技文レポート

技文便り「館長より」□■□gibun&しごと通信□■□”Vol.25”館長より 2022/4/252022年04月25日

いつも当館をご利用いただき誠にありがとうございます。
季節は穀雨から立夏に進もうとしています。
雨が多い最近ですが、夏日の日もあり、陽射しも強くなってきています。
何より、新緑が眩しく美しい季節ですね。

前号で副館長が「桜」について書いていたので、「花」繋がりで!と思い、
数日前に横浜公園にチューリップを観に行きました。
終盤の様子でしたが赤白黄色の花たちに楽しませてもらいました。

さて、先日体験したことをお伝えしたくなりました!
以前お世話になった方に紹介されたワークショップに参加してきました。
テーマは「自分の支え」になるものを再認識、再発見するというものでした。
最初に、思い浮かぶ漢字一文字を4つ書くことからスタートし、
書いた漢字は「想」「愉」「感」「忘」でした。
3つ目まではさらさらと書き、最後の1つは少し考えて書きました。
気づいてみれば、どの漢字にも「心」が入っていることが発見でした。

ワークショップを進めていき、最後に残ったキーワードが
「今」「未来」「人」「事」でした。
ウン十年前の社会人スタートは人事部だったことを懐かしく思いました。
自分の内外で繋がっていることなのだろう・・・と思った体験でした。

これらは、参加者の皆さんも同様に体験し、共有し合いますが、
全く異なっていたり、かなり近寄っていたりします。これも不思議なことです。

ちなみに、会場はお寺でした。なぜお寺?と思い、興味を引かれました。
技文にも立派な和室がありますので、着付け教室以外の講座も和室で行うことで
心が落ち着いて良いのかもしれない、などと思いました。

いつもと違う体験は新鮮です。感じることや気づくことがあります。
重い腰を上げやすい気候の季節に、また何か新しい体験をしてみたいと思いました。

令和4年穀雨 山口亜紀

くらし会館【技文レポート】きもの着付け教室2022年04月23日

4月~6月の3回コースきもの着付け教室の1回目を開講しました。
全く初めての方、以前習ったことがある方とさまざまです。
着物の知識が全くないから恥ずかしいと思う方もいらっしゃいますが
当館のきもの着付け教室はどんな方もウェルカムです


初回は、一通りの着物の着方の流れをボディを使って
デモンストレーションします。
はじめての方は、「こんなに大変なの!?」と自分が着る前から驚きです。
それだけ、着物は日常の生活では馴染みがない装いです。
(着物の知識がないのは当然ですね!)
それでも、「着物が好き」とか「着物を素敵」と感じるのは
和文化への親しみや、着物が持つ品格や美しさが魅力なのだと思います。


初回ですが、“自分で着物を着ること”を体験していただくために、帯まで締めていただきました。
慣れない動きで大変だったとと思いますが、皆さま素敵な着物姿になりました。

着物を着ると気分もウキウキしてお部屋の雰囲気も明るくなります。楽しい2時間半の教室になりました♪


7月にはゆかた着付け教室を行います。
お申込み受付中ですので、興味のある方はぜひお申込みください。

7月16日(土)ゆかた着付け教室の詳細はこちら

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.24”副館長より 2022/4/152022年04月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

横浜はもうほとんど桜は散ってしまっているかと思います。
唐突ですが、昨年9月に会館内で秋らしいものを探したように、会館内で桜を探してみました。

もちろん会館に桜の木はありません。
もしかしたら桜の木材を使ったものがあるかもしれませんが、私には見分けがつきません。
色々探して見つけたのが、匠プラザに展示している組子のランプです。

このランプは横浜マイスターである建具職人の田中利男氏の作品です。
建具職人の卓越した木材加工技術で作られた組子細工のランプの中に、
「桜」と名付けられている紋様が使われています。
花びらの数は違うようですが、言われてみればなるほど桜です。

技文には職人の技術によって一年中桜が咲いていました。
ぜひ一度実物をご覧ください。

大木佑介

会館【技文レポート】美味しいデリ風作り置き教室~4月~2022年04月14日

今年度最初の『美味しいデリ風作り置き教室』
が開催されました。

今回は5名と少人数となりましたが和気あいあいと楽しく
沢山のお料理を作ってお持ち帰りいただきました!

メニューはこちら↓↓
・ちまき風炊き込みご飯
・鶏胸肉とえのきのバター醤油炒め
・春キャベツと厚揚げの味噌炒め
・糸こん甘辛鶏そぼろ
・卵と高野豆腐のトマトソテー

 

 

石毛先生のレシピは身近な食材を使い簡単に美味しく作れるものばかりです♪
ちまきを家で作るとなると敷居が高いですが先生のちまき風炊き込みご飯なら
作ってみよう!!と思えそうです。今回は市販のメンマやうずらの玉子、
甘栗を使用して具沢山でとても豪華でした。

鶏胸肉の炒めものも麴漬けなのでパサパサとした感じもなくしっとりと
しており弁当にもピッタリです。

出来立てよりも少し置いた方が味が染みて美味しいメニューは作り置きの定番!!
これさえあれば毎日真面目にご飯を作らなくても大丈夫です^^
お弁当も詰めるだけと忙しい朝にも大助かりです!!
手作りだから身体にも優しいので安心です。

 

今回は外国の方にもご参加いただきました。
日本語がとてもお上手だったことと、高野豆腐の味付けの味見で
「さっぱりとしていて丁度いいです!」という日本人と同じような返答にも驚きました。

国籍も関係なく、どなたでも楽しんでいただけるお教室です。
次回6月2日のお教室の申し込みをお持ちしております♪
詳細はこちらからどうぞ

 

 

 

 

 

 

会館【技文レポート】横浜野菜を使った「親子の旬野菜お料理教室」~春~2022年04月06日

 

 

 

春の旬野菜を使った、親子で楽しむお料理教室を学校の春休みに開催しました。
今回のテーマ野菜は「春キャベツ」です。

「野菜ソムリエ上級プロ」の資格を持つ講師が
野菜をたっぷり使いながらも、子どもが喜びそうなメニューを考えてくださいました!

 

作ったメニューは
☆春キャベツのスコップメンチ
☆コールスロー
☆米粉の蒸しパン


子どもたちは慣れない包丁を使って一生懸命キャベツを千切りにしたり
ピーラーで人参を剥いたり、たくさん調理に参加しました。

楽しそうだったのは
メンチのタネを袋で揉みもみ♪
コールスローを袋で揉みもみ♪♪
小さなお子さまもこの方法ならなら思いっきり調理に参加できますね!

驚いたのは、子どもたちの集中力!
講師が作り方や野菜の切り方や説明しているときは、みんな集中して
お話をききます。みんな先生のお話をよく聞いているから調理がスムーズでした!


最初は緊張していた子も、終わるときは、「楽しかった!」とニコニ笑顔♪
きっと、スーパーに並んでいる「春キャベツ」を見て今回の料理教室のことを思い出しているかな。

次回は夏休み期間に開催予定です!

会館【技文レポート】男の家庭料理教室⑥2022年03月29日

男の家庭料理教室⑥が開催されました。

男の家庭料理教室は和食・洋食・中華の順に2回転し、
全6回のお教室となっております。
お好きな回にだけ参加いただくこともできますが連続で
参加される方の多い人気のお教室です。
今回は最終回ということもあり6回連続で参加いただいた方に皆勤賞がありました!!
このような状況下ではありましたがお二人の方が受賞されて嬉しい限りです^^
お教室の終わりに授与式を行い、いつもながら和やかムード満載で締めくくりました♪

 

 

今回は中華2回目 メニューは鮭チャーハン・バンバンジー・春雨サラダでした。
当会館の梅しごと教室の講師もされていらっしゃる市原先生のレシピには要所要所に
梅製品が登場します。中華料理に梅?と思う方もいらっしゃるとは思いますが
今回の3メニューにも全て使用しております!!
チャーハンには卵をふんわり仕上げるために梅酢を使用しました。
バンバンジーは鶏肉を蒸す際に梅酒、春雨サラダはお酢と梅酢を半々で使用しました。
それぞれのメニューに梅の効果を取り入れられており、より美味しく健康的なレシピとなっております。
デモンストレーション時にこうした効果の詳しい解説があるのも魅力的でレシピにびっしりとメモをとっている
リピーターさんもいらっしゃいます^^   


4月より9月まで全6回のお教室が新たに開催いたします。
現在は既に満席となっておりますがキャンセル待ちでのお申込みが
可能となっております。
同講師の梅しごと教室も募集開始いたしました!
こちらのお申込みもお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.23”館長より 2022/3/252022年03月25日

季節は春分になりました。
昼夜の長さがほぼ同じ、「暑さ寒さも彼岸まで」で寒さも和らぐ季節です。
とはいえ、つい先日は冷たい雨に凍えました。油断は禁物ですね。
それでも、ソメイヨシノが咲き始めましたし、春が始まった印象です。

2年前の3月は、初めての休館になりました。
突然の事で、どうなるのか?と不安の思いを持ちながらも
予約をいただいている方々にとにかく電話連絡をし続けました。
1年前の3月は、指定管理者の変更で膨大な業務の引継ぎが行われ、
毎日毎日「終わることができるのか?」「始めることができるのか?」と追われていました。
そして、今年の3月はメルマガ原稿締切に追われています(笑)
いずれにしても「どうなる?!」という状態が多いようです。

今は原稿を書きながら1年半ぶりの「手づくり市」が楽しみ~と思っています。
今回は、グランドピアノを自由に弾ける「みんなのピアノ」や
リユース品を集めた「SDGsリユースマーケット」も初めて併催しますので、
どうなることか・・・が楽しみです!

季節と同じように、どうなるかわからないことが多い3月ですが、
変化の中でも確実に進んで行きます。それが春らしいのかもしれません。

季節の変わり目、ご自愛のうえお過ごしください。

令和4年 春分 山口亜紀
 

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.22”副館長より 2022/3/152022年03月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

久しぶりに匠プラザの道具紹介をさせていただきます。
今回も個人的に好きな道具の紹介です。

石工(いしく)の道具、「ビシャン」です。
石工とは、建築用の石材や墓石などの石を加工する職人のことです。
割った石材の表面を平らにしたり、独特な模様をつけたりする際にビシャンを使います。
見た目は柄の先に四角い金属が付いたような形で、
ちょうどお肉を柔らかくするために使う「肉たたき」とそっくりです。

どこが好きなのかというと、ビシャンで石の表面を何百回何千回と叩く時の音、
『チャンチャンチャンチャン…』という音が心地良いのです。
ビシャンという名前はこの音から付けられたのだと勝手に思っていたのですが、
英語の「Bush hammer」が語源だそうです。
結構新しい道具なのですね。

今ではほとんど電動工具に置き換わっているため、あまりあの音を聞く機会はなさそうです。

当館1階匠プラザにて展示していますので、ご来館の際はぜひご覧ください。

大木佑介

会館【技文レポート】全粒粉パンとマリトッツォ2022年03月14日

全粒粉パンマリトッツォを作りました!!

全粒粉パンを生地から作り、その発酵時間を利用して
マリトッツォは講師の仕込んできた生地を使用して形成から行いました。
形成からと言いましても生地を6等分にして丸めて二次発酵を行い・・
生クリームを泡立て、果物等をサンドして・・と
やることは盛り沢山!!
泡立てた生クリームは1班3人で200ML×3個とかなり多め。
この量の生クリームを扱うこともそうないのではないでしょうか?!
ブリオッシュパンに生クリームとフルーツ、あんこ等を詰めて

オリジナルのマリトッツォを作る様子はとても楽しそうで印象的でした^^
 

 

 

見た目の華やかなマリトッツォに目がいきますが
実は生地から作りました全粒粉パンがまた凄く美味しかったです!!
もっちり、ふんわりとした食感に感動しまして
家で作ってみたくなりました。

講師の石毛先生のレシピは季節やその日の天候などに合わせて作られており、
みんなが手ごねしやすく楽しめるようにと調整してくださっているのも
魅力的です。

お教室は初めにデモンストレーションを行い、
作業中は講師が個々に回って見てくださいますので
初めての方も安心です!

次回のパン教室は5月になります。
お申込みは15日を予定しておりますのでホームページをご確認いただき
お申込みいただけると幸いです。

会館【技文レポート】2月の『男の家庭料理教室』2022年03月02日

『男の家庭料理教室』洋食2回目が開催されました。

1回目から継続で参加されている方が多いこともあり
5回目ともなるとすっかり慣れた親しみ和気あいあいとし、
上手く分業しながら手際よくこなしており、いい雰囲気でした♪
新たに参加された方もおりましたが
先輩方がリードしてくださったので安心しでした^^

今回のメニューはこちら↓

・魚のムニエル

・ポテトサラダ

・サーモンのマリネ

 

ムニエルは今が旬の鱈を使いました。
食材は市場で先生が仕入れてきて下さるのでいつも新鮮!
今回の鱈も立派な切り身でした!
焼く前に梅酢で臭みをとるのがポイントでした。
ジャガイモとニンジンを蒸してポテトサラダは作り
マリネにはこちらも梅酢を使用し爽やかで絶妙な味加減でした!!

家庭料理ではありますが市原先生のお教室では基本を大切とし
とても丁寧に作っていきますので男性や初心者だけでなく
家庭の主婦が受講しても興味深く面白いお話が聞けますので
是非ともお薦めいたします。

次回は3月で最終回となり既にキャンセル待ちとなっておりますが
4月から新たに全6回でスタートいたします。
こちらはまだ少し空きがございますのでお申込みをお待ちしております。

4月からの『男の家庭料理教室』の詳細・お申込みはこちら
男の家庭料理教室 4月-9月 | 横浜市技能文化会館 (gibun.jp)

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.21”館長より 2022/2/262022年02月26日

 
 
 
 
 
 

季節は「雨水」です。
降る雪が雨に変わり、氷が水になり、雪解けが始まる頃のようですが、
今年は大雪に見舞われている地方が多く、雪解けはまだ先のようですね。

このひと月の間の変化をお知らせします。

◆書初めコーナー
 投票結果を匠プラザに展示しています。ぜひご覧ください。

 ・館長賞「愛」
  美しい書きっぷりで「愛」が詰まっている印象です。
  また、書初めコーナーを初めて利用いただき有難かったです。
 ・スタッフ賞「春迎」
  新年らしい言葉と絵が描かれています。
  しかも、さらさら~と書き上げてしまったところがとても素敵でした!
 ・ユニーク賞「横浜」
  船の絵も描かれていて「港ヨコハマ」らしい海と風を感じます。
       「@」
  渦のような◎(二重丸)のような…渦かなぁ。
  まさに今!と言った印象で、ハッとする感度の高い作品と感じました!

 皆さま、ご協力ありがとうございました!また来年!

◆屋外の植栽スペース
 前号で副館長からもお知らせがありましたが、
 技文レポートに工事の様子を詳しく掲載しています。→こちら
 造園家の木下マイスターのYoutubeもぜひご覧ください。→こちら

 生まれ変わった植栽スペースには、多くの技能と技術とアイディアが詰まっています。
 小さな庭ですが、夜になるとライトアップされ、静かに癒される美しい空間です。
 今のままの空間を維持していきたいと思います。


 

次回は春分の頃ですが、今年は桜の開花が早いとの予想ですので、
近くの厳島神社(横浜弁天)の桜も開花しているかもしれませんね。
週末からは暖かくなるようです。
季節の変わり目、くれぐれもご自愛ください。

令和4年 雨水 山口亜紀

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.20”副館長より 2022/2/152022年02月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

技文のある万代町2丁目の交差点の角に植栽があるのをご存じでしょうか。
駐車場の看板が立っていて、荒れ放題だった植栽がリニューアルされました。

前年度にマイスターに認定された
造園の木下透マイスターにリニューアルを依頼したところ、
今月ついに完成し、技文の新しい顔が誕生いたしました。
特にライトアップされる夜間が素敵です。
また、木下マイスターはYoutubeでもご活躍されています。
Youtubeでは今回の工事の様子も紹介されていますので、ぜひご覧ください。→コチラ

何か造園について書こうと思いましたが、
あまり知識がないことに気付きました。
握りの部分が大きな輪になっている植木鋏の形状はとてもかっこいい!
と、それくらいの知識です...すみません。

私もマイスターの動画を見て勉強します。

大木佑介

会館【技文レポート】美味しいデリ風作り置き教室~2月~2022年02月13日

雪まじりの天候の中『美味しいデリ風作り置き教室』が開催されました。

週間天気予報が雪となってからは降らないようにと願う毎日でした。
講師の石毛先生は受講者の方々の安全な帰宅を考えると前日眠れなかったそうです。
当日は早い時間から先生が準備にいらしてくださいましたので、
入念に打ち合わせ準備を行うことができたこともあり、
講座終了時間前にスムーズに終えることができました。
先生のお気持ちに感謝です。
そして、そんな天候の中いらしてくださった受講者の方々にも感謝です!

今回作った物はこちら↓↓
・タンドリーチキン
・こんにゃくの当座煮
・焼きネギのおかか醤油和え
・白菜の甘酢漬け
・メキシカンライス

出来立ても美味しいですが
時間をおくと味がしみて美味しくなるものばかりで、
作り置きにピッタリメニューでした!!
作った物は2人分お持ち帰りですが、今回も
作り置き講座あるある
『出来たものが容器に全て入らないかも!』事件がおきました(笑)
気合で詰め込んでいただきました^^

食材の扱い方やメニューのアレンジ、どのくらい保存できるかなど、
普段に役立つ情報を聞けるのもこの講座の魅力のひとつです。
みなさんはネギの根っこが食べられることを知っていますか?
実はとっても味が濃いんです!
今回はそんなお話もありました^^

次回開講は4月を予定しております。
ホームページでのお申込み開始は2/25を予定しておりますので
お申込み、お問い合わせをお持ちしております♪

会館横浜マイスターに植栽をリフォームしていただきました!2022年02月07日

先月より約10日間かけて植栽のリフォームを行いました。
お願いしたのは昨年度にマイスターに認定された、造園の木下透マイスターです。


この植栽は中に点検用のマンホールがあるため、
花壇として使用することも難しく、荒れた状態となっていました。
マイスターにはそういった点検口を保持しつつ目隠しをし、
技能文化会館らしい伝統技術をイメージした植栽を作り上げていただきました。

 

木下マイスターからのコメント
今回の造園のポイントは「手があまりかからない植栽」です。
点検口が沢山あり木を植えることもできないため、
取り外しのしやすい竹のスノコで覆いました。
また、壁面には伝統的な網代垣を配置しています。
実はこのスノコも竹垣も人工的な材料でできているので劣化しにくく、手がかかりません。
竹垣の下部にはミラーを設置し、奥行きが感じられるようにしました。
夜にはミラーの前のボールライトが映り、とても良い雰囲気になります。
もともとあった土がとてもいいものだったため、一部に植栽をしています。
ここもあまり手のかからない植物を中心に植えました。
駐車場側は雑草が生えないように手を加え、既存の石を活用して組みました。
石の並べ方には造園の伝統的な考え方が活かされています。
現代的な材料で、伝統的な様式を使った造園を楽しんでいただけたらと思います。

マイスターが作業されている間、とても多くの方に話しかけられたそうです。
「ミラーとボールライトに感激した」
「この材料はどこで買えるのか」
「とても素敵なのでうちの庭もやって欲しい」

などなど、大変注目の的だったようです。
そんなマイスターが作り上げた技文の新しい顔をぜひご覧ください。
夜にライトアップされた時も素敵なので、合わせてお楽しみください。

※2月14日追記
木下マイスターが技文での工事の様子をYoutubeにアップされました!
https://youtu.be/40s8FfAFJLU

木下庭園管理:https://k-tk.org/
マイスターのYoutubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/ktkzouenya
 

Before


  

After


  


  

会館【技文レポート】初開催!おりがみで遊ぼう2022年02月03日

小学生対象「こどものおりがみ教室~おりがみで遊ぼう~」
を開催しました。

 

折り紙は、日本の子ども遊びの1つですが、遊びの枠を超えて
アートや数学、世界、宇宙へ広がっています。
そんな可能性を持っている、折り紙にぜひ親しんでもらいたくて
小学生向けの教室にしました。

 


講師は日本折紙協会の折紙師範の資格をお持ちの魚住先生です。
先生は、以前小学校の保健の先生であったとのこと。
折り方の説明だけではなく、
こころの話や算数の話も織り交ぜてくださり、大人が聞いても
楽しめる内容でした。
さすが長年、教師として子供たちと過ごしてきた先生です!

 

作ったのは
ドキドキハート、ザグライダー、コップの変形のお楽しみです。
子供は面白い動きが大好き!
色々な方向に飛んでいく(思った方向に飛んでいかない!)
ザグライダー(紙飛行機)を楽しそうに
飛ばしていました。

 

お家に帰ってからも折れるように
魚住先生と一緒に講師をしてくださった村上先生の
お手製作り方シート(1つ1つの工程がわかりやすい!)は
一人ずつお土産に渡しました。
今日作ったおりがみを、学校のお友達などに教えてあげて
みんなで楽しんでくれたら嬉しいです!

 

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.19”館長より 2022/1/262022年01月26日

 

寒中お見舞い申し上げます。
大寒となり厳しい寒さが続きます。
昨年と比べると、最高気温も最低気温も低い日が多いようです。
先日は暖房使用による電力使用が超過寸前となりました。
しかし、寒さ対策も換気も必要ですので、難しいところです。

年初には、例年同様に横浜弁天様に御札の返納と参拝に行きました。
そして、やはりおみくじを引きました。
昨年は「大吉」でしたが、今年は「中吉」です。
これが平常と思い、ある意味ホッとしました。
ただし、内容は少し考えさせられました。
かいつまむと、「焦らず」「待て」とのこと。
もっと穏やかに、ということなのだろうか? と思った次第です。
思い当たる節もあります…。(苦笑)

昨年は、緊急事態から始まり、今年は何事もなく…と思っていたら
まん延防止等重点措置期間になりました。
油断と無理は禁物ですが、対策をとったうえで、心穏やかに活動したいと思っています。
本年も技文をご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
感染拡大中、そして寒中でございますので、
くれぐれもご自愛のうえ、お過ごしくださいませ。


令和4年 大寒
横浜市技能文化会館 山口亜紀

会館【技文レポート】1月の男の家庭料理教室2022年01月26日

今年初めての『男の家庭料理教室』が開催されました。
今回は和食の2回目!
メニューはこちらです。

・鶏のから揚げ
・だし巻き卵
・きんぴらごぼう
・梅のご飯

作ったものは全てお持ち帰りとさせていただきましたので
容器に詰めていただきましたが
とっても美味しそうな和食のお弁当が出来あがりました!!
今回は参加人数少なめとなりましたが協力し合い、
時には分担し、個々の役割をしっかりこなし、
皆さんとても生き生きとしており、いい雰囲気でした♪

講師の市原先生のお教室は、
食材の切り方のポイント揚げ油の温度の見極め方なども
デモンストレーションを行いながら丁寧に解説してくださいますので
料理初心者の方にも解りやすく、
慣れた方も思わずうなずいてしまうようなお話が沢山聞ける
のが魅力だと思います。

栄養士である先生のお料理は身体に優しく安心して美味しく食べることができるものばかりです。
今回特におススメしたいのは梅酢で下処理をした鶏のから揚げ!
お肉がとても柔らかくジューシーでした。

次回は洋食2回目、魚のムニエル・ポテトサラダ・サーモンのマリネを予定しております。
どんなお話が聞けるのか、どんな出来栄えとなるのか、楽しみですね^^
キャンセル待ちですが、お申込可能です!
講座の詳細はコチラからご確認ください。

会館【技文レポート】レモンづくしの新春テーブル2022年01月22日

今年初めての峯尾先生のスパイス講座は『レモンづくしの新春テーブル』!
旬を迎える国産レモンを使ってクミン香るモロッコ風の煮込み鍋
・チキンとひよこ豆のキャセロール クスクス添え
・モロッカンサラダ 
・レモンケーキ

以上の3品を作りました!!

キャセロールはレモン塩とスパイスで漬け込んだチキンを焼いて
香味野菜とひよこ豆とで15分程度煮込むだけで完成します。
添えたクスクスも初めて使用する方が大半とは思いますが、
難しくないので使い方を覚えると他の料理に添えることもでき、

料理がワンランクアップしそうです♪

レモンケーキは峯尾先生が以前からずっとやりたい!といっていた推しのメニューです。
なぜか講座の中止や延期などにあたってしまうことの多いメニューでしたが、今回は念願叶って実現しました!!
そんな先生推しのレモンケーキはどんなケーキなのかと楽しみにしておりました^^
表面はサクッと香ばしくバターの香り・・・
だけど、レモン果汁とヨーグルトが入っているので
さっぱりとしていてフワフワ
先生の自信作であることに納得!!
バターたっぷりなのに軽くてペロッと完食してしまうので
ある意味危険な食べ物でした(笑)
簡単に作れるのでお家でもリピートできそうです。

次回はネギと生姜をたっぷり使った参鶏湯やアップルケーキを作ります!
こちらのアップルケーキも先生おススメのメニューだそうです!!
既にキャンセル待ちとなっておりますが、
キャンセル待ちでのお申込も大歓迎♪
お問い合わせはお気軽にどうぞ!
お申込はコチラ!

会館【技文レポート】パヴェとショコラハートパン2022年01月18日

今年初めての料理講座は石毛先生のパン教室でした!
直前キャンセルも多く8人での開催となりましたが1つの調理台に2人と
密になることもなく広くスペースも使っていただけました。

今回はパヴェショコラハートパンを作りました。
パヴェはフランス語で石畳という意味もあり、
石畳をイメージできるような四角い小さなコロンとしたミルクパンです。
今回は講師が仕込んできた生地を使用して一次発酵後から作りました。
最終的に生地を四角くカットする時に切り落とす捨て生地も一緒に焼いたのですが
ねじったり、丸めたり皆さん楽しんでいました♪

ほんのり甘いミルクの味なので、そのまま食べても美味しいですが
石毛先生は
ハムなどのサンドもおススメと見本で作ってくださいました!
写真の通りとっても可愛らしく見栄えもするので、ホームパーティーにもよさそうでした!!

ショコラハートパンは生地を一から仕込みました。
ハートはどのように形作るのかと思っておりましたが意外に簡単にできちゃいました!
そして、たっぷり入れた
チョコチップが中からあふれ出し、美味しそうに焼けました。
パヴェは小さいけれど、お1人15個以上、
ショコラハートパンは5個と沢山作りましたが、冷凍保存の仕方も教えていただきました^^

次回3月は“全粒粉パン”と”マリトッツォを作ります。
既に満席となっておりますがキャンセル待ちでのお申込みは歓迎です!!!
お申込はコチラ!

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.18”副館長より 2022/1/152022年01月15日

新年あけましておめでとうございます、副館長の大木です。
本年もメールマガジンをご覧いただけると幸いです。

あっという間に新年です。
新年には色々な行事が行われますが、その一つに「釿始(ちょうなはじめ)」という儀式があります。
チョウナとは大工道具の一つで、儀式ではこれを使って模擬的に大工仕事を再現します。
現在では仕事始めに行い、建築関係の一年の無事を祈る儀式ですが、
その昔は家を建てる前の起工式として行われていたそうです。

チョウナは木材の表面を削るための道具です。
形状は独特で、柄は急な曲線を描き、その先に刃がついています。
私も一度使ってみたことがあります。
しかしその独特な形から、狙ったところに振り下ろせない、
深く刺さって表面どころではないなど、扱いが非常に難しかったです。

チョウナは会館の匠プラザにも展示しています。
儀式用ではない、実際に使用されたチョウナをご覧ください。

それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。

大木佑介

会館書き初めコーナーのおしらせ2022年01月10日

本日1/10は成人の日ですね!
新成人の皆さま、おめでとうございます!

成人になった方、成人になるまで見守ってきた方…
いろいろな思いを持って今日この日を迎えられたのではないでしょうか!
その思いをぜひ、当館でカタチにしてみませんか?

当館では毎年恒例の「書き初めコーナー」を設置中です。
新年の抱負、好きな言葉、今の気持ちなどなど、なんでも書いてみてください!
現在、続々と書き初めを楽しむ方々が増えています♪
皆さまも一筆いかがでしょうか!


場所は当館1階匠プラザ内です。
設置期間は1月末までを予定しています。

ご来館の際はぜひお立ち寄りください!

会館新年のご挨拶2022年01月04日

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
 
当館は1月4日(月)より通常営業を行っております。
本年も皆さまに気持ち良くご利用いただけるよう努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
さて、早速ではありますが、
毎年恒例の「書き初めコーナー」を1階匠プラザに設置しております。
ぜひ新年の抱負を書きにお立ち寄りください。
設置期間は1月末までとなっております。

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 
令和4年1月4日

会館【お知らせ】年末年始の営業について2021年12月28日

2021年12月29日(水)~2022年1月3日(月)まで、全館休館いたします。
 
2022年1月4日(火)より通常営業いたします。
 
本年の営業は、本日12月28日(火)が最後となります。
ワクチン接種会場やメンテナンス工事など、様々なことがあった1年でしたが、
皆さまにご理解、ご協力をいただきながら年末まで運営することができました。
心より感謝申し上げます。
 
新年は、匠プラザにて、お正月恒例の「書初めコーナー」を1日中設置します。
会館を利用される際はぜひ1年の抱負や季節の言葉、気になる言葉を書きに、
匠プラザにお立ち寄りください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
令和3年12月28日

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.17”館長より 2021/12/272021年12月27日

 
 
 

皆さまには、今年も当館をご利用いただき誠にありがとうございます。

冬至になり、朝の挨拶に「寒いですね」がつくようになりました。
昼の時間は少しづつ長くなっていきますが、真冬の寒さもやってきました。
少し前に友人から柚子をたくさんいただき、柚子湯に入りましたが、
その前に、柚子とりんごの酵素シロップもつくりました♪

今日は今年最後の講座「おせち料理教室」でした。
見た目に美しく、美味しく長持ちするおせちが出来上がり、大満足です!
もちろん、準備や支度、調理にも時間はかかっていますが、達成感のようなものがあります。
年の締めらしい講座と思います。

今年は、昨年から続いた外壁工事や、緊急事態宣言から始まり、
紆余曲折の中、オリンピックも開催されましたが、
技文にとっては「指定管理者の変更」と「ワクチン接種会場」が大きな事だったと思います。
そして、気付けば年の瀬、という感じです。
大波、小波、時には荒波、そして凪も少しあったように思いますが、波立っていた1年でした。
けして上手く乗れないけれど、なんとか波に乗って年の暮れまで辿り着いた印象です。
皆さまにとっては、どんな1年でしたでしょうか?

来る年が明るく過ごせる年となるよう願いながら、
来年も皆さまと技文でお目にかかれますこと、心よりお待ちしています。

令和3年 冬至
横浜市技能文化会館 山口亜紀

会館【技文レポート】今年のクリスマスはこれで決まり!2021年12月22日

チキンパプリカとシュトレン

チキンパプリカ

ジンジャークッキー

シュトレン

12月の峯尾先生のスパイス&ティーワールド
『今年のクリスマスはこれで決まり!』が開催されました。
内容はタイトルからも想像がつくとは思いますが
チキンパプリカ”と“シュトレン
クリスマスにぴったりなメニューです。

チキンパプリカは鶏肉にパプリカパウダーをまぶしたものを焼き、
玉ねぎ、マッシュルーム、パプリカ、トマトに少しカレー粉を足して煮込んだお料理です。
パプリカのやさしい甘味と隠し味程度に入れたカレー粉が味を引き締め、
簡単に作れてしまうのに手をかけたかのような深い味わいでした。
仕上がりもきれいな赤なのでクリスマスにピッタリです。

シュトレンは毎年おなじみではありますが、
峯尾先生のシュトレンはフードプロセッサーを使い、
簡単に短時間でできてしまうレシピです!
こんなに簡単にでき美味しいなら、買わずに作ろうかと思わせる逸品です!
予定外にジンジャークッキーも焼きました♪
先生が仕込んできてくださった生地を順番に少しずつ型抜きを行い、焼き上げました。
とっても可愛らしいお土産となりました^^

今回はマスク飲食を心掛けながら
シュトレンアッサムティーと共に試食をしていただきました。

みなさんの和んだ様子が印象的でした!
今年もコロナで通常運営とはいきませんでしたが、
このようなかたちで今年最後に開催でき、本当に心より良かったと思いました。

次回は新年!! 1月15日『レモンづくしの新春テーブル』
“チキンとひよこ豆のキャセロール クスクス添え”
“モロッカンサラダ”
“レモンケーキ”です。
実習後にご試食があります。
既にキャンセル待ちとなっておりますが、
キャンセル待ちでのお申込みやお問い合わせは歓迎ですのでお気軽にどうぞ^^
お申込はコチラ!

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.16”副館長より 2021/12/152021年12月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

もう年末ですね。
師走と言われるくらいですので、皆様忙しくされているかと思います。
職人さんも年末は忙しいものですが、特に忙しいのは洋菓子職人でしょうか。
クリスマスに食べるクリスマスケーキの最盛期です。

日本でクリスマスにケーキを食べる習慣が広まったのは、横浜からです。
不二家の創業者、藤井林右衛門さんが最初に元町に洋菓子店を開き、
すぐにクリスマスに向けてイチゴのショートケーキを発売したそうです。
1910年(明治43年)のことだそうで、かなり歴史は長いですね。

私も昔、クリスマスケーキ工場のアルバイトをしたことがあります。
夜中、延々とベルトコンベアを流れてくるケーキにイチゴを乗せていました。
最初は流れに追いつくのに必死でしたが、熟練すると遅く感じて余裕があったのを憶えています。
あれを洋菓子職人とは言い難いですが、当時の私はなかなかのイチゴ乗せ職人でした。

それでは皆様よいお年を。

大木佑介

会館【技文レポート】11月の男の家庭料理教室2021年12月03日

鶏モモのソテー

フライパンで炒める

調理風景

先月開催した、男の家庭料理教室の講座レポートです。
今回は洋食メニューということで
チキンソテーとゆかり入りマカロニサラダ、パプリカのピクルス
を作りました。
鶏モモのソテーは大きなサイズを1人1枚焼いたので
ボリューム満点!

お料理が初心者の方も分かりやすいように先生が
丁寧に解説してくださるので
納得して作ることができます。
シンプルなメニューだけど、
料理のキホンの要素がたくさんあり
みなさん、レシピにメモをたくさんとっていましたよ。

チキンソテーは塩コショウだけでも美味しいけれど、
梅バターを載せていただきます。
バターだけだとこってりだけれど、先生の杉田梅が
とっても良い味のアクセントになり
さっぱり美味しくいただけます。
見た目もおしゃれです。

前回の男の料理で作ったメニューを
奥様がとても気に入ってくださった!という
嬉しいお声も聞けました。

みんなで楽しくお料理ができ、楽しい教室になりました。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.15”館長より 2021/11/252021年11月25日

 

季節は小雪になりました。
前回は霜降でしたので、霜から雪へ寒さが進みました。
暖かい日が続いてましたが、昨日から冬日の朝となりました。
マスクの暖かさが嬉しく感じられますね。

先日、中消防署に消防訓練のご相談に伺いました。
用事が済み、建物から外に出たところ、なんとなくざわざわしています。
もしや!?と思ったら「酉の市」でした。
すっかり忘れていたので、本当に開催しているの??と思いながらも、
横浜橋商店街の方まで歩くことに。

ざわざわだったところに、ぎゅうぎゅうに人が押し寄せています。
うわぁ、すごい人出!
昨年は提灯の設営がなく、熊手商、露天商の出店もなかったため、
ほぼ非開催に近い状況でしたが、今年は規模縮小ながらも開催となり、
今まで以上の「熱量」を感じました。みんな、待っていたんだなぁ、と。

来年は、従来のようにたくさんの提灯が設営されるといいなぁ、と思いながら、
折角だから…と小さい熊手を手に取り、買い求めました。

小さいながらも「福」がぎゅうぎゅうに詰まった熊手は、
1階受付のカウンターの上にちょこんと飾っています。
ご来館の皆さまにも私たちにも「福運」が、掻き集まりますように!

来週になるといよいよ師走です。
そして、今年最後のメルマガの日は「おせち料理教室」です。
まずはそこまで、また歩を進めることにします。
寒くなっていく日々ですので、くれぐれもご自愛くださいませ。

2021年小雪 山口亜紀 

 

会館【技文レポート】深まりゆく秋のティータイムに・・・2021年11月17日

11月の峯尾先生のスパイス&ティーワールドのお教室では
エリザベス女王の戴冠式昼食会の為に考案されたコロネーションチキン
アフタヌーンティーの定番でもあるスコーンを作りました。

コロネーションチキンは、現在では気軽に作れる家庭料理
スコーンと一緒に食べても相性のいい上品なカレー味のチキンサラダのようなものです。

スコーンはフードプロセッサーを使って混ぜるだと
峯尾先生のレシピは簡単に素早くできるものですが
パサついた感じもなくとっても美味しく家でもう一度作りたくなるスコーンです!

今回はプレーンとシナモンのスコーンを作りましたが、
予定外にチーズとハーブのスコーンもデモストレーションで焼いて下さり、
こちらもお持ち帰りいただきました。

使用したハーブは先生のご自宅のお庭から採ってきたばかりのもので、
とってもしっかりとしたいい香りがしました。
チーズはパルメザンチーズのブロックを削ったものを
たっぷりと入れておりましたので、
とても贅沢でワインのおつまみにもなりそうなスコーンでした。

今回より試食可能となったため、プレーンとシナモンのスコーンを少しだけ
アッサムティーと共にご試食いただきました。
マスク飲食を心掛けての試食でしたが皆さんの表情が和やかでとてもいい雰囲気でした。
これからも注意を払いつつ少しずつ色々なことを再開していけたらいいなと思いました。

次回はクリスマスメニュー「シュトレンとチキンパプリカ」を予定しております。
既に次々回までキャンセル待ちとなっておりますが、キャンセル待ちでのお申込みや
お問い合わせは歓迎ですのでご気軽にどうぞ^^

 

峯尾先生から学ぶスパイスワールド&ティーワールド講座の詳細はこちら↓

12月「シュトレンとチキンパプリカ」
1月「レモンづくしの新春テーブル」
 

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.14”副館長より 2021/11/152021年11月15日

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

横浜のイメージのアイコンの一つとしてよく使われる『ガス灯』。
当会館にもガス灯をイメージしたであろう照明があります。

その照明には「横浜の技能職・その世界」とあり、
匠プラザの入り口を飾るオブジェとして左右に設置されています。

本物のガス灯が横浜に初めて作られたのは1872年。
ランプの部分は日本の職人が作ったとのことで、様々な職人技術が使われています。
大部分が金属なので鋳物や板金、ひょっとしたら細かい部分は飾職人の技術。
当然ガラス部分はガラス職人が関わっていたことでしょう。
ガス灯という西洋の技術を実現するのに、日本の職人は大変な努力をしたことと思います。

安全性や手入れの煩雑さから次第にガス灯は廃れていきました。
やはり現実問題、屋内で炎を明かりにするのは怖いですね。
もちろん当会館のガス灯には電球がつけられていますのでご安心を。

大木佑介