技文レポート

会館新年のご挨拶2023年01月04日

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

当館は1月4日(月)より通常営業を行っております。
本年も皆さまに気持ち良くご利用いただけるよう努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。


1階匠プラザでは、毎年恒例の「書き初めコーナー」を
設置しております。
ぜひ新年の抱負を書きにお立ち寄りください。
早速、スタッフも筆を持ちました。
1年のはじまりに姿勢を正して自分の中の言葉を文字に表すと
新鮮で清々しいです。

どなたでもご自由に参加できますので
技文にお越しの際は文字でも絵でも自由に表現してみてください。
設置期間は1月末までとなっております。                                                         
プチ企画として館長賞、スタッフ賞、ユニーク賞を選ばせていただき
こちらの技文レポートで発表いたします。

それでは皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

令和5年1月4日

会館【お知らせ】年末年始の営業について2022年12月28日

2022年12月29日(木)~2023年1月3日(火)まで、

全館休館といたします。

 

来年は2023年1月4日(水)より、通常営業いたします。

年末年始の休館中は、駐車場・館内テナント様も休業となり、

どなた様も立ち入ることができません。

貸室のお手続きのある方は、開館日の受付時間内(9:00~19:00)によろしくお願いします。

 

今年は匠の小学校や馬車道マルシェへの参加など、久しぶりのイベント開催や参加ができた年でした。

これも皆様のご理解・ご協力があってのことだと思います。

一年間ご利用いただき、ありがとうございました。

 

また新年からは、恒例の「書初めコーナー」を匠プラザに設置いたします。

会館を利用される際に、ぜひご利用ください。

一年の抱負、新年に向けた決意、あるいはお好きな言葉など、なんでもお待ちしています。

来年も、技能文化会館をよろしくお願いします。

 

令和4年12月

くらし【技文レポート】2022年12月27日 梅おせち教室2022年12月27日

今日は「梅おせち教室」を開講しました。

お節料理に梅酢を使用して、サッパリとした味に仕上げます。

 

梅おせち教室がある日は、朝一番から大騒ぎになります。

通常の料理教室よりも品数が多いため、食材も調理工程も複雑です。

班員だけでなく、教室中が一体となって作業にとりかかりました。

会館スタッフも微力ながらお手伝い。

銀杏の皮をむいたり、黒豆をつめたり…。

みんなで集まって黙々と作業をするのは、

いかにも年末、年越しの準備という雰囲気でした。

味見もさせていただきましたが、

お手製の黒豆は甘さ控えめでとってもおいしかったです。

最後は箱に詰めてのしと水引をかけて完成です。

 

今年一年やり切った!という気持ちになりましたが、あともう少しだけ2022年は続きます。

みなさんにとってはどういった一年だったでしょうか。

また来年も講座でお目にかかりたいと思います。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.41”館長より 2022/12/252022年12月25日

皆さまには、今年も当館をご利用いただき誠にありがとうございます。

季節は冬至となり、長い夜と寒い朝が続いています。
「冬至冬なか冬はじめ」で、少しずつ昼が長くなる「冬なか」の一方、
1月の大寒に向け、寒さ厳しくなり「冬はじめ」と言われていることを
実感いたします。

さて、年の瀬ですので、今年を振り返ってみます。
1月半ばに、「まん延防止重点措置期間」になり、3月まで続きました。
その後、行動制限が緩和された生活に慣れるようになっていきました。
4月以降は、各種イベントを再開し、新規取組も開始しました。
・手づくり市 ・馬車道マルシェに出店 ・匠の小学校
・よこはま技能まつり(ハマ技連様の主催)
・クラウドファンディングを開始!

特に夏以降は、貸室、駐車場のご利用者様も徐々に増えてまいりましたし、
お問合せや下見でのご来館も多く、新規のご利用者様も毎日お見かけします。
秋以降は、建物の故障が目立ち、利用者様にご迷惑をおかけしたこともあります。

こうして、日々色々ありますが、技文に関わる皆さまのお陰で、
毎日懲りずに飽きずに、全般的には愉しみながら、過ごせていることに
心より感謝しながらの、年の暮れです。

来る年も、明るく元気に過ごせるよう願いながら、
来年も皆さまのご来館を心よりお待ちしています。
皆さま、どうぞ良い年をお迎えくださいませ。

令和4年冬至 山口亜紀

くらし【技文レポート】2022年12月11日 スパイス薫るクリスマステーブル2022年12月16日

もうすっかり気分は年末。

スパイスの教室は、クリスマスに向けたメニューを用意しました。

メインとなるのはハニーマスタード・チキンロールです。

ローズマリーで香りをつけたオイルで下味をつけたら、タコ糸で形を整えます。

ローズマリーは峯尾先生のご自宅で栽培されたもの。ホームメイドが峯尾流です。

焼き色がこんがりついてなんとも美味しそう。

すぐにでも食べたいところですが、アルミホイルを巻いて休ませます。

こうすると肉汁が落ちて、しっとりとした仕上がりになります。

 

本日はリンゴをたくさん使います。

生のリンゴをたっぷりと使ったアップルケーキは、材料を混ぜて焼き上げるだけ。

本当に簡単で驚いてしまいました。

先生から参加者のみなさんにサービスで作ったのはブラムリージャム

ブラムリーとはイギリスで最も人気のあるクッキングアップル。

酸味が強く加熱するととろけるようになります。

今回は砂糖を加えないジャムにしました。

キリッとしたすっぱい味わいが紅茶によく合います。

 

フラット・ブレッドは、クリスマスイメージの型で抜きました。

3mmほどに伸ばした生地を型抜きして、フライパンでじっくりと焼き上げます。

型はツリーとブタが2種類。古いヨーロッパスタイルでは、

クリスマスのご馳走はブタがメインです。

今でもブタは幸運のお守りとして愛されているんだとか。

最後にニンジンピラフも炊き上がりました。

こちらもニンジンジュースを加えた簡単メニューです。

峯尾先生のレシピは簡単でおいしくておしゃれなのが人気の秘訣です。

 

アールグレイを入れて、ほっと一息ついてから、みなさんお帰りになりました。

また来年の開催をお楽しみにお待ち下さい。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.40”副館長より 2022/12/152022年12月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

早いものでもう師走です(去年も同じことを言っていますが)。
師走は「師(お坊さん)」がお経をあげるのに忙しく走り回るから、という説があります。

職人の名称にも「師」が使われています。
表具師、写真師、理美容師、鍼灸マッサージ師などなど…

ところで、職人の名称には「師」だけでなく「士」が使われている場合もあります。
和裁士、建築士、司厨士、そもそも職人の別名である技能士もそうです。
調べてみると、「師」と「士」の区別には色々な理由があるようで興味深いですね。

年末はお坊さんだけではなく、職人も忙しく走り回る時期です。
技文にいると、職人という意味での師走(士走)が身近になります。

それでは皆様よいお年をお迎えください。

大木佑介

くらし【技文レポート】2022年12月3日 横浜野菜を使った”親子の旬野菜お料理教室”2022年12月11日

お料理をしながら、旬の野菜についても学べる親子向けの講座です。


今回は煮込みハンバーグポン・デ・ケージョのおもてなしメニューを作りました。

餅粉を使ったポン・デ・ケージョはトマトジュースを入れた野菜バージョンです。

みんな焼き上がりが気になって、ちらちらとオーブンを伺いますが、

ハンバーグづくりは始まったばかり。

 

たまごを割る、塩を量る、黒コショウを挽く、パン粉を牛乳に浸す、

お肉を練る、お肉をまとめる。空気を抜くなどなど…。

あらためてハンバーグの工程の多さに驚きました。

子供たちには難所の連続。

ひとつひとつ、先生や保護者の方に確かめながら進めていきました。

 

完成後は冷めるまでお勉強の時間です。

今日は材料に使用した旬のニンジンについて。

苦手な子も多い野菜ですが、自分で料理したからか、おいしそう!の声が上がりました。

調理中もたくさんの「なんで」「どうして」が飛び交う、賑やかな教室となりました。

 

これからの冬休み、特にクリスマスには、ぜひご家庭でもう一度作ってほしいです。

また次回の情報をお待ちください。

会館【技文レポート】 2022年11月19日 京白味噌&高級味噌2022年12月03日

今年初の味噌仕込みの講座を終えましたので、ご報告いたします。

午前に「京白味噌づくり」、午後に「手づくり高級味噌」を開講!

技文恒例の講座です。

 

講師は、創業明治元年の麹屋さん「小泉麹屋」のお二人に来ていただきました。

国産の材料をたっぷり使って、超贅沢な「手前味噌」をつくります。

まずはビニール袋の中で、大豆をつぶしていく作業から。

体重をかけて丁寧につぶしていきます。

 

味噌仕込み講座は体育会系!

人によってはもう汗だくになっています。

塩切麹を入れて、再度混ぜ&つぶし作業の開始。

米麹が大豆の水分を吸って、固く重くなってきました。

煮汁を加えて、柔らかくしてもう一回。

ようやく味噌らしくなってきましたが、「まだやることありますよ!」の声が。

運動はもう終わりかと思っていた参加者の皆さんからは、

思わずといった様子で「えっ!」と声が上がりました。

味噌仕込み教室名物の味噌エクササイズの時間です。

味噌の入ったビニールの両端をもって、顔まで持ち上げてブンブン回します。

つぶした大豆を一つの味噌玉にするのが目的なのですが、これがキツイ!

みなさん腕まくりして、汗をかきながら仕上げに入られました。

参加されたみなさん、お疲れ様でした。

 

味噌の講座はこの冬いっぱい開講します。

初めての方も、リピーターの方もお待ちしています。

運動不足になりがちな冬に、運動したうえ味噌まで仕込める講座はいかがでしょうか?

【技文の味噌仕込み教室はこちらから】

会館【技文レポート】リメイクで楽しむ帯の仕立て~横浜マイスター塾~2022年12月01日

名古屋帯を1本仕立てる「リメイクで楽しむ帯の仕立て」
全5回の横浜マイスター塾を修了しました。

この講座は帯仕立ての横浜マイスターでいらっしゃる水守先生に
直接教わることができるスペシャルな内容です。
ほとんどの方が「帯の仕立て」は未知の世界ではないでしょうか。
参加くださった方も、お着物は好きだけれど
仕立てるのは初めてです。
(リピーターの方は再挑戦!!)

水守マイスターは気さくなお人柄で
横浜マイスターとして、良い仕立ての帯を知ってもらうために
初心者にも優しく指導してくださります。

ですが、「仕事」に対してはとても厳しく
せっかく途中まで作業したけれど、
まっすぐに縫えていないなどで
(ほんの少しのずれもダメです!)
やり直しも多々ありました。
参加のみなさまは真剣!

たくさん苦労した分
妥協せずに取り組んだ分
完成度が高く、満足のいく作品ができました。
拍手ですね!!

仕立ての実習だけでなく
オシャレで遊び心のある先生の作品を拝見したり
締めやすいように工夫しているところ
帯芯の違い
などたくさんのお話を聞くこともでき
大変勉強になりました。

水守マイスター、ご参加のみなさまありがとうございました。

 

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.39”館長より 2022/11/252022年11月25日

季節は、先月の「霜降」から「小雪」に移りました。
と書いて、くしゃみをしました!
木々も落葉し寒そうです。いよいよ冬の入口というところでしょうか。

先月からのひと月の間にも色々な事がありましたが、
10月31日~11月3日の4日間は、馬車道まつりのマルシェで販売をしていました。
2015年から参加しているイベントですが、期間中、雨に降られなかったのは
初めてかもしれません。寒い年は毛糸の帽子を被っていました....。
今年は秋らしい好天に恵まれ、賑わい心地良いイベントになりました。

そして、先週のことですが、新たな取り組みを開始しました!
「クラウドファンディング」です!
横浜の伝統技能「芝山漆器」職人の横浜マイスター宮﨑氏の自伝が
昨年、神奈川新聞の「わが人生」で、連載されました。
横浜芝山漆器の貴重な技能を後世に残すための書籍化です。

この10年くらいで拡大され成長中の「クラウドファンディング」ですが、
資金調達のみならず、新しい顧客や人との繋がりが生まれ、商品やサービスなど
知らないことを知らせる・知ることが出来るツールとして様々に活用されています。
それはわかるけれど、私たちが?! と思っていましたが、思い切ってトライ!
してみることにしました。

11月18日から約2か月が募集期間ですが、その間、より多くの方々に
横浜の技能や技文の取り組みに、1人でも多くの方にご興味を持ってもらえたら、と思っています。
詳細はこちら

寒くなり、体調を崩される方も多いようです。
皆さまには日々暖かくして、ご自愛くださいませ。
次回は冬至の頃、年末のご挨拶をさせていただきますね。

令和4年 小雪 山口 亜紀

くらし【技文レポート】2022年11月10日 健やかな秋を過ごす薬膳2022年11月19日

今回はNPO法人との初のコラボ講座です。

講師には、「東京薬膳研究所」武鈴子先生をお招きし、

講演をしていただきました。

 

薬膳というとどのようなイメージを持たれるでしょうか。

漢方薬とか、むずかしいものと思いがちではありませんか。

武先生のお話は、そういった難しさはいっさいなく、

日々の食卓に活かせるものでした。

まず、東洋医学の考え方の「五味五性」について解説をいただきました。

食材の味と、内臓への効能を分類したものです。

例えば、味噌は「鹹(カン)(しおからい味)」に分類され、体を温める効果がある。

そして耳や腎臓によい、というぐあいです。

 

武先生は、御年85歳!体格も小柄ですが、話始めるととてもパワフルです。

食事は毎日するもので、体の中に入ってくるものを徹底することで元気になります。

「食は薬なり」というご自身のお考えを、まさしく体現しておられました。

 

さて、季節は秋。これからますます寒くなってきます。

講演では「乾燥」に効く食材と、おすすめの料理を教えていただきました。

キノコ類、根菜類、ショウガ、秋刀魚や柿に梨など、

たくさんの食材を上げられましたが、先生がくり返すのは、

「旬のものを食べること」です。

夏が旬の食べ物は、体を冷やす効果があるため、

野菜を摂ろうとサラダばかり食べると、冷え性を加速させます。

冬は根菜の煮物やみそ汁で、体を温めるのが一番。

教えていただいたレシピは、和え物や煮物、炒め物など、すぐに食卓に出せるものばかりです。

そして栄養学的な効果もキチンと説明してくださいました。

先生の元気なお姿もあわせて、とても説得力のある講演でした。

武先生、貴重なお話をありがとうございました。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.38”副館長より 2022/11/152022年11月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

久々?の道具紹介シリーズです。
今回はウチマルカンナ・ソトマルカンナです。

木工に使うカンナの種類で、漢字で書くと内丸・外丸となります。
会館には桶の職人が使用していたものが展示されています。
桶の内側・外側にカンナをかけるため、刃の当たる面が内側に丸く、外側に丸くなっています。
この呼び名がなかなかややこしいのです。

ウチマルカンナは、桶の外側を削るために内側にへこんでいます。
ソトマルカンナは、桶の内側を削るために外側に丸くなっています。

桶の外側を削るからソトマル、内側を削るからウチマルと言いたい所ですが、それは逆。
ソトマルの見た目がいくらウチマルっぽくても逆なのです。

これを読んだ皆さんはもう覚えましたね。
私はしばらくしたらいつも混乱してわからなくなりますが。

大木佑介

くらし【技文レポート】2022年10月29日 発酵クラフトコーラ2022年11月10日

今回は初の試みです。

酵素シロップは、いつもは季節の果物をミックスして、

どんな味になるのか楽しみに待ちます。

ですが今回は、スパイスをたくさん使用することで、

「コーラ風味」の酵素シロップを作りました。

 

メインとなるのはレモンへべす、そして生姜です。

へべすとは聞きなれませんが、宮崎県産の果物で、

調味料とされる香酸柑橘の一種です。

今回は柑橘類がベースになるわけです。

 

レモンは大振りですが、皮むきに苦戦しました。

皮が厚く、オイルが出て滑るのです。

レモンオイルと言えば、アロマなどにも使われるもの。

皮むきをするだけで、リラックス&美肌効果がありそうです。

皆さんの作業がすすむほど、教室中にレモンの香りが漂います。

なんてさわやかで、清潔感のある香り!

「レモンの香り」をうたった商品は身の回りにたくさんありますが、

本物はこんな香りがするのかと、驚いてしまいました。

とはいえ、酸っぱさも本物です。実を切れば、目や鼻が刺激されてきました。

 

材料をすべてカットしたら、あとはいつもの通り、瓶に詰めていくだけです。

今回はクローブやカルダモンなど、スパイスを9種類も使用しました。

このスパイスと、三温糖のカラメル色が、「コーラ」の味わいになる秘密です。

 

材料が混ざり合い、溶けて、発酵が進むほど、コーラの色味に近づいてきました。

ぜひ炭酸水で割って飲んでみたいですね♪

またスパイスがたっぷり入っているのでお湯で割って飲んでも美味しいそうです。

これからの季節にぴったりですね。

会館【技文レポート】秋も花盛り2022年11月04日

秋の植えかえを行いました。

植え替えたのは10月で、ご紹介が遅れてしまいました。

 

今月のお気に入りはクラスペディア

背の高い茎の上に、ポコンと咲いた球状の花。

この独特の形から別名をドラムスティックというとか。

どうしてこういう形になったんでしょうか。見れば見るほど面白いです。

 

カルーナ・ブルガリスはつぶつぶの小さな花がかわいらしいです。

カルーナは「掃く」という意味があり、箒の材料に使われたことに由来するとか。

5月に紹介したエニシダと同じルーツですね。

 

ヒューケラは葉の色が紫がかって不思議な色合い。

植物のカラフルさは、花だけではないんですね。

坪庭の記録を続けていると、いろんなことに気が付けて楽しいです。

 

シクラメンも仲間入りしました。

シクラメンが園芸店に並びだすと、いよいよ冬が来たと感じます。

特徴的でゴージャスな花を、長い冬が終わるまで楽しませてくれます。

 

寒くなれば植物はおとなしくなるものと思っていましたが、

そこからが本番の植物もたくさんあります。

秋冬の坪庭も、賑やかさは変わらないようです。

ですが、冷たい水仕事や土仕事がつらくなる季節でもあります。

園芸に携わる方を尊敬しつつ、今月のレポートを終えたいと思います。

会館【お知らせ】馬車道マルシェ出店中! 2022年10月31日~11月3日2022年10月31日

馬車道まつりの季節がやってきました。

11月3日の文化の日をめがけて開催される「馬車道まつり」。

そのなかの、ワゴンセール「馬車道マルシェ」に、

当館のセレクトショップ技文市が出店します!

 

マルシェ限定のお得なセットも販売します。

横浜中のイイものをたくさん集めた当館ブースに、

ぜひ遊びに来てください。

 

馬車道まつりは、ジャズコンサートや

馬車の試乗会など、イベント盛りだくさんです。

天気の良い秋の日に、ぜひお出かけください。

 

馬車道マルシェ

期間:2022年10月31日(月)~11月3日(祝・木)

時間:11時~17時

場所:馬車道商店街

   (当館ブースは関内ホール近く)

【馬車道商店街HPはこちら】​​​​​

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.37”館長より 2022/10/252022年10月25日

季節は「霜降」になりました。
横浜で霜はもう少し先ですが、来週になれば「霜月」ですし、
朝の冷え込みとともに、水道の水も少し冷たく感じられるようになってきました。

一昨日、全館で「第41回技能まつり」が開催されました。
振り返ると、10年前の33回から関り、当時は横浜公園で開催。
私どもは、おでんやぜんざい、焼餅など、前々日から仕込み、
前日は準備に大忙し、当日は朝から搬入、昼過ぎには完売になるなど、
「まつりだっ!!」という意気込みで対応していました。

それから10年。
今年は3年ぶり、そして会館で開催することになりました。
スペースに限りがあるため、出展団体数も絞られましたが、
100名を優に超える職人さんたちが集結しました。
みなさん、半被が良く似合いますし、搬入の際には重い道具たちを軽々と運びカッコイイです。
何より行動が早い! 時間厳守! 見習わなければ....苦笑

ステージでは和太鼓の演奏がありました。
会館で和太鼓教室を主催されている団体さんですが、
きりっとした掛け声に、バチさばき、軽快なリズムに力強い音は
振動とともに響き渡り、迫力あるパフォーマンスでした。
…とほんの一部をお伝えしましたが、もっともっとたくさんの体験がありました。

秋はイベントの季節で、各所で様々なイベントが開催されていますが、
どこのイベントにも負けない「技能まつり!!」と思いました!

技文のHPやSNSでは、日々の技文をお伝えしています。
ぜひ、覗いてみてください。 →こちら

次回は霜から雪に変わり「小雪」の頃、またお便りいたします。
秋も深まり夜寒の覚え、くれぐれもご自愛ください。

令和4年 霜降 山口 亜紀

会館2022年10月23日 第41回よこはま技能まつり2022年10月24日

よこはま技能まつり』

3年ぶりに開催されました!

 

当館は「技能職の振興」を目的とした会館ということで、

初めて会場として協力しました。

 

当日はフルーツカービングや飴細工の実演といった

ステージイベントにも注目が集まります。

この祭りの特徴はとにかく職人さんと近いこと。

イスの用意もありましたが、みなさんかぶり付きでご覧になっていました。

 

飴細工は子供たちに大人気!

伸ばすたびにツヤツヤと輝く、リボンのような飴に夢中です。

無骨な野菜がスルスルと花に変わっていく、フルーツカービングの面白いこと!

夏だったらスイカでやってたんだけど、

とカボチャをハロウィン風の飾りに変えてくれました。

 

 

ホール内に突然現れた茶室は、釘を使用せずに組み立てられた宮大工さんの技。

持ち運び可能なモバイル茶室で、おもてなしのレッスンを受けました。

 

 

 

体験コーナーでは、大人も子供も混じっての大賑わいで

職人道具を一心に振るっていました。

珍しい体験はもちろんですが、庭の手入れやアイロンのコツなど、

ちょっとした相談を気軽にできるのも、技能まつりの魅力です。

 

 

 

思い思いのお土産をもって、第41回よこはま技能まつりは終了しました。

和太鼓やオカリナ&ギターライブも、イベントを盛り上げてくれました。

 

 

ご来場ありがとうございました!

また来年の開催を楽しみにしています。

くらし【技文レポート】2022年10月15日 男の家庭料理①和食2022年10月17日

市原先生に教わる「男の家庭料理教室」

10月から3月までの下半期が始まりました。

リピーター続出の人気講座ですが、もちろん初めての方も参加されています。

季節は収穫の秋!ということで、新米の「ゆめぴりか」を使用して、

お米のとぎ方からスタートです。

突然ですが、1合は何㏄かご存じでしょうか?

答えは180㏄。通常の計量カップは100㏄ごとに区切られているので、

炊飯器に付属されているカップは特別です。

1合炊くのに必要な水は200㏄と教えてもらいました。

これでメモリのない土鍋でもご飯が炊けます。

「お米は研がなくてはいけないのか?」

「一合は一人前なのか?」

次々と浮かぶ疑問に、先生は丁寧に答えてくださいました。

 

メインディッシュは豚カツです。

カツレツを豚で作るのも、冷たいキャベツの千切りを添えるのも、

実は日本独自の食文化です。

西洋では温かい料理には、温かい野菜を盛り合わせるか、

冷たいならサラダとして別皿にするそうです。

 

先生は料理をする順番についてもお話してくださいました。

カツは熱々で食べたいから揚げるのは最後に。

冷たいものや、味をしみ込ませるものは先に調理することが大事です。

今回のメニューは、豚カツとキノコの胡麻和えがボリュームたっぷりなので、

柿はサラダでさっぱりといただきます。

献立はバランスが大事というのも先生の言。

調理の技術以外にも、料理をするうえで知りたい知識が

たくさんの第一回目となりました。

 

市原先生の梅しごと教室「梅おせち」も参加者募集中です。

詳細・申し込みは上のタイトルからどうぞ!

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.36”副館長より 2022/10/152022年10月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

10月23日(日)に第41回よこはま技能まつりが開催されます。
この横浜の職人によるお祭りはコロナの影響で3年ぶりの開催となります。

しかも今回は初めて技能文化会館が会場となります!
当日は会館を貸し切り、各部屋で職人体験や展示・販売などが行われます。
詳細はこちら
よこはま技能まつり 横浜市
第41回よこはま技能まつり | Peatix

開催にあたり、ポスターやパンフレットもデザインが一新されています。
富嶽三十六景の神奈川沖浪裏をバックに町人たちが大騒ぎしています。

その中の一人が棒にお団子を挿したようなものを持っています。
何か職人道具的なもの? それとも本当にお団子? メルマガのネタになるかも!
などと調べてみたら何のことはない、太鼓のバチのようです。

太鼓のバチを作る職人さんはいませんが、当日はなんとホールで和太鼓の演奏があります!
ハマの職人さんと出会えるお祭りです。皆様ぜひお越しください。

大木佑介

会館【技文レポート】秋の坪庭2022年10月11日

台風とともに一気に秋がやってきました。

急に冷え込んだり暖かい日が差したりと、気候の変化にまいってしまいます。

さて、坪庭もすっかり秋使用になっていますのでご紹介します。

 

真っ先に目を奪われるのはケイトウでしょうか。

ふさふさとしていて、暖かそうな見た目をしています。

茎も葉も見事な赤!

花に見える部分は、茎が変形した花序(かじょ)、もしくは花穂といいます。

シュウメイギクもちょうど見ごろを迎えました。

くすんだ濃いピンク色は、いかにも秋にピッタリです。

その手前に咲いているコレオプシスも菊の仲間です。

こちらは小さくて可憐な雰囲気。

 

また、今後の成長が楽しみなのはダリアとオタフクナンテンです。

ダリアはこの秋に植えられた新人さん。

ダリアと言えば、一重咲き・スイレン咲き・ボール咲きなど、花の種類がたくさんあります。

当館のダリアはどんな形をしているでしょうか。開花が待ち遠しいですね。

 

オタフクナンテンは、奥のほうにある、少し背の高い植物です。

秋になると紅葉して、葉が赤くなるとのことで、こちらも楽しみに時期を待ちたいと思います。

実はオタフクナンテンは以前から植えられていて、初夏~夏はさわやかな薄いミドリの葉をしていました。

季節による変化も計算のうちで植えられている、プロの庭づくりに感心しきりです。

くらし【技文レポート】2022年9月30日 沖縄ごはん2022年10月05日

残暑の厳しい昼日向、朝夕の寒暖差につかれた体に栄養を!

ということで「沖縄ごはん」の講座を開講しました。

 

今年は朝ドラで沖縄料理が取り上げられたこともあり、関心が高まっています。

先生が教えて下さったのは、

イカ墨を入れた炊き込みご飯の「クリジューシー(イカ墨ジューシー)」

お麩の炒め物であるフーイリチー

さつま芋入りの芋くずアンダギー

そして沖縄風天ぷらのうちなー天ぷらです。

 

まず調理台にデンと置かれたイカ一杯。

墨袋を傷つけないように、そーっとワタと足を引っ張ります。

じっくり煮込んだら墨の入った袋をしごいて、イカ墨を投入。

見た目は黒くて怪しいですが、ふわふわと出汁のいい香りが漂ってきました。

沖縄料理では、とにかく出汁を大量に使います。鰹節の使用量は、なんと年間日本一。

クリジューシーだけでなく、フーイリチーにも使用。

お麩は卵液とカツオ出汁をたっぷりと吸っていて、噛むとじゅわっと染み出します。

 

沖縄料理では食材も調理法も独特です。

先生の指示も「シリシリーして!」「濃度を見て!」と、慣れないものばかり。

いつも当館の料理講座に出ていただいている参加者様も、なかなか苦戦されていました。

出来上がった料理は、講師持参のやちむん(沖縄の言葉で焼物)食器に盛り付けました。

先生の元気なお人柄もあって、賑やかな講座となりました。

 

また次回の開催をお待ちください。

会館【技文レポート】2022年9月23日 第17回技文手づくり市2022年09月28日

第17回手づくり市を開催しました。

台風が重なり、天気予報は大雨。

開催できるかな…、お客さんは来るかな…と心配していましたが、当日の天気は曇り。

快晴とはいきませんでしたが、無事に開催することが出来ました。

 

今回の手づくり市は、朝一番から来て下さる来場者が大勢いらっしゃいました。

スタッフも予想外で驚くほどです。

聞いてみると、神奈川新聞載っていたイベント情報を見て来館したとのこと。

「初めて技文に来た」、「場所を調べて来た」との声もあり、

ふだん技文とは馴染みのない方とも交流のできた、面白い一日となりました。

 

同時開催した企画も盛り上がりました。

みんなのピアノでは、会場となるホールのグランドピアノを開放しました。

SNSを見て来ました!とお言葉をいただき、大感激です。

今回は6名の方が演奏してくださいましたが、生で聞くピアノって面白い!

出店者のみなさんからも大好評でした。

リユースマーケットも多くの方にご利用いただきました。

ホール前を会場にしたことで、手づくり市と行ったり来たり。

いい相乗効果があったと思います。

 

天気に不安はありましたが、過ぎてみれば無事に一日が終了。

ご来場いただいたみなさん、出店者の皆さんありがとうございました。

また次回にむけて、企画を練っておりますので、お楽しみにお待ちください。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.35”館長より 2022/9/252022年09月25日

季節は秋分になりました。
台風が来て、過ぎて、また来て・・・のシルバーウイークですが、
暑さ寒さも彼岸まで、で、秋までやってきました。

9月23日は、今年2回目の「手づくり市」を開催しました。
手づくり・ものづくりがベースですが、
1つの会場で3つの要素を楽しめるイベントです。

主催者は技能文化会館ですが、出店者は参加者の皆さま方ですので、
当日は私たちスタッフも一利用者として、各ブースを巡ります。
何度となく出店いただいている方や、初めて参加の方もいらっしゃいます。
今回はどんな作品と出会えるのか、とても楽しみなのです。

また、「リユースマーケット」も併催し、
何があるのかわからないけれど、何かありそう!こんなものがある!
と思いがけない物との出会いがあります。

そして、もう一つ。
「みんなのピアノ」として、グランドピアノを開放します。
今回は、連弾で参加された方や、ラジオ体操の曲を弾いてくださる方がいらっしゃいました。
それぞれの方が優しい選曲で、会場の雰囲気と良く合って良かった、とのお声を多数頂戴しました。

私たちは、お申込みの受付や会場の図面づくり、机や椅子を準備したり、
風船を膨らませて装飾したりと、イベントを手づくりしています。
ですので、毎回「みんなで楽しむ手づくり市」で「モノと人の出会いの場」と感じています。

半年に一度開催しています。
次の機会に、また素敵な方々とモノたちと出会い、再会したいと思います。
ご来場、ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

令和4年秋分 山口亜紀

会館貸室にロールスクリーンを設置しました!2022年09月24日

いつも貸室をご利用いただきましてありがとうございます。

9月14日の休館日に、5階以上の貸室(601控室・703・和室を除く)のブラインドをロールスクリーンに交換しました。

ブラインドに比べてロールスクリーンは取り扱いが簡単、スタイリッュでお部屋全体が明るくなりました。

 

操作方法は、ヒモを1cm~2cm引いてから手を緩めると最後まで自動的に上がっていきます。

降ろす時は、ヒモを何回かに分けて引くと、引いた分降りていきます。

あまり乱暴に引きすぎないよう、大切にお使いください。

 

各部屋のイメージに合ったロールスクリーンになり、

さらに明るく気持ちよくお部屋をお使いいただける環境になりましたので、ぜひご利用下さい。

 

くらし【技文レポート】2022年9月10日 見た目にも美しい酵素シロップ2022年09月15日

お久しぶりの酵素シロップの講座です。

酵素シロップと言えば、旬の野菜や果物をたっぷりと使いますが、

今回は「梨」「すだちを使用しました。

 

すだちは、贅沢にひとりにつき17個も使います。

小さいためナイフが滑って、みなさん皮をむくのに苦戦していました。

会館用にもシロップを作ることになりましたが、

2つ作るということで、すだちが17×2=34個!!

スタッフ総動員で皮むきに向かいました。

 

梨とすだち以外にも、メイポールという小さなリンゴをカットしていれます。

このリンゴは食用には向きません。

ですが、酸味が強くジュースにはよく使用されるとのことで、

今回のシロップづくりにはうってつけです。

 

梨は皮ごと串切りにします。

「器に入りきらなければ、食べて調節してくださいね」とは先生のお言葉。

喜んで調節したくなるほど、みずみずしくて美味しそうです。

砂糖やハーブと果物を順番につめていけば、あっという間に完成します。

 

あとは各ご家庭でかき混ぜて発酵するのを待つばかり。

先生のシロップを種シロップとして入れたためでしょうか。

当館のシロップは3日目ですでにシュワシュワと泡立ってきました。

みなさんのシロップはどんな様子でしょうか。

今回使用した材料は、美肌やうるおいプラスといった

今の季節にうれしい効果を持つものばかりです。完成が待ち遠しいですね。

 

次回の杉本先生の講座は、スパイスたっぷりの発酵クラフトコーラ」

コーラ味のシロップとは、当館でも初めて作ります。

お申し込みは上のタイトルからどうぞ。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.34”副館長より 2022/9/152022年09月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

8月に今年の横浜マイスターが選定されました。
横浜市は、市民の生活・文化に寄与する卓越した技能職者の方を横浜マイスターとして選定しています。
今年のマイスターは、活字鋳造の大松初行さん、表装(壁装)の山﨑隆さんの2名が選定されました。
横浜市の記者発表

活字鋳造は活版印刷の原稿に使用する、ハンコのような『活字』を作成する仕事です。
その活字をたくさん並べて印刷用の1ページを作るので、全て同じ大きさにする必要があります。
大松さんが勤務されている株式会社築地活字さんのサイトがまた素敵なデザインです。→こちら

表装(壁装)は部屋の内装の壁紙(クロス)貼りです。
以前別の方の作業の様子を見学させていただいたことがありますが、
むき出しの壁に手際よくクロスを貼り、隙間なく合わせていく様子は見ていてとても気持ちがいいです。
まるで包装紙でラッピングしているかのような作業です。

どちらも今までの横浜マイスターにない職種です。
これからのお二人のご活躍をお祈りいたします。

大木佑介

キャリア【技文レポート】2022年8月28日 Excel基礎講座2022年09月09日

日ごろパソコンを使って仕事をしている会館スタッフですが、

知らないことばかりでExcelの機能を使いこなしているとはいい難い状況です。

そんな中、Excel基礎の講座を開講するということで、

一緒に参加させていただきました。

 

参加した回では、何種類かの関数と参照、そしてグラフについて学びました。

講座はテキストとドリルを使って、復習をかさねながら進行します。

簡単なデータの入力に始まり、計算式の入れ方や表の作り方など、

無理なく知識を深めることができました。

恥ずかしながら、今まですべて手打ち入力をしていたので、

「ワンクリックでこんなことが!」と感動してしまいました。

便利な機能を知ることができて大満足の一日となりました。

「変なところをいじって、おかしくなったらどうしよう?」と、

怯えずに仕事ができるようになったのは大きいですね。

 

当館のパソコン教室は、少人数制となっておりますので、置いてきぼりになることがありません。

先生方はこまめに質問を聞いてくださいますし、休憩中も受け付けてくださいます。

パソコンスキルを身に着けたい、もっとブラッシュアップしたいという方は、ぜひ受講してみてください。

【秋冬のパソコン教室はこちらから】

くらし【技文レポート】2022年8月27日 男の家庭料理教室2022年08月30日

夏はやっぱりカレー!ということで、

8月の男の家庭料理教室のメインはドライカレーです。

副菜には、シーフードサラダとパプリカのピクルスを合わせて、

さっぱりといただきます。

 

当館では様々な料理講座を開講していますが、

男の家庭料理教室は少々雰囲気が違います。

ワイワイととても賑やかな教室なのです。

カレーの具材を炒めながらも、「しょう油入れた?」「オイルください!」と

あちらこちらで声が上がります。

レシピとにらめっこしながら、少しずつスパイスやお水を足していく姿は、

なんだか科学の実験のよう。

みなさん真剣な顔でメモを取り、慎重に調理を進めていきます。

 

今回隠し味に入れるのは、なんと「」!

講師の市原先生は、杉田梅の普及活動をされています。

これまでも梅酢や梅酒を料理に使うことはありましたが、

カレーの隠し味に梅の実を使うのは初めてです。

梅の実はチャツネの代わりに使用しました。

チャツネとは野菜や果物とスパイスを混ぜた、練り物状の調味料のこと。

梅の種を取り除いて、叩いてつぶしてカレーに混ぜ合わせました。

 

コロナ禍になってからの料理講座は、試食をすることはなくなりました。

完成した料理は、詰め合わせてお持ち帰りです。

スパイスの香りでいっぱいで、「今日は帰りの電車の中で大変だな~」と笑いながらのお帰りとなりました。

 

また次回の教室が楽しみです。

秋からのシリーズは、ただいま参加者募集中です。

【男の家庭料理教室2022年10月‐3月】

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.33”館長より 2022/8/252022年08月25日

季節は処暑になりました。
夏休みもそろそろ終わり、暑さがおさまるという頃です。
確かに、夜の帰り道に蝉の声が聞こえない日が出てきました。
あれ?あんなに響き渡っていたのに・・・

前号で副館長が「匠の小学校」について触れています。
私も、今夏の思い出は「匠の小学校」と思っています。
3年ぶりに開催し、子ども達が興味津々にものづくりに取り組む姿を見ることが出来、
開催して良かった!と心から感じました。
勿論、準備には骨が折れ、当日は何事もないよう緊張だらけです。
それでも、楽しそうに帰っていく姿を「また来てね」と見送ると
「来年に向けて!」と次の事を、先の事を思うのです。

利用者の皆さまや講座の参加者の方々の皆さまに「また来週」「また次回」
「またのご来館を」などと、お声がけします。
先はわからない、またはない、という方もいらっしゃいますが、
やはり、次や先のように「また」があると良いな、と思います。

夏が終わる頃、猛暑の疲れも出ると思います。
くれぐれもご自愛いただき、お過ごしくださいませ。
また、来月お便りさせていただきます。

令和4年処暑 山口亜紀

会館【季節】8月の坪庭2022年08月23日

 

夏は植物が育つのが速いですね。

モコモコと敷地を飛び出す勢いで伸びていた坪庭の植物を、

職人さんが剪定・植え替えをしてくださいました。

 

まず目につくのはツヤツヤの実をつけた唐辛子です。

食用とは違い、短く丸みのある実がなんとも可愛らしいです。

千日紅も鮮やかです。ポンポンのような形をしている部分は

花ではなく苞といいます。(つぼみを包む葉のこと)

切り花にしてもなかなか色あせないことから、千日紅の名前が付いたそうです。

ナデシコは秋の七草です。暦の上ではすでに立秋を迎えていますが、

日中の日差しの強さとひびき渡る蝉の声…。秋らしくなるのはまだまだ先でしょうね。

他にもニチニチソウやポーチュラカなど、暑さに強い植物がたくさん植えられました。

前月の庭から続いて、現在花盛りのサルビアや、クルクマは残されています。

クルクマは茎が伸びて、つぼみが膨らんできましたよ!開花は目前ですね。

 

今回は作業中のところにお邪魔させていただきました。

それぞれの植物の状態を見て、

全体のバランスを考えながら植え替えを行っていました。

暑い中作業される姿に、頭が下がる思いです。

8月の庭はこれから花や実をつける植物があります。

一緒に成長を見守ってくださいね。