技文レポート

会館【技文レポート】リメイクで楽しむ帯の仕立て~横浜マイスター塾~2022/12/01

名古屋帯を1本仕立てる「リメイクで楽しむ帯の仕立て」
全5回の横浜マイスター塾を修了しました。

この講座は帯仕立ての横浜マイスターでいらっしゃる水守先生に
直接教わることができるスペシャルな内容です。
ほとんどの方が「帯の仕立て」は未知の世界ではないでしょうか。
参加くださった方も、お着物は好きだけれど
仕立てるのは初めてです。
(リピーターの方は再挑戦!!)

水守マイスターは気さくなお人柄で
横浜マイスターとして、良い仕立ての帯を知ってもらうために
初心者にも優しく指導してくださります。

ですが、「仕事」に対してはとても厳しく
せっかく途中まで作業したけれど、
まっすぐに縫えていないなどで
(ほんの少しのずれもダメです!)
やり直しも多々ありました。
参加のみなさまは真剣!

たくさん苦労した分
妥協せずに取り組んだ分
完成度が高く、満足のいく作品ができました。
拍手ですね!!

仕立ての実習だけでなく
オシャレで遊び心のある先生の作品を拝見したり
締めやすいように工夫しているところ
帯芯の違い
などたくさんのお話を聞くこともでき
大変勉強になりました。

水守マイスター、ご参加のみなさまありがとうございました。

 

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.39”館長より 2022/11/252022/11/25

季節は、先月の「霜降」から「小雪」に移りました。
と書いて、くしゃみをしました!
木々も落葉し寒そうです。いよいよ冬の入口というところでしょうか。

先月からのひと月の間にも色々な事がありましたが、
10月31日~11月3日の4日間は、馬車道まつりのマルシェで販売をしていました。
2015年から参加しているイベントですが、期間中、雨に降られなかったのは
初めてかもしれません。寒い年は毛糸の帽子を被っていました....。
今年は秋らしい好天に恵まれ、賑わい心地良いイベントになりました。

そして、先週のことですが、新たな取り組みを開始しました!
「クラウドファンディング」です!
横浜の伝統技能「芝山漆器」職人の横浜マイスター宮﨑氏の自伝が
昨年、神奈川新聞の「わが人生」で、連載されました。
横浜芝山漆器の貴重な技能を後世に残すための書籍化です。

この10年くらいで拡大され成長中の「クラウドファンディング」ですが、
資金調達のみならず、新しい顧客や人との繋がりが生まれ、商品やサービスなど
知らないことを知らせる・知ることが出来るツールとして様々に活用されています。
それはわかるけれど、私たちが?! と思っていましたが、思い切ってトライ!
してみることにしました。

11月18日から約2か月が募集期間ですが、その間、より多くの方々に
横浜の技能や技文の取り組みに、1人でも多くの方にご興味を持ってもらえたら、と思っています。
詳細はこちら

寒くなり、体調を崩される方も多いようです。
皆さまには日々暖かくして、ご自愛くださいませ。
次回は冬至の頃、年末のご挨拶をさせていただきますね。

令和4年 小雪 山口 亜紀

くらし【技文レポート】2022年11月10日 健やかな秋を過ごす薬膳2022/11/19

今回はNPO法人との初のコラボ講座です。

講師には、「東京薬膳研究所」武鈴子先生をお招きし、

講演をしていただきました。

 

薬膳というとどのようなイメージを持たれるでしょうか。

漢方薬とか、むずかしいものと思いがちではありませんか。

武先生のお話は、そういった難しさはいっさいなく、

日々の食卓に活かせるものでした。

まず、東洋医学の考え方の「五味五性」について解説をいただきました。

食材の味と、内臓への効能を分類したものです。

例えば、味噌は「鹹(カン)(しおからい味)」に分類され、体を温める効果がある。

そして耳や腎臓によい、というぐあいです。

 

武先生は、御年85歳!体格も小柄ですが、話始めるととてもパワフルです。

食事は毎日するもので、体の中に入ってくるものを徹底することで元気になります。

「食は薬なり」というご自身のお考えを、まさしく体現しておられました。

 

さて、季節は秋。これからますます寒くなってきます。

講演では「乾燥」に効く食材と、おすすめの料理を教えていただきました。

キノコ類、根菜類、ショウガ、秋刀魚や柿に梨など、

たくさんの食材を上げられましたが、先生がくり返すのは、

「旬のものを食べること」です。

夏が旬の食べ物は、体を冷やす効果があるため、

野菜を摂ろうとサラダばかり食べると、冷え性を加速させます。

冬は根菜の煮物やみそ汁で、体を温めるのが一番。

教えていただいたレシピは、和え物や煮物、炒め物など、すぐに食卓に出せるものばかりです。

そして栄養学的な効果もキチンと説明してくださいました。

先生の元気なお姿もあわせて、とても説得力のある講演でした。

武先生、貴重なお話をありがとうございました。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.38”副館長より 2022/11/152022/11/15

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

久々?の道具紹介シリーズです。
今回はウチマルカンナ・ソトマルカンナです。

木工に使うカンナの種類で、漢字で書くと内丸・外丸となります。
会館には桶の職人が使用していたものが展示されています。
桶の内側・外側にカンナをかけるため、刃の当たる面が内側に丸く、外側に丸くなっています。
この呼び名がなかなかややこしいのです。

ウチマルカンナは、桶の外側を削るために内側にへこんでいます。
ソトマルカンナは、桶の内側を削るために外側に丸くなっています。

桶の外側を削るからソトマル、内側を削るからウチマルと言いたい所ですが、それは逆。
ソトマルの見た目がいくらウチマルっぽくても逆なのです。

これを読んだ皆さんはもう覚えましたね。
私はしばらくしたらいつも混乱してわからなくなりますが。

大木佑介

くらし【技文レポート】2022年10月29日 発酵クラフトコーラ2022/11/10

今回は初の試みです。

酵素シロップは、いつもは季節の果物をミックスして、

どんな味になるのか楽しみに待ちます。

ですが今回は、スパイスをたくさん使用することで、

「コーラ風味」の酵素シロップを作りました。

 

メインとなるのはレモンへべす、そして生姜です。

へべすとは聞きなれませんが、宮崎県産の果物で、

調味料とされる香酸柑橘の一種です。

今回は柑橘類がベースになるわけです。

 

レモンは大振りですが、皮むきに苦戦しました。

皮が厚く、オイルが出て滑るのです。

レモンオイルと言えば、アロマなどにも使われるもの。

皮むきをするだけで、リラックス&美肌効果がありそうです。

皆さんの作業がすすむほど、教室中にレモンの香りが漂います。

なんてさわやかで、清潔感のある香り!

「レモンの香り」をうたった商品は身の回りにたくさんありますが、

本物はこんな香りがするのかと、驚いてしまいました。

とはいえ、酸っぱさも本物です。実を切れば、目や鼻が刺激されてきました。

 

材料をすべてカットしたら、あとはいつもの通り、瓶に詰めていくだけです。

今回はクローブやカルダモンなど、スパイスを9種類も使用しました。

このスパイスと、三温糖のカラメル色が、「コーラ」の味わいになる秘密です。

 

材料が混ざり合い、溶けて、発酵が進むほど、コーラの色味に近づいてきました。

ぜひ炭酸水で割って飲んでみたいですね♪

またスパイスがたっぷり入っているのでお湯で割って飲んでも美味しいそうです。

これからの季節にぴったりですね。

会館【技文レポート】秋も花盛り2022/11/04

秋の植えかえを行いました。

植え替えたのは10月で、ご紹介が遅れてしまいました。

 

今月のお気に入りはクラスペディア

背の高い茎の上に、ポコンと咲いた球状の花。

この独特の形から別名をドラムスティックというとか。

どうしてこういう形になったんでしょうか。見れば見るほど面白いです。

 

カルーナ・ブルガリスはつぶつぶの小さな花がかわいらしいです。

カルーナは「掃く」という意味があり、箒の材料に使われたことに由来するとか。

5月に紹介したエニシダと同じルーツですね。

 

ヒューケラは葉の色が紫がかって不思議な色合い。

植物のカラフルさは、花だけではないんですね。

坪庭の記録を続けていると、いろんなことに気が付けて楽しいです。

 

シクラメンも仲間入りしました。

シクラメンが園芸店に並びだすと、いよいよ冬が来たと感じます。

特徴的でゴージャスな花を、長い冬が終わるまで楽しませてくれます。

 

寒くなれば植物はおとなしくなるものと思っていましたが、

そこからが本番の植物もたくさんあります。

秋冬の坪庭も、賑やかさは変わらないようです。

ですが、冷たい水仕事や土仕事がつらくなる季節でもあります。

園芸に携わる方を尊敬しつつ、今月のレポートを終えたいと思います。

会館【お知らせ】馬車道マルシェ出店中! 2022年10月31日~11月3日2022/10/31

馬車道まつりの季節がやってきました。

11月3日の文化の日をめがけて開催される「馬車道まつり」。

そのなかの、ワゴンセール「馬車道マルシェ」に、

当館のセレクトショップ技文市が出店します!

 

マルシェ限定のお得なセットも販売します。

横浜中のイイものをたくさん集めた当館ブースに、

ぜひ遊びに来てください。

 

馬車道まつりは、ジャズコンサートや

馬車の試乗会など、イベント盛りだくさんです。

天気の良い秋の日に、ぜひお出かけください。

 

馬車道マルシェ

期間:2022年10月31日(月)~11月3日(祝・木)

時間:11時~17時

場所:馬車道商店街

   (当館ブースは関内ホール近く)

【馬車道商店街HPはこちら】​​​​​

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.37”館長より 2022/10/252022/10/25

季節は「霜降」になりました。
横浜で霜はもう少し先ですが、来週になれば「霜月」ですし、
朝の冷え込みとともに、水道の水も少し冷たく感じられるようになってきました。

一昨日、全館で「第41回技能まつり」が開催されました。
振り返ると、10年前の33回から関り、当時は横浜公園で開催。
私どもは、おでんやぜんざい、焼餅など、前々日から仕込み、
前日は準備に大忙し、当日は朝から搬入、昼過ぎには完売になるなど、
「まつりだっ!!」という意気込みで対応していました。

それから10年。
今年は3年ぶり、そして会館で開催することになりました。
スペースに限りがあるため、出展団体数も絞られましたが、
100名を優に超える職人さんたちが集結しました。
みなさん、半被が良く似合いますし、搬入の際には重い道具たちを軽々と運びカッコイイです。
何より行動が早い! 時間厳守! 見習わなければ....苦笑

ステージでは和太鼓の演奏がありました。
会館で和太鼓教室を主催されている団体さんですが、
きりっとした掛け声に、バチさばき、軽快なリズムに力強い音は
振動とともに響き渡り、迫力あるパフォーマンスでした。
…とほんの一部をお伝えしましたが、もっともっとたくさんの体験がありました。

秋はイベントの季節で、各所で様々なイベントが開催されていますが、
どこのイベントにも負けない「技能まつり!!」と思いました!

技文のHPやSNSでは、日々の技文をお伝えしています。
ぜひ、覗いてみてください。 →こちら

次回は霜から雪に変わり「小雪」の頃、またお便りいたします。
秋も深まり夜寒の覚え、くれぐれもご自愛ください。

令和4年 霜降 山口 亜紀

会館2022年10月23日 第41回よこはま技能まつり2022/10/24

よこはま技能まつり』

3年ぶりに開催されました!

 

当館は「技能職の振興」を目的とした会館ということで、

初めて会場として協力しました。

 

当日はフルーツカービングや飴細工の実演といった

ステージイベントにも注目が集まります。

この祭りの特徴はとにかく職人さんと近いこと。

イスの用意もありましたが、みなさんかぶり付きでご覧になっていました。

 

飴細工は子供たちに大人気!

伸ばすたびにツヤツヤと輝く、リボンのような飴に夢中です。

無骨な野菜がスルスルと花に変わっていく、フルーツカービングの面白いこと!

夏だったらスイカでやってたんだけど、

とカボチャをハロウィン風の飾りに変えてくれました。

 

 

ホール内に突然現れた茶室は、釘を使用せずに組み立てられた宮大工さんの技。

持ち運び可能なモバイル茶室で、おもてなしのレッスンを受けました。

 

 

 

体験コーナーでは、大人も子供も混じっての大賑わいで

職人道具を一心に振るっていました。

珍しい体験はもちろんですが、庭の手入れやアイロンのコツなど、

ちょっとした相談を気軽にできるのも、技能まつりの魅力です。

 

 

 

思い思いのお土産をもって、第41回よこはま技能まつりは終了しました。

和太鼓やオカリナ&ギターライブも、イベントを盛り上げてくれました。

 

 

ご来場ありがとうございました!

また来年の開催を楽しみにしています。

くらし【技文レポート】2022年10月15日 男の家庭料理①和食2022/10/17

市原先生に教わる「男の家庭料理教室」

10月から3月までの下半期が始まりました。

リピーター続出の人気講座ですが、もちろん初めての方も参加されています。

季節は収穫の秋!ということで、新米の「ゆめぴりか」を使用して、

お米のとぎ方からスタートです。

突然ですが、1合は何㏄かご存じでしょうか?

答えは180㏄。通常の計量カップは100㏄ごとに区切られているので、

炊飯器に付属されているカップは特別です。

1合炊くのに必要な水は200㏄と教えてもらいました。

これでメモリのない土鍋でもご飯が炊けます。

「お米は研がなくてはいけないのか?」

「一合は一人前なのか?」

次々と浮かぶ疑問に、先生は丁寧に答えてくださいました。

 

メインディッシュは豚カツです。

カツレツを豚で作るのも、冷たいキャベツの千切りを添えるのも、

実は日本独自の食文化です。

西洋では温かい料理には、温かい野菜を盛り合わせるか、

冷たいならサラダとして別皿にするそうです。

 

先生は料理をする順番についてもお話してくださいました。

カツは熱々で食べたいから揚げるのは最後に。

冷たいものや、味をしみ込ませるものは先に調理することが大事です。

今回のメニューは、豚カツとキノコの胡麻和えがボリュームたっぷりなので、

柿はサラダでさっぱりといただきます。

献立はバランスが大事というのも先生の言。

調理の技術以外にも、料理をするうえで知りたい知識が

たくさんの第一回目となりました。

 

市原先生の梅しごと教室「梅おせち」も参加者募集中です。

詳細・申し込みは上のタイトルからどうぞ!

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.36”副館長より 2022/10/152022/10/15

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

10月23日(日)に第41回よこはま技能まつりが開催されます。
この横浜の職人によるお祭りはコロナの影響で3年ぶりの開催となります。

しかも今回は初めて技能文化会館が会場となります!
当日は会館を貸し切り、各部屋で職人体験や展示・販売などが行われます。
詳細はこちら
よこはま技能まつり 横浜市
第41回よこはま技能まつり | Peatix

開催にあたり、ポスターやパンフレットもデザインが一新されています。
富嶽三十六景の神奈川沖浪裏をバックに町人たちが大騒ぎしています。

その中の一人が棒にお団子を挿したようなものを持っています。
何か職人道具的なもの? それとも本当にお団子? メルマガのネタになるかも!
などと調べてみたら何のことはない、太鼓のバチのようです。

太鼓のバチを作る職人さんはいませんが、当日はなんとホールで和太鼓の演奏があります!
ハマの職人さんと出会えるお祭りです。皆様ぜひお越しください。

大木佑介

会館【技文レポート】秋の坪庭2022/10/11

台風とともに一気に秋がやってきました。

急に冷え込んだり暖かい日が差したりと、気候の変化にまいってしまいます。

さて、坪庭もすっかり秋使用になっていますのでご紹介します。

 

真っ先に目を奪われるのはケイトウでしょうか。

ふさふさとしていて、暖かそうな見た目をしています。

茎も葉も見事な赤!

花に見える部分は、茎が変形した花序(かじょ)、もしくは花穂といいます。

シュウメイギクもちょうど見ごろを迎えました。

くすんだ濃いピンク色は、いかにも秋にピッタリです。

その手前に咲いているコレオプシスも菊の仲間です。

こちらは小さくて可憐な雰囲気。

 

また、今後の成長が楽しみなのはダリアとオタフクナンテンです。

ダリアはこの秋に植えられた新人さん。

ダリアと言えば、一重咲き・スイレン咲き・ボール咲きなど、花の種類がたくさんあります。

当館のダリアはどんな形をしているでしょうか。開花が待ち遠しいですね。

 

オタフクナンテンは、奥のほうにある、少し背の高い植物です。

秋になると紅葉して、葉が赤くなるとのことで、こちらも楽しみに時期を待ちたいと思います。

実はオタフクナンテンは以前から植えられていて、初夏~夏はさわやかな薄いミドリの葉をしていました。

季節による変化も計算のうちで植えられている、プロの庭づくりに感心しきりです。

くらし【技文レポート】2022年9月30日 沖縄ごはん2022/10/05

残暑の厳しい昼日向、朝夕の寒暖差につかれた体に栄養を!

ということで「沖縄ごはん」の講座を開講しました。

 

今年は朝ドラで沖縄料理が取り上げられたこともあり、関心が高まっています。

先生が教えて下さったのは、

イカ墨を入れた炊き込みご飯の「クリジューシー(イカ墨ジューシー)」

お麩の炒め物であるフーイリチー

さつま芋入りの芋くずアンダギー

そして沖縄風天ぷらのうちなー天ぷらです。

 

まず調理台にデンと置かれたイカ一杯。

墨袋を傷つけないように、そーっとワタと足を引っ張ります。

じっくり煮込んだら墨の入った袋をしごいて、イカ墨を投入。

見た目は黒くて怪しいですが、ふわふわと出汁のいい香りが漂ってきました。

沖縄料理では、とにかく出汁を大量に使います。鰹節の使用量は、なんと年間日本一。

クリジューシーだけでなく、フーイリチーにも使用。

お麩は卵液とカツオ出汁をたっぷりと吸っていて、噛むとじゅわっと染み出します。

 

沖縄料理では食材も調理法も独特です。

先生の指示も「シリシリーして!」「濃度を見て!」と、慣れないものばかり。

いつも当館の料理講座に出ていただいている参加者様も、なかなか苦戦されていました。

出来上がった料理は、講師持参のやちむん(沖縄の言葉で焼物)食器に盛り付けました。

先生の元気なお人柄もあって、賑やかな講座となりました。

 

また次回の開催をお待ちください。

会館【技文レポート】2022年9月23日 第17回技文手づくり市2022/09/28

第17回手づくり市を開催しました。

台風が重なり、天気予報は大雨。

開催できるかな…、お客さんは来るかな…と心配していましたが、当日の天気は曇り。

快晴とはいきませんでしたが、無事に開催することが出来ました。

 

今回の手づくり市は、朝一番から来て下さる来場者が大勢いらっしゃいました。

スタッフも予想外で驚くほどです。

聞いてみると、神奈川新聞載っていたイベント情報を見て来館したとのこと。

「初めて技文に来た」、「場所を調べて来た」との声もあり、

ふだん技文とは馴染みのない方とも交流のできた、面白い一日となりました。

 

同時開催した企画も盛り上がりました。

みんなのピアノでは、会場となるホールのグランドピアノを開放しました。

SNSを見て来ました!とお言葉をいただき、大感激です。

今回は6名の方が演奏してくださいましたが、生で聞くピアノって面白い!

出店者のみなさんからも大好評でした。

リユースマーケットも多くの方にご利用いただきました。

ホール前を会場にしたことで、手づくり市と行ったり来たり。

いい相乗効果があったと思います。

 

天気に不安はありましたが、過ぎてみれば無事に一日が終了。

ご来場いただいたみなさん、出店者の皆さんありがとうございました。

また次回にむけて、企画を練っておりますので、お楽しみにお待ちください。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.35”館長より 2022/9/252022/09/25

季節は秋分になりました。
台風が来て、過ぎて、また来て・・・のシルバーウイークですが、
暑さ寒さも彼岸まで、で、秋までやってきました。

9月23日は、今年2回目の「手づくり市」を開催しました。
手づくり・ものづくりがベースですが、
1つの会場で3つの要素を楽しめるイベントです。

主催者は技能文化会館ですが、出店者は参加者の皆さま方ですので、
当日は私たちスタッフも一利用者として、各ブースを巡ります。
何度となく出店いただいている方や、初めて参加の方もいらっしゃいます。
今回はどんな作品と出会えるのか、とても楽しみなのです。

また、「リユースマーケット」も併催し、
何があるのかわからないけれど、何かありそう!こんなものがある!
と思いがけない物との出会いがあります。

そして、もう一つ。
「みんなのピアノ」として、グランドピアノを開放します。
今回は、連弾で参加された方や、ラジオ体操の曲を弾いてくださる方がいらっしゃいました。
それぞれの方が優しい選曲で、会場の雰囲気と良く合って良かった、とのお声を多数頂戴しました。

私たちは、お申込みの受付や会場の図面づくり、机や椅子を準備したり、
風船を膨らませて装飾したりと、イベントを手づくりしています。
ですので、毎回「みんなで楽しむ手づくり市」で「モノと人の出会いの場」と感じています。

半年に一度開催しています。
次の機会に、また素敵な方々とモノたちと出会い、再会したいと思います。
ご来場、ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

令和4年秋分 山口亜紀

会館貸室にロールスクリーンを設置しました!2022/09/24

いつも貸室をご利用いただきましてありがとうございます。

9月14日の休館日に、5階以上の貸室(601控室・703・和室を除く)のブラインドをロールスクリーンに交換しました。

ブラインドに比べてロールスクリーンは取り扱いが簡単、スタイリッュでお部屋全体が明るくなりました。

 

操作方法は、ヒモを1cm~2cm引いてから手を緩めると最後まで自動的に上がっていきます。

降ろす時は、ヒモを何回かに分けて引くと、引いた分降りていきます。

あまり乱暴に引きすぎないよう、大切にお使いください。

 

各部屋のイメージに合ったロールスクリーンになり、

さらに明るく気持ちよくお部屋をお使いいただける環境になりましたので、ぜひご利用下さい。

 

くらし【技文レポート】2022年9月10日 見た目にも美しい酵素シロップ2022/09/15

お久しぶりの酵素シロップの講座です。

酵素シロップと言えば、旬の野菜や果物をたっぷりと使いますが、

今回は「梨」「すだちを使用しました。

 

すだちは、贅沢にひとりにつき17個も使います。

小さいためナイフが滑って、みなさん皮をむくのに苦戦していました。

会館用にもシロップを作ることになりましたが、

2つ作るということで、すだちが17×2=34個!!

スタッフ総動員で皮むきに向かいました。

 

梨とすだち以外にも、メイポールという小さなリンゴをカットしていれます。

このリンゴは食用には向きません。

ですが、酸味が強くジュースにはよく使用されるとのことで、

今回のシロップづくりにはうってつけです。

 

梨は皮ごと串切りにします。

「器に入りきらなければ、食べて調節してくださいね」とは先生のお言葉。

喜んで調節したくなるほど、みずみずしくて美味しそうです。

砂糖やハーブと果物を順番につめていけば、あっという間に完成します。

 

あとは各ご家庭でかき混ぜて発酵するのを待つばかり。

先生のシロップを種シロップとして入れたためでしょうか。

当館のシロップは3日目ですでにシュワシュワと泡立ってきました。

みなさんのシロップはどんな様子でしょうか。

今回使用した材料は、美肌やうるおいプラスといった

今の季節にうれしい効果を持つものばかりです。完成が待ち遠しいですね。

 

次回の杉本先生の講座は、スパイスたっぷりの発酵クラフトコーラ」

コーラ味のシロップとは、当館でも初めて作ります。

お申し込みは上のタイトルからどうぞ。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.34”副館長より 2022/9/152022/09/15

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

8月に今年の横浜マイスターが選定されました。
横浜市は、市民の生活・文化に寄与する卓越した技能職者の方を横浜マイスターとして選定しています。
今年のマイスターは、活字鋳造の大松初行さん、表装(壁装)の山﨑隆さんの2名が選定されました。
横浜市の記者発表

活字鋳造は活版印刷の原稿に使用する、ハンコのような『活字』を作成する仕事です。
その活字をたくさん並べて印刷用の1ページを作るので、全て同じ大きさにする必要があります。
大松さんが勤務されている株式会社築地活字さんのサイトがまた素敵なデザインです。→こちら

表装(壁装)は部屋の内装の壁紙(クロス)貼りです。
以前別の方の作業の様子を見学させていただいたことがありますが、
むき出しの壁に手際よくクロスを貼り、隙間なく合わせていく様子は見ていてとても気持ちがいいです。
まるで包装紙でラッピングしているかのような作業です。

どちらも今までの横浜マイスターにない職種です。
これからのお二人のご活躍をお祈りいたします。

大木佑介

キャリア【技文レポート】2022年8月28日 Excel基礎講座2022/09/09

日ごろパソコンを使って仕事をしている会館スタッフですが、

知らないことばかりでExcelの機能を使いこなしているとはいい難い状況です。

そんな中、Excel基礎の講座を開講するということで、

一緒に参加させていただきました。

 

参加した回では、何種類かの関数と参照、そしてグラフについて学びました。

講座はテキストとドリルを使って、復習をかさねながら進行します。

簡単なデータの入力に始まり、計算式の入れ方や表の作り方など、

無理なく知識を深めることができました。

恥ずかしながら、今まですべて手打ち入力をしていたので、

「ワンクリックでこんなことが!」と感動してしまいました。

便利な機能を知ることができて大満足の一日となりました。

「変なところをいじって、おかしくなったらどうしよう?」と、

怯えずに仕事ができるようになったのは大きいですね。

 

当館のパソコン教室は、少人数制となっておりますので、置いてきぼりになることがありません。

先生方はこまめに質問を聞いてくださいますし、休憩中も受け付けてくださいます。

パソコンスキルを身に着けたい、もっとブラッシュアップしたいという方は、ぜひ受講してみてください。

【秋冬のパソコン教室はこちらから】

くらし【技文レポート】2022年8月27日 男の家庭料理教室2022/08/30

夏はやっぱりカレー!ということで、

8月の男の家庭料理教室のメインはドライカレーです。

副菜には、シーフードサラダとパプリカのピクルスを合わせて、

さっぱりといただきます。

 

当館では様々な料理講座を開講していますが、

男の家庭料理教室は少々雰囲気が違います。

ワイワイととても賑やかな教室なのです。

カレーの具材を炒めながらも、「しょう油入れた?」「オイルください!」と

あちらこちらで声が上がります。

レシピとにらめっこしながら、少しずつスパイスやお水を足していく姿は、

なんだか科学の実験のよう。

みなさん真剣な顔でメモを取り、慎重に調理を進めていきます。

 

今回隠し味に入れるのは、なんと「」!

講師の市原先生は、杉田梅の普及活動をされています。

これまでも梅酢や梅酒を料理に使うことはありましたが、

カレーの隠し味に梅の実を使うのは初めてです。

梅の実はチャツネの代わりに使用しました。

チャツネとは野菜や果物とスパイスを混ぜた、練り物状の調味料のこと。

梅の種を取り除いて、叩いてつぶしてカレーに混ぜ合わせました。

 

コロナ禍になってからの料理講座は、試食をすることはなくなりました。

完成した料理は、詰め合わせてお持ち帰りです。

スパイスの香りでいっぱいで、「今日は帰りの電車の中で大変だな~」と笑いながらのお帰りとなりました。

 

また次回の教室が楽しみです。

秋からのシリーズは、ただいま参加者募集中です。

【男の家庭料理教室2022年10月‐3月】

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.33”館長より 2022/8/252022/08/25

季節は処暑になりました。
夏休みもそろそろ終わり、暑さがおさまるという頃です。
確かに、夜の帰り道に蝉の声が聞こえない日が出てきました。
あれ?あんなに響き渡っていたのに・・・

前号で副館長が「匠の小学校」について触れています。
私も、今夏の思い出は「匠の小学校」と思っています。
3年ぶりに開催し、子ども達が興味津々にものづくりに取り組む姿を見ることが出来、
開催して良かった!と心から感じました。
勿論、準備には骨が折れ、当日は何事もないよう緊張だらけです。
それでも、楽しそうに帰っていく姿を「また来てね」と見送ると
「来年に向けて!」と次の事を、先の事を思うのです。

利用者の皆さまや講座の参加者の方々の皆さまに「また来週」「また次回」
「またのご来館を」などと、お声がけします。
先はわからない、またはない、という方もいらっしゃいますが、
やはり、次や先のように「また」があると良いな、と思います。

夏が終わる頃、猛暑の疲れも出ると思います。
くれぐれもご自愛いただき、お過ごしくださいませ。
また、来月お便りさせていただきます。

令和4年処暑 山口亜紀

会館【季節】8月の坪庭2022/08/23

 

夏は植物が育つのが速いですね。

モコモコと敷地を飛び出す勢いで伸びていた坪庭の植物を、

職人さんが剪定・植え替えをしてくださいました。

 

まず目につくのはツヤツヤの実をつけた唐辛子です。

食用とは違い、短く丸みのある実がなんとも可愛らしいです。

千日紅も鮮やかです。ポンポンのような形をしている部分は

花ではなく苞といいます。(つぼみを包む葉のこと)

切り花にしてもなかなか色あせないことから、千日紅の名前が付いたそうです。

ナデシコは秋の七草です。暦の上ではすでに立秋を迎えていますが、

日中の日差しの強さとひびき渡る蝉の声…。秋らしくなるのはまだまだ先でしょうね。

他にもニチニチソウやポーチュラカなど、暑さに強い植物がたくさん植えられました。

前月の庭から続いて、現在花盛りのサルビアや、クルクマは残されています。

クルクマは茎が伸びて、つぼみが膨らんできましたよ!開花は目前ですね。

 

今回は作業中のところにお邪魔させていただきました。

それぞれの植物の状態を見て、

全体のバランスを考えながら植え替えを行っていました。

暑い中作業される姿に、頭が下がる思いです。

8月の庭はこれから花や実をつける植物があります。

一緒に成長を見守ってくださいね。

 

会館【お知らせ】技文市9周年。感謝祭実施中!2022/08/15

当館の技文市が9周年を迎えました!

いつもご利用いただいている皆様のおかげです。

本当にありがとうございます。

 

技文市は小さなセレクトショップです。

1階匠プラザ内にあり、横浜にゆかりのある商品を販売しています。

現在の売り筋はなんとゴザ

暑い季節だからでしょうか。サラッとした触り心地のゴザが人気商品となっています。

 

そして現在、技文市では9周年を記念して感謝祭を開催中!

期間限定でお得なセットや、特別値引きの商品を販売しています。

他にも職人さんが手作りした一点物や、当館オリジナルグッズなど、他にはない商品を多数取り揃えています。

商品には限りがありますので、お早目にお立ち寄りください。

また1年、技文市をよろしくお願いします!

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.32”副館長より 2022/8/152022/08/15

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

先週の8月7日、技能文化会館最大のイベント「匠の小学校」を開催しました。
無事、事故もなく終えたことで、ほっとしております。
ご来場の皆様、職人の皆様、ボランティアの皆様、本当にありがとうございました!

今回は出展もしていただいている横浜市写真師会様に、
参加していただいた職人さん達の集合写真を撮っていただきました。
撮影していただいた写真を見ると、やはり私やスタッフが撮る写真と何かが違います。
何が違うんでしょうか。それもわかりません。

また、ある会館スタッフが写真師会様の体験コーナーで写真を撮ってもらっていました。
まるで雑誌に掲載されている一枚のようだとスタッフ一同大絶賛です。
やはりプロは違います。

写真師は横浜発祥の職業です。
何かの折には、その歴史ある横浜の写真館での記念撮影をぜひともお勧めします。

大木佑介

会館【技文レポート】2022年8月7日 匠の小学校20222022/08/08

匠の小学校2022を開催しました!

2019年以来3年ぶりの開催となりました。

今年はコロナ禍ということもあり、例年と異なる点がいくつもありました。

小学校へのチラシの配布と往復はがきでの申し込みをやめ、

メールでの申し込みに力を入れました。

初めてのことだらけでスタッフも毎日が反省と改善の連続。

イベントまでの2か月はとても慌ただしいものでした。

 

さて当日の様子を紹介します。

今年は9団体が参加、11種類の体験がありました。

当日は10時から体験スタートです。

時間が来ればこれは例年通り、上から下までの大騒ぎ。

職人さんからのお話を聞いて、質問したりヘルプを呼んだりと活気にあふれています。

 

カップとうふつくり 「豆腐が固まるのがおもしろかった」

2種のペイント体験 「すきないろをぬれた」

 

 

3種の裁縫体験 「先生がやさしくてないようがおもしろかった」

万能台づくり 「いっぱいくぎをうてて楽しかった」

 

 

銅板イニシャルレリーフづくり 「ふしぎな薬をぬってピカピカになった」

イグサのストラップづくり 「ストラップがたのしかった」

 

 

ミニタタミづくり 「タタミの大きなホチキスが楽しかった」

3色刷りトートバッグづくり 「えのぐをのばすところがたのしかった!」

 

 

カメラマン体験 「パパとママといっしょにとったのがうれしかったです」

親子でマッサージ体験 「子どももマッサージするんだ!とおどろいた。気持ちよかった」

 

 

一緒にご来場された保護者の皆さんも、時には子供たちとお話を聞いたり作業をしました。

親子マッサージやカメラマン体験では、一緒に体験に取り組まれました。

ニコニコの笑顔と大きな声で「ありがとうございました!!」と言ってもらえて、我々スタッフもとても嬉しかったです。

 

ケガ人や体調不良者もなく、無事に一日を終了することが出来ました。

ご来場くださった皆様、職人さんやスタッフの皆様、ボランティアの皆様、本当にありがとうございました!

また来年の開催をお待ちください。

くらし【技文レポート】2022年7月30日 横浜野菜を使った“親子の旬野菜お料理教室”2022/08/02

夏休みの親子料理教室を開催しました。

横浜で活躍している「野菜ソムリエ」が講師の料理教室は

美味しくたくさんの野菜を食べてもらう工夫がされたメニューです。

今回は10種類もの野菜スパイスが入ったカレー

ナンを生地から作りました。

 

包丁の扱い方、野菜の切り方など丁寧に教わり、

調理台ごとに協力して調理実習しました。

10種類もの野菜が入っているので切る作業もがんばりました!

カレーには4種類のスパイスを入れます。

匂いや色を確認しながら、入れていくので実験みたいで面白そう。

ナンは生地を捏ねる作業が気持ちよさそうで、低学年の子も

楽しいと言いながら作っていました。

発酵なしで簡単にできるのでお子さんと一緒に作るのにぴったりですね。

仕上げに調味料をいれて味見をすると、

「美味しい!!」という嬉しそうな声が聞こえました。

茄子が嫌いな子も、これなら美味しく食べれるとニコニコの笑顔。

こんな声を聴いたらお父さん、お母さんは嬉しいですよね!

 

今回は作ったものはお家にお持ち帰りです。

ぜひ夏休み中も、それぞれのご家庭で作ってほしいです。

次回の親子の旬野菜お料理教室は冬を予定していますので

またHPでご案内します。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.31”館長より 2022/7/252022/07/25

暑中お見舞い申し上げます。

今年は戻り梅雨があり、二度目の梅雨が明け、
猛暑の期間も二度目に入ったように思います。

今は、8月7日(日)「匠の小学校」を目前に控え、ヒートアップ中です。
感染症と熱中症予防に努めて開会と閉会を迎えたいと思っています。

感染拡大中のため、利用者の皆さまの利用中止も増えてまいりました。
「支払期限延長」手続きを上手にご利用ください。

また、猛暑が続き、当館の電力使用もピークを迎えています。
節電対策として、2階ホール屋上の散水や、一部のトイレは人感照明などにしています。
皆さまにも、節電にご協力・ご理解いただけますと幸いです。

体に堪える暑さが続いていますので、皆さま、くれぐれもご自愛くださいませ。

令和4年大暑 山口亜紀

会館【季節】技文の坪庭2022/07/22

当館の坪庭は月に一度植え替えを行っています。

季節の植物が植えられ、毎月違った雰囲気を見せてくれます。

植え替えた直後は、それぞれの植物がポツンポツンと植わっていて、スカスカして見えます。

しかし、2週間もすると土を覆い隠すほど葉や蔓が伸びてきて、

とても生き生きとした庭になるのです。

やはりプロの仕事は違うんだな、と思わされる瞬間です。

 

5月は桔梗やアズーロコンパクトといった、

紫から青の優しい色味をメインに据えた穏やかな印象の庭でした。

6月はマックスマムやガザニアといった、キク科の花が華やかな庭でした。

7月になり、今はまた植え替えたばかりです。緑の葉が目立っています。

特徴的なのは、丸々としたコキアの木でしょうか。

てっきり刈り込んでこういう形なのかと思いきや、

自然のままであり、この形のまま大きくなるのだそうです。

また庭の左側にあるのは、ハイビスカスとクルクマです。どちらもツヤツヤとした葉を持っています。

ハイビスカスには大きなつぼみがいくつもついていて、今から開花が楽しみです。

クルクマは夏に強い熱帯植物。真ん中にある茎が伸び、花をつけます。

 

大暑を超えれば夏本番。

夏の庭がどんなものになるのか、楽しみに待ちたいと思います。

 

くらし【技文レポート】2022年7月7日 マヌルパンとフォカッチャ2022/07/16

いつもは息が上がるほど生地をこねるパン教室ですが、今回は少し様子が違いました。

梅雨明けの猛暑続き、冷房が入っているとはいえ、換気のため窓は開いています。

こういった環境でいつものようにパン生地をこねたら熱中症になってしまう!

ということで、講師の石毛先生ができるだけこねずに作れるレシピを

紹介してくださいました。

生地はいつもより柔らかく、扱いも難しい、優しくそっと包み込むように

丸める作業に、戸惑う参加者も多かったようです。

カットした断面や人が触った部分の生地は傷んでしまい、発酵にも時間がかかってしまいます。

「手数は少なく!5回くらいで丸めて!」と注意されますが、

なかなか皆さん苦戦されていました。

 

今回作ったのは韓国発のグルメ「マヌルパン」と、

イタリアのテーブルパン「フォカッチャ」です。

「悪魔的なおいしさ」と言われるマヌルパンは、シンプルな丸パンに味付けをしたもの。

切り込みを入れたら甘いクリームチーズを挟み込み、

溶かしバターとガーリックソースにくぐらせ、さらに焼き上げます。

レシピを解説する中で、ガーリック!バター!クリームチーズ!と、

参加者の皆さんからはどよめきが起こりました。

 

フォカッチャもシンプルなパンです。

生地に穴を開けたら、好みのハーブを差し込んで焼き上げる。

今回は、先生が用意してくれたオリーブとニンニクを挿し込みました。

これからの季節はドライトマトを入れたり、アスパラやズッキーニ、

ベーコンを載せればそれだけで食事パンになります。

スライスしたものをサンドイッチにしてもいい、

とても便利なパンだと先生はおっしゃいました。

教室中にガーリックの香りが漂い、なんとも食欲のそそられる講座となりました。

 

まだまだこねたりない!次はパン生地をこねたい!というお声にお応えして、

次回はしっかりと生地をこねるパンになりそうです。

次回のパン教室は2か月後となります。

技文便り「館長より」□■□gibun通信□■□”Vol.30”副館長より 2022/7/152022/07/15

こんにちは、副館長の大木です。
メールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

梅雨も早々に終わり、毎日暑い日が続いています。
夏の暑さは、屋外で活動する職人の皆さんにはとてもつらいことだと思います。

主に建築関係の職人は空調のない屋外でのお仕事です。
ただ、職人はそのほとんどが長袖で活動しています。
理由としては、肌が露出していると危険だから、ということはもちろんですが、
袖が汗を吸って水分の気化熱で涼しい、直射日光に当たらないので体温が上がりにくい等、
逆に長袖でいることが涼しいということもあるようです。

また最近ほとんどの現場で見るようになったファン付き作業着。
小さなファンで内側に空気を送り込むあの作業着は画期的ですね。
職人さんの中には、あれがないともう外で作業はできないと仰っている方もいました。

まだまだ夏も序盤。
職人さんを見習ってファンのついた服を着て暑さを乗り切るのも手かもしれません。

大木佑介