスタッフには今までと異なる新年度です。
    見た目は何も変わらないのですが、所属する会社が変わり、
    まだまだあたふたしています。

    皆さまから見て変わったことは「名札」が変わりました。
    今まで赤いネックストラップでしたが、新年度からは緑色に変えました。
    「赤」には長く愛着があり、何かと紫紺やレンガ色を用いることが
    多かったのですが、今度は社名(明日葉)も意識し「緑」にしました。
    また「技文便り」から「gibun通信」に変更し、少しのことですが「心機一転」です。

    新年度開始と同時に新しいイメージで!と思ったまでは良かったのですが、
    まずは「いつも通りに技文を開ける」ことが最優先です。
    リーフレットやHP等は微調整のままですが、少しづつ変化してまいります。

    また、お待ちいただいている講座等は、4月17日開講した「洋裁クラブ」を皮切りに
    5月以降は季節到来の「梅しごと」ほか、続々開講してまいります。
    感染症対策を整えてお待ちしていますので、どうぞご期待ください!

    新たな5年が始まりました。
    引き続き「技文」をご愛顧賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

    令和3年穀雨 山口亜紀

  • 指定管理者変更のお知らせ

    昨日、2021年4月1日より当会館の指定管理者が「株式会社明日葉」に変わりました。
    運営体制が変更となるのはなんと10年ぶり!…ですが、
    今後も思いは変わらず、皆様に愛される会館を目指していきたいと思います。
     
    指定管理者変更に伴い、ホームページも少しずつ変化していきます!
    メルマガやフェイスブック、ツイッターなども随時更新中!
    最新情報をどんどん発信していきますのでお見逃しなく♪
     
    今後の技文にどうぞご期待ください!
    これからもよろしくお願いいたします!
     
     
    令和3年4月2日
  • □■□技文便り□■□”Vol.133”館長より 2021/3/17

    季節は進み、啓蟄から春分になります。
    昼夜の長さも同じようになり、陽が伸びたことを実感しています。
    そして、早いもので桜も開花しました。
    11月から始まった4か月に及ぶ外壁工事も完了間近となり、
    足場も解体され、窓から射し込む春の陽光は眩しいほどです。
     
    いつも技文便りをお読みいただき、ありがとうございます。
     
    2014年10月号より78通の技文便りを担当させていただきました。
    6年半は長い気もしますが、毎月「館長待ち」状態のメルマガ原稿
    でしたので、ひと月はあっという間というのが実感です(苦笑)
     
    途中100号を迎えた際は、多くのお声を頂戴し、有難く温かい気持ちで
    いっぱいになりましたことが思い出されます。
    毎号、私たちの活動の一部をご紹介してまいりましたが
    身近に感じていただけていれば嬉しいです。
     
    技文便りの創刊号は8年半近く前です。次の思いでスタートしました。
    ----------------------------------------------------
    私たちは、”人手”をかける、
    「ものづくり くらしづくり 社会に役立つ人づくり」
    を通じ、地域社会(経済・市民生活)を活性することを
    私たちの使命と考えています。
    行政サービスに驚きと感動を!
    新しい時代の社会起業家集団として
    皆さまに愛される技能文化会館を実現していきます。
    どうぞ応援ください。
    ---------------------------------------------------
    今後も思いは変わらず、”新しい生活様式”を取り入れながら
    皆さまに愛される会館を目指し、技文のファンづくりを
    実現していきたいと思っています。
     
    指定管理者変更により一旦の区切りとなりますが、
    また新号で再会したいと思っています。
    技文便りを受信いただき、本当にありがとうございました。
    そして、また、どうぞよろしくお願いいたします!
     
    令和3年 春分
    横浜市技能文化会館 山口亜紀