技文便り「館長より」

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.75”館長より 2024/5/25

    季節は「小満」になりました。
    陽気がよくなり草木も成長し、田植えの準備を始める頃です。
    最近は陽気が良すぎて、夏?と思う日が続いています。
    今年は「高温、多湿、多雨」の長い夏のようです。

    最近は、「事業報告」資料を作成する日々でした。
    なかなか骨の折れる作業ですが、
    1年間を振り返り、自分達が何をしてきたか、
    何ができなかったかを整理し、次に繋げるための時間と思っています。
    しばらくしますと、横浜市のHPにも掲載されますので、
    よろしければ御覧になってみてください。
    あれ? そうだったの? 知らなかった。と言うことも多々あると思います。
    ちなみに、5月中に人気の高い701.702.703の室内椅子を交換しています。
    お気づきでしょうか?

    「小満」には秋に撒いた麦の穂が付く頃で安心し「少し満足する」
    という意味もあるようです。
    事業報告で少し満足し、夏のイベント(匠の小学校)に向けて歩を進める
    時期です。長く暑い夏にバテないように、少しずつ頑張りたいと思います。

    それでは、次回、夏至の頃、またお便りさせていただきます。

    令和6年小満 山口亜紀

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.74”副館長より 2024/5/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    日本では木工作業を行う技能職が多くあります。
    木を加工する道具で一番種類が多いと言われているのが「ノミ(鑿)」です。

    木工でのノミは木に穴をあけたり、溝を彫ったり細かい彫刻をしたりと多様な使い方をします。
    その分種類も豊富で、大きいもの小さいもの、刃が広いもの細いものなど数百種類あるようです。

    会館の収蔵品約3,500点の中でもノミが一番多く、約400点ほどあります。
    匠プラザでもたくさんのノミを展示していますが、全部は展示しきれていません。

    見ていると、正直どう使っていたのか想像がつかないノミもあります。
    本当に多種多様のノミがありますので、匠プラザでその種類の多さをご覧ください。

    大木佑介

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.73”館長より 2024/4/25

    季節は「穀雨」になりました。
    春の長雨、菜種梅雨と言われていますが、確かに4月中は
    スッキリしないお天気の日が多かったように思います。
    あと10日もすると立夏、これから爽やかな陽気を期待したいですね。

    4月20日(土)に20回目の「手づくり市」を開催しました。
    元々は2012年9月にフリーマーケットから始まり
    1年後に「フリマ&手づくり市」として1回目となり、
    その後「手づくり市」にして、通算20回目の開催でした。
    コロナ禍で2年間お休みしましたが「継続は力」を実感した20回目でした!

    近年では、フリマの要素も取り入れ、リユースマーケットも併設していますし、
    ストリートピアノならぬ「みんなのピアノ」も好評いただいています。
    また、20回記念のためゲスト作家によるワークショップコーナーも設置しました。
    2階のラウンジには常に人がいて、賑やかな1日となりました。
    皆さまのご参加、ご来場に心より感謝申し上げます。

    2階のラウンジと言えば、先日、丸テーブルを追加設置しラウンジらしく
    してみました。写真を撮ってみると中々ステキです♪
    一休みにご利用くださいませ。

    今年のGWは10連休の方もいらっしゃるとのこと。
    会館も静かでゆったりしており、穴場の期間ですので、
    ご利用をお待ちしています。

    それでは、次回、小満の頃、またお便りさせていただきます。

    令和6年穀雨 山口亜紀

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.72”副館長より 2024/4/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    当館にある技文市で「活字」の販売を始めました。
    活字とは活版印刷に使用する、金属の文字の型です。
    昔は大量の活字を並べ、新聞や本を印刷していました。

    令和4年度に横浜マイスターに選定された、活字鋳造の大松マイスターの作品です。
    実際に活字を作成している現場を見学させていただいたことがあります。
    複雑な機械に微妙な調整を行って大量の活字を鋳造していました。

    その機械がとてもかっこいいのです。
    キレイに整備された古い機械が動く様子はワクワクします。
    SF的に言うとスチームパンクな雰囲気を感じます。
    →大松マイスターのご紹介動画

    何に使うかはともかく、単純に欲しくなってしまいます。
    私も自分の名前を購入しました。

    大木佑介

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.71”館長より 2024/3/25

    季節は「春分」、昼夜の長さがほぼ等しくなりました。
    今年は気温の上下や風の強弱がある日が多く
    例年ですと桜の開花の知らせが届く頃ですが、
    桜も足踏みしているようですね。

    先日、会館前の「大通り公園」で演劇公演をするため、
    13日間、テント設営・リハーサル・公演本番・解体等の
    一連の活動を行います、と主催者の方が来館されました。

    野外の劇場ってどんな感じなのだろう?と毎日様子を見ていました。
    2日間で「劇場入口」の看板が付いた青いシートのテントが出来上がりました。
    リハーサルと本番の8日間は、開始時間の夕方になると
    大きな声や音が聴こえてきます。
    特に上階の事務所にいる時には、「あ、始まった!」とわかり、
    遠目で見ても、演者のみなさんが体中で表現をされている躍動感が伝わってきます。

    今は当会館の2階ホールでオーケストラの団体のみなさんが練習をされていて
    ティンパニの音が効果音のように響いて聴こえてきます。

    1週間もすれば4月になり、春は変化やスタートの季節です。
    皆さまに技文をご利用いただき、活発な活動で活気づくことを楽しみにしています。

    令和6年春分 山口亜紀

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.70”副館長より 2024/3/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    昨日、会館7階の和室の畳の張り替えを行いました。
    横浜畳組合連合会の、横浜の畳職人の皆さまにお願いしました。

    当館の和室は30畳プラス水屋の3畳の33畳あります。
    搬入搬出で運ぶのは人力なので、まずそこが大変そうでした。
    畳の張り替えは、畳表(タタミオモテ)と言われる表面の部分を交換します。
    ヘリをほどき、古い畳表を剥がして新しいものを張り直します。
    これがいぐさのいい匂いがするのです。

    合わせて匠プラザにある畳ベンチの畳表も張り替えました。
    このベンチ用の畳のヘリは、珍しい金魚柄にしていただきました。
    ご来館の際はぜひかわいらしい金魚をご覧ください。

    大木佑介

     

     

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.69”館長より 2024/2/25

    季節は「雨水」になりました。
    雪から雨へと変わり、降り積もった雪も溶けだす頃ですが、
    今年は既に初夏のような日もあれば、氷雨の降る日もあり
    朝昼の寒暖差が堪える日が多いですね。
    とはいえ、早春らしい時期で少しずつ春めきも感じています。

    さて、1階の匠プラザでは横浜建築高等職業訓練校の「第59回製図コンクール」
    として優秀作品の展示をしています。
    製図に加え、
    1年生「浴用椅子」、2年生「片方転び踏み台」、3年生「四方転び踏み台」
    も展示しています。ステップアップしていく様子を感じることが出来ます。
    製図は鉛筆書きで、時間をかけて苦労して書いたのではないかと思われます。
    間取り図を見ていると、家や部屋には夢があるなぁ、と感じます。
    思わず、これだけ広い家だったらゆとりを持てる!けれど掃除は大変?!
    などと空想しながら眺めました。
    ぜひ匠プラザにお立ち寄りください。

    周囲に風邪をひいている方や、ひきそうな方もいたり、
    インフルエンザやコロナに感染という話も耳にします。
    くれぐれもご自愛くださいませ。

    令和6年雨水 山口亜紀

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.68”副館長より 2024/2/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    設置型ベビーケアルームの「mamaro」をご存じでしょうか。
    最近色々な施設に設置されているので、見たことのある方もいらっしゃるかと思います。
    そのmamaroを技能文化会館にも設置いたしました!
    ※mamaroの説明はこちら

    今までは4階の1室を授乳スペースとしてご利用いただいておりましたが、
    1階のわかりやすい位置に専用の場所をご用意いたしました。

    1畳ほどの広さの鍵のかかるボックスで、独立した個室空間を確保できます。
    清潔な場所で安心して授乳やおむつ替え等にご利用下さい。

    中にモニターがあったり、利用状況がわかるアプリとも連携していたりとなかなかハイテクです。
    それにしてもまず見た目がかわいいですね。

    大木佑介

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.67”館長より 2024/1/25

    寒中お見舞い申し上げます。
    季節は大寒となり、最も寒い時期です。
    それでも、天気予報を見ながら横浜は恵まれている、といつも思います。

    技文レポートでもお知らせしていますが、
    匠プラザでは今年も「書初めコーナー」を設置しています。
    仕事始めの日に、その時思いついた言葉を書いて掲示しました。
    毎年、その時々の思いつきで書いているのですが、
    昨年とはだいぶ異なる言葉になり、今の自分を改めて認識しました。
    また、昨年書いた言葉を利用者の方がのびのびと美しく書いていらして
    私も昨年はそんな気持ちだったのかな、と思い返しました。
    墨の香りと半紙に筆を走らせる感覚は、静かに落ち着けるような気がします。
    今月末まで設置していますので、ぜひご利用ください。
    大寒を越えれば、2月4日には立春になります。
    ご自愛のうえ、お過ごしくださいませ。
    皆さまには本年も技文をよろしくお願い申し上げます。

    令和6年大寒 山口亜紀

    画像は新年の坪庭です。
    パンジー・アリッサム・シクラメン・水仙・サイネリア・カルーナ等が咲いています。

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.66”副館長より 2024/1/15

    新年あけましておめでとうございます、副館長の大木です。
    本年もよろしくお願いいたします。

    匠プラザの道具の収蔵品にお正月に関係するものはないかと探してみました。
    見つかったのは和菓子屋さんの「ダルマアメ包装紙」です。
    説明書きに「正月など縁起物として使用」とあります。

    ダルマの形をした棒付きの飴を包むのに使用していたようです。
    戦前戦中まで使用していたものが大量に収蔵されていました。
    縦12センチ程度の薄い一枚の紙に、
    赤で上下の縁取り、中央にダルマの絵と「ダルマ」の文字があります。

    このだるまさんがなかなか味のある表情をしています。
    何か言いたいことがあるような顔です。

    このように未だ見ぬ収蔵品がたくさんあります。
    まだまだ面白いものが埋もれていそうです。

    大木佑介

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.65”館長より 2023/12/25

    皆さまには、今年も当館をご利用いただき、誠にありがとうございます。

    年々早く感じる一年ですが、
    今年はいつまでも暑かったせいか、寒さと師走・年末が一気にやってきた印象です。
    あと3日で年末年始休暇になりますが、全く実感がわきません。

    とは言え、これから27日におせち料理教室があり、ここで一気に年の瀬になります。
    ここからはまた一段と加速し、最終日、年末年始休館、仕事始めまで一気に時が流れるような気がします。

    毎年の事ですが、年々早く感じるのは、年を重ねたせいでしょうか。
    いずれにしても、残り数日を走り切り、また元気に新年を迎えたいものです。

    とりとめない内容になりましたが、
    ある意味自分らしいと感じています。
    休暇中には頭の中を整理し、もう少しまとまりある内容が書ける来年にしたいと思います。

    今年もメルマガをお読みいただき、
    誠にありがとうございました。
    心より感謝申し上げます。

    それでは、皆さま良い年をお迎えくださいませ。
    来る年も当館でお目にかかれますこと、お待ちしています。

    令和5年冬至
    館長 山口亜紀

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.64”副館長より 2023/12/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    今年もあっという間に年末となりました。
    年末には毎年会館でもスタッフで大掃除を行います。

    掃除で使用される道具の一つに『ほうき(箒)』があります。
    かつては横浜市にもほうきを作る職人がいました。
    1979年に制作された横浜市の伝統技能保存ビデオにその様子が収められています。

    手づくりのほうきはとても使いやすいもののようで、皆に重宝されていたとか。
    しかし、時代の流れによって今では職人もいなくなってしまったようです。

    手づくりのほうき職人がいなくなってしまったのは寂しい限りですが、
    年末に大掃除をすることには変わりがありません。
    新年を迎える前に一年のほこりを払いましょう。

    それでは皆様よいお年をお迎えください。

    大木佑介

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.63”館長より 2023/11/25

    季節は「小雪(しょうせつ)」となり、冬の入口です。
    個人的には、晩秋が残るこの季節は好きな時期です。

    先月からのひと月はまたまた色々あり、
    忘却の彼方に消え去ることもあれば
    押しやることもあります。

    そんな中、忘れないことがありました。
    「酉の市」です。
    今年は、11月11日(土)と23日(木祝)の2度ありました。
    例年楽しみに出掛けていきますが、今年はそうもいかず
    副館長に代わりに行ってもらいました。
    「すんごい人だった!!」とのことで、やっとの思いで
    新しい縁起物を買い求めてもらいました。
    従来、福運をかき集める熊手の形のものにしていましたが、
    今回は安定感を重視し、置物型?にしました。
    1階受付カウンターに小さな招き猫の乗った縁起物がありますので
    気に留めてみてください。

    1週間後には師走です。
    何かと気忙しくなりますので、くれぐれもご自愛くださいませ。
    次回は冬至の頃、年末のご挨拶をさせていただきます。

    令和5年小雪 山口亜紀

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.62”副館長より 2023/11/15

    こんにちは、副館長の大木です。鉄道模型
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    去る11月12日(日)に当会館で『第26回横浜マイスターまつり』が開催されました。
    あいにくのお天気でしたが、ご来場された皆様ありがとうございました。

    今回、今年マイスターとして認定された新マイスターがご出展されていました。
    鉄道模型製作の稲見行雄マイスターです。

    真鍮製の鉄道模型を、パーツごとに設計から作り上げる技術をお持ちのマイスターです。
    模型は想像していたより大きなものでしたが、パーツがとても細かい!
    鉄道には詳しくないので、何がどこの部分なのかさっぱりわかりませんでしたが、
    この細かなパーツを数えきれないほど作成して組み上げていく技術に感動しました。

    今までにない職種のマイスターということでとてもワクワクしました。
    今後のマイスターとしてのご活躍も楽しみです。

    大木佑介

     

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.61”館長より 2023/10/25

    季節は「霜降(そうこう)」になりました。
    朝晩の冷え込みが増して、山間部では霜が降りたり、
    早朝には草木が白っぽく見える景色になる季節です。
    日が暮れるのも早くなり、コートや暖房の用意をして冬に備える時期ですね。

    前号で副館長より「よこはま技能まつり」開催のご案内がありました。
    先日10月22日に、当館で開催され多くの方にご来場いただきました。
    ホテルカレーは勿論楽しみでしたが、ほかにも様々な職種の体験や
    実演、販売、相談会と賑わい楽しい1日でした。
    技文レポートでご紹介していますので、どうぞ御覧ください。→こちら

    私自身は、館内放送を担当したため、時刻通りに放送を行うことを
    目標に動き回っていましたが、合間を見て家具組合さんの「椅子張り」体験をしました。
    座面の布を選び、キレイな丸になるよう布を張りながら、タッカーという大きなホチキスの
    ような道具で、バチンバチンと針を打ち布を留めていきます。
    道具は正しく使わないと怪我の元ですし、キレイにも仕上がらないので、
    気を付けながらも小気味よくバチンバチンと打って、気持ちが良かったです。
    貴重な体験をさせていただきました。無事仕上がりましたのでレポートに掲載いたします。

    1日の寒暖差があり、毎日の服装も悩むこの頃です。
    風邪など召されませんよう、くれぐれもご自愛されてください。
    次回は小雪の頃、またお便りいたします。

    令和5年霜降 山口亜紀

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.60”副館長より 2023/10/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    会館からのお知らせにもあるとおり、今年も『よこはま技能まつり』の季節がやってまいりました。
    10月22日(日)に、当会館を会場として開催されます。

    昨年から当会館を会場として開催されている技能まつりは、
    横浜の職人が一堂に会する年に一度のお祭りです。
    プロの技を間近に見ることのできる実演や各職種の体験コーナー、
    そして職人作の貴重な品々が販売されます。

    その中でも特に私が楽しみなのは、司厨士協会様によるホテルカレーの販売です。
    昨年いただいた時には、その美味しさに大変驚きました。
    やはり本格的なホテルのカレーは違うものですね。

    皆さまお誘いあわせの上ぜひお越しください。

    大木佑介

    詳細はこちら
    第42回よこはま技能まつり | Peatix

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.59”館長より 2023/9/25

    季節は「秋分」です。
    これから夜が長くなっていき、
    ようやく「暑さ寒さも彼岸まで」でしょうか。

    先日(9月16日)は南区のお三の宮日枝神社の秋祭りがあり、
    横浜一の大神輿御巡行が行われました。
    丁度、昼休憩の時間帯に当会館前の大通り公園(水の広場)で
    大神輿を休ませ、関係者の皆さまが当館で休憩されました。
    早速、神輿見物に行きましたが、
    大きさだけではなく、荘重で精微な見事な神輿に感激しました!
    また、気付けば当会館と関係する方々が同行されていて、
    皆さん法被姿が粋で素敵です。

    この日は当会館でも「手づくり市」を開催しており、
    会館内外で賑やかで、とても嬉しくなりました。

    祭りのあとは彼岸です。
    秋分の日はお中日で、お墓参りや仏様に手を合わせるなど、
    先祖を供養し感謝して過ごす日です。
    賑やかなあとは、静かに思いを馳せたいと思います。

    季節の変わり目、くれぐれもご自愛されお過ごしくださいませ。
    次回は霜降の頃、またお便りいたします。

    令和5年秋分 山口亜紀

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.58”副館長より 2023/9/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    『大工の七つ道具』というものがあります。
    指金、ゲンノウ(カナヅチ)、カンナ、ノミ、ノコギリ、チョウナ、そして墨壺(すみつぼ)の七つです。
    その中でも現代で大きく形状が変わってきているのが墨壺です。

    墨壺は糸に墨をつけて引っ張り、糸を弾いて木材にまっすぐな線を引く道具です。
    昔は木で出来ていて、その飾りに趣向を凝らして大工さんは腕を競っていたとのこと。
    匠プラザに展示されている墨壺も、鶴と亀の彫刻が施されています。
    その他の七つ道具はその機能を追い求めた形状をしていますが、墨壺だけは工芸品のような美しさがあります。

    現代の墨壺は、墨のついた糸を引くという機能は同じですが、
    プラスチックで出来ていて、見た目がとてもスタイリッシュ!
    これはこれで機能に特化したかっこいい道具となっています。

    さらには墨すら使わずに、レーザーで疑似的に線を引く道具もあります。
    もはや墨でも壺でもない墨壺です。
    未来の職人は「なんでこれが墨壺っていうんだろう」と疑問に思うのでしょうか。

    大木佑介

     

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.57”館長より 2023/8/25

    「処暑」となり暑さが落ち着いてくる頃ですが、
    今年はまだまだ猛暑が続いています。
    長期天気予報によれば、9月は厳しい残暑、
    秋雨前線や台風もやってくるそうです。

    前号で、8月6日(日)開催の「匠の小学校」の準備にヒートアップ中とお知らせしました。
    お陰様で多くの方にご来館いただき、無事終了いたしました。
    毎年、このイベントが終わると、夏が終わる気になるのですが、
    今年はそのようにはいかず、残暑と残務もあります。笑

    話は変わり、先日、TVK(テレビ神奈川)のハマナビで
    当館の陶芸教室が紹介されました!
    粘土いじりは集中できるじぶん時間となり、気持ちが良いと思います。
    6階には陶芸窯もあり、窯出しはとても楽しみです。
    ぜひ、御覧になってみてください。
    TVKのハマナビサイト

    それでは、まだ続く暑さの対策をしながら、涼しくなった時に
    影響が出ないよう過ごしたいですね。
    次回は秋の夜長を感じられるようになる頃、またお便りいたします。

    令和5年処暑 山口亜紀

    602の机を修理しました!

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.56”副館長より 2023/8/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    今月6日に技文最大のイベント『匠の小学校』が開催されました。
    昨年より体験数も増え、約1,100名の方にご来場いただきました。

    ホールでは大工さんの木工体験のくぎ打ちの音が鳴り響いていました。
    その音を聞いて、ある職人さんが
    「この音を聞くと『匠の小学校』って感じがするねえ」と仰っていました。
    20名以上の子ども達が楽しそうにトンカン鳴らしている音は活気があっていいものです。

    来年もあの音を聞けるよう努力してまいります。
    ご来場いただいた皆様、ご参加いただいた職人の皆さま、
    そしてお手伝いいただいたボランティアの皆さま、ご協力ありがとうございました。

    大木佑介

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.55”館長より 2023/7/25

    暑中お見舞い申し上げます。
    梅雨明け前から暑い日が続き、まだまだ猛暑は続くようで、まさに「大暑」の今です。

    今は、昨年同様に8月6日(日)開催の「匠の小学校」の準備にヒートアップ中です。
    小学生向けの体験教室ですが、お子さんは400~500名が様々な体験を予定し、
    職人さんは100名で対応いたします。
    また、ボランティアの方が20~30名、私どもスタッフも総動員で行う大イベントです。
    「準備8割」と思っていますが、未だ8割に到達していません。 
    ということで、檄を飛ばしながらの暑い暑い夏の日々です。

    体に堪える暑さが続いていますので、くれぐれもご自愛くださいませ。
    次回、処暑(残暑)の頃、またお便りいたします。

    令和5年大暑 山口亜紀

     

    ↑梅雨明けの青空と梅干し作業

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.54”副館長より 2023/7/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    梅雨も終わりかけ、非常に暑い日々が続きます。
    水分補給や涼しいところで一休みが大事な季節です。

    職人さん達はお昼以外にも必ず午前10時と午後3時に15分ほど休憩します。
    これはどうもどの職人さんでも共通の習慣のようです。
    その時間には必ず水分補給をし、一休みします。

    この休憩には体調を整えるといった目的以外にも理由があります。
    危険を伴う肉体労働や、気を遣う細かい作業には集中力が必要です。
    その集中力が続くのが2時間くらいだそうで、その合間に休憩をとることで効率を良くしています。
    それ以外にも、休憩中に他の職人さんと段取りの確認をするなど、
    職人さんにとって必要な時間です。

    職人さんには休憩時間に缶コーヒーか甘いおやつを差し入れると喜ばれますよ。
    もしそういった機会がありましたら思い出してください。

    大木佑介

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.53”館長より 2023/6/25

    季節はめぐり、21日は「夏至」でした。夏至の空
    会館の受付終了時(19時)の空は、曇っていましたが、まだ明るい空でした。
    何とも言えず嬉しい気持ちになり、大通り公園の真ん中を歩いて帰りました。

    先月からのひと月半は、何かと交流が多い時間でした。
    初めて会う方やいつもお世話になっている方に
    新しい講座の企画を相談したり、
    職人さんや専門家に修繕の相談をしたり、
    横浜市防災センターで防災体験をしたり、と、
    会議や会合で、新しいことや知らないことを見聞きすることが多く、
    濃い時間を過ごしたような気がします。

    昨日24日は「梅しごと教室(梅干しづくり)」を開講しました。
    熟してきた大きな杉田梅がと~っても甘い香りを放っていて、
    梅雨の鬱陶しさから開放されるようなひと時でした。
    また、「男の料理」では久しぶりに試食も行い、
    それぞれ料理についての想いをうかがうこともでき、
    皆さんで和気藹々とした良い時間でした。梅

    ということで、様々な交流がありましたが、
    ちょうど毎年今頃は、4~6月のスタートダッシュ?で
    やや息切れをする頃です。
    そんな時は夏至の空を眺めて、気持ちをゆったり持つようにしています。

    それでは次回、大暑の頃、またお便りいたします。
    暑くなってまいりましたので、熱中症等くれぐれもご注意いただき
    ご自愛のうえ、お過ごしください。

    令和5年夏至 山口亜紀

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.52”副館長より 2023/6/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    匠プラザの奥、スタッフ控室やバックヤードへつながる防火扉に絵が描いてあります。
    昔の絵巻物を単色で印刷したような絵です。

    気になって何の絵なのか調べてみました。
    図面等の書類からは見つけられず、絵の特徴から地道に探しました。
    見つかったのは「春日権現験記絵」「石山寺縁起絵巻」「男衾三郎絵詞」でした。
    いずれも中世鎌倉時代の絵巻物で、国宝や重要文化財となっています。

    匠プラザの絵は、その中に描かれている当時の職人です。
    扉の向かって右側には表情豊かな大工さん達、左側には料理をする男女が描かれています。

    平安・鎌倉時代の職人模様がうかがえます。
    大工さんが持っている道具は、大正昭和時代中心の当館展示物とほぼ同じ形をしています。
    その頃から形状的には完成されていたようですね。

    まだ出展不明な絵も残っていますが力尽きました。
    ご存じの方がいらっしゃいましたらお教えください。

    大木佑介

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.51”副館長より 2023/5/25

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    今回は匠プラザでも象徴的な道具の紹介です。
    大工さんのコーナーにある「コビキノコ」です。

    匠プラザで一番目立つこの道具はノコギリの一種で、
    丸太を縦に切って板材を作るのに使用していました。
    その板材を作る仕事を「木挽き」と呼んでいたそうです。

    刃の部分が幅広く、ずんぐりしたクジラを思わせるシルエットがかわいいですが(個人的感想)、
    一人で持つ道具としてはかなり大型のものです。

    今では機械化によって、手で板材を切り出すこの道具が使われるところを見ることもなくなりました。
    それでも匠プラザには残っていますので、皆さんぜひ見てあげてください。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.50”館長より 2023/5/15

    こんにちは、館長の山口です。
    今月は15日が館長、25日が副館長の担当になりました。
    前号(4月25日号)で10日もすると「立夏」と書きましたが、
    夏のような陽気と雨が繰り返されるこの頃です。

    先月からの20日間は、思いのほか慌ただしく過ごしました。
    4月中に昨年度の報告書類の作成があり、
    連休中は多目的ホールで「大人形展」が開催され
    いつも静かな連休ですが、多くの方にご来館いただきました。
    連休明けの5月9日~11日は「あいすくりーむの日」にちなんだ
    馬車道マルシェに参加し、1階売店「技文市」の出張販売をしていました。
    こうして、気付けば、5月前半が過ぎようとしています。

    4月になってから、関内駅前に開設された大学授業が始まったようで
    関内駅や大通り公園などで、大学生の集団を見かけるようになりました。
    若さとフレッシュさを感じます。
    関内は、長く市庁舎が中心となり「働く」人が中心の印象でしたが、
    ハマスタや改装中の文化体育館、新しい大学と、
    「学び」や「遊び」を含めた「暮らす」地域への変化を感じます。

    技文では「手描きの関内周辺MAP」をご用意しています。
    道案内をすることが多いため、よく聞かれる場所を記載しています。
    薫風の季節、散策のヒントにお持ちいただければ、幸いです。

    それでは、次回は「夏至」の頃、お便りさせていただきます。

    令和5年立夏 山口亜紀

  • □■□gibun通信□■□”Vol.49”館長より 2023/4/25

    季節は「穀雨」になり、あと10日もすると立夏になります。

    草木や農作物にとって恵の雨が降るこの頃で、
    大通り公園の木々も新葉が次々育っています。

    今月は、クラウドファンディングでご支援いただいた書籍「貝と漆」が
    出来上がり、先日より販売開始しました。
    漆器写真が美しい装丁で、貴重な技能の世界が記されています。

    そして「手づくり市」を開催し、いつもながら様々な手づくり品に
    触れることを楽しませてもらいました。

    先週は初めて「浴衣づくり」講座を開講しました。
    毎週通っていただき10回で一着に仕上げる内容です。
    和裁組合様にご理解ご協力をいただき、スタートすることができました!
    一針一針、手で縫い上げるので当然と言えば当然ですが、
    改めて手仕事は「根気がいる」と思いました。

    また、8月開催の夏休み子ども体験教室「匠の小学校」の準備に入りました。

    GW中には、過去ご利用いただき大盛況だった人形展が再度行われます。
    躍動感のある創作人形が多数展示されるようですので、開催が楽しみです。

    ということで、「手づくり・手仕事」に関わることが多く、技文らしさを
    感じたひと月でした。

    GW明けの9日~11日は馬車道まつりに参加しています。
    お立ち寄りいただければ嬉しく思います。
    次回、小満の頃、またお便りさせていただきます。

    令和5年穀雨 山口亜紀

    駐車場前のツツジも満開です。

  • □■□gibun通信□■□”Vol.48”副館長より 2023/4/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    新年度もメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    先日、実に3年ぶりにクリーニング師さんから教わるアイロンがけ講座を開催しました。
    皆さん楽しそうにプロの技を学んでいらっしゃいました。

    匠プラザには昔のアイロンが展示されています。
    もう錆びてしまっているのですが、石炭アイロン、ガスアイロン、電気アイロンと並んでいます。
    お越しになる見学者様からはよく「なつかしい」という言葉が出てくる品です。
    「家にあったのを見たことがある」「祖母が使っているのを見た」等々…

    昔のアイロンと現在のプロが使っているアイロンには共通点があります。
    それはものすごく重いこと。
    この間講座でお見せいただいたアイロンは4.2kgだそうです。

    プロのアイロンには、歴史の重みと物理的な重みがあります。

    大木佑介

  • □■□gibun通信□■□”Vol.47”館長より 2023/3/25

    季節は春分になり、本日(3/22)は初夏の陽気です。
    昼夜の長さがほぼ等しくなり、これから3か月後の夏至まで
    陽のあたる時間が長くなっていきます。

    毎年3月の年度末は慌ただしく過ごしています。
    最近のことでは
    数か月続いた自家発電機の入替工事が完了し、
    不具合が目立っていた冷暖房の部品入替も実施。
    そして、全館にWifiを導入をしました!
    また、貸室のご利用では新規や見学の方も増えています。

    3年前の3月は初めての「閉館」でした。
    会館のシャッターを閉め、毎日出勤していましたが、
    電車は空いていて、駅ホームや通勤路も人はまばらです。
    たった3年、もう3年、どちらにも思えますが、
    振り返ると環境が変わり続けていることを実感いたします。

    個人的には、WBCに目が釘付けの2週間でした。
    感銘を受けましたが、とにかく痺れました!
    年度末の慌ただしさも吹き飛ぶ思いでしたが、吹き飛んでいってはくれないので、
    気を引き締めて年度末と新年度を迎えたいと思います(笑)

    菜種梅雨と桜の満開を迎え、寒暖差も続いています。
    皆さま、くれぐれもご自愛のうえお過ごしください。

    令和5年春分 山口亜紀

     

    紫色のムスカリと後ろの赤いデイジー

  • □■□gibun通信□■□”Vol.46”副館長より 2023/3/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    会館の受付がある匠プラザ。
    その入口の横に大きな版画が掲示されています。

    職人道具を展示している匠プラザの目的を書いてあるこの版画。
    たまたま会館の図面を見ていたところ、手掛けたのは版画家の原田維夫氏だということがわかりました。

    原田氏は1964年の東京オリンピックのピクトグラムデザインに携わり、
    様々な時代小説等の表紙や新聞連載小説の挿絵を担当したりと活躍する版画家です。
    図面にあったコンセプトには、
    「かつて商業デザインに携わっていたことがあるので、展示訴求上の条件をよく理解し、
    最も効果的な構想の展開を期待できる作家である」とありました。

    こんなに身近に有名な方の作品があるとは思いませんでした。
    意外な発見があった今日この頃です。

    大木佑介