技文レポート

くらし6/2(日)【くらしの学校】にんべんのかつお節教室を開講しました!2013年06月02日

今回は㈱にんべん様のご協力を得て、
かつお節のすごさ!を実感いただく内容です。
まずは「かつお節ができるまで」を学びます。
みなさん知っていましたか?
削り方には向きがあること
かつお節は手仕事でできること
世界一硬い発酵食品であること
などなど。


続いて、かつお節を削ります。
これが、大変!
みなさん、削り器はあるけど・・・
ということで、久しぶりのかつお節削りです。
最近では、
こんなにカワイイ削り節器も登場しています。
中身が見えて使いやすい!と大好評です。


講師の木村さんは、さすがです。
シャッ シャッ と切れ味抜群な音を立てて
ふんわりと美味しそうな削り節をどんどん作っていきます。


そして、「一番だし」をとります。
シャンパンゴールド色の一番だしは
上品で上質な味わいです。


最後に「だしから」でふりかけをつくります。
これが、ごはんが進む絶品です!
ごはん、だしから、一番だし、
そして、削りたての削り節。
それだけで、とっても贅沢な気分になるから
不思議です。
みなさん、「かつお節のすごさ!」を
実感いただけたようです。
大人気の「にんべんのかつお節教室」は
多数の方にキャンセル待ちをいただき、
今回ご案内いただけない方もいらっしゃいました。
誠に申し訳ありませんでした。
次回開講も決定しましたので、
当館HPや館内でご案内いたします!
みなさんのご参加をお待ちしています。



会館6/1 (土)当館が取材協力した記事が「はまれぽ.com」に掲載されました!2013年06月01日

『皆さんは、陽軒のシウマイを
 食べたことがありますか?』

『なぜそんな質問を?』と思われた皆さま、
以前当館が紹介された
『横浜のキニナル情報が見つかる!
Webマガジン「はまれぽ.com」』

掲載された記事をぜひご覧ください。
人気ライター松宮さんの取材記事に、
当館が微力ながら協力をいたしました。

当館講座受講生の皆さま
アンケートにご協力をいただきまして、
本当にありがとうございます。
下記リンク記事を、
楽しんでいただければ幸いです。
【はまれぽ.com掲載記事はこちら】

農園5/29(水) 関東甲信越も梅雨入りしました。2013年05月29日

この梅雨時に収穫時期が来るのが
ラズベリーです。
昨年晩秋に植えたものの
冬を越せるかと心配していましたが、
今年になって元気に
実をつけてくれました。


ヨーロッパ原産のヨーロッパキイチゴ系と
北米大陸原産のアメリカイチゴ系の
2派閥あるようです。
1548年に栽培されたという記録が
英国に残っています。



ラズベリーケトンという
ラズベリーの香り成分に
脂肪燃焼効果があるそうです。
唐辛子に含まれるカプサイシンに
分子構造が似ていますが、
効能はカプサイシンの3倍程度だそうです。

くらし5/27(月)【くらしの学校】手づくりの梅酒と梅ジュースづくり講座を開催! 2013年05月27日

毎年、梅雨時期になると
果実酒用の瓶がスーパーなどの
店頭に並び出します。
当館でもこの時期は、
梅酒、梅干づくり講座を開講しています。
今年は杉田・梅塾代表の
市原由貴子先生の梅酒づくり講座です。



梅の多様性を学びつつ、
梅酒をつくりました。
梅酒づくりは簡単です。
氷砂糖、梅、ホワイトリカーを瓶に入れて、
あとは1年間待つだけです。


瓶に入れた青梅は、
とっても美味しそうで綺麗です。
会館用にも作りましたので、
しばらく目で楽しむことにします。
梅酒づくりが簡単なので、
梅にちなんだお料理もつくりました。



梅チャーハン、
スティックサラダと豆腐の梅味添え、
初夏のタコサラダなど。
梅を使った料理は
どれもサッパリと美味しくいただけました。




梅の多様性を知り、とても楽しい講座だった
との声を多数いただきました。
次回の「梅しごと」は梅干しづくりです。
6/30・7/14の2回講座で開講しますので、
みなさんのご参加をお待ちしています♪

※匠プラザ受付に「杉田梅」を
展示しています。あま~い香りを
ぜひお愉しみくださいませ。

くらし5/25 【くらしの学校】楽しく・美味しい!そば打ち教室を開催!2013年05月25日

皆さんは、
手打ちそばをつくる工程をご存じでしょうか?
1.そば粉を"こねる"
こね鉢の中で、そば粉に水がバランスよく
染み渡るようにこねます。
パン粉状になるまで手裏剣を飛ばすように
そば粉を散らしている様子です。
そば打ちはスピードが命です。



2.こねた生地を"のす"
猫のような手の形で
のし棒に体重をかけて転がしいき、
均等に平らになるように、のしていきます。
生地全体の厚みが、約2ミリ程になる様
均一に仕上げたら、
生地に打ち粉をたくさんふって、
たたんでいきます。



3.たたんだ生地を"切る"
そばは、ゆでたときに膨らむため、
できるだけ細く均一の細さになるように、
こま板とそば庖丁を使いながら
切っていきます。
切る作業は思いのほか難しい様子で、
皆さん真剣な顔で集中されていました。


4.切ったそばを"ゆでる"
沸騰したお湯に入れて、
ふわっとそばが浮いて10秒ほどしたら、
ゆであがりです。
水を切って取り出し、すぐに流水で洗い、
冷水でしめたら出来上がりです。


5.しめたそばを"食べる"
打ちたて・ゆでたてのおそばに、
ねぎとわさびをのせ、めんつゆにつけて、
ずずーっと一気にすすります。
打ちたてのお味はいかがでしたでしょうか?
ご家族やご友人のお土産にするのを楽しみに
されていた受講生の皆さま、食卓での
楽しい話題の1つとなりましたでしょうか?

そば打ち教室は、
次回9月下旬の開催を予定しています。
皆さまのご参加をお待ちしております。

技文便り「館長より」会館□■□技文便り□■□”Vol.22”館長より 2013/5/252013年05月25日

『「非常識」の妙』

市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

「非常識」とは、「常識がなくひどい」という
意味で使われますが、最近、
私は別の意味があると思っています。

非常識とは、当たり前を疑い、
当たり前を変化させることではないか、と。

非常識だった事も時代が変われば、
常識に変わります。

「昔は、大家族だったけど今は核家族が多い」
「昔は、自給自足だったけど今は外食が多い」

当たり前(常識)が時代とともに変化している、
非常識が常態化し、やがて常識化している
ことに気づきます。
知らず知らずにゆっくりと。

環境分野で初のノーベル平和賞を受賞した
ケニア人女性のワンガリ・マータイさんが、
感銘を受けた日本語「もったいない」。
今では、この言葉が世界中の合言葉だと、
公民の勉強をしていた中学生の息子に
教えられました。

MOTTAINAI(もったない)=
環境3R(Reduce:ゴミ削減、Reuse:再利用、
Recycle:再資源化)+Respect(尊敬の念)

かけがえのない自然への「尊敬の念」が
込められている、と、環境保護の世界共通語として
広めることを彼女は提唱します。

外国の方の指摘によって、日本語という常識が
世界共通語という新たな常識に進化していきます。

非常識とは、
 当たり前に気づく
 当たり前を疑う・見直す・刺激を与える
 当たり前を進化・変化させていく
ことかと。

常識的でいることも大切ですが、
非常識でいることも悪くないのかもしれません。

平成25年 小満

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農園5/24  農園のそら豆に、てづくりの塩麹をつけて味わいました2013年05月24日

技文農園も暖かい日差しを受けて、
作物がすくすくと育っています。


農園のキャベツに
卵を産みに来たのでしょうか?
技文農園にモンシロチョウのお客様です。


そら豆はすくすくと育ち、
いくつもの大きな実をつけています。
当館にお立ち寄りの際は、
ぜひ正面入り口脇にある
技文農園をご覧になってみてください。
四季折々の
野菜や果実たちをご覧いただけます。


もぎたてのそら豆の皮をむき、
取り出した実をさっと茹でて、
味噌づくり講座の時に作成した塩麹を
つけて食べてみました。
新鮮な緑の味と、塩麹のほのかな塩気が、
なんとも言えない美味しさです。
ところで皆さんは、そら豆がなぜ
『空豆』というかご存知でしょうか?
その答えは、5/25(土)に発行される
当館メルマガ内でお話いたします。
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会館5/23 ご存知ですか?2013年05月23日

当館1Fコピー機横の談話コーナーの壁が
素敵なアートになっています。
レンガを積み上げて建物を建設している
左官の様子や、
港ヨコハマをイメージしたカモメや帆船、
燦々と降りそそぐ太陽が掘り込まれています。
ほっと一息つきながら、
素敵な作品をお楽しみください。
当館にお立ち寄りの際は、
是非、ご覧ください。

農園5/22 技文農園の作物たちが急成長中です!2013年05月22日

昨年植えたラズベリーの苗が遂に
いくつもの実を結び始めました!
駄目かもしれないと
あきらめていただけに、
発見したスタッフの喜びもひとしおです。



黄色い花の脇には、
いつのまにか小さなトマトの実が
できていました。


最近の暖かな気候のせいか、
少し見ない間に、
キャベツも急激に
葉を広げはじめました。


スタッフが植えたスイカは、
今年の夏、
無事に実を結ぶでしょうか?

技文農園のスクスクと育つ作物たちに
負けないよう、
我々スタッフも皆さんに
より喜んでいただける会館を目指して
『さらなる成長を目指していこう』と、
心が引き締まる思いでした。

技文便り「館長より」会館□■□技文便り□■□”Vol.21”館長より 2013/5/102013年05月10日

『立つ心』

市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

先日、「心の師」と密かに仰ぐ方と1年ぶりに会いました。
和やかな半日を共に過ごし、心がとても癒されました。
その時の私は、ある“わだかまり”を持っていました。

彼は、大手企業の役員を務めたキャリアを持ちますが、
集まる目的は、彼のライフワークである深層心理学・宗教・
量子物理学・医学と広範囲に渡る知識の共有と、
決して偉ぶらない泰然自若とした人間性に触れることにあります。

彼は、常々「問題は外ではなく内に在る」と言います。
問題の本質とは外の出来事ではなく、それにわだかまりを持つ、
自らの心の闇(シャドー*心理学用語)が原因であると。
そして、
そこに向き合わなければ、問題は解決しない。
問題を解決できるのは、自らの心でしかない、とも。

自らの心に向き合うとは、省みること。
自分の心をあるがままに感じ観ること。

古くは座禅、最近では、瞑想などの手法がありますが、
総じて内観(仏教用語)と言うそうです。

師匠との半日に及ぶ対話を通じ、自らを感(観)じ続ける。
すると、わだかまりの正体がおぼろげながら分かり、
不思議に癒されていました。

同時に、外の出来事の良し悪しに囚われていた自分に
初めて気づいたのです。

「問題は外ではなく内に在る」

五月病と言われて久しいですが、
環境変化の激しい現代こそ、心に向き合う時間と場所が
必要なのかもしれません。

季節は立夏。夏の始まりです。
「立つ」とは「自然界の現象が目立って現れる」
との意味があります。
季節の変化と共に「立つ心」に向き合うこと。
大切にしたいと思います。

平成25年 立夏

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会館5/10(金)馬車道マルシェ最終日レポート!2013年05月10日

当館が”技文市”として出店している
馬車道マルシェも5/10(金)が
最終日となりました!


たくさんの品物を取り揃えていたのですが、
ご来場いただいた皆さまのおかげで、
多くのものが売り切れてしまいました。


これからの暑い季節にぴったりの、
吸湿性・防臭性・消臭効果のある
畳職人さんお手製のゴザも
多くの方にご購入いただき、
完売となりました。


今回しか買えない1点ものの商品も多く
取り揃えていました。
ご来場いただいた皆さま
本当にありがとうございます。
次回の馬車道マルシェにも参加予定です。
その際は、ぜひ足をお運びください。
皆さまのご来場を、
我々スタッフも楽しみにお待ちしております!

会館5/8 馬車道マルシェ(1日目)がはじまりました!2013年05月08日

5/8(水)~5/10(金)の3日間、
横浜の馬車道商店街にて、
馬車道マルシェが開催されています。
当館も関内ホールのすぐ傍に、
ワゴンをかまえ出店しています!


当館のブースは"技文市"ということで、
横浜にゆかりのある厳選品を
数多く揃えました。
また、当館ならではといえる、
横浜の職人さんの匠の技で作られた品物や、
当館講座に関係するてづくりの品物などを、
販売しています!


明治2年5月9日に日本で初めての
アイスクリームが町田房蔵という人によって
横浜馬車道で製造販売されました。
これを記念して馬車道商店街では、
毎年このようなイベントを行っています。


馬車道マルシェでは当館以外にも、
さまざまなお店が出店をしています。
明日2日目となる5/9(木)には、
チャリティー募金にご協力いただいた方へ、
馬車道あいすが配られるイベントがあります。
お近くにお寄りの際には、
ぜひ当館ブースに足をお運びください!
横浜発の厳選品を揃えて、
皆さまをお待ちしております!

会館5/7 馬車道マルシェ(5/8~10開催)に当館が出店します!2013年05月07日

手づくり・ものづくり・人づくりの当館が、
馬車道マルシェに『技文市』として出店します!
身土不二・地産地消をテーマに、
横浜発!職人発!会館発!ということで、
横浜の名産品や、横浜の職人の手づくりの品、
また当館講座にゆかりのある品々を
販売します!


商品ラインナップを少しだけ紹介すると・・・
■横浜発!
・都筑ファームの各種新鮮野菜!
・杉田梅の梅干し・ゆかり・梅塩
・横浜醤油
 たべる醤油・ハイ辛辛辛醤・あわせ醤油
・岩井の胡麻油
 胡麻油・ねり胡麻・胡麻辣油
・美濃屋あられ製造本舗
 横浜ナポリタン・ビア柿・スモークピー柿


■職人発!
・横浜畳組合連合会
 畳小物各種
・"自遊人"ブランドの各種食品
 せんべい・野菜ジュース・味噌
■会館発!
・日本そば打ち名人会
 そば粉・そば茶・乾麺各種!
・レース編みのコサージュやブレスレット
などなど
皆様のご来場をお待ちしています!
詳細はこちら

技文便り「館長より」会館□■□技文便り□■□”Vol.20”館長より 2013/4/252013年04月25日

『和式スタイル』

市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

筍、さやえんどう、ホタルイカ、春かつお、
“春の旬”をいただきました。
旬のよさは、“美味しい”“安い”に加え
“身体にいい”ことです。

最近、「食養」という言葉を知りました。

栄養学が確立されていない明治の時代、
急速な食文化の西欧化に対して、
石塚左玄という高名なお医者さんが提唱した、
「日本人には古来の食べ物と食べ方が一番」
「医食同源」「病気は食べ物から」
の考えが食養です。

つまり、和式の栄養学とも言えます。

左玄は、食養の基本的な考えを5つにまとめます。
その一つが「身土不二(しんどふじ)」です。

身(自分の身体)と土(生まれた土地、大地)は、
不二(ふたつならずや:分かち合うことはできない)と、
生まれ育った“地のもの”をいただくことが
健康への第一歩、ということです。

旬をいただくことは、
私たちが生まれ育った
四季折々の変化に富む日本
山川海に囲まれ恵まれた日本
の恵みをいただく、ということ。
だから、理にかない身体にいいのです。
いかがでしょう?

当館では、左玄が唱えた和式の栄養学を
基本にした企画と講座を展開しています。

手作りの「味噌と塩糀」「豆腐」「蕎麦」
「梅ジュース」「梅干し」に、
かつお節の隠れた秘密に迫る「鰹節講座」など、
和式の良さを体験いただけます。
(詳しくは【コチラ】

また、5/8(水)~5/10(金)関内馬車道マルシェでは、
野菜、工芸品などの「地もの(物産)」の
販売を行います。

健康を考える前に、食べ物と調理を考える。
外に目を向ける前に、自らの住む地元を見る。

宝物は足元に。

左玄に相通じる当館オリジナルの和式の考えを
どうぞお楽しみください。

平成25年 穀雨

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4/14(日)【匠の学校】クリーニングのプロから教わる上手なアイロンのかけ方2013年04月15日

職人・プロから教わる匠の学校。
今回は、
神奈川県クリーニング生活衛生同業組合の
クリーニング師から教わるアイロンがけです。




まずはマイスターによるデモンストレーション。
プロの手にかかると、
シワシワのワイシャツもピシッと
仕上がります!
プロの手仕事を目の当たりにして、
思わず拍手です。



「同じようにできるかなぁ・・・。」
クリーニング師の皆さんに
丁寧に教えていただきながら
今までとは違う仕上がりに満足です。



受講生からは
「忘れないうちに、家庭で役立てたい」
という感想もありました。
次回は『しみ抜き』を検討中です!
ぜひご参加ください!

技文便り「館長より」会館□■□技文便り□■□”Vol.19”館長より 2013/4/102013年04月10日

『「育つ」は「巣立つ」』

不思議な夢を見ました。

ずいぶん前に他界されて以来、
思い出すこともなく忘れていた
新入社員時代の直属の上司が
夢の中に現れました。

偶然にも夢を見たその日は、
28年前に配属された日と同じ
4月1日の月曜日だったのも驚きでした。

上司の口癖は
「何処へ行っても通用する人間になれ」
「自分を高め磨くことを忘れるな」
「給料はサラリーでなく自分の価値への対価だ」
でした。
組織内であっても個人で生きていくことの大切さを
常に説き、実践していた方でした。

そんな上司がかっこよくて、大好きで、
皆が尊敬していました。
私のビジネスマンとしてのベースは、
彼が創ってくれました。

元々、私は洋服職人の息子でしたが、
一人親方の家業に嫌気がさし、跡を継がずに進学。
組織で生きることを選択しました。

今になって思えば、そんな私が彼の部下になり、
個人で生きていくことの大切さを説かれたのは、
不思議なご縁としか言いようがありません。

以来私は、組織の中で偉くなるより、
世の中に通用する自分の価値は何か?を
常に追い求めてきたように思います。
ビジネスの職人のように。

上司が亡くなる1か月ほど前、見舞いに行った時の事。
私をまじまじと見ながら、
「お前は俺が育てたんだよな~」と、
絞り出すような声でしたが、
満足気にかけていただいた言葉が今でも忘れません。

そうです、私は貴方に育てられたからこそ、
今、ここにいるのです。

“育つ”という言葉は、“巣立つ”とも言い
ひとり立ちできるまで助け導く、意味があるそうです。

夢に現れた上司は、もしかすると、
「ひとり立ちするまで目を離すなよ」との
メッセージだったのか、、、

4月1日は、
過去と未来が行き来する日かも知れません。

「Nさん。分かりました。貴方と同じように、
 ひとり立ちするまで助け導きます!」

皆さま、当館スタッフの「育つ」にご期待ください。

平成25年 清明


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くらし4/9 『5/25 楽しく・美味しい!そば打ち教室』のご紹介2013年04月09日

各地で活動している日本そば打ち名人会が、
横浜市技能文化会館【くらしの学校】にて
そば打ち教室を実施します!

日本そば打ち名人会さんは
各地で実施しているそば打ち教室だけでなく、
湯島天神入口にて、
そば屋『十八割蕎麦』を営業しています。
TVなどでも紹介された、このお店では
「本格蕎麦」が食べられます。


そばを賞味するには
『三たて(挽きたて・打ちたて・茄でたて)が
 一番良い』と言われています。
新鮮で美味しいそばの香りや風味と共に、
そばを打つ楽しさを、
存分に味わってみませんか?

お一人さま4人前のそばを打ちますので、
お土産にお持ち帰りいただけます。
ぜひ、ご自身で打ったそばを、
ご家族・ご友人の皆さんとお楽しみください!

>>【くらしの学校】お申込はこちら



会館4/8 『かなたび』と『楽らくたび』に当館が紹介されました!2013年04月08日

日本全国で『技能文化会館』という呼称の施設は、
当館が唯一なことを、
皆さんご存じでしょうか?

今回、横浜の観光地を紹介するサイト
神奈川県 観光情報サイト『かなたび』
かながわ バリアフリーの旅『楽らくたび』
に当館が紹介されました。

 

 

 


掲載サイトでは
当館3つの設立目的や、
横浜文化の歴史と技能職の関係性など、
当館の魅力が紹介されています。
また当館のバリアフリー情報を
お知りになりたい際は、
ぜひご参照ください。

 

 

 

 


◆職人さんから直接、
 技能職の楽しさと素晴らしさを教えていただく
 【ものづくり】の体験教室
◆心を豊かにする各種【てづくり】の教室
◆ビジネススキルを磨く【人づくり】の教室
など、当館では様々な講座をご用意しています。

初めて当館をお知りになられた皆さま、
ぜひ一度当館にいらしてみてください。
きっと新たな発見があると思います。

 

 

4/7(日)【匠の学校】お豆腐屋さんから教わる手づくりの贅沢豆腐2013年04月07日

あっという間に満席となった人気講座です。
横浜豆腐商工業協同組合の
豆腐づくり職人の皆さまが講師となり
家庭にある道具でつくる、
本格的な豆腐づくりです。


国産大豆を用い、
絞る、かき混ぜる、こす、といった
作業を繰り返し、
型に流し込みます。


同じ手順で作るのに、
見た目も味も異なる豆腐が出来上がります。
不思議ですねぇ。
出来立ての豆腐は温かく、
ふかふかと柔らかく、
とっても美味しいです。


説明がわかりやすく、
手づくりの楽しさを味わうことができたと
ご好評いただきました。
次回開催も検討中です。
お楽しみに!


会館4/6 技文フリーマーケットを開催しました!2013年04月06日

技文フリーマーケットは、
定期開催を予定しているため
専用のぼりも作り、今回から登場です!


当日は、春の嵐という天気予報でしたが、
当フリマは室内なので
天候に関係なく開催です。
44区画募集のところ、
天候の影響もあり間際になって
お申込とキャンセルが相次ぎました。
しかし出店ブースはほぼ満場です。


フリマの楽しいところは、
いろーんなものが出品されているところです。
衣類、アクセサリー、雑貨、手作りのバッグや小物、
レコードなどなど、皆さん、
まずは各ブースを1周されます。
「これ、どう?」と試着をしたり、
出品者との掛け合いも楽しいのがフリマです。


今回は子どもグッズも多く出品されました。
お店番で社会勉強中?です!
このおもちゃが売れれば、
新しいおもちゃを買えるのになぁ~。
そんな思いが聞こえてきそうです。


今回は天候の影響もあり、
少し早めの閉会となりました。
出店者、ご来場の皆さま、
ありがとうございました!
次回は7月6日(土)を予定しています。
お楽しみに~!

会館4/2 「食」と「デザインの絵墨書」のコラボレーション展を開催致しました。2013年04月02日

3/30~4/2の期間、
当館1階匠プラザにて、
「食」と「デザインの絵墨書」の
コラボレーション展を開催致しました。


多数の方にご来場いただき、
誠にありがとうございました。
来場された皆さんは、
興味深げに作品を見ていました。


また当日は、
東日本大震災の復興チャリティとして
募金を実施していました。
多数の方に募金をいただきました。
誠にありがとうございます。


会場では、
山本翠璋さんの作品をはじめ、
複数の賛助作品や、
書道教室の生徒さんの作品などが
飾られていました。


今回の展示を主催された
横浜書芸デザインオフィスさんは、
当館の貸室を利用して、
定期的に書道教室を開催しています。

キャリア4/1 4~7月開校のパソコン教室は・・・2013年04月01日

当館のパソコン教室の特徴は3つあります。
1.少人数制でしっかり学べる
2.レベルに合わせた段階的な学習ができる
3.ご都合に合わせた時間割が選べる
連日、熱心な受講生達が集まり、
大変ご好評の講座となっています。


4~7月の期間に開催されるパソコン講座は、
受講生の皆さまの声にお応えし、
以下のようなラインナップでお届けいたします!
スキルUPを目指す!初心者向け講座の開講
大好評!PowerPoint講座の内容を拡大!
セット料金導入により、さらにお得に受講可能!
皆さまのご参加をお待ちしています!


会館3/30 「食」と「デザインの絵墨書」のコラボレーション展開催中です!2013年03月30日

2013/3/30(土)~4/2(火)の期間中
横浜市技能文化会館 1階 匠プラザにて
「食」と「デザインの絵墨書」の
コラボレーション展を開催中です!
ご自由にご見学いただけますので、
ぜひお気軽にお立ち寄りください。


今回は神奈川県中日調理師会の協賛のもと
元会長であり横浜マイスターの
鄭恵淋氏の追悼展として、
「食」というテーマで展示会を開催しています。
鄭さんが生前使用されていた調理器具などが、
会場には展示されています。


「デザインの絵墨書」とは、
誰にでも親しめて解りやすいモダンでお洒落な、
部屋に飾ってホッとするような安らぎが
感じられるデザインとしての絵墨の書のことです。
日中文化交流展をテーマとして、
様々な作品が会場には展示されています。


また、会場では東日本大震災の復興チャリティ
として募金を行っております。
テーマに即した「食」の販売コーナーでは、
「日本橋古樹軒」様のご協力でふかひれ商品
(パック製品)の販売もいたします。
この期間に限り会場でご購いただけますので、
ぜひご賞味ください。

皆様のご来場をお待ちしております!

くらし3/28(木)「小泉麹屋さんの手づくり味噌と塩麹」講座を開講しました!2013年03月28日

ちまたで密かなブームになっている
味噌づくりとあって、当講座も大盛況!
定員になったため、ご希望いただきながら
お断りせざるを得なくなってしまったこと
大変申し訳ありませんでした。


横浜に2軒だけある
「麹屋」の四代目、小泉聡さんが講師です。
麹のお話を聞きながら、
大豆をつぶして、つぶして、つぶします。
皆さん必死で、つぶします。


麹と塩を混ぜたら、味噌の出来上がりです。 
あとは、熟成を待ちます!
今回の味噌の食べ頃は
今年の8月頃~来年4月頃まで。


この味噌は糀歩合12と言って、
「超高級」味噌です。
出来上がりが楽しみです!
こちらの講座は定期開催を予定しています。
次回は秋講座の予定です!

技文便り「館長より」会館□■□技文便り□■□”Vol.18”館長より 2013/3/252013年03月25日

『「たい」のエネルギー 』

市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

桜の開花が例年になく早いようですね。
三寒四温と言いますが、寒暖を交互に感じながら、
すっかり春らしくなっていきます。
暦の上では春分。春の真ん中です。
この季節を過ぎれば徐々に夏に向かいます。
季節の移り変わりは意外にも早いと感じませんか。

私たち技能文化会館では、4月からの会館講座
(匠、キャリア、くらしの各学校)とイベントの
準備で大わらわ、です。

当館主催の会館事業は、
今年1年間で昨年の4倍以上もの約5000名の
お客さまにご参加いただきました。

そのうち約7割の方が、
当館を今年になって初めてご利用いただく方々。
お客さまの輪が広がっている実感があります。

予想を上回る成果に、
スタッフ一同感謝と嬉しさを隠せません。
(まことに、ありがとうございます。
 この場を借りて、厚く御礼申し上げます)

また、人とは面白いもので、
来年は、「こうしたい」「ああしたい」
など当館スタッフの「○○たい」が
春らしさと共に自然に芽生え始めています。

「○○たい」とは、人の素直なあくなき欲求であり、
行動の源(エネルギー)です。

「お客さまに喜ばれたい」
「会館を知っていただきたい」
「会館をもっと魅力的にしたい」
「自分たちも楽しみたい」

などなど。

当館スタッフの「たい」で溢れた講座とイベントの数々。
春の訪れと共に、皆さんをお待ちしております。
どうぞご賞味ください。

平成25年 春分

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くらし3/21 はじめてのヘアピンレース編み講座のご紹介2013年03月21日

クリップ式の
ヘアピンレース編み器です。
これを使用して。。



前回は、春の装いに似合う
ふわっと軽くあたたかな
モヘアのまきものを作成しました。


皆さん熱心に編み器使用して、
まきものを作成している様子です。
ヘアピンレース編みは、
専用の編み器に糸を巻きながら、
かぎ針やレース針で止めて編み地を
作り上げる技法で、初めて編み物をする方にも
お楽しみいただけます。


次回の講座では、
涼しげな初夏のショールを作成します!

皆さんのご参加をお待ちしています!

技文便り「館長より」会館□■□技文便り□■□”Vol.17”館長より 2013/3/102013年03月10日

『“命”に向き合う月』

市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

個人的な話ですが、
昨年から3月を“命”に向き合う月としています。

今から68年前の3月10日は、東京大空襲のあった日です。
10万人を超す方々がお亡くなりになられました。

翌11日は、東日本大震災の日。
死者行方不明者1万5千人を超える悲惨で過酷な災害でした。
今でも避難生活を余儀なくされる被災者の方々、
現地で懸命に復旧作業に携わっていただいている方々
がおられます。

そして、
3月は私自身が2度の大病を経験した月でもあります。
昨年は、病院のベッドから祈りを捧げました。

入院中、竹内まりやさんの『命の歌』という曲に出会いました。
彼女から被災者の方々に向けたメッセージでした。
ベッドの上でこの曲を聴きながら、
「何故、私はここに存在するのだろう?」と、考えました。

2度の大病をしたにもかかわらず、病院の方々の懸命の看護、
家族、会社のスタッフ、友人、仕事のパートナーなど
多くの方々のお陰で、今も生きています。

運命とは、人間が計り知れるものではないと思いながらも、
同じ時代にあって自分が生きている奇跡を
感じずにはいられませんでした。
まるで、生かされている、如く。

彼女の曲から
人は1人では生きられない。
出会い、めぐり会い、支え、寄り添って、
生き生かされている、と強く感じました。

「“命”に向き合う」とは、その全てに感謝すること。
私自身が、「現在(いま)」「ここ」に「存在(いる)」
奇跡を感じながら、全てのご縁に感謝すること、
と気づいた瞬間でした。

私の勤める、私の愛してやまない当館が、
市民の皆さまのご縁、めぐり合い、支えあいの場として
少しでもお役にたてること。
それが、せめてものご恩返しであると。

季節は、啓蟄(けいちつ)。
陽気に誘われ土の中の虫が動き出す頃、の意味だそうです。

私も、
春の陽気にほだされ、生来の心の虫が動き始めたようです。
市民の皆さまに、驚きと感動のサービスで
愛される技能文化会館に。
春の予感と共に、私たちがお届けします。

平成25年 啓蟄

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会館3/6 手づくりラックで、カウンターがスッキリしました2013年03月06日

当館入口と匠プラザ内受付カウンターの
パンフレットや講座チラシが
見やすくなりました!


当館スタッフの力作、
手づくりのラックです。
匠プラザの雰囲気に合わせて
レンガ模様にしています。


チラシやリーフレットと共に、少しだけ足を止めて
手づくりラックもご覧いただけましたら幸いです。

会館3/3 匠プラザ入口で”甘酒サービス”を行いました!2013年03月03日

3月3日と言えば「桃の節句」ひな祭りです。
日頃、会館をご利用いただいている皆様に
スタッフより感謝の気持ちを込めて
1月の鏡開きに「お汁粉」
2月のバレンタインデーに
「マシュマロチョコレート」を
サービスさせていただきました。


そして3月は「甘酒」でした!
甘酒は酒とつくので「アルコールは・・・」
とおっしゃる方もいらしたのですが、
米、米麹、少量の砂糖でつくる甘酒は
この時期、体に優しく、体が温まる飲み物です。


11:30~13:00の短い時間でしたが、多くの
ご利用者様にお召し上がりいただけました。
「何のサービス?」「会館の人なの?」などと
聞かれましたが、私どもとしましては、ご利用の
皆様とのこうしたちょっとした会話も楽しく、
皆様にもお喜びいただけ嬉しかったです。
さて、来月以降は・・・・思案中です!
お楽しみに~♪