『祭りと市』
市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。
先日、「技文市」を開催しました。
地元技能職や会館事業関係者による手作り商品の販売を行い、
ずいぶん賑わいを見せました。
今月末(29日)には、フリーマーケットを開催します。
これも現代版の“市”です。
各所では、秋祭りで賑わっていましたね。
技文では、来月14日に技能“祭り”に出展します。
秋は“祭り”と“市”で盛り上ります。
古来、
五穀豊穣など生活の糧を天地自然、神仏に祈り感謝する場が祭り、
収穫物を皆で分け合い生活を支える場が市、
だったそうです。
品種改良などの科学技術がなく、
流通網が整備されていない時代には、
とても大切な場であったことは容易に想像できます。
祭りで、
一つになって神輿を担ぐ
一つになって踊る
一つになって楽しむ
市で、
お互いに足りない物を交換する
余分なものを分け与える
皆で一つの恵みを分かち合う
普段は、ばらばらである人と人とが
老若男女、立場・身分に関わらずつながっていきます。
身近な場所で人が出会いつながり合う場が
四季折々の“祭り”や“市”として生活に
根付いていたようです。
私たちは、古の思いに馳せながら、
技能文化会館らしい“祭り”と“市”を企画します。
新たな市民の皆さまと出会いつながる機会をと。
皆さんもつながってみませんか?
平成24年9月
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館長メッセージが掲載されている
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