技文レポート

くらし会館【技文レポート】2023年2月25日 男の家庭料理教室2023/03/04

『男の家庭料理教室』が開催されました。
今回は洋食メニュー
●ロールキャベツ
●フルーツサラダ
●黒胡椒とチーズのバケット

ロールキャベツなんて難しくない?
と思う方もおられるかもしれませんが
料理はじめての方でもできてしまうのが『男の家庭料理教室』です。
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​​​先ずは、キャベツを丸ごと茹でるところからです。
講師の市原先生は説明が丁寧でわかりやすいと好評です。
キャベツを丸ごと茹でる前に芯の部分をくり抜きます。
ここまでをデモンストレーションし「みなさん、先ずはここまでやって下さい」
といつもながらに丁寧な始まりでした。


次に中身のお肉についての説明がありました。
玉ねぎのみじん切りの仕方、炒め方、炒め具合なども
デモンストレーションをしながら細かく解説・・。
特にロールキャベツの最大の難関であるお肉をキャベツで
包むところは注目のデモンストレーションでした!!
きれいに無駄なく包むコツなどもお話下さり
みなさんの​​​​​​リアクションの大きさが印象的でした。

各自キャベツを巻いてみるとデモンストレーションどおりとはいきませんが
ちゃんとロールキャベツの形に出来上がっており
スープで煮込み上がるととても美味しそうにできておりました。


  

 

各班4名で作業を行いますが和気あいあいとしており
初めての方も自然と仲間入り♪
とても微笑ましいく、思わず写真を沢山撮ってしまいます(≧▽≦)

フルーツサラダはマヨネーズの他にヨーグルトも入りとても爽やか。
中に入るりんごの皮むきも講師のデモンストレーションに「おぉ~」と歓声が上がていました。

  

 

黒胡椒とチーズのバケットはご自宅で焼き立てを楽しんでいただくために焼かずにお持ち帰りいただきました。


受講者のみなさまには当会館で用意いたしました容器でお持ち帰りいただいておりますが
講師より「帰宅したらこのまま食べずに器に盛り付け直して召し上がってくださいね!」と
最後に必ず一言が添えられて終了いたします。
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​​​​​​4月からのお教室は早くもキャンセル待ちとなっておりますが
ご興味のある方はキャンセル待ちでのお申込みをしてみませんか?

くらし【技文レポート】2023年1月~2月 冬の陶芸教室2023/02/27

2023年2月24日(金)に冬の陶芸教室(全6回)が終了しました。

2022年5月の「春の陶芸教室」から新しい講師の大野 和之先生が担当になり、

春・夏・秋・冬と4回の教室を一巡しました。

大野先生はプロの陶芸家でいらっしゃいますが、気さくでやさしい人柄ですので

初心者から上級者の方まで、質問に丁寧にお答えいただけます。

作りたい作品への適切なアドバイスが受講者に好評です♪

 

 

2021年度までは白土のみでの製作でしたが、赤土での製作も楽しめるようになりました。

釉薬が土の種類によって違った色味に見えるため、バリエーション豊かな作品づくりが楽しめます。

 

 

会館内に電気釜がありますので、素焼き・本焼き・窯出しも体験できます。

2023年4月5日から始まります「春の陶芸教室」の申し込みも受付中です!

ぜひご参加をお待ちしております♪

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.45”館長より 2023/2/252023/02/25

季節は立春から雨水になりました。
雪から雨へと変わり、降り積もった雪も溶け出す頃なのですが、
今年はまだ雪深い地も多いようです。
とは言え、早春を通り越して春の陽気という日もあります。
寒暖差が大きく毎日の服装に頭を悩ませます。

先日の朝、技文の花壇で足を止められている方を見かけました。
就学前くらいの男の子と若いパパさんです。
花の名前が書かれたプレートを指さして、一つ一つの花を見ていました。

その数日後、今度は長く連れ添われているだろうご夫婦が同じように
足を止めて、花の名前を確認していました。

今は「魚柳梅」「シクラメン」「アリッサム」「葉ぼたん」「金魚草」
「デイジー」「ヒューケラ」「ゴールテリアビッグベリー」「マーガレット」
「ゴールドクレスト」「パンジー」「ネメシア」等が咲いています。
私はあまり花の名前を知らず、花と名前が一致するのは半分くらいですが、
折角、名札が付いているので、毎月数種類づつでも覚えていきたいと思っています。

街の方にも利用者の方にも、私にも喜びを与えてくれる花壇。
あぁ、この花壇にして、毎月手入れをしていただいて本当に良かった、と思いました。
皆さんもぜひ覗いてみてくださいね。

もう一つ。
匠プラザの入口左手にある木の台の上に、折紙で作られたお雛様がいます。
こちらの雛人形もとても可愛らしいので、御覧になってみてください。

次回は春分で桜が咲き始めるかもしれません。
花粉も活発に飛んでいます。
くれぐれもご自愛のうえ、お過ごしくださいませ。

令和5年雨水 山口亜紀

くらし会館【技文レポート】2023年2月9日 作り置き教室2023/02/17

作り置き教室が開催されました。
今回は『高たんぱく、低カロリー』
ヘルシー、美味しい、嬉しいメニューがテーマでした。

メニューはこちら↓

小松菜とキノコ、干しエビの中華炒め
(不足しがちなカルシウムを、小松菜と干しエビで補給)
高野豆腐と根菜のサラダ
(栄養価の高い高野豆腐に根菜を合わせて、食物繊維もたっぷり
・とりむね肉の焼き浸し
(高たんぱくで脂質の少ないむね肉は、筋トレダイエットにも)
・大豆とさつまいもの甘辛
(動物性たんぱく質でなく、植物性たんぱく質にも注目)

・生姜ご飯
(ジンゲロールを摂取し、身体を温めて痩せやすい身体に)  

 
 

どれもヘルシーですが物足りなさを感じさせない、しっかりと食べ応えのある美味しいメニューでした。

その中でも驚きの多かった高野豆腐と根菜のサラダ』をご紹介いたします。
生野菜サラダに揚げ焼きにした高野豆腐とごぼうを添え、オリジナル玉ねぎドレッシングで召し上がります。

    

​​​揚げ焼きにした高野豆腐を食べたことはありますか?
煮含めた一口大の高野豆腐に衣をつけて​揚げ焼きしますと
見た目は揚げ餅のようになります!
食感も高野豆腐独特のボソボソした感じもなく
お子様でも喜んで食べてくれそうな食感でした。
調理中は「高野豆腐を揚げ焼きするの?!」という驚きの声も上がっておりましたが
お持ち帰りになり、召し上がった時にも感動があったのではないかと思います。
高野豆腐なら低カロリー!揚げずに揚げ焼きだから油も少なめ!
たんぱく質もしっかり摂れるので、ヘルシー、美味しい、嬉しいメニューですね♪

ドレッシングは玉ねぎをおろして作るものでした。
おろしたての玉ねぎは辛味が強くて美味しくないからと石毛先生は予め仕込んだものを
お持ちくださいましたので、今回はそちらをお持ち帰りいただきましたが  
1週間ぐらいおいた方が美味しさが増し、長期保存も可能との説明がありましたので
是非とも自宅でも作り置きしていただきたいドレッシングでした。  
                                     
こういったお話が聞けるのも作り置き教室ならではでないでしょうか。

他のどのメニューも美味しくておススメですので、ご紹介したいところですが   
少々長くなりそうですので、これまでに・・^^

簡単なのに思いつきそうで思いつかない作り置きメニューに出会えますので
是非とも次回のご参加をお待ちしております。 
日程等の詳細は未定ですが、秋頃が予想されます。
ホームページを時々ご覧いただくか、お問合せいただけると幸いです。
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技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.44”副館長より 2023/2/152023/02/15

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

今回は謎の道具紹介です。
理美容師の道具なのですが、何に使うものか見ただけではわかりませんでした。

ペンチの先端に金属製の筒がついていて、握ると先端の筒が何かを吸い取る動きをします。
一見手術で使うかのような物々しい器具。右の画像をご覧ください。
普段髪を切るとき、この様な道具を使われたことありません。

そこで収蔵品の台帳を確認したところ、「顔面マッサージのコンプレッサー」とありました。
別名「カップス」とも。用途は「小鼻・目の周囲に使う(美顔用)」。
美容の道具だったようです。
美顔カップスでネット検索すると、なんとなく見たことのある口の広いスポイトが出てきます。

見たことないはずです。今の物と全然違いますし、今の物だって使われたこともないです。
会館には何に使うか見ただけではわからない道具が沢山あります。
用途を想像するのも楽しいものです。

大木佑介

会館【技文レポート】2023年2月7日 オリジナルブラートブルストづくり2023/02/11

人気のマイスター講座が3年ぶりに開催されました!!

今回は食肉加工のマイスター中山一郎氏によるブラートブルスト作りでした。

ブラートは焼く、ブルストはソーセージという意味で

ブラートブルストは「焼いて食べるソーセージ」です。

焼いて食べるソーセージとボイルして食べるソーセージは違うの?

と思う方も多いと思いますが、違うのです。

ボイルすると塩分が抜けるためボイル用の方が塩分量が多いそうです。    

こういった食肉のマイスターならではの話を交えながらソーセージ作りの

デモンストレーションが行われ、個々のオリジナル ブラートブルスト作りがスタートしました。
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マイスターは簡単そうにスイスイと腸にミンチを詰めておりましたが、いざ始めてみると意外にコツがいる作業でした。

                                

セージや大葉、パセリなどの好みのものを混ぜ込み、腸詰めすると1人2メートルのソーセージが出来上がりました。                                                                         

これを好みの長さ、本数になるようにねじっていくとオリジナルソーセージの完成です。

贅沢に長いものを作ったり、家族が多いからと短めに沢山ねじって本数多く持ち帰れるように作ったりと                                                                                

みなさん思い思い個性豊かなソーセージを作りを楽しんでいらっしゃいました。

添加物が一切入っておらず、肉・塩・スパイスのみで作ったソーセージですので

お味は言うまでもないですが抜群でした!!

「ボロニアソーセージ」もできるよ!とマイスターが仰っておりましたので

次回も期待できそうです^^

詳細は決まり次第ホームページでご案内いたしますのでお楽しみに♪

 

 

 

 

会館【技文レポート】2023年1月 書初めコーナーへのご参加、ありがとうございました!2023/02/07

書初めコーナーにご参加いただきまして、

誠にありがとうございました!

今年の受賞作品をご紹介します。

 

館長賞に選ばれたのは、達筆な作品ばかりです。

貸室をご利用いただいているグループの作品で、

なかには複数人でとりかかられた大作もありました。

ご参加ありがとうございました。

 

スタッフ賞は毎回票が分かれますが、今回も割れに割れました。

今年の目標となる言葉ばかりです。

スタッフ一人ひとりに、自分にも当てはまる言葉があったのでしょう。

竜頭蛇尾にならぬよう、気を付けて一年を過ごしたいところです。

 

ユニーク賞は2作品。

まずは「いなりずし」。好物なのか?なぜこの言葉を?と様々な憶測を呼んだ、この作品が入賞しました。

もう一つは、「技能文化」ですが、書道でレタリングをするとは!という驚きと意外性の作品です。

賞の名の通り、ユニークな作品が選ばれました。

 

書初めコーナーは、毎年1月中に匠プラザ内で開催します。

来年も開催いたしますので、楽しみにお待ちください。

また受賞された方は、1階受付にお申し出いただきますと、わずかながら賞品の用意がございます。

ぜひお声かけ下さい。

会館【技文レポート】2023年1月の坪庭2023/01/30

今年もまた坪庭の植替えが行われました。

 

寒冷な気候や、乾燥に強い植物をたくさん植えていただきました。

 

今回植えていただいたのは、アネモネプリムラデージーなど。

冬の人気者、シクラメンも元気に花をつけています。

 

  

 

暖かい季節の庭は、上へ横へとすくすく成長していきましたが、冬の庭は違います。

葉が伸びていく様子はなく、みんな小さな株ごとにギュッとまとまっています。

人も動物も植物も、冬はギュッとまるくなって耐えるのは同じかもしれません。

 

ところで、植物の根元には毎回ネームプレートが添えられています。

植替えをしてくださった職人さんが書いてくださるので、

こうしてみなさんにお花の名前をお伝えできているわけです。

このようにレポートを書く際には、ネームプレートを見てお花のことを調べるのですが、

本当にさまざまな品種があります。

花が咲くものは、色や花びらの付き方ごとに名前が付けられています。

きっと職人さんが、この庭のために色味や形を選んでくださっているのだろうなと思いました。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.43”館長より 2023/1/252023/01/25

寒中お見舞い申し上げます。
大寒となり、今年は大寒波と言われ、冷たく寒い日が続いています。

先日、寒い寒いと言って体が凝り固まっているようなので
鍼に行き、体をほぐしてもらいました。
治療前に固く張っていた部分は勿論のこと、自分では気付かない凝りが各所にあり、
鍼を打つことで、凝りが緩和され、何より体が温かくなり、軽くなったように感じました。
実際には軽くなりませんが、なったように思うだけで気持ちは軽くなります。

技文は昭和61年(1986年)設立で、今年で37才になります。
私よりウンと若いのですが、それでも不具合や故障が増えてきています。
昨日は匠プラザで水漏れの修繕を行っていますし、本日はエアコン故障の修理です。
単発の工事以外にも、自家発電機交換工事は3月まで行っています。

建物も人もメンテナンスが大事、人の場合は心身のメンテナンスがとても大事
とつくづく思ったこの頃でした。

10日もすれば立春ですが、本日が今冬一の寒さのようです。
くれぐれも温かくして、ご自愛のうえ、お過ごしくださいませ。

令和5年大寒 山口亜紀

くらし【技文レポート】2023年1月21日 きもの着付け教室2023/01/23

きもの着付け教室で特別企画が行われました。

 

1月のきもの着付け教室では、「着付け舞」が披露されました。

披露していただいたのは、みやうち着物学院の先生方4名です。

演歌「日本橋から」に合わせて、帯を銀座結びにしていきます。

 

 

 

着付け舞とは音楽に合わせて着物を着上げていくもので、

手際の良さや所作の美しさ、なにより着付けの美しさが重要になります。

音楽をかけながらの着付けなので、楽しく着付けができるのですが、音楽はわずか3分程度

帯を広げるタイミングやポーズを4人で合わせないといけないと考えれば、難しさが伝わるかと思います。

 

 

参加者のみなさんは、こんな着付けのやり方があるのね!と感心されていました。

先生方、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。
 

くらし【技文レポート】2023年1月12日 モンキーブレッド&ウインナーパン2023/01/16

半年ぶりのパン教室でした。 

今回作ったのは「モンキーブレッド」「ウインナーパン」。 

ウインナーパンはパン屋さんでも定番の総菜パンですが、

モンキーブレッドとはどんなパンでしょうか?  

 

モンキーブレッドはアメリカ発のちぎりパンです。

小さく丸めた生地をシロップにからめてから

クルミやレーズンとともに型に入れて焼き上げます。 

今回シロップには黒糖を使いました。黒糖を使うことで、よりコクが出ます。 

小さく成型するので簡単と思いきや、いつもより難しいとの声も上がりました。 

ガス抜きして丸めた生地は白くてツヤがでます。

先生の手先を観察して作業しますが、先生とは何かが違う…?

成型中はみなさん真剣で、ついつい無言になってしまうのもこの教室の特徴です。 

 

さて、今回のように寒い冬の日は、パンの発酵に時間がかかります。

教室が時間通りに終わらないと大変ということで、

先生はあらかじめこねた「中種」を持ってきてくれました。 

中種を入れることで発酵を促進するとともに、香りが高く味も深くなります。 

仕込み水もぬるま湯にしました。これも冬の寒さを補うためです。 

 

発酵が進み、ボウルの中でもっちりと膨らんだ生地に指をつきたてます。

こうして穴が開いたら発酵は完了。

穴がふさがってしまったら未熟なのでもう少し時間を置く。

指をつきたてているときに生地が膨らんでしまったら今度は逆に発酵しすぎです。 

パンを作るときは早め早めに見てあげてね!とアドバイスをいただきました。 

 

パン教室は大盛況で、2種類とも美味しく出来上がりました。 

とくにモンキーブレッドはモチモチふわふわの仕上がりで、スタッフにも大好評でした。 

次回のパン教室は、「ハイジの白パン」をメインとして、ハンバーガーも作る予定です。 

【ハイジの白パン&バーガーバンズはこちらから】

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.42”副館長より 2023/1/152023/01/15

こんにちは、副館長の大木です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年11月から実施していた、
芝山漆器の宮﨑マイスターの自伝を書籍化するクラウドファンディングですが、
ちょうど元日に目標金額を達成いたしました!
ご支援いただいた皆様、大変ありがとうございました。

ところで芝山漆器はその名の通り、漆を使った工芸品です。
黒や朱色の美しい漆ですが、触れるとかぶれることもよく知られていますね。
このかぶれる成分はウルシオール(Urushiol)と言うそうです。もちろん語源は日本語の漆です。
ウルシオールのアレルギー反応で、重症の場合は全身がかぶれてしまうそうです。

昔の人はよくそんな毒物を工芸に使おうと思ったものです。
きっと最初は全身かぶれながら作業したのでしょう。

技術は先人の命がけの試行錯誤で成り立っています。
ありがとうございます。

大木佑介

会館新年のご挨拶2023/01/04

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

当館は1月4日(月)より通常営業を行っております。
本年も皆さまに気持ち良くご利用いただけるよう努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。


1階匠プラザでは、毎年恒例の「書き初めコーナー」を
設置しております。
ぜひ新年の抱負を書きにお立ち寄りください。
早速、スタッフも筆を持ちました。
1年のはじまりに姿勢を正して自分の中の言葉を文字に表すと
新鮮で清々しいです。

どなたでもご自由に参加できますので
技文にお越しの際は文字でも絵でも自由に表現してみてください。
設置期間は1月末までとなっております。                                                         
プチ企画として館長賞、スタッフ賞、ユニーク賞を選ばせていただき
こちらの技文レポートで発表いたします。

それでは皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

令和5年1月4日

会館【お知らせ】年末年始の営業について2022/12/28

2022年12月29日(木)~2023年1月3日(火)まで、

全館休館といたします。

 

来年は2023年1月4日(水)より、通常営業いたします。

年末年始の休館中は、駐車場・館内テナント様も休業となり、

どなた様も立ち入ることができません。

貸室のお手続きのある方は、開館日の受付時間内(9:00~19:00)によろしくお願いします。

 

今年は匠の小学校や馬車道マルシェへの参加など、久しぶりのイベント開催や参加ができた年でした。

これも皆様のご理解・ご協力があってのことだと思います。

一年間ご利用いただき、ありがとうございました。

 

また新年からは、恒例の「書初めコーナー」を匠プラザに設置いたします。

会館を利用される際に、ぜひご利用ください。

一年の抱負、新年に向けた決意、あるいはお好きな言葉など、なんでもお待ちしています。

来年も、技能文化会館をよろしくお願いします。

 

令和4年12月

くらし【技文レポート】2022年12月27日 梅おせち教室2022/12/27

今日は「梅おせち教室」を開講しました。

お節料理に梅酢を使用して、サッパリとした味に仕上げます。

 

梅おせち教室がある日は、朝一番から大騒ぎになります。

通常の料理教室よりも品数が多いため、食材も調理工程も複雑です。

班員だけでなく、教室中が一体となって作業にとりかかりました。

会館スタッフも微力ながらお手伝い。

銀杏の皮をむいたり、黒豆をつめたり…。

みんなで集まって黙々と作業をするのは、

いかにも年末、年越しの準備という雰囲気でした。

味見もさせていただきましたが、

お手製の黒豆は甘さ控えめでとってもおいしかったです。

最後は箱に詰めてのしと水引をかけて完成です。

 

今年一年やり切った!という気持ちになりましたが、あともう少しだけ2022年は続きます。

みなさんにとってはどういった一年だったでしょうか。

また来年も講座でお目にかかりたいと思います。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.41”館長より 2022/12/252022/12/25

皆さまには、今年も当館をご利用いただき誠にありがとうございます。

季節は冬至となり、長い夜と寒い朝が続いています。
「冬至冬なか冬はじめ」で、少しずつ昼が長くなる「冬なか」の一方、
1月の大寒に向け、寒さ厳しくなり「冬はじめ」と言われていることを
実感いたします。

さて、年の瀬ですので、今年を振り返ってみます。
1月半ばに、「まん延防止重点措置期間」になり、3月まで続きました。
その後、行動制限が緩和された生活に慣れるようになっていきました。
4月以降は、各種イベントを再開し、新規取組も開始しました。
・手づくり市 ・馬車道マルシェに出店 ・匠の小学校
・よこはま技能まつり(ハマ技連様の主催)
・クラウドファンディングを開始!

特に夏以降は、貸室、駐車場のご利用者様も徐々に増えてまいりましたし、
お問合せや下見でのご来館も多く、新規のご利用者様も毎日お見かけします。
秋以降は、建物の故障が目立ち、利用者様にご迷惑をおかけしたこともあります。

こうして、日々色々ありますが、技文に関わる皆さまのお陰で、
毎日懲りずに飽きずに、全般的には愉しみながら、過ごせていることに
心より感謝しながらの、年の暮れです。

来る年も、明るく元気に過ごせるよう願いながら、
来年も皆さまのご来館を心よりお待ちしています。
皆さま、どうぞ良い年をお迎えくださいませ。

令和4年冬至 山口亜紀

くらし【技文レポート】2022年12月11日 スパイス薫るクリスマステーブル2022/12/16

もうすっかり気分は年末。

スパイスの教室は、クリスマスに向けたメニューを用意しました。

メインとなるのはハニーマスタード・チキンロールです。

ローズマリーで香りをつけたオイルで下味をつけたら、タコ糸で形を整えます。

ローズマリーは峯尾先生のご自宅で栽培されたもの。ホームメイドが峯尾流です。

焼き色がこんがりついてなんとも美味しそう。

すぐにでも食べたいところですが、アルミホイルを巻いて休ませます。

こうすると肉汁が落ちて、しっとりとした仕上がりになります。

 

本日はリンゴをたくさん使います。

生のリンゴをたっぷりと使ったアップルケーキは、材料を混ぜて焼き上げるだけ。

本当に簡単で驚いてしまいました。

先生から参加者のみなさんにサービスで作ったのはブラムリージャム

ブラムリーとはイギリスで最も人気のあるクッキングアップル。

酸味が強く加熱するととろけるようになります。

今回は砂糖を加えないジャムにしました。

キリッとしたすっぱい味わいが紅茶によく合います。

 

フラット・ブレッドは、クリスマスイメージの型で抜きました。

3mmほどに伸ばした生地を型抜きして、フライパンでじっくりと焼き上げます。

型はツリーとブタが2種類。古いヨーロッパスタイルでは、

クリスマスのご馳走はブタがメインです。

今でもブタは幸運のお守りとして愛されているんだとか。

最後にニンジンピラフも炊き上がりました。

こちらもニンジンジュースを加えた簡単メニューです。

峯尾先生のレシピは簡単でおいしくておしゃれなのが人気の秘訣です。

 

アールグレイを入れて、ほっと一息ついてから、みなさんお帰りになりました。

また来年の開催をお楽しみにお待ち下さい。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.40”副館長より 2022/12/152022/12/15

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

早いものでもう師走です(去年も同じことを言っていますが)。
師走は「師(お坊さん)」がお経をあげるのに忙しく走り回るから、という説があります。

職人の名称にも「師」が使われています。
表具師、写真師、理美容師、鍼灸マッサージ師などなど…

ところで、職人の名称には「師」だけでなく「士」が使われている場合もあります。
和裁士、建築士、司厨士、そもそも職人の別名である技能士もそうです。
調べてみると、「師」と「士」の区別には色々な理由があるようで興味深いですね。

年末はお坊さんだけではなく、職人も忙しく走り回る時期です。
技文にいると、職人という意味での師走(士走)が身近になります。

それでは皆様よいお年をお迎えください。

大木佑介

くらし【技文レポート】2022年12月3日 横浜野菜を使った”親子の旬野菜お料理教室”2022/12/11

お料理をしながら、旬の野菜についても学べる親子向けの講座です。


今回は煮込みハンバーグポン・デ・ケージョのおもてなしメニューを作りました。

餅粉を使ったポン・デ・ケージョはトマトジュースを入れた野菜バージョンです。

みんな焼き上がりが気になって、ちらちらとオーブンを伺いますが、

ハンバーグづくりは始まったばかり。

 

たまごを割る、塩を量る、黒コショウを挽く、パン粉を牛乳に浸す、

お肉を練る、お肉をまとめる。空気を抜くなどなど…。

あらためてハンバーグの工程の多さに驚きました。

子供たちには難所の連続。

ひとつひとつ、先生や保護者の方に確かめながら進めていきました。

 

完成後は冷めるまでお勉強の時間です。

今日は材料に使用した旬のニンジンについて。

苦手な子も多い野菜ですが、自分で料理したからか、おいしそう!の声が上がりました。

調理中もたくさんの「なんで」「どうして」が飛び交う、賑やかな教室となりました。

 

これからの冬休み、特にクリスマスには、ぜひご家庭でもう一度作ってほしいです。

また次回の情報をお待ちください。

会館【技文レポート】 2022年11月19日 京白味噌&高級味噌2022/12/03

今年初の味噌仕込みの講座を終えましたので、ご報告いたします。

午前に「京白味噌づくり」、午後に「手づくり高級味噌」を開講!

技文恒例の講座です。

 

講師は、創業明治元年の麹屋さん「小泉麹屋」のお二人に来ていただきました。

国産の材料をたっぷり使って、超贅沢な「手前味噌」をつくります。

まずはビニール袋の中で、大豆をつぶしていく作業から。

体重をかけて丁寧につぶしていきます。

 

味噌仕込み講座は体育会系!

人によってはもう汗だくになっています。

塩切麹を入れて、再度混ぜ&つぶし作業の開始。

米麹が大豆の水分を吸って、固く重くなってきました。

煮汁を加えて、柔らかくしてもう一回。

ようやく味噌らしくなってきましたが、「まだやることありますよ!」の声が。

運動はもう終わりかと思っていた参加者の皆さんからは、

思わずといった様子で「えっ!」と声が上がりました。

味噌仕込み教室名物の味噌エクササイズの時間です。

味噌の入ったビニールの両端をもって、顔まで持ち上げてブンブン回します。

つぶした大豆を一つの味噌玉にするのが目的なのですが、これがキツイ!

みなさん腕まくりして、汗をかきながら仕上げに入られました。

参加されたみなさん、お疲れ様でした。

 

味噌の講座はこの冬いっぱい開講します。

初めての方も、リピーターの方もお待ちしています。

運動不足になりがちな冬に、運動したうえ味噌まで仕込める講座はいかがでしょうか?

【技文の味噌仕込み教室はこちらから】

会館【技文レポート】リメイクで楽しむ帯の仕立て~横浜マイスター塾~2022/12/01

名古屋帯を1本仕立てる「リメイクで楽しむ帯の仕立て」
全5回の横浜マイスター塾を修了しました。

この講座は帯仕立ての横浜マイスターでいらっしゃる水守先生に
直接教わることができるスペシャルな内容です。
ほとんどの方が「帯の仕立て」は未知の世界ではないでしょうか。
参加くださった方も、お着物は好きだけれど
仕立てるのは初めてです。
(リピーターの方は再挑戦!!)

水守マイスターは気さくなお人柄で
横浜マイスターとして、良い仕立ての帯を知ってもらうために
初心者にも優しく指導してくださります。

ですが、「仕事」に対してはとても厳しく
せっかく途中まで作業したけれど、
まっすぐに縫えていないなどで
(ほんの少しのずれもダメです!)
やり直しも多々ありました。
参加のみなさまは真剣!

たくさん苦労した分
妥協せずに取り組んだ分
完成度が高く、満足のいく作品ができました。
拍手ですね!!

仕立ての実習だけでなく
オシャレで遊び心のある先生の作品を拝見したり
締めやすいように工夫しているところ
帯芯の違い
などたくさんのお話を聞くこともでき
大変勉強になりました。

水守マイスター、ご参加のみなさまありがとうございました。

 

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.39”館長より 2022/11/252022/11/25

季節は、先月の「霜降」から「小雪」に移りました。
と書いて、くしゃみをしました!
木々も落葉し寒そうです。いよいよ冬の入口というところでしょうか。

先月からのひと月の間にも色々な事がありましたが、
10月31日~11月3日の4日間は、馬車道まつりのマルシェで販売をしていました。
2015年から参加しているイベントですが、期間中、雨に降られなかったのは
初めてかもしれません。寒い年は毛糸の帽子を被っていました....。
今年は秋らしい好天に恵まれ、賑わい心地良いイベントになりました。

そして、先週のことですが、新たな取り組みを開始しました!
「クラウドファンディング」です!
横浜の伝統技能「芝山漆器」職人の横浜マイスター宮﨑氏の自伝が
昨年、神奈川新聞の「わが人生」で、連載されました。
横浜芝山漆器の貴重な技能を後世に残すための書籍化です。

この10年くらいで拡大され成長中の「クラウドファンディング」ですが、
資金調達のみならず、新しい顧客や人との繋がりが生まれ、商品やサービスなど
知らないことを知らせる・知ることが出来るツールとして様々に活用されています。
それはわかるけれど、私たちが?! と思っていましたが、思い切ってトライ!
してみることにしました。

11月18日から約2か月が募集期間ですが、その間、より多くの方々に
横浜の技能や技文の取り組みに、1人でも多くの方にご興味を持ってもらえたら、と思っています。
詳細はこちら

寒くなり、体調を崩される方も多いようです。
皆さまには日々暖かくして、ご自愛くださいませ。
次回は冬至の頃、年末のご挨拶をさせていただきますね。

令和4年 小雪 山口 亜紀

くらし【技文レポート】2022年11月10日 健やかな秋を過ごす薬膳2022/11/19

今回はNPO法人との初のコラボ講座です。

講師には、「東京薬膳研究所」武鈴子先生をお招きし、

講演をしていただきました。

 

薬膳というとどのようなイメージを持たれるでしょうか。

漢方薬とか、むずかしいものと思いがちではありませんか。

武先生のお話は、そういった難しさはいっさいなく、

日々の食卓に活かせるものでした。

まず、東洋医学の考え方の「五味五性」について解説をいただきました。

食材の味と、内臓への効能を分類したものです。

例えば、味噌は「鹹(カン)(しおからい味)」に分類され、体を温める効果がある。

そして耳や腎臓によい、というぐあいです。

 

武先生は、御年85歳!体格も小柄ですが、話始めるととてもパワフルです。

食事は毎日するもので、体の中に入ってくるものを徹底することで元気になります。

「食は薬なり」というご自身のお考えを、まさしく体現しておられました。

 

さて、季節は秋。これからますます寒くなってきます。

講演では「乾燥」に効く食材と、おすすめの料理を教えていただきました。

キノコ類、根菜類、ショウガ、秋刀魚や柿に梨など、

たくさんの食材を上げられましたが、先生がくり返すのは、

「旬のものを食べること」です。

夏が旬の食べ物は、体を冷やす効果があるため、

野菜を摂ろうとサラダばかり食べると、冷え性を加速させます。

冬は根菜の煮物やみそ汁で、体を温めるのが一番。

教えていただいたレシピは、和え物や煮物、炒め物など、すぐに食卓に出せるものばかりです。

そして栄養学的な効果もキチンと説明してくださいました。

先生の元気なお姿もあわせて、とても説得力のある講演でした。

武先生、貴重なお話をありがとうございました。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.38”副館長より 2022/11/152022/11/15

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

久々?の道具紹介シリーズです。
今回はウチマルカンナ・ソトマルカンナです。

木工に使うカンナの種類で、漢字で書くと内丸・外丸となります。
会館には桶の職人が使用していたものが展示されています。
桶の内側・外側にカンナをかけるため、刃の当たる面が内側に丸く、外側に丸くなっています。
この呼び名がなかなかややこしいのです。

ウチマルカンナは、桶の外側を削るために内側にへこんでいます。
ソトマルカンナは、桶の内側を削るために外側に丸くなっています。

桶の外側を削るからソトマル、内側を削るからウチマルと言いたい所ですが、それは逆。
ソトマルの見た目がいくらウチマルっぽくても逆なのです。

これを読んだ皆さんはもう覚えましたね。
私はしばらくしたらいつも混乱してわからなくなりますが。

大木佑介

くらし【技文レポート】2022年10月29日 発酵クラフトコーラ2022/11/10

今回は初の試みです。

酵素シロップは、いつもは季節の果物をミックスして、

どんな味になるのか楽しみに待ちます。

ですが今回は、スパイスをたくさん使用することで、

「コーラ風味」の酵素シロップを作りました。

 

メインとなるのはレモンへべす、そして生姜です。

へべすとは聞きなれませんが、宮崎県産の果物で、

調味料とされる香酸柑橘の一種です。

今回は柑橘類がベースになるわけです。

 

レモンは大振りですが、皮むきに苦戦しました。

皮が厚く、オイルが出て滑るのです。

レモンオイルと言えば、アロマなどにも使われるもの。

皮むきをするだけで、リラックス&美肌効果がありそうです。

皆さんの作業がすすむほど、教室中にレモンの香りが漂います。

なんてさわやかで、清潔感のある香り!

「レモンの香り」をうたった商品は身の回りにたくさんありますが、

本物はこんな香りがするのかと、驚いてしまいました。

とはいえ、酸っぱさも本物です。実を切れば、目や鼻が刺激されてきました。

 

材料をすべてカットしたら、あとはいつもの通り、瓶に詰めていくだけです。

今回はクローブやカルダモンなど、スパイスを9種類も使用しました。

このスパイスと、三温糖のカラメル色が、「コーラ」の味わいになる秘密です。

 

材料が混ざり合い、溶けて、発酵が進むほど、コーラの色味に近づいてきました。

ぜひ炭酸水で割って飲んでみたいですね♪

またスパイスがたっぷり入っているのでお湯で割って飲んでも美味しいそうです。

これからの季節にぴったりですね。

会館【技文レポート】秋も花盛り2022/11/04

秋の植えかえを行いました。

植え替えたのは10月で、ご紹介が遅れてしまいました。

 

今月のお気に入りはクラスペディア

背の高い茎の上に、ポコンと咲いた球状の花。

この独特の形から別名をドラムスティックというとか。

どうしてこういう形になったんでしょうか。見れば見るほど面白いです。

 

カルーナ・ブルガリスはつぶつぶの小さな花がかわいらしいです。

カルーナは「掃く」という意味があり、箒の材料に使われたことに由来するとか。

5月に紹介したエニシダと同じルーツですね。

 

ヒューケラは葉の色が紫がかって不思議な色合い。

植物のカラフルさは、花だけではないんですね。

坪庭の記録を続けていると、いろんなことに気が付けて楽しいです。

 

シクラメンも仲間入りしました。

シクラメンが園芸店に並びだすと、いよいよ冬が来たと感じます。

特徴的でゴージャスな花を、長い冬が終わるまで楽しませてくれます。

 

寒くなれば植物はおとなしくなるものと思っていましたが、

そこからが本番の植物もたくさんあります。

秋冬の坪庭も、賑やかさは変わらないようです。

ですが、冷たい水仕事や土仕事がつらくなる季節でもあります。

園芸に携わる方を尊敬しつつ、今月のレポートを終えたいと思います。

会館【お知らせ】馬車道マルシェ出店中! 2022年10月31日~11月3日2022/10/31

馬車道まつりの季節がやってきました。

11月3日の文化の日をめがけて開催される「馬車道まつり」。

そのなかの、ワゴンセール「馬車道マルシェ」に、

当館のセレクトショップ技文市が出店します!

 

マルシェ限定のお得なセットも販売します。

横浜中のイイものをたくさん集めた当館ブースに、

ぜひ遊びに来てください。

 

馬車道まつりは、ジャズコンサートや

馬車の試乗会など、イベント盛りだくさんです。

天気の良い秋の日に、ぜひお出かけください。

 

馬車道マルシェ

期間:2022年10月31日(月)~11月3日(祝・木)

時間:11時~17時

場所:馬車道商店街

   (当館ブースは関内ホール近く)

【馬車道商店街HPはこちら】​​​​​

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.37”館長より 2022/10/252022/10/25

季節は「霜降」になりました。
横浜で霜はもう少し先ですが、来週になれば「霜月」ですし、
朝の冷え込みとともに、水道の水も少し冷たく感じられるようになってきました。

一昨日、全館で「第41回技能まつり」が開催されました。
振り返ると、10年前の33回から関り、当時は横浜公園で開催。
私どもは、おでんやぜんざい、焼餅など、前々日から仕込み、
前日は準備に大忙し、当日は朝から搬入、昼過ぎには完売になるなど、
「まつりだっ!!」という意気込みで対応していました。

それから10年。
今年は3年ぶり、そして会館で開催することになりました。
スペースに限りがあるため、出展団体数も絞られましたが、
100名を優に超える職人さんたちが集結しました。
みなさん、半被が良く似合いますし、搬入の際には重い道具たちを軽々と運びカッコイイです。
何より行動が早い! 時間厳守! 見習わなければ....苦笑

ステージでは和太鼓の演奏がありました。
会館で和太鼓教室を主催されている団体さんですが、
きりっとした掛け声に、バチさばき、軽快なリズムに力強い音は
振動とともに響き渡り、迫力あるパフォーマンスでした。
…とほんの一部をお伝えしましたが、もっともっとたくさんの体験がありました。

秋はイベントの季節で、各所で様々なイベントが開催されていますが、
どこのイベントにも負けない「技能まつり!!」と思いました!

技文のHPやSNSでは、日々の技文をお伝えしています。
ぜひ、覗いてみてください。 →こちら

次回は霜から雪に変わり「小雪」の頃、またお便りいたします。
秋も深まり夜寒の覚え、くれぐれもご自愛ください。

令和4年 霜降 山口 亜紀

会館2022年10月23日 第41回よこはま技能まつり2022/10/24

よこはま技能まつり』

3年ぶりに開催されました!

 

当館は「技能職の振興」を目的とした会館ということで、

初めて会場として協力しました。

 

当日はフルーツカービングや飴細工の実演といった

ステージイベントにも注目が集まります。

この祭りの特徴はとにかく職人さんと近いこと。

イスの用意もありましたが、みなさんかぶり付きでご覧になっていました。

 

飴細工は子供たちに大人気!

伸ばすたびにツヤツヤと輝く、リボンのような飴に夢中です。

無骨な野菜がスルスルと花に変わっていく、フルーツカービングの面白いこと!

夏だったらスイカでやってたんだけど、

とカボチャをハロウィン風の飾りに変えてくれました。

 

 

ホール内に突然現れた茶室は、釘を使用せずに組み立てられた宮大工さんの技。

持ち運び可能なモバイル茶室で、おもてなしのレッスンを受けました。

 

 

 

体験コーナーでは、大人も子供も混じっての大賑わいで

職人道具を一心に振るっていました。

珍しい体験はもちろんですが、庭の手入れやアイロンのコツなど、

ちょっとした相談を気軽にできるのも、技能まつりの魅力です。

 

 

 

思い思いのお土産をもって、第41回よこはま技能まつりは終了しました。

和太鼓やオカリナ&ギターライブも、イベントを盛り上げてくれました。

 

 

ご来場ありがとうございました!

また来年の開催を楽しみにしています。

くらし【技文レポート】2022年10月15日 男の家庭料理①和食2022/10/17

市原先生に教わる「男の家庭料理教室」

10月から3月までの下半期が始まりました。

リピーター続出の人気講座ですが、もちろん初めての方も参加されています。

季節は収穫の秋!ということで、新米の「ゆめぴりか」を使用して、

お米のとぎ方からスタートです。

突然ですが、1合は何㏄かご存じでしょうか?

答えは180㏄。通常の計量カップは100㏄ごとに区切られているので、

炊飯器に付属されているカップは特別です。

1合炊くのに必要な水は200㏄と教えてもらいました。

これでメモリのない土鍋でもご飯が炊けます。

「お米は研がなくてはいけないのか?」

「一合は一人前なのか?」

次々と浮かぶ疑問に、先生は丁寧に答えてくださいました。

 

メインディッシュは豚カツです。

カツレツを豚で作るのも、冷たいキャベツの千切りを添えるのも、

実は日本独自の食文化です。

西洋では温かい料理には、温かい野菜を盛り合わせるか、

冷たいならサラダとして別皿にするそうです。

 

先生は料理をする順番についてもお話してくださいました。

カツは熱々で食べたいから揚げるのは最後に。

冷たいものや、味をしみ込ませるものは先に調理することが大事です。

今回のメニューは、豚カツとキノコの胡麻和えがボリュームたっぷりなので、

柿はサラダでさっぱりといただきます。

献立はバランスが大事というのも先生の言。

調理の技術以外にも、料理をするうえで知りたい知識が

たくさんの第一回目となりました。

 

市原先生の梅しごと教室「梅おせち」も参加者募集中です。

詳細・申し込みは上のタイトルからどうぞ!