会館【技文レポート】2023年10月22日 第42回よこはま技能まつり2023年10月24日

今年も当館を

「よこはま技能まつり」の会場として、

ご利用いただきました。

 

 

よこはま技能まつりは今年で42回目の開催。

そして、当館が会場になるのは2度目です。

 

10時の開会とともに鳴り響くのは、和太鼓とトンカチの大合奏。

2階のホールは大賑わいで、みなさん体験プログラムに興味津々です。

 

 

 

よこはま技能まつりは、

毎年、横浜市技能職団体連絡協議会によって開催されています。

その目的は、ものづくりの素晴らしさを伝えること。

職人さんにご指導いただき作品をつくったり、

住まいや着物の相談会など、技能職の皆さんと交流できる場でもあります。

今年は昨年よりも体験プログラムが増え、多くの方にご参加いただきました。

 

 

自分が住んでいる家は、どうやって建てられているのか。

クリーニングに出したシャツは、どのように仕上げられるのか。

記念日に食べるお菓子の作り方は?など、

技能まつりが来ると、生活のなにげない場所に

職人さんの仕事があるんだな、と気づかされます。

 

 

今年も、お子さん連れのご家族が多く見られました。

お祭りを楽しんでもらうとともに、

お仕事にも興味を持ってもらえたらいいな、と思う一日でした。

ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました!

【技文レポート】2023年7月4日 ボロナソーセージづくり2023年07月15日

毎回大好評!

食肉加工中山マイスターによる、ソーセージ作りの講座を今年も開催しました。

『横浜マイスター』は横浜市が選定した優れた技能職者のことです。

マイスターに推薦されたのも市民の声からということで、

ご本人の人柄もあり、町に愛された職人さんです。

今回も中山マイスターとアシスタントの中村さんにご指導いただきます。

 

「ボロナソーセージ」は会館初のメニューです。

好きな厚さにカットして食べるために、太く大きく作るのが特徴です。

使用するお肉は一人500g!それを半分に分けて、250gのソーセージを2本作ります。

250gのソーセージと言えばボリュームが伝わるでしょうか?

 

まずはひき肉をさらに細かくするため、マイスター特性のスパイスなど、

材料を加えてフードプロセッサーにかけます。

ミンチにするときに重要なのは、お肉の温度と、かける時間です。

温度が高くなりすぎないよう、温度計ではかりながら素早く作業を行います。

中山マイスターは、参加者のみなさんのお肉の様子を見ながら、

「あと20秒」「あと30秒」と声をかけて回っていました。

一人ひとりのお肉の状態を見て、時間(それも秒!)を指示するのは、さすがの一言です。

「いつもは20kgまとめてやってるんだよ」と写真を見せてくださいました。

 

しっかりとミンチにしたお肉は動物の腸に入れてソーセージを作りますが、

今回はケーシング(紙製の袋)を使用しました。

ただ詰めるのではなく、空気を抜きながら詰めるのがポイントです。

 

ケーシングの両端はタコ紐でしばりますが、これがなかなか難しい。皆さん苦戦されていました。

どうしても結べない時は先生の出番です。

お店から持ってきてくださった専用の機械で、ガシャン!と栓をしてくださいました。

 

鍋いっぱいに沸かしたお湯でゆでて完成!

出来立てを食べたいところですが、しばらく寝かせた方がより美味しいとのことで、ここは我慢です。

中山マイスターのお店『シュタットシンケン』の出張販売もあり、大盛況の講座となりました。

 

 

後日、講座で作ったボロナソーセージを食べたところ、とってもフワフワで驚きました。

よくミンチしたためか柔らかく、お肉らしいジューシーさと食べごたえがあります。

スタッフ一同「美味しい!」「初めての食感!」と盛り上がりました。

参加された皆さんはもう召し上がられたでしょうか。

 

横浜マイスター【中山一郎】氏のページはこちら。

中山マイスターのお店【シュタットシンケン】のHPはこちら。

会館2022年10月23日 第41回よこはま技能まつり2022年10月24日

よこはま技能まつり』

3年ぶりに開催されました!

 

当館は「技能職の振興」を目的とした会館ということで、

初めて会場として協力しました。

 

当日はフルーツカービングや飴細工の実演といった

ステージイベントにも注目が集まります。

この祭りの特徴はとにかく職人さんと近いこと。

イスの用意もありましたが、みなさんかぶり付きでご覧になっていました。

 

飴細工は子供たちに大人気!

伸ばすたびにツヤツヤと輝く、リボンのような飴に夢中です。

無骨な野菜がスルスルと花に変わっていく、フルーツカービングの面白いこと!

夏だったらスイカでやってたんだけど、

とカボチャをハロウィン風の飾りに変えてくれました。

 

 

ホール内に突然現れた茶室は、釘を使用せずに組み立てられた宮大工さんの技。

持ち運び可能なモバイル茶室で、おもてなしのレッスンを受けました。

 

 

 

体験コーナーでは、大人も子供も混じっての大賑わいで

職人道具を一心に振るっていました。

珍しい体験はもちろんですが、庭の手入れやアイロンのコツなど、

ちょっとした相談を気軽にできるのも、技能まつりの魅力です。

 

 

 

思い思いのお土産をもって、第41回よこはま技能まつりは終了しました。

和太鼓やオカリナ&ギターライブも、イベントを盛り上げてくれました。

 

 

ご来場ありがとうございました!

また来年の開催を楽しみにしています。

会館【技文レポート】2022年8月7日 匠の小学校20222022年08月08日

匠の小学校2022を開催しました!

2019年以来3年ぶりの開催となりました。

今年はコロナ禍ということもあり、例年と異なる点がいくつもありました。

小学校へのチラシの配布と往復はがきでの申し込みをやめ、

メールでの申し込みに力を入れました。

初めてのことだらけでスタッフも毎日が反省と改善の連続。

イベントまでの2か月はとても慌ただしいものでした。

 

さて当日の様子を紹介します。

今年は9団体が参加、11種類の体験がありました。

当日は10時から体験スタートです。

時間が来ればこれは例年通り、上から下までの大騒ぎ。

職人さんからのお話を聞いて、質問したりヘルプを呼んだりと活気にあふれています。

 

カップとうふつくり 「豆腐が固まるのがおもしろかった」

2種のペイント体験 「すきないろをぬれた」

 

 

3種の裁縫体験 「先生がやさしくてないようがおもしろかった」

万能台づくり 「いっぱいくぎをうてて楽しかった」

 

 

銅板イニシャルレリーフづくり 「ふしぎな薬をぬってピカピカになった」

イグサのストラップづくり 「ストラップがたのしかった」

 

 

ミニタタミづくり 「タタミの大きなホチキスが楽しかった」

3色刷りトートバッグづくり 「えのぐをのばすところがたのしかった!」

 

 

カメラマン体験 「パパとママといっしょにとったのがうれしかったです」

親子でマッサージ体験 「子どももマッサージするんだ!とおどろいた。気持ちよかった」

 

 

一緒にご来場された保護者の皆さんも、時には子供たちとお話を聞いたり作業をしました。

親子マッサージやカメラマン体験では、一緒に体験に取り組まれました。

ニコニコの笑顔と大きな声で「ありがとうございました!!」と言ってもらえて、我々スタッフもとても嬉しかったです。

 

ケガ人や体調不良者もなく、無事に一日を終了することが出来ました。

ご来場くださった皆様、職人さんやスタッフの皆様、ボランティアの皆様、本当にありがとうございました!

また来年の開催をお待ちください。

会館【講座レポート】リメイクで楽しむ帯の仕立て2021年01月18日

久しぶりに横浜マイスター講座を開催しました。
帯仕立てのマイスター水守氏による
「リメイクで楽しむ帯の仕立て
です。

第1回目のオリエンテーションは
参加の皆様がどのような帯を仕立てるかの
水守マイスターが生地を見て確認します。
「どんな生地でも帯にできますよ!」とマイスターがおっしゃる通り
皆さまの作りたい帯は十人十色です。
 
手持ちの帯のサイズが合わないので、仕立て直す方
着物や羽織をほどいて、その生地で帯を仕立てる方
反物から仕立てる方
アジアの素敵な生地で仕立てる方
レースの服地から帯を仕立てる方
 
それぞれがお持ちになった素材をテーブルの広げながら
どのポイントをお太鼓にするかなど確認をしたり、
マイスターが帯を仕立てる時に、
どこに気を配っているかなどのお話を聞いたり、
参加者全員で共有し
出来上がりを頭の中でイメージします。
想像する時間、どうしようか迷う時間は
楽しいもので、ワクワクの習い始めの時となりました。

来月から4回にわたり
各々が帯の仕立て実践にはいります!!
 
令和3年1月15日実施講座

会館【会館】横浜マイスター紹介コーナー2020年06月18日

2階の多目的ホール前ホワイエ
横浜マイスターのご紹介コーナーをリニューアルしました。
 
まずは横浜マイスター事業のご紹介。
横浜市が平成8年度から行っている事業で、市民の生活・文化の寄与する
優れた技能職者を「横浜マイスター」に選定しています。
後継者の育成・確保、技能の継承、そして技能職の振興を図る目的で
横浜マイスター事業が始まりました。
 
つまり「横浜マイスター」は
プロの技能を持つ技能職の代表(達人)として、私たちの生活をより豊かにし、
「手仕事・ものづくり」の素晴らしさを広く伝えてくださる方々なのです。 
 
手仕事は技術の取得や工夫で良いものを作り出します。
熟練された専門技術をお持ちで、経験豊かなマイスターは
自分の手で生み出す知恵や面白味を教えてくださります。
 
横浜マイスターはどんなものを作っているのかな  
マイスターのお店に行ってみようかしら      
などと想像しなが
ご紹介コーナーを眺めていただけると嬉しいです。 
 
横浜マイスターの仕事への想いや活動を紹介する
『横浜マイスター事業ガイドブック ハマに技あり』を
無料で配布していますので、ぜひお持ちください。
横浜マイスターの作品は1階の匠プラザでも展示しております。                                                                                                  
 
また、横浜マイスターの詳細は横浜市のHPもご覧いただけます。
HPではマイスターの技の紹介動画も見ることができますよ。
横浜市HP
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/kigyoshien/ginou/meister.html

【講座レポート】 2019/4/17(水) 今平マイスターの爽やかな鶏肉の煮込み料理と春野菜そのコンソメスープと共に2019年04月19日

 

西洋料理の横浜マイスター今平氏をお迎えし、横浜マイスター塾の料理教室を開催いたしました。

今平マイスターは横浜の憧れのフレンチレストラン「霧笛楼」の統括総料理長でいらっしゃいます。

当日は今平マイスターの他、総料理長とシェフ ド パリ とレストランのトップの方々にお越しいただき
スペシャルな2時間でした。

メニューは
「鶏もも肉のフリカッセ カレー風味 季節の温野菜添え」
「コンソメスープ」です。
今平マイスターはとってもご説明上手!
料理のデモンストレーションをしながら、
調理のポイントやレシピにはない食材の代用の提案
カロリーが気になる方へのアレンジの提案などがあり、
今日のお料理を“家庭でも作れるように”配慮した
お話の仕方で、とても親しみを感じました。

コンソメスープは時間がかかるので、今回はマイスターが
用意してくださりましたが、
画像で作り方をご説明くださりました。
意外と家庭で作れることに驚きです。
“最後まで無駄なく使う”ことを大切にされていて
コンソメを作った時にでる残った野菜やお肉を使った
まかない食を当日実演してくださりました。
我々でも作れるように丁寧に実演してくださり
細やかな心遣いに嬉しくなります。

今平マイスターから教わった料理は大変美味しく
どこか、家庭的で心まで温かい気持ちにさせていただきました。

横浜マイスター塾は毎年、年に数回開催いたしますので次回をお楽しみに!
最新情報はHPの横浜マイスター塾ページをご覧ください。

https://gibun.jp/koza/categories/takumi/yokohama-meister/

 

 

【講座レポート】 2019/3/23(土) 洋裁クラブ作品発表会2019年03月25日

花冷えの3月23日(土)に、初めて洋裁クラブ作品発表会を開催しました。

はじめに、洋裁組合の山本会長より、組合の歴史や技能検定についてのお話を伺いました。

2級を取得するには「ブラウス10枚は作ってみないと!」などのお話を聴き、

驚きながらも参加者は製作意欲が湧いているようでした。

 

続いて、作品発表のミニファッションショーを行いました。

皆さんの思いがこもった作品達は、とてもよくお似合いです。

◆テーラードカラーと肩のラインがキリッと決まったオーバーブラウス

◆道行コートはカフスがポイントの素敵な羽織ものに

◆花柄のコートドレスに、手製の刺繍バッグを合わせたロマンティックな装い

◆シックな紬のジャケットには赤いイヤリングでモダンな着こなし

◆小花の刺繍生地のチュニックは、丁寧な仕上げでお似合いに

◆別珍のベストスーツは、思い入れの玉縁ボタンホールで贅沢に仕上げ

◆和布のカジュアルフレアーコートは軽やかに

 

各自の作品を観賞し合い、良かった点や苦労した点などを披露し、講師の皆さんから講評いただきました。

全員で記念撮影もし、ホッとしたところで、お茶を飲みながら、洋裁クラブの様子をスライドで振り返りました。

最後に参加者の感想をご紹介します。

◇作品に自信がなかったけれど、参加してみて良かった。愉しかった。

◇ファッションショーに抵抗があったけれど、参加したら楽しく、製作意欲が湧き、元気が出てきました!

◇皆さんの作品が刺激になり、また新たな作品づくりに挑戦したくなりました!

◇11ヶ月かかったけれど、自分の作りたかった玉縁ボタンホールができて嬉しかった。

◇母の思い出の道行コートが素敵なコートに生まれ変わりました。

◇ワイドパンツ講座から、講師の指導が素晴らしく洋裁クラブも続けて受講しました。

洋裁をすることで、ものづくりをこれからも楽しみたいと思っています。

◇きりびつけは、料理で言えば下ごしらえ。大変だけど後から楽になることなど、細かい技術を学べて嬉しいです。

 これからも好みの服を好きな生地で作りたい!

 

作品発表会では、皆さん、ますます製作意欲が高まり、担当者としてとても嬉しく思いました。

ご参加の皆様、講師の皆様、ありがとうございました。

 

4月からは、基礎の洋裁、応用の洋裁として土日に開講いたします。

皆さまのご参加をお待ちしています

【講座レポート】 2019/1/26(土) 清水マイスターの家庭で愉しむフランス料理2019年01月28日

西洋料理の横浜マイスターである清水郁夫さんに教えていただく、
料理教室を開講しました。

毎回、当館料理室がライブ感溢れるダイナミックな厨房になる印象です。
今回のメニューは、帆立貝のポワレと赤ピーマンのスープ。
鮮やかで元気いっぱいの赤パプリカや、肉厚でプリプリッの帆立貝を
ご用意いただき、デモンストレーションの開始です!

まずは、野菜を切ります。
マイスターの正確かつスピード感溢れる包丁捌きに息をのむほどです。
切る、炒める、焼く、など、次々と進めていきます。
いつも思うのですが、素晴らしく早い手際で、作業が美しいのです。
そして、調理台が常に整理されています。

道具や材料を置く場所が決まっていて、迷いがありません。
プロ中のプロ!を肌で実感します。
そして、目に美しく、舌に美味しく、心に響くお料理が出来上がりました。

ご好評いただいている「横浜マイスター塾」や「匠の学校」は
その道のプロに身近に教えて教えていただける貴重な機会として
今後も開催してまいります。次回もお愉しみに!

【講座レポート】 2018/12/8(土) 和の小物づくり~巾着袋~2018年12月25日

水守マイスターによる初めての小物づくり講座です。
前回の「帯のリフォーム講座」で、
水守マイスターがさりげなく持っていた信玄袋(もちろんマイスターの手づくり)が
素敵だったので、巾着袋を作る講座をやってみたら、という話で盛り上がり
和の小物づくり講座を開催することになりました。
今回は帯の講座ではないけれど、巾着袋を作りながら水守マイスターの仕事を
多くの方に知っていただきたいという思いがありました。

水守マイスターが事前に準備された生地の組み合わせを
巾着袋に仕立てていきます。
マイスターのこだわりで、講座であっても良い生地を揃えていただきました。
絞り留袖縮緬大島紬、貴重な木綿など
柄の配置や色合わせはマイスターらしい粋な組み合わせです。
裏布も凝っていて細部まで配慮されているのは
プロの仕事を感じるところです。

どれも素敵で、選ぶ時からワクワクして楽しい。
触ってみると、手触りが気持ちよくてうっとりします。
ミシンで縫っていくのは初めは緊張しますが、
きちんとアイロンがけされた正絹はなめらかに針が進み
意外と苦労することなく仕立てていくことができました。

プロが作ったようにはいかないけれど
少しのゆがみもご愛嬌。
自分で作ったものだから、気兼ねなく使えるのが良いところです。
素敵なものができたと皆さん大変喜ばれていました。

マイスターが使っている道具、アイロンのかけ方
針の打ち方など、段差がでないような工夫など
講座も中でもプロの丁寧な仕事を垣間見ることができ
時々で気持ちが締まる思いがしました。

次は帯作りに挑戦したい!という声もありましたので
また企画したいと思います。

平成30年12月8日開講

第21回横浜マイスターまつりが開催されました。2018年11月15日

11月11日の日曜日に『第21回横浜マイスターまつり』が開催されました。

今年は特別ゲストとして、ラジオパーソナリティの高嶋秀武氏をお招きし、

トークショーが行われました。

笑いを誘うトークに大賑わいでした。

 

造園の荒川マイスターによる黒松の剪定実演です。

荒川マイスターいわく、「左右対称の松は飽きが早い!」とのこと。

 

花卉装飾の小泉マイスターは、今回生花をお持ちいただきました。

その場で壁掛け型のフラワーアレンジメントを作っていただけました。

 

体験教室では、大人も子供もそろって熱心に指導を受けていました。

素敵な作品はできたでしょうか。

  

 

展示コーナーで技能披露してくださるマイスターもいらっしゃいます。

作品が出来上がっていく様子に目が釘付けです。

和竿師の早坂マイスターのブースでは、男の子が張り付いて見学していました。

 

 

帯やスカーフや板金など、どれも素敵で目移りしてしまいます。

職人の方と直にお話しながら購入できるのも、マイスターまつりの魅力です。

大工さんのまな板は、その場で鉋がけをして仕上げてくれました。

  

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。

また来年の開催をお待ちください。

 

平成30年11月11日開催

【講座レポート】10/28(日)ハンコを彫ろう~石のハンコ編~2018年11月05日

印章の横浜マイスター國峯伸之氏から教わる
「ハンコを彫ろう~石のハンコ編~」講座を開講しました。

昼休憩をはさんで10時~15時の予定です。
つくる内容によって製作時間が異なると聞いておりましたが、
全員時間内(少し早め)に作り上げることができました。

まずは、刻む文字を決め、どの字体にするか字典で選びます。
続いて、文字の下書きを行います。
下書きにはいくつかの工程があり、
まずはトレッシングペーパーに書いて
裏側(反転)の文字を、選んだ台の印面に鉛筆で書き写します。
印面は約1cmまたは1.5cmです。
この小さな世界の中で、「文字を表現」します。
ですので、バランスが重要になります。
何度となく先生に見ていただき、指導を受けながら進めます。

続いて、朱液と墨汁を用いて、
印面の文字の形を整えていきます。
久しぶりに細筆を持ち、小さな印面に集中します。
たった一文字ですが、大きさ、太さ、カーブや直線の使い方など、
文字とつくり手の個性が表現されます。

いよいよ、彫っていきます。
鉄筆という道具を用い彫り進めますが、
「あっ!」とならないよう緊張感が伴います。

試しに何度か押印をして、微調整を繰り返し、最後にOKをいただいて完成です。

先生からは、みなさん上手にできました。という言葉をいただけ
専用の箱にハンコを収め、みなさん大切そうにハンコをお持ち帰りになりました。

プロ中のプロである横浜マイスターから分かりやすく、丁寧なご指導をいただけ
技術の深さを知り、個性の広さを体験できた貴重な時間となりました。
緊張感と達成感と安堵感の講座でした!

次回は12/2(日)に開講予定です。

平成30年10月28日・12月2日開講

【講座レポート】 2018/10/7(日) 上手なアイロンのかけ方2018年10月15日

最近は一気に秋になり、涼しくなりましたね。

もう衣替えも済まされたでしょうか。

当館では毎年春と秋、衣替えの季節に

「上手なアイロンのかけ方講座」を開催しています。

 

講師は横浜のクリーニング師の皆さんです。

受講者の方にはアイロンがけの基本となるワイシャツをお持ちいただき、

きれいにかけるポイントや手順を解説していただきながら、全員が実習を行います。

 

まずは先生のデモンストレーションです。

皆さんメモを取ったり、動画を撮影されたりと真剣です。

先生にはお仕事で使用されるプロ用のアイロンをお持ちいただきました。

説明しながらも流れるように作業され、あっという間に仕上がってしまいました。

あまりの早業に、周囲からは「もう一回やってください!」と声が上がりましたが、

その後は自分のテーブルにつき、先生のアドバイスを交えながらの実践です。

 

シワになり易い袖や襟の整え方、

汗染みになり易い季節の洗濯時のワンポイントなど、皆さん熱心に質問されていました。

ワイシャツのほかにも、柔らかいカーディガンや、ズボンのプレス、

日ごろアイロンがけに困っている服をお持ちいただき、

時間いっぱいまで実習を行いました。

 

回は春の開催を予定しています。

 

平成30年10月7日開催

【講座レポート】 2018/6/1~ リフォームで愉しむ帯の丈直し2018年07月03日

3日間に渡り、帯仕立てのマイスター水守康治氏から教わる

リフォームで愉しむ帯の丈直し」講座を開講しました。

1日目のオリエンテーションでは、お持ちいただいた帯を

どのように直すか工程説明があり、2日目、3日目は帯の丈を直す実践です。

参加された方は、はじめはこの帯を直すことができるかしら・・・と不安気でしたが

水守マイスターは、「生地さえしっかりしていれば、どんな帯でも直すことができる」

とおっしゃります。

 

1日目は帯の状態の確認です。

帯を解いて、帯芯の縮みや傷み、帯の仕立ての具合を確認しました。

水守マイスターから丁寧な説明があり、

めったに聞くことがない帯のお話に、みなさん聞き入っていました。

手仕事には、工夫や時間、昔から受け継いできた技など

多くの見えないものが詰まっていて、改めてモノの価値を考えさせられました。

最終日、仕上がった帯にみなさん大喜びです。

大切な方から譲り受けた帯、柄が気に入っているけれどしめられなかった帯

が自分の手で新品のようになり、達成感とともに新しくなった帯にすがすがしいお顔でした。

 

参加された方から、もっとマイスターから帯や着物のお話を聞きたい、

水守マイスターが持っている和小物を作りたいというお声がありましたので

秋以降、マイスターの講座を企画したいと思います。

どうぞ次回をお楽しみにしてください。

 

平成30年6月1日・8日・15日開講

【講座レポート】 春の洋裁クラブ・作品2018年06月29日

開講から一年がたち、毎月第3土曜日の匠プラザの賑わいも定番となってきました。

4月から始まった春の洋裁クラブも一段落。

今回も生徒さんの作品を紹介させていただきます。

 

●チュニック●

かわいらしいチュニックです。

すそや袖のデザインが特徴で、丁寧に仕上げていました。

とても熱心な方で、「補講日」にも参加してくださいました。

 

●ワンピース●

ゆったりとしたワンピースです。

ポケットの柄がワンピースの柄とピタッと一致しています。

こだわりの一品ですね。

 

7月からは夏の洋裁クラブが始まります。

引き続き受講される方も、初めて受講される方も、

どんな服を仕上げるのか楽しみです。

匠プラザでは、生地を販売しています。

どうぞお立ち寄りください。

 

平成30年4月21・27・5月19・25・6月16・22日開講

【講座レポート】 2018/5/15(日) 「チーズ入りフランク」づくり2018年06月04日

5月15日にフランクづくり教室を開講しました。

講師は食肉加工の横浜マイスターである中山一郎氏

たくさの商品もお持ちいただき、シュタットシンケン出張版が料理室に登場しました。

今回のフランクは、ブロック状のチーズがごろごろ入った「チーズ入りフランク」です。

 

フランク作りの醍醐味は、やはり肉を腸詰にするところ。

これには専用の道具を使います。

マイスターがお手本を見せてくれましたが、スルスルと肉が入っていき、

あっという間にフランクの形になりました。

しかし実際にやってみると難しいようで、空気が入ってしまったり、

道具から肉が出てこなかったりと悪戦苦闘です。

 

出来上がったフランクを試食させていただきました。

出来立てを茹でたフランクは、プリッと噛み応えがあり、肉汁と脂が出てきます。

たっぷりと入ったチーズはボリューム満点。とても食べ応えがありました。

 

マイスターのこだわりは肉を細かく挽きすぎないこと。

肉そのものの旨みを失わないようにとのコトですが、

仰るとおり、ジューシーで味がしっかりとありました。

茹でたあとに、焼き色がつくまで焼くと、さらに美味しかったです。

パックいっぱいにフランクを詰めて、皆さん大満足でお帰りになりました。

 

平成30年5月15日開講

【技文レポート】 4/21(土)4/27(金) 春の洋裁クラブ2018年04月28日

二年目に突入しました、洋裁クラブの様子をお知らせします。

この4月から内容をリニューアルし、3回セットが基本となりました。

集中して作業できる時間が増えるかと思います。

先生も毎月ご自身の作品を持ってきてくださいます。

華やかなスーツ!生地もやわらかく、さわり心地がとても良いです。

こちらは匠プラザに展示中です。どうぞご覧ください。

 

以前から通ってくださっている生徒さんの作品も完成しました。

ゆったりとしたコートです。

シンプルな形ですが、ボタンをつけてもはずしてもいいデザインになっています。

現在はブラウスを製作中。こちらは刺繍がポイントです。

刺繍の糸は海外のものをお取り寄せなさったとか。

ほかの生徒さんも、自分の体形に合うように調整したり、

製図にはないポケットをつけたいなど、

こだわりがいっぱいな自分だけの作品を作っています。

 

また、二年目からは土曜日の3回セットをお申込の方に限り、

第四金曜日に「補講日」を設けています。

こちらは5階の特別会議室で行いましたが、

先生のサロンのような穏やかな雰囲気で、普段の洋裁クラブとはまた違っていました。

オススメの道具を教えあったり、先生の仕事をみんなで覗き込んで勉強したりと、

充実した時間を過ごせたのではないでしょうか。

 

次は7月からの「夏の洋裁クラブ」を予定しております。申込開始をお待ちください。

 

平成30年4月21日・27日開講

【講座レポート】 洋裁クラブ2017年12月18日

2017年4月から始まりました「洋裁クラブ」

大変好評いただいています。

 

11月の回で先生に「地直し」を教えていただきました。

生地の横糸を探し出して、少しずつひっぱると、

横糸が引きつって線が浮き出てきます。

その線に沿ってハサミを入れれば生地をまっすぐ切る事ができます。

柄物の難しさはズレがおきてしまうこと。

それは多くの場合、裁断がうまくいっていないそうです。

仕上がりがグッとよくなるテクニックです。

 

 

 

 

 

 

今回は受講者の方が作られた作品を紹介します。

 

スカート●

シンプルなラインのスカートです。

先生はまず「原型」と言う体形に合わせた寸法の作成を教えてくださいました。

それから型紙を作るとぴったりな服が作れるそうです。

初回は一日じっくり原型作りに取り組まれ、こだわりの一品ができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●キュロットのワイドパンツ●

定番になったワイドパンツ。ゆったりとしたシルエットが魅力的です。

細かく体形をはかり、自分サイズのものができました。

普段着として活躍中で、講座のときにも着てきてくださいました。良くお似合いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●コート●

春・秋に大活躍する薄手のコート。

なんと当館で販売している生地で作ってくださいました。

明るくて張りがあり、「あの生地がこうなるんだ!」と驚きでした。

とても熱心な方で、次の作品に取り掛かられています。

 

 

 

 

 

先生方は一人ひとりの体形をみて、より似合う形になるようにアドバイスしてくださいます。

作品がひとつ出来上がると、「次はあれに挑戦したい!」と1年通っておられる方も。

1階匠プラザにて、ワイワイ開講中。来年はリニューアルして開講予定です。

 

 

平成29年度 毎月第二土曜日開講

会館【イベント告知】 11/26(日) 第20回記念横浜マイスターまつり2017年11月20日

今年も横浜マイスターまつりの季節がやってきました。

普段なかなか目にすることのない名人の技を間近で見たり、

お話を聞くことができる貴重な機会です。

皆様どうぞお出かけください。

【当日の内容】

日時:2017年11月26日(日)10:00~15:00

会場:横浜市技能文化会館 入場無料

  • 技能披露
  • 作品の展示および販売
  • 技能体験教室
  • 食のマイスターによる料理の提供
  • 特別企画・トークショー
    「横浜マイスターと横浜スカーフ親善大使が
    語るスカーフの魅力」

     時間:13:00~13:30 
     場所:2階多目的ホールステージ

【当日参加されるマイスター】

印象彫刻士・洋服裁縫師・木工塗装士・建築大工・調理師(中華料理)・表具師・花卉装飾・染織

食肉加工・板金技能士・畳工・和竿師・帯仕立て・建具製作・美容師・造園・ステンドグラス

【横浜マイスターって何?】

横浜市が平成8年度から行っている事業で、
市民の生活・文化に寄与する優れた技能食者を「横浜マイスター」と選定しています。
この事業は、横浜マイスターが行う後継者育成、
貴重な技能・技術の継承および普及活動を通して、技能職の進行を図ることを目的としています。

まつりのチラシなど、くわしくはこちら→ http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/happyou/h29/291027meister.html

【講座レポート】 2017/10/10~ リフォームで楽しむ帯の丈直し2017年11月02日

 3日間に渡り、帯仕立ての水守マイスターによる
「リフォームで楽しむ帯の丈直し」講座を開催いたしました。
マイスターから直接技術を教わることが出来る貴重な講座です。

ご参加の皆さまは
・手仕事が好き
・着物が好き
という共通の趣味をお持ちでしたので、自然と打ち解けて
先生を囲んで和やかな雰囲気の講座になりました。
 

 普通、美しい帯をほどくなんて考えらない行為だけど
この講座は帯をほどくことから始まります。
先生は職人の手付きでスマートに帯をほどいていきます。
力の入り加減など、無駄がないのが素人でも
よく分かり、見事です。

 先生は、帯をほどきながら、中に入っている帯芯の状態や
糸の間隔、仕立て方などを説明していきます。
皆さん、なるほどと頷きながら
先生の手付きをじっくり見て学ばれていました。

 講座では一人ひとり直す所が違うので各々の作業で進めますが
みなさん勉強熱心で、他の方の作業も共有していらっしゃいました。
理解を深めることを愉しんでいる皆さまの姿から、
「帯」ならではの魅力を感じました。
きっと自分好みに直した帯をより一層格好よく素敵に結ばれることと思います。

 
 最後の日は、素敵なサプライズがあり
参加者のお1人が手づくり和菓子を作ってきてくださりみんなで楽しみました。
お顔が出てOKとのことなので、みんなで記念撮影!
また開催して欲しいという声もありますので、来年以降も企画したいと思います。
 

【お知らせ】
第20回横浜マイスターまつり
日時:2017年11月26日(日) 10:00~15:00
横浜マイスターの技の実演、販売、体験教室など行います。マイスターによる料理の提供もあり!
ぜひ皆さん遊びにいらしてください!
http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/happyou/h29/291027meister.html

 

平成29年10月10・17・24日開講

【講座レポート】 2017/9/16 洋裁クラブ2017年09月20日

 作品が完成した方がいらしたので、写真を撮らせていただきました。
こちらの方は過去にも洋裁のご経験がありましたが、
久しぶりにスカートを作りたいと思い参加されたそうです。
初日は先生と一緒にじっくり型紙作りに取り組まれていました。
 


 自分にピッタリのものを作れるのが手作りの良いところですが、
当講座ではさらにプロならではのテクニックを教えてくださいます。
型紙作りに時間をかけて、丁寧に理想のラインに仕上げました。

 

 洋裁クラブ「月に一度、3回通って好きなものをつくろう」がテーマの講座です。
現在通われている方も作りたいものはさまざま。

  • 久しぶりに洋裁をしたい
  • より美しく仕上げたい
  • 作りかけの服で、分からないところがある

など、洋裁に興味がある方の参加をお待ちしております。

毎月第3土曜日、一階匠プラザにて開講中。講師は洋裁技能士の先生方です。
【匠の学校:洋裁クラブをお申し込みの方はこちら】

【匠の小学校2017】 抽選会を行いました!2017年07月24日

たくさんのご応募ありがとうございました!

事前申し込み体験の抽選会を行いました。

おかげさまで申し込み枠の体験は満席となりました。

抽選結果は、往復ハガキにて返信いたします。今しばらくお待ちください。

 

残念ながら抽選に漏れた方にも、当日のイベントがございます。

 

★写真屋さん・・・プロにおそわる写真撮影

☆タタミ屋さん・・・イグサのストラップ作り

★マッサージ師さん・・・親子でマッサージ体験

☆お豆腐屋さん・・・かんたん豆腐づくり

★和裁士さん・・・きもののひな形づくり

☆スペシャル技文市・・・匠の小学校限定!お土産コーナー。

               おうちでも職人体験ができるキットを販売します。

 

ほかにもミニイベントを企画しております。

夏休みにぜひ技文にいらしてください!

 

※キャンセルが発生した場合、当日に先着で受付いたします。

※せっかくご応募いただいたのですが、ご希望の番号を書き忘れている方がいらっしゃいました。

   ご記入お忘れないようお願いします。

 

※また当日のボランティアさんを募集しております。詳しくは→  【匠の小学校ボランティア募集】 まで。

【講座レポート】2017/6/17 『天然石の御簾越し羽織紐』【参加者募集】2017年06月19日

617()「天然石の御簾越し羽織紐」の第一回を開催しました。

この講座は、人気の横浜マイスター塾より、

石工の神取マイスターと和裁士の鈴木マイスターの初コラボ企画です。

 

お着物に詳しい方はご存知のことと思いますが、

羽織紐とは着物の上に着る羽織の前が開かないように留める紐のこと。

TPOや流行にあわせて付け替えて、おしゃれを楽しみます。

 

今回は天然石+御簾越し仕立て(鈴木マイスター独自の技法)でつくります。

なんといっても当講座の魅力は、完全オリジナルの一品が作れること。

紐の部分にあたる生地の柄、天然石の組み合わせ、

またメインとなる勾玉も自分で磨きます。

色味や光の入り方など、どれひとつとして同じものがないのも天然石の魅力でしょうか。

 

午前中は神取マイスターと石選びと勾玉づくり、

午後は鈴木マイスターと和裁の手仕事。

留め具をつける紐も4色あり、どの色がいいか、どの組み合わせがいいか、

みなさん一日中頭を悩ませていました。

マイスターはお二人とも気さくで、和やかな雰囲気の一日となりました。

興味がある方は、625()に同じ講座がございます。ぜひご参加ください。

 

マイスター塾のお申込はこちら

 

平成29年6月17日開催

【参加者募集】 6/17(土)・6/25(日) 開催決定! 『天然石の御簾越し羽織紐』2017年06月07日

当館初マイスターコラボ講座のお知らせです。

 

石工の神取マイスター和裁士の鈴木マイスターと一緒に

着物の胸元を彩る羽織紐を作ります。

 

「御簾越し仕立て」とは鈴木マイスター独自の技法。

紗をかけた独特の風合いが魅力的です。

天然石は自分で磨いて勾玉に!

サイドを飾る石も、色や大きさなどさまざまな種類の中から選んでいただけます。

 

午前中は神取マイスターに天然石の特徴について学び、勾玉作りに挑戦。

午後からは鈴木マイスターから「御簾越し仕立て」を教わり、

石と組み合わせて羽織紐にします。

 

羽織紐は男性用・女性用どちらのサイズでもお作りいただけます。

一度でお二人のマイスターに学べる贅沢な時間。

この機会にぜひご参加ください。

 

横浜マイスター塾・お申し込みはこちら】

※両日とも同じ内容です。

 

鈴木榮治マイスター:http://isyoukenkyukai.co.jp/

          http://kimono-original.com/

神取優弘マイスター:http://www.lifestone14.com/

【講座レポート】 2017/4/18(火) 『季節の「桜フランク」づくり』2017年04月21日

 

 食肉加工のマイスター中山一郎氏をお招きし、
季節のオリジナル「桜フランク」作りの講座を開講しました。
今回は男女ともに大勢ご参加いただきましたが、
半分は前回も中山マイスターの講座に参加してくださった方たちでした。
講師は中山マイスターと栄養士のけいこちゃんのお2人です。

 

 マイスターは50年ソーセージ作りに携わっているそうで、
豚を飼うところから始めたそうです。
それからずっと、必す豚・牛・鶏さんに感謝してから作り始めるそうです。
フランクとソーセージの違いなど、楽しくお話を聞きながらフランク作りは始まりました。

 

 まず調合されたスパイス・豚ひき肉(肩ロース)・桜の葉・羊腸などの分量や材料の説明。
次に道具ですが、東〇ハ〇ズで購入された肉を詰めていく道具に反応大でした。やっぱり道具は大切なんですね・・・。


 そしてマイスターの作り方を見た後、いよいよフランク作りが始まりました。
桜の葉の香りに春を感じ感激した後、黙々と肉練りと腸詰に移りましたが、
肉詰めの道具に羊腸をつなげるのが第一関門でした。
作ったことのある方ならうなづけると思います。
時間差を気にしながらも無事肉詰め完了、80℃の湯温を保って20分間茹でます。
その間マイスターが前日作ったフランクを、カレーケチャップで試食しました。
これが大変美味で自分の作ったフランクへの期待がふくらみます。


 茹で上がりを待ち、茹でた後は流水で冷まし出来上がり!


 出来上がりの量は10~12本分くらいで、「たくさん出来たねぇ」とワイガヤした後、
結構な重さを感じながら持ち帰りました。
マイスターの話では、「味が落ち着くから次の日が美味しいよ」とのことでした。


 質問タイムでは、「肉の挽き方」に始まり
「代用できる道具」「どこで買える」「工程でのなぜなぜ?」にていねいに答えていただき、
楽しく桜フランク作りは終了しました。

美味しくて楽しい講座ですので、ぜひ皆さんも参加してみてください。

 

平成29年4月18日開講

 

【講座レポート】 2017/3/21(火)  『シェフのハンバーグ』2017年04月07日

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 西洋料理のマイスター吉田敏彦氏から教わる大人気の講座です!
現在はホテル モントレ横浜の総料理長をされています。
ホテルでは出されないメニューのハンバーグですが
講座のために家庭で作れるように特別な材料や調理道具は使わず
ちょっとしたコツとシェフの技を惜しげもなく教えていただきました。


 さて、皆で作るのはハンバーグのみ。
なので1点集中して練り具合から、焼き加減、ソースの仕上げと
落ち着いて丁寧に作り上げることができます。


 誰しも一度は作った事のあるハンバーグだと思いますが
それぞれ聞きたいポイントはさまざま。
そんな皆のわがままな質問にもひとつひとつ丁寧に答えていただき
一同納得。どれも失敗なくプロの味に出来上がりました!DSC02062


 さすが吉田マイスター!皆笑顔で美味しくいただきました。
いろんなお話もとても楽しく、また次回吉田マイスターに会いたい!
教わりたい!と思える貴重な講座でした。

 

 

 

平成29年3月21日開催

【講座レポート】 2017/3/5(日) 組子細工のコースター作り2017年03月31日

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 建具のマイスター田中利男氏によるコースター作りを開催しました。
当日はマイスターの技を継承している息子さんの実氏もお越しになり、
2人の先生に丁寧に教えていただきました。

 あらかじめ細かく裁断された木材を組み立てていくのですが、
細工が細すぎて上手くはまりません。
力任せに合わせようとするとすぐにポキポキ折れてしまいます。
また組み立てるにも順番があり、似たような木材に皆さん悪戦苦闘。
先生への質問がとまりません。

 マイスターに組み立て終了のお墨付きをもらったら、kumiko1
次はやすりをかけて滑らかにします。
こちらの講座は1階匠プラザで行ったのですが、広く天井も高い会場が粉でいっぱいになり、
くしゃみをしながら、それでも時間をかけて丁寧に作業をしていきます。
建具に使用する木はケヤキや杉が主流なのだそうです。
理由は加工しやすくて、良い香りがするから。
コースターにもケヤキを使用しましたが、確かにやすりをかけるたびに良い香りが漂いました。

 当日は田中マイスターの作品である行灯やコースター、
また職人が作業に使用するさまざまな道具などが展示されました。
中でも驚いたのが、曲線専用の鉋の存在でした。
お話を聞いたところ、現在は木材を機械で細く裁断するのだそうです。kumiko4
ですが、そこから一つ一つの曲線を鉋にかけていくのだとか。
とても小さい曲線の刃がついていましたが、
鉋の大きさ自体は普通の木材にかけるようなものと変わらず、
ずっしりと重みがありました。

 
 苦戦しながらも2つのコースターは完成しました。
参加された方は、展示されているマイスターの作品を見ながら、
「何回も通って、行灯を作りたい!」とすっかり夢中になっていました。
田中マイスターの作品である組子細工の行灯は
現在も当館1階の「匠プラザ」内で展示しております。kumiko3

 

平成29年3月5日開催

 

 

 

 

和竿のマイスターによる「横浜竿の魅力」2017年02月20日


 和竿師である早坂良行マイスター
お招きしました。

 講座は早坂マイスターの釣りの話から
始まりました。
参加された方は釣りをする方とそうでない方といらっしゃいましたが、横浜竿を持ちながら、
魚と竿の相性など、釣りをしている光景が目が浮かぶお話っぷりに、
すっかり引き込まれてしまいました。

 材料探しのご苦労もさることながら、
2年経て初めて竿に作っていくことが
できるそうです。
竹をまっすぐにし、外も中も削っていく、
糸を巻いていく、漆を塗っていく、鯨のひげ(なんと口の中にあるそうです!)は先端の部分ですが、こちらもまっすぐ、細く削っていく。
書き連ねると単純ですが、方で製造するものは一切なく、すべて手仕事で行います。
長きに渡る感性と正確な手仕事の横浜竿
本当に美しい姿でした。

 最後に横浜竿で釣りを楽しんだ後のお手入れ方法をお話いただき、講座は終了しました。
皆さんすっかり横浜竿に魅了され、そのうちのお一人が早坂マイスターの工房での
和竿づくり教室に「おれ、やりたいっす」と申し込まれていました。


平成29年2月12日開講

横浜マイスター塾「帯仕立て」2016年11月19日

横浜マイスター塾「帯仕立て」を開講しました


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  • 横浜マイスターによる卓越した技能を体験できる横浜マイスター塾。
    今回は帯仕立てのマイスター、水守康治氏を講師にお迎えし、
    実際に皆様で着物の帯を仕立てる講座を開催いたしました。
    9時半から16時までを4日間かけてご自分のオリジナルの帯を作ります。
    帯に使う生地は自由! どんなものでもOKです。
    もともとお着物だった生地やエスニック風の生地など、
    参加者の皆様の個性が光ります。
    4日目には仕上げた帯を結んで帰られた方もいらっしゃいました。
    最後にお時間が余った方は、カードケース作りです。
    生地の端切れを使った、和風の素敵なカードケースです。
    こちらも皆様たいへんお気に入りとなったようです。
    講座はとても和気あいあいと行われ、
    毎回長時間ながらも楽しんで過ごされたようでした。
    横浜マイスター塾は今後も続々開講予定です。
    詳細はHP等でご覧ください。

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会館第37回『よこはま技能まつり』が開催されました2016年10月26日

10/23(日)に横浜公園にて恒例の
『よこはま技能まつり』が今年も開催されました。
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今年のステージイベントには、
当館をいつもご利用いただいている
和太鼓グループ『相州流傳太鼓』さんと
チアダンスグループ『チームジェシカ』さんに
出演のご協力を頂きました。







重厚で迫力ある和太鼓の演奏と
スタイリッシュで元気なダンスは
観客の方々を巻き込んで
会場が一体となって盛り上がりました♪



また、当館が出展した模擬店にも
沢山のご来店をいただき有り難うございました。