技文便り「館長より」

  • □■□gibun&しごと通信□■□”Vol.92”副館長より 2025/2/15

    こんにちは、副館長の大木です。
    メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

    2月22日(土)まで、匠プラザで展示会『横浜芝山漆器―技を伝え、美をつなぐ―』を開催しています。
    その横浜芝山漆器を製作するのに使う道具の紹介です。

    横浜芝山漆器を製作する工程はたくさんありますが、
    特徴的な立体部分を形作る基本的な道具が彫刻刀です。

    彫刻刀は横浜芝山漆器だけでなく、いろいろな職種で使用されます。
    匠プラザに収蔵されている物としては、印章や木型の職人さんの彫刻刀がたくさんあります。
    皆さんが想像する彫刻刀と大体同じものや、大きさや形が違うものもありました。
    それぞれ握りやすいように持ち手を削ったり、使いやすいよう刃の形を整えたりしています。
    全て職人さんオリジナルの一点ものです。

    小学生の頃、図工で木版画を作るのに使った彫刻刀。
    道具は同じでも、それを扱う技術には大きな違いがあります。

    大木佑介

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