技文レポート

くらし【講座】 2019/10/17「『沖縄ごはん』嘉陽先生が出演しました!」2019年10月17日

『沖縄ごはん』嘉陽先生が出演しました!

当館のくらしの学校で『沖縄ごはん』を教えていただいている講師の
嘉陽かずみ先生が、朝の人気番組“あさイチ”に登場されました!

調理道具の「しりしり器」を使ったパパイヤ料理と、自家製油「ラード」
を使ったとっておきのオヤツ「あんだかしー」を紹介されました♪
沖縄では豚肉をよく使います。それも余すところなく食べる沖縄の知恵!
もっと沖縄の食文化を知りたくなりました!

放送を観てメニュー作りにもヒントをいただきました。
また嘉陽先生が横浜に来られるときには
当館でも美味しく元気になれる楽しい講座を開催したいと思います♪
皆さんも楽しみにお待ちくださいね。

 

技文便り「館長より」□■□技文便り□■□”Vol.115”館長より 2019/10/102019年10月10日

◆◇館長より◆◇

寒露となり、本格的な秋の始まりのこの頃ですが、
 今週末の大型台風に備える今日明日となりそうです。

 台風のことばかりが気になりますが、
 昨日はノーベル化学賞のニュースも気になりました。
 受賞者の吉野さんはインタビューの中で、
 「研究者には柔軟性と執着心の二つが必要。
 壁にぶちあたっても『まあ、なんとかなるわね』
という柔らかさがいる」と、おっしゃっていました。

 「研究者」の深く広く果てしない知識は、私には遠い世界ですが
「柔軟性と執着心」という二つは、働き続ける自分達にも必要と感じました。
 日頃、施設運営という仕事をしているわけですが、今回のように
台風対応も含め、様々な事が日々起きます。
その際、人的対応は柔軟性、安全確保は執着心と置き換えて考えることができます。
また、「『なんとかなるわね』という柔らかさ」は何事においても
 ポイントになるのでは?と思いました。

 随分前のことになりますが、当時の上司に「押してダメなら引いてみな」と
言われたことがありました。
そんなことも思い出しつつ、「柔軟性と執着心」という言葉は、
 膨大な事々をシンプルに、不明確なことを明確にしていく知識と表現に
 さすがに研究者だなぁ、と思い感心しました。

そんな思いも感じる中
 「昨日(休館日)は全館の窓ガラス清掃を行ったばかりなのに・・・」
という思いも頭の中を過ぎりましたが、まずは「安全第一!」です。
キレイになった窓ガラスについては『なんとかなるわね』と
考えることにしたいと思います。

さて、今月、来月と技能職のイベントが続きます。

◆10月27日(日)よこはま技能まつり (会場:日本大通り)
◆10月29日(火)~11月1日(金)ヨコハマ和の匠展 (会場:三溪園鶴翔閣)
◆11月10日(日)横浜マイスターまつり(会場:技能文化会館)

 天候の影響もありますので事前にご確認のうえ、お運びいただければ幸いです。

 次回のお便り、立冬の頃までの間は大きく季節も変わっていきます。
くれぐれもご自愛のうえ、お過ごしください。

 令和元年寒露
 横浜市技能文化会館 館長 山口亜紀

 

くらし【講座レポート】 2019/9/14(土)・15(日)「男の料理教室・男のシーズン料理教室」2019年09月18日

4月から始まった、土曜日の男の料理教室と日曜日の男のシーズン料理教室の
6回コースが終了いたしました。

男の料理教室は料理の基本のお米の研ぎ方とだしの取り方からはじまります。
そんなこと教わらなくても、、、と一瞬思ってしまいますが
先生の説明を聞くと、なるほどと基本の大切さに合点がいきます。
男の料理教室で作るのはシンプルな料理ですが、
だしの味や素材の味を感じることが出来、驚くほど美味しく仕上がるので
毎回好評です。

男のシーズン料理はお料理に慣れた方が参加されています。
回を増すごとに料理も上達、スピードアップ、
お片づけもキレイとパワーアップされる皆さま。
そして仲間同士の会話が盛り上がる!
和気藹々という言葉がピッタリな良い雰囲気でした。

男の料理教室に参加者の感想をご紹介いたします。

料理のみならず、食品についても学ぶことができ大変有益でした。
先生の身体に優しい料理を毎回たのしく頂くことができました。

きっと、参加の皆さまは6回で料理の幅と興味が広がったことと思います。
最終回はそれぞれのクラスで集合写真を撮りました。
お料理で笑顔になれるって本当に健康的ですね!

会館【イベント】 2019/9/7(土)「第14回技文手づくり市」2019年09月10日

9月7日(土)に第14回技文手づくり市を開催し、
2階ホールで44つの多彩なお店が並びました。
出店者のみなさま、来場してくださった皆さまありがとうございました。

スタッフもどんな作家さんが出店されるか楽しみにしていて
アイデアを形にする手づくり作家さまには毎回感心させられます。

手づくり感がよい味を出しているもの
職人のような丁寧な作りでこだわりがよく伝わるもの
遊び心のあるデザイン
素材へのこだわり・・・

作家さんと直接お話すると作品(商品)の魅力がよくわかり、
創作エネルギーがとても刺激になります。
モノを購入するだけではない、心地よさをいただいた気になります。

技文手づくり市は、なかなか大きな有名手づくりイベントのようにはならないけれど
毎回のように出店してくださる作家さま
毎回楽しみにしてるのよ~♪というお客さまもいらっしゃいますし、
皆さまの期待を感じるのでゆるりとしながらも
よりよいイベントいしたいと思います。

次回は春を予定しています。
お楽しみに!

技文便り「館長より」□■□技文便り□■□”Vol.114”館長より 2019/9/102019年09月10日

◆◇館長より◆◇非日常

いつも当館をご利用いただき、誠にありがとうございます。

大型台風が上陸し、交通を含め大混乱になった週始めでした。
月曜日の出勤時に自宅を出たところ、街路樹のケヤキが根元から
倒れていて、とても驚きました。
みなさまも、それぞれに影響があったのではないかと思います。

当館では「まずはとにかく開館!」です。
会館の中で最も早く活動開始するのは、清掃・設備のみなさんと
駐車場スタッフです。
それぞれが慌しくバタバタしましたが、みなさんの協力あり
なんとかいつも通りに開館することができました。
そして、9時前にはお客様が来館され、いつものように貸室をご利用
いただきました。こうして少しづつ日常が戻ってきました。
ご来館者のみなさま、会館を支えるスタッフに敬服いたします。

さて、そんな台風一過の午後は、開講記念会館の講堂で
「令和元年度 横浜マイスター称号授与式」が行われましたので
伺ってきました。
今年度は、調理師(日本料理)2名、クリーニング師 1名の
3名のマイスターが新たに選定されました。
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/keizai/2019/0809koyo.files/0001_20190815.pdf 

開港記念会館は美しい建物ですが、講堂はより格式が感じられます。
会場にふさわしく、厳かでありながら和やかな授与式と
新マイスターのご紹介映像では温故知新をじっくりと感じることができた
貴重な時間となりました。

その後、熱風の関内の街を歩き、技文に戻りましたが、
台風一過は今年一番の暑さももたらし、汗だくになりました(苦笑)
昨日はそんな非日常の一日でした。

季節の変わり目、みなさまもくれぐれもご自愛ください。
次回、寒露の頃、またお便りさせていただきます。

令和元年 白露
横浜市技能文化会館館長 山口亜紀

 

技文便り「館長より」□■□技文便り□■□”Vol.113”館長より 2019/8/112019年08月10日

◆◇館長より◆◇
 
暑さ盛りの日々ですが、暦の上では立秋となりました。
体に堪える暑さが続いていますが、室内外で寒暖差があり
これもまた体に堪えます。
猛暑の中では何もしていなくても汗が出ます。
体を動かせば汗だくになります。
加えて、仕事中には冷や汗や脂汗もかく場面があります(苦笑)
そんな中で、先日かいた汗は、爽快に近いものでした。
8月4日(日)は私どもが主催するイベント「匠の小学校」でした。
職人さん、ボランティアスタッフ、ご来場者を合わせて
2,000名超の皆さまで1日沸いた会館でした。
ご来場、ご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
匠の小学校の日程は、1年前には決まっています。
それからしばらく動きはありませんが、
半年前には、ご協力いただく技能職団体様が決まります。
2か月前には、チラシが出来上がり、小学校に配布します。
1か月前には、沢山いただく往復はがきにご返信をします。
そして、いよいよ当日運営に向けての準備となります。
準備のほとんどは会館スタッフが自主的に進めてくれます。
7回目となった今回は、お蔭でとてもスムースな準備が出来ました。
また、お越しいただいた方は、お気づきと思いますが、
あらゆるものが、自分達の手づくりです。
ポスター、チラシ、ハガキ、チケット、会場設営・・・
縁日のヨーヨーはボランティアスタッフの方がふくらましてくれましたし、
的当ての割りばし鉄砲は器用なスタッフの手づくりです。
そして、当日は職人さんから「手しごとのものづくり」を教えてもらいます。
各会場での体験が終了すると、職人さん達は驚くほど手際良く、道具類を片付け
はじめ、あっという間に撤収です。
会館スタッフはここから一仕事です。
残った机やイス、道具類を元通りに戻し、ポスターを剥がし、ゴミを捨て
掃除をします。
そして、最後に汗の染み込んだ皆のユニフォームを洗濯しに行きます。
1時間後、皆でユニフォームを畳んでしまいます。
こうして、私たちの暑く熱い夏のひとコマが、終わりました。
※会館ブログも御覧ください。https://gibun.jp/report/2019080500018/

ご協力、ご来場いただいた全ての皆さま、本当にありがとうございました!
来年は8月9日(日)を予定しています! (気が早いですが・・・(汗))
残暑が続きますので、くれぐれも熱中症に留意されお過ごしください。
来月、白露の頃、またお便りさせていただきます。
令和元年立秋
横浜市技能文化会館 館長 山口亜紀

会館【イベント】 2019/8/4(日)「匠の小学校2019」2019年08月05日

匠の小学校2019を開催いたしました。

8月4日(日)に夏休み特別企画「匠の小学校2019」を開催しました。
職人さんから教わる小学生対象の職人体験のイベントです。
13の職人団体にご協力いただき、会館かの地下1階から8階まで
全館のお部屋で普段なかなか出来ない様々な体験を行いました。
元気な小学生たちが目をキラキラさせながら、モノづくりを
行う姿は、エネルギッシュで自信に溢れていました。
アンケートにたのしかったことを書いてもらったのでご紹介します。

・表具師さん からくり屏風づくり
からくりのなぞがわからなくてふしぎだった。

・洋裁師さん 巾着袋づくり
せんせいがやさしく教えてくれて楽しかった。

・和裁士さん おてだま人形づくり
むずかしかったけどおわったときに達成感があった。

・和裁師さん きもののひな形づくり
わからないところを教えてもらってきれいにできたのがうれしかった。

・塗装屋さん 4種のペイント体験
ぺんきで色をぬったりドライヤーでかわかしたり色んなことができた。

・板金屋さん キャラクターレリーフづくり
かたちがうきでてみがくのがたのしかった。

・おとうふ屋さん カンタンとうふづくり
とうふをかきまぜるのが楽しかった。おいしかった。

・スクリーン印刷職人 3色刷りトートバッグ
職人さんがやさしくおしえてくれた。

・タタミ屋さん ミニタタミづくり
職人さんにつくりかたをおしえてもらってたのしかった。

・タタミ屋さん イグサのストラップ
つくるのがすごくたのしかった。

・大工さん 木のイスづくり
自分のイスができたのでうれしい。

・左官屋さん 光るどろだんごづくり
色をぬるのがたのしかった。

・大工さん 万能台づくり
はじめてとんかちをしたからたのしかった

・写真師さん カメラマン体験
わざをおしえてもらってたのしかった。

・親子マッサージ
せんせいのせつめいがよく分かったし、おもしろいお話をした。

もっとやりたかった!
はじめて経験できた!
という感想がたくさんありました。
いっぱい楽しんでくれてとても嬉しいです。

当日は多くの職人さんをはじめ、ボランティアさんに協力いただき、
スムーズに運営できたことにスタッフ一同感謝しております。
来年もぜひ企画したいと思います!
小学生のみんな、夏休みに楽しい経験をいっぱいしてね!!

くらし【講座レポート】 2019/7/20(土)「親子の旬野菜お料理教室」2019年07月23日

当館はじめての親子の料理教室を開催しました。

夏休みに入った7月20日(土)に横浜野菜を使った「親子の旬野菜お料理教室」を開催しました。
4才から小学5年生までのお子さまが、おとうさん、おかあさん、おばあちゃんと一緒に
参加してくれました!
今回のテーマは夏野菜の「トマト」です。
本日のメニューは
・パンの生地を作って作る「顔ピザ」
・すりおろしトマトスープ
・ミニトマトのシャーベット
すべてのメニューにトマトを使っています。

「トマトをすりおろす」
「ミニトマトを凍らせる」という調理法はあまり家庭では
やらないのではないでしょうか。
野菜ソムリエならではの、カンタンにできるトマトのお料理です♪

「顔ピザ」のパン生地は粉からコネて作り、どんな顔にしようかと
悩みながら楽しんで作りました。

お野菜たっぷりのお料理はとても彩りがよく、美味しく出来ました!
お子さまのニコニコしたお顔とお手伝いを積極的にする姿を見て、
子どもはお料理することが大好きなんだな、と伝わってきました。

これから、秋の野菜、冬の野菜、春の野菜・・・・と
「親子の旬野菜お料理教室」を開催を予定していますので
ぜひホームチェックで講座をチェックしてください。

 

技文便り「館長より」□■□技文便り□■□”Vol.112”館長より 2019/7/102019年07月10日

◆◇館長より◆◇ 感謝の112号

皆さまにはいつも当館をご利用いただき、誠にありがとうございます。

昨年の今頃は梅雨明け前に猛暑が始まっていました。
今年は日照時間が短く、肌寒さや湿気のある梅雨らしい日々が続いています。
(※本日は貴重な晴れ間です)
10日もして夏休みに入る頃、夕立と雷で梅雨明けとなり、一気に夏に変わるのでは?
と思っていますが、どうなるでしょうか。

さて、7月はメルマガ創刊の月で、お陰様で今号で8年目に入り、
112号となりました。

先日、初めてお会いした方から「メルマガを読みました」とうかがい
「お恥ずかしい限りです・・・」とお応えしました。
嬉しいお言葉ですが、中々、書く力が身につかずお恥ずかしいが本音です。

技文便りの中で何度か「継続は力」と書いてきています。
5年前にも「細くても長く、お伝えしていきたい」と書いておりました。
細々ですが、続ける力にはなっているのかもしれません。

8年目に入り、そのように振り返りました。
8年の間には、様々なことがあり、今後もあり続けると思います。
また、あり続けることは、進んでいること、とも思います。
今後も、利用者の皆さま、関係者の皆さま、働くスタッフ、
技文を取り巻く皆さまに感謝しながら、続け、進んで、綴っていきたい、と
改めて思いました。
今後もお付き合いくださいますよう、切にお願い申し上げます。

来月は夏の盛りの頃ですが、立秋となります。
その頃、またお便りさせていただきます。
本格的な暑さはこれからですので、くれぐれもご自愛されてください。

令和元年 小暑
横浜市技能文化会館 館長 山口亜紀

 

くらし【講座レポート】 2019/6/26(水) 新茶の会2019年06月28日

創業明治、100年以上続く“街のお茶屋さん”による
美味しい日本茶の淹れ方講座「新茶の会」を開催しました。

会館から遠くない「伊勢佐木モール」にある老舗お茶屋「川本屋」の5代目
川井さまから日本茶のお話と美味しい淹れ方を教えていただきました。
まずは日本茶のお話。
お茶屋さんやスーパーなどで売っているパッケージに入ったお茶の背景、
生産者やいわゆる日本茶業界についてあまり知る機会がなく
新鮮なお話でしたのでご紹介します。

お茶屋さんの仕入先であるお茶問屋さんについて。
お茶が売られる前の大切な作業で「合組(ごうぐみ)」があります。
初めて耳にした言葉でしたが
これがお茶問屋さんの腕のみせどころ!だそうです。
産地や畑や品種など特徴の違う茶葉を組み合わせて
バランスの良い味や香りなどを茶葉の良い特徴を引き立たせる作業です。
(そのあとに、「シングルオリジン」の説明もありました。
合組をしない産地(畑)限定の茶葉です。
こちらは業界でも流行っていくだろう、とのことです。)

もう1つ、あまり知らない職人について。
茶畑から摘んだ茶葉を蒸す工程があります。
広くはガスで機械によって蒸されるのだそうけれど、
昔ながらの手法で手で火入れ(蒸す)製法があり、熟練した職人さんが行っているそうです。
川本屋さんでは、この数少ない職人の手によって作られるお茶を仕入れていらっしゃます。
川本屋さんのホームページに火入れ作業の写真がありましたので
こちらでぜひご覧ください。
https://www.yokohama-kawamotoya.com/shopdetail/000000000229/0000000106/page1/order/

そして美味しいお茶淹れ方のポイントは
・時間
・温度
・最後の1滴!
最後の1滴まで注ぎきる手間と時間も至福の時間なので
ぜひ楽しみましょう。

講座では、普段は中々できない日本茶の飲み比べしながら
みなさんで美味しいお茶を淹れる実践をたっぷり行いました。

100年続いたお茶屋さんだからこそ、
これから100年続けるにはどうしたらよいかを先のことを
常に考えいらっしゃるとのこと。
私たちもこだわりを持つ街のお茶屋さんを応援したいですね。

くらし【講座レポート】 2019/6/22(土) 梅しごと教室2019年06月26日

技文の梅しごと教室

6月22日(土)に梅しごと教室を開催しました。
今年の第3回目の梅しごとです。
1回目は、小梅でかりかり梅づくり(5/11開催)
2回目は、杉田梅の青梅で梅酒、梅みそ、梅ジュースづくり(5/25開催)
を行いました。

今回は、黄色く熟れた、完熟梅の梅しごとです。
完熟梅は甘くて本当によい香り。
お部屋を通りこして、フロア中が梅の香りでいっぱいです。
使った梅は小田原産の南高梅。大きな大きな粒の梅を揃えていただきました。
講師が農家から直接仕入れるので、収穫のぎりぎりまで木の上で熟したこだわり梅です。

紫蘇入れの時期はまだ少し先ですが、紫蘇入れの準備も行いました。
大量の紫蘇の葉をもぎ取るのが大変な作業。
労力がいるけれど、手づくりの赤い梅干しは、紫蘇の自然な色。
自然の力による加工は自然と調和しているのを実感でき
気持ちが良いものです。

小学生もお母さんと一緒に参加してくれました。
紫蘇の色の変化に興味津々!
お母さんと一緒にした梅しごとはずっと心に刻まれるでしょう。
梅しごとは、梅雨が明けたら、梅を干すという一大作業が待っています!
またそのころレポートいたします。

会館【お知らせ】おむつ交換台を設置しました2019年06月13日

おむつ交換台を設置しました

2階と5階の多目的トイレにおむつ交換台を設置しました。
広いスペースなのでベビーカーも一緒に入れます。
4階には授乳室とおむつ交換スペースがございます。
貸室には、ねんねの赤ちゃんやハイハイの赤ちゃんと安心して
利用できる和室もございます。ベビー教室等に最適です。
どうぞご利用ください。


貸室の画像をごらんいただけます。
→https://gibun.jp/facility/

くらし【講座レポート】 2019/5/25(土) 和菓子づくり教室 2019年06月11日

和菓子づくり教室を開催しました 2019年5月25日(土)開催


見た目が可愛らしい上生菓子。
横浜の磯子風月堂の女性和菓子職人が講師です。
今回のテーマは「薔薇づくし」。ちょうどバラが見頃ですね。


優雅で香りも良く、この時期、ガーデンを華やかにしてくれます。
横浜市の花も「バラ」ですね。
教室では横浜のバラ「はまみらい」をモデルにした丸い形のバラと
大輪に咲く花びらの形の斑入りバラを作りました。

和菓子の形成は難しくはないけれど、ちょっとした道具の使い方や
色使いで「かわいらしさ」に差がでるのが面白いところ。

頭の中でイメージした形が、実際に出来なくて
「ちょっとイマイチ!」と言ってやり直すことも出来ます。
「これ!」という形ができると、心がときめきます。
出来上がりはひとつひとつ違うけれど、個性が魅力の
素敵なバラが並びました。

和菓子は見た目に季節を感じさせ、素材の味わいが豊かな素敵なお菓子。
次回は11月頃を予定しておりますのでぜひ上生菓子形成を体験してください

技文便り「館長より」□■□技文便り□■□”Vol.111”館長より 2019/6/102019年06月10日

◆◇館長より◆◇ 梅雨入り

皆さまにはいつも当館をご利用くださり、誠にありがとうございます。

先週6月2日(日)は開港160周年の開港祭でした。
職場にいたところ、「ドーンッ」と音が鳴り響き、
「花火だ!開港祭だ!?」と思い出しました。
大きな花火は職場の窓から観ることができます。
打ち上げ音と少しズレて、かけた円形の花火が空に浮かびます。
帰宅時には、観賞してきた浴衣姿の方々も見られ、初夏を感じたひと時でした。

芒種となり、梅の実が黄色になってくる頃です。
当館の花壇では、昨年植えたアジサイが綺麗に咲きました。
そして先日、梅雨入りし、長雨の季節となりました。
雨に濡れるアジサイは、活き活きとしているように見えます。
2週間もすると夏至です。
いつまでも明るく高い空は、夏に向かっていることを感じます。
環境変化で季節がわかりづらくなっているようにも思いますが、
季節は確実に廻っていますね。

さて、今月は21回目になる「合同就職面接会」を開催します。
7年前の1回目を振り返ると、雇用と労働の環境変化を感じますが、
企業担当者様と求職者の皆さまが直接お話しができる
貴重な機会であることには変わりありません。
皆さまのご来場を心よりお待ちしています。

しばらく梅雨空とおつきあいすることになります。
みなさま、くれぐれもご自愛くださいませ。
それではまた来月、小暑の頃にお便りさせていただきます。

令和元年芒種
横浜市技能文化会館館長 山口亜紀

技文便り「館長より」□■□技文便り□■□”Vol.110”館長より 2019/5/82019年05月08日

◆◇館長より◆◇ 平成から令和へ

5月になり、平成から令和へと新しい時代がスタートしました。
しばらく天候も不安定でしたが、立夏となり5月らしい薫風の本日です。

今回は10連休という方も多かったと思います。
みなさんはどのように、過ごされていましたか?
会館は通常営業を行っておりましたが、4月30日以降は静か~な時間でした。

個人的なことですが、平成最後に33回忌の法事がありました。
「33回忌となるとお祝いと考えてもらって良いです。
供養は人と共に養う、と書きます。故人とともに自身の33年も養ってください。」
と言われ、お経の30分間に33年を振り返るという時間がありました。
33年のほとんどが平成の30年間です。
その間、何をしていたかと言うと、、、働いていました(苦笑)
その他のことも多々ありましたが、軸は働くことで、様々な体験をしました。
振り返ることで、多少の成長を感じ「私、頑張ったよねっ」と、
思うことにしました。(笑)
ちょうど平成が終わる頃に、心穏やかに振り返りができたことは
貴重な時間だったと感じました。

始まったばかりの「令和」はどのような時代になるでしょうか。

振り返った時に、技能文化会館というところで、毎日バタバタしながらも
みんなで頑張っていたなぁ、と思い出せると良いな、と思います。
みなさんには、「技文によく通っていたわねぇ」
「面白いことをしている会館があって、そこで●●を教えてもらった。」
などと、思い出の一つになっていれば嬉しいな、と思います。

さて、本日5月8日から5月10日までの3日間「馬車道マルシェ」が開催
されています。
5月9日は、日本で初めてのアイスクリームが町田房蔵さんという方によって
馬車道で製造販売されたそうです。それを記念して馬車道では5月9日に
「あいすくりーむ発祥記念イベント」を行っています。
チャリティー募金に協力すると「馬車道あいす」をいただけるイベントです。
明日も好天のようですので、冷たいアイスクリームがとても美味しく
感じられると思います。
技能文化会館も出店しておりますので、ぜひお出かけくださいませ。

意外と短い爽やかなこの時期を、心地よくお過ごしください。
それでは、次回、芒種の頃にまたお便りさせていただきます。

令和元年立夏
横浜市技能文化会館館長 山口亜紀

【講座レポート】 2019/4/17(水) 今平マイスターの爽やかな鶏肉の煮込み料理と春野菜そのコンソメスープと共に2019年04月19日

 

西洋料理の横浜マイスター今平氏をお迎えし、横浜マイスター塾の料理教室を開催いたしました。

今平マイスターは横浜の憧れのフレンチレストラン「霧笛楼」の統括総料理長でいらっしゃいます。

当日は今平マイスターの他、総料理長とシェフ ド パリ とレストランのトップの方々にお越しいただき
スペシャルな2時間でした。

メニューは
「鶏もも肉のフリカッセ カレー風味 季節の温野菜添え」
「コンソメスープ」です。
今平マイスターはとってもご説明上手!
料理のデモンストレーションをしながら、
調理のポイントやレシピにはない食材の代用の提案
カロリーが気になる方へのアレンジの提案などがあり、
今日のお料理を“家庭でも作れるように”配慮した
お話の仕方で、とても親しみを感じました。

コンソメスープは時間がかかるので、今回はマイスターが
用意してくださりましたが、
画像で作り方をご説明くださりました。
意外と家庭で作れることに驚きです。
“最後まで無駄なく使う”ことを大切にされていて
コンソメを作った時にでる残った野菜やお肉を使った
まかない食を当日実演してくださりました。
我々でも作れるように丁寧に実演してくださり
細やかな心遣いに嬉しくなります。

今平マイスターから教わった料理は大変美味しく
どこか、家庭的で心まで温かい気持ちにさせていただきました。

横浜マイスター塾は毎年、年に数回開催いたしますので次回をお楽しみに!
最新情報はHPの横浜マイスター塾ページをご覧ください。

https://gibun.jp/koza/categories/takumi/yokohama-meister/

 

 

会館【しごと】3階しごと支援センターの相談コーナーのお部屋を増設いたしました。2019年04月15日

3階しごと支援センターの相談コーナーのお部屋を増設いたしました。


相談コーナーのお部屋を2つから3つに増設し、
利用しやすくなりました。
横浜しごと支援センターでは専門の相談員による
就業相談、キャリアカウンセリングの他、
労働相談、法律相談、がん患者のための就労相談を
面談あるいは、電話で承り
解決のためのお手伝いをさせていただきます。
ご利用は無料です。
どうぞお気軽にご利用ください。

しごと支援センターホームページ
https://gibun.jp/shigoto/

技文便り「館長より」□■□技文便り□■□”Vol.109”館長より 2019/4/102019年04月11日

◆◇館長より◆◇「新年度」

皆さまにはいつも当館をご利用いただき、誠にありがとうございます。

今年も昨年に続き、桜の開花が早めでしたが、途中、花冷えもあり
長く愉しめました。
自宅周辺に桜の樹が多く、玄関の扉を開けると桜の花びらが散っています。
昨日も、はらはらと散る桜の花びらが潔く美しく、見惚れておりました。

節気は「清明」、すべてのものが清らかで生き生きする頃、
清々しく明るい空気に満ちるといいます。
大通り公園の木々も小さな若葉が日に日に増えていっています。
※メルマガ配信の本日は、真冬の気温となり冷たい雨の1日となっています・・。

4月から新年度となりましたが、今は3月までの1年を振り返る時期でも
あります。
昨年度1年間に技文にご来館いただいた方は約286,000人、1日平均で824人です。
多くの方にご利用いただき、大変有難く思っております。
また、次の方々が気持ちよくご利用いただけるよう、皆さまがルールを守って
ご利用いただけていることに、感謝しております。

7月に7F・8Fの冷房故障と、駐車場のセンサーエラーで一部の方に
ご迷惑をおかけしました。
その際も、ご利用者の皆さまにご理解、ご協力をいただきましたこと
本当に有難く思いました。改めて御礼申し上げます。

自主事業として各種セミナーや講座、イベントを多数開催しましたが
延べ8,200人の方にご参加いただきました。
開催後アンケートで、楽しかった、役に立った、という感想を伺うと
とても嬉しくなります。
今後も、「こころ豊かに」「役立つ力を身に付ける」内容の講座を
企画運営していきたい、と思います。

このように、振り返ることで課題を認識し、自分達の進化も確認でき、
また新たに進んでいく新年度は、大変ながらも好きな季節でもあります。

今年度も、多くの方々が集い、愉しみ、お役に立てる場所でありたいと
思っております。

次回のお便りは立夏の頃です。
元号も変わり、令和元年の日付でお送りいたします。

5月8日(水)~10日(金)は例年通り「馬車道マルシェ」に出店しています。
5月9日(木)はアイスクリームの日として、美味しい馬車道アイスクリンを
いただけるチャリティイベントもありますので、お運びいただけますと幸いです。

平成31年清明
横浜市技能文化会館館長 山口亜紀

会館【お知らせ】601料理研修室の電子レンジとミキサーが新しくなりました2019年04月01日

601料理研修室の電子レンジとミキサーが新しくなりました

新しい器具は気持ちが良いですし、やはり使い勝手が良いです。

ミキサーは料理室の奥の小部屋に5台保管しております。
スープ作り、ジュース作りにぜひお使いください。
601料理研修室は外が見える、明るいお部屋で
お料理教室やパン作り教室の開催などに最適です。
広いガスオーブン付調理台が5台あり、
貸出し調理器具および食器は多種揃えております。
ぜひご利用ください。

貸室の詳細はこちらをご覧ください。
https://gibun.jp/facility/

【講座レポート】 2019/3/23(土) 洋裁クラブ作品発表会2019年03月25日

花冷えの3月23日(土)に、初めて洋裁クラブ作品発表会を開催しました。

はじめに、洋裁組合の山本会長より、組合の歴史や技能検定についてのお話を伺いました。

2級を取得するには「ブラウス10枚は作ってみないと!」などのお話を聴き、

驚きながらも参加者は製作意欲が湧いているようでした。

 

続いて、作品発表のミニファッションショーを行いました。

皆さんの思いがこもった作品達は、とてもよくお似合いです。

◆テーラードカラーと肩のラインがキリッと決まったオーバーブラウス

◆道行コートはカフスがポイントの素敵な羽織ものに

◆花柄のコートドレスに、手製の刺繍バッグを合わせたロマンティックな装い

◆シックな紬のジャケットには赤いイヤリングでモダンな着こなし

◆小花の刺繍生地のチュニックは、丁寧な仕上げでお似合いに

◆別珍のベストスーツは、思い入れの玉縁ボタンホールで贅沢に仕上げ

◆和布のカジュアルフレアーコートは軽やかに

 

各自の作品を観賞し合い、良かった点や苦労した点などを披露し、講師の皆さんから講評いただきました。

全員で記念撮影もし、ホッとしたところで、お茶を飲みながら、洋裁クラブの様子をスライドで振り返りました。

最後に参加者の感想をご紹介します。

◇作品に自信がなかったけれど、参加してみて良かった。愉しかった。

◇ファッションショーに抵抗があったけれど、参加したら楽しく、製作意欲が湧き、元気が出てきました!

◇皆さんの作品が刺激になり、また新たな作品づくりに挑戦したくなりました!

◇11ヶ月かかったけれど、自分の作りたかった玉縁ボタンホールができて嬉しかった。

◇母の思い出の道行コートが素敵なコートに生まれ変わりました。

◇ワイドパンツ講座から、講師の指導が素晴らしく洋裁クラブも続けて受講しました。

洋裁をすることで、ものづくりをこれからも楽しみたいと思っています。

◇きりびつけは、料理で言えば下ごしらえ。大変だけど後から楽になることなど、細かい技術を学べて嬉しいです。

 これからも好みの服を好きな生地で作りたい!

 

作品発表会では、皆さん、ますます製作意欲が高まり、担当者としてとても嬉しく思いました。

ご参加の皆様、講師の皆様、ありがとうございました。

 

4月からは、基礎の洋裁、応用の洋裁として土日に開講いたします。

皆さまのご参加をお待ちしています

会館【お知らせ】地下1階のLED付け替えのご案内2019年03月20日

会館が明るくなりました!

地下1階の天井電球をLEDに付け替えました。
以前は、薄ら暗い印象だったのですが、
とても明るくなり、まるで壁を塗りかえしたかのよう。
電球でこんなにイメージが変わるのかとスタッフも驚いています。
気持ち良く、お部屋をお使いいただける環境になりましたので
ぜひサークル活動などにご利用ください。

地下1階には
楽器演奏、和太鼓、コーラスの練習に適した防音設備のあるオーディルーム(音楽室)
更衣室、シャワールームを完備した施設、ダンス教室にも利用可能なトレーニングルーム
ございます。
美味しい和食の居酒屋「匠」もございます。
ご利用をお待ちしております。

貸室のご案内
https://gibun.jp/facility/

くらし【講座レポート】 2019/3/9(土) 和菓子づくり教室 2019年03月18日

和菓子づくり教室 3月9日(土)開催

桜の季節になりました。
今回は求肥を桜香る餡で包んだ和菓子「桜きんとん」を作りました。
和菓子は見た目そのままに、季節感があるので
見て楽しみ、味わって楽しめてほっこり幸せな気持ちになります。
「桜きんとん」も目にしただけで五感が働き、桜の香りを感じます。

今回は初めて、餡練職人による、餡を練る実演を行いました。
和菓子屋さんでは、餡を練る職人と形成を行う職人は
別で分業制なのだそうです。
餡練作業で気をつけることは、
火にかけながらの作業なので焦がさないことはもちろんですが、
色をつける時は、鍋の中を見続けて色を確認(決定)するのではなく
時折、目を外に向けて違うところを見ながら作業するとのことでした。
いつも鍋の中を見ていると、目が慣れて色が分からなくなるからだそうです。
このお話には、「なるほど」と思いました。
職人さんは黙々と集中して作業するだけではなく、
職人さんならではの呼吸(調子)があるのですね。
中々見ることはできない、職人の餡を練る作業に
参加された皆さまは感心のご様子でした。

写真の枡に入っている豆は白餡の材料の北海道産の福白金時豆です。
日本で育った豆がこんなに可愛いい和菓子になるんなんて愛おしくなりますね。

次回は「薔薇」の練切り形成を行います。
今後も季節の和菓子づくり教室を開催しますので、お楽しみに

技文便り「館長より」□■□技文便り□■□”Vol.108”館長より 2019/3/102019年03月11日

◆◇館長より◆◇ 「春の訪れ」

啓蟄となり、土中で冬眠していた虫たちが春の訪れを感じ、穴から出て来る頃です。
まだ寒い日もありますが、一雨ごとに暖かくなり、春の陽射しになってきました。
通勤途中にある木蓮の蕾は日に日に膨らんで、開花も間近。
いつ咲き出すのか毎晩の愉しみです。
会館前の大通り公園では、数本ある「おかめ桜」が満開です。

先月の技文便り発信以降、春の講座を掲載したチラシを発行しました。
発行当日から電話やメールで、多くのお申込みをいただき、
嬉しい悲鳴をあげておりました。
既に満席となった講座も多く、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

春講座の募集時は特に「熱」を感じます。
お一人の方が、複数の講座をお申込みになることも多く
何かを始めたい!やってみたい!という意気込みが感じられます。
そのご期待に応えられるよう、努め続けたいと思っています。

さて、いくつかご案内です。
◆横浜マイスター展
ステンドグラスの平山マイスター、
帯仕立ての水守マイスターの実演、展示があります。
日時:3月17日(日)10:00~16:00 
会場:ランドマークプラザ 1階フェスティバルスクエア
http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/koyo/kinpuku/meister/meister-ten.html

◆技文手づくり市
日時:4月6日(土)10:00~15:00
会場:技能文化会館 2階多目的ホール

◆「ハマの職人 第10号」
当館HPにて、クリーニング師をご紹介しています。
春になり、アイロンがピシッとかかったシャツで颯爽としたいですね!
6月2日(日)にはアイロンがけ講座も開講いたします。
https://gibun.jp/report/2019030600027/
https://gibun.jp/koza/categories/takumi/takumi/

ほかにも、先日放映されたTV番組では、当館の人気講座でもあり、
商品販売もしている「杉田梅」が取り上げられていました。

春の訪れは書いているだけでも、なんとなくウキウキしてきます。
皆さまも、春の風に乗ってぜひお出かけくださいませ。

次回、お便りの頃は桜の満開も過ぎ、清明の頃となります。
花粉症の方はお辛い時期が続きますので、ご自愛ください。

平成31年 啓蟄
横浜市技能文化会館館長 山口亜紀

会館【ハマの職人 第10号】 ~この横浜に継承したい技の話~2019年2月27日2019年03月06日

<クリーニング師>  関口 和廣 氏

 有限会社関口ランドリー商会 代表取締役、クリーニング師(国家資格)※1        

 

<創業歴史> 

1940年創業。(ご両親がお金を貯めては木材を1枚ずつ購入し、お店を建て開店)
1998年現夫妻が継承、クリーニング師資格をお持ちのご子息2人と協業。  

 

 

<ものづくりを支える職人アイテム>      
     

    
      
        
東急東横線大倉山駅近くにある店舗にお伺いしました。        
玄関ガラスには石鹸をイメージするような泡の中を泳ぐ鯨の絵が描かれています。        
玄関階段はご年配のお客様が多いので、足元の水はけに注心し、        
中に入ると荷物置きにも活用できる小テーブルなど、気遣いが感じられ、        
訪れることが楽しくなる清潔感あふれる店舗です。        
        
しわひとつ無いシャツとパンツをお召しの関口氏が迎え入れてくださいました。        
(クリーニング師の方にお会いする時は、自分がアイロンがけに自信がないせいか非常に緊張します)        
伺ってすぐ仕事場のアイロン台とアイロンを見せていただきました。説明の折にシャツのアイロンがけを見せてくださいましたが、        
いとも簡単そうにされるので、「自分にも出来るのではないか」と錯覚します。        
        
共に仕事を続けてこられた奥様も同席いただき、お話しいただきました。        
職に就いたきっかけは、「好む・好まないに関わらず家業を継ぎ、その時々の仕事を一生懸命やってきた」とのこと        
ご両親がお金を貯めて材木を一枚一枚揃えお店を建てたそうで、大倉山の歴史をまとめた書籍に        
大倉山を背にし、広い田畑の中にたくさんの洗濯物が干してあるお店が、一軒ポツンと建っている様子の写真が        
載っています。創業時、現在のような機器が無いので仕事にも手数が多く、他にも職人さんもいらしたそうです。        
「火のしより手のし」とよく父親が言っていたと話してくださいました。        
これはアイロンを握る手より反対の手で生地を引っ張ったり、しわを消したりが大切な工程で、        
ご両親の仕事を見ながら、技術や対話を体得していかれたのかなと推測しました。        
        
徹底しているこだわりは「クリーニング品をお客様が次にお召しになる時、すぐ着られるようにボタンや綻びの修理などに        
気を配り、お客様と対話しながら、お預かりからお届けまでていねいにお取り扱いする」で徹底しているとのこと。        
(朝、仕事に行こう!と着替えたシャツのボタンが割れていたり、とれそうだと気持ちが落ちるだろ)と        
お互いの仕事のWチェックもあるそうです。        
        
突然ですが、関口ランドリー商会様のHPに載っているお客さまの声をご紹介します        
【制服の仕上げが綺麗。ワイシャツの背中や袖の線がピッとしてカッコウが良いと同僚の方々に声をかけられた。        
そのワイシャツを着ると、背筋も「ピッ」とする。】たまたま、そのお客様のシャツがクリーニングに出されていました。        
着用後にも関わらず、背中の線は撚れることもなく きれいに残っており、「あぁ、こだわりの表れだな」と感じました。        
        
どのクリーニング品もお客様ひとりひとりにとって大事なもの、ていねいな仕事をして喜んでいただきたい。        
ひとつのものを、皆で協力し合って仕上げる意識。それでもお客様にお渡しする前に見直して仕上げを手直しする。        
お客様に「ありがとう!」と喜んでいただけること、「ここでなきゃ!」と期待されることが一番のやりがい。        
まだまだ何でも難しいけれど、期待どおりにできない時、どうにもできない時に特に難しさを感じるそうです。        
知識や技術を持っている方たちが、接客のレベルも高いのに、それでもまだまだ何でも難しいと話すことに        
目指しているものも、できることもずっと高いレベルなのだと感じました。        
そこで目指すものを尋ねました。答えは「健康管理」、しごとを愉しむために心がけたい。        
次世代であるご子息の目指すものは、「親父と母親みたいな手数が多い、ていねいな仕事をしたい」ときっぱり。        
        
帰りに拝見した洗濯室には最新の機器が並び、手洗いのためのスペースもレイアウトされた清潔な場所でした。        
手洗いされた真っ白いふわふわの婦人用ニットが干され、仕上げを待っていました。        
預けたお客様は受け取る時にうれしいだろうなと、ニヤニヤしながら帰ってまいりました。        
        
※1 クリーニング師・・・国家資格であり、必置資格のひとつ        
クリーニング店を開こうとする場合に必須の国家資格。クリーニング業法という法律により、クリーニング業を行うためには        
クリーニング所(受け渡しだけを行う店舗を除く)には1人以上のクリーニング師を置くことが定められているため、        
この業界のスペシャリストとして評価される資格ともいえる。        
(多様化するファッションに対応してゆくため、資格取得後も勉強は怠れない)        
学科①衛生法規②公衆衛生③洗濯物の処理知識        
実技①白・無地(綿35%以上のワイシャツ)のアイロン仕上げ②繊維の識別③しみの識別         
        
最後に技能文化会館より告知です        
「匠の学校~クリーニング屋さんから教わる上手なアイロンのかけ方」 講座を開講します        
6月2日(日)14時~16時        
横浜市技能文化会館 1階 匠プラザにて        
受講料:1.500円        
持ち物:筆記用具、ワイシャツ、普段アイロンがけに苦労している洋服        
お申込は電話・E-Mail・FAXにて        
        
取材日 2月27日(火)岩田 光代        
        
有限会社 関口ランドリー商会        
横浜市港北区大倉山1-14-14        
職人名 関口 和廣氏  

HPアドレス
  (有)関口ランドリー商会 (神奈川県横浜市港北区)
神奈川県クリーニング生活衛生同業組合
https://www.kanagawa929.or.jp/

 

 

      
        

会館【会館】「第54回製図コンクール」展を1階匠プラザにて開催中2019年03月06日

「第54回製図コンクール」展を開催中です。

(主催:職業訓練法人 横浜地区建築職業訓練協会/共催:横浜市)


職業訓練法人横浜地区建築職業訓練協会が運営する「横浜建築高等職業訓練校」では、
在籍する訓練生を対象に授業で培った成果を披露する機会として、
毎年「製図コンクール」を開催しています。
現在1階匠プラザにて、「第54回製図コンクール」において、
優秀な成績を修めた作品を展示しています。
みなさん、自分で考えた設計コンセプトをもとに
戸建ての設計をしています。
1つ1つ想像してみるととても面白いです。ぜひお立ち寄りください。

★横浜建築高等職業訓練校とは
横浜建築高等訓練校は、1953年に「一日も早く技術と技能を身に付けたい」という、
建築大工である職人たちの声に応えるかたちで開校されました。
それから現在まで、現役の建築大工が働きながら、更なる技術向上や資格習得などのため、
また、建築大工を目指す人たちが通う場となっています。
運営は「職業訓練法人 横浜地区建築職業訓練協会」が、
建設関係団体などからの支援を受け行っており、
神奈川県からも正式に認定されている建築技術の取得に特化した職業訓練校です。
授業は、毎週土曜日に行われます。

くらし【講座レポート】 2019/1/26(土) きもの教室2019年03月01日

 

【講座レポート】1/26(土)開催 きもの教室

毎月開催している「きもの教室」のレポートです。
1/26(土)は今年初めての教室でしたので、みんなで着物を着て
技文の近くにある神社にお参りに行きました。
いつもは和室内のお稽古なので、外の空気が新鮮です。
まだ慣れないので、恐る恐るの外出でしたが、
緊張もほぐれ、楽しむことが出来ました。

生徒さまから、お正月のお話をうかがいました。

ご実家に帰られた時に、お母さまと着物の話で盛りあがったそうです。
お母さまも、今は着ることがないけれど娘さんが着付けを習い始めたということで
着物を着たくなったそう。最終的に
「一緒に着物で京都に行こう!」
という話になったということです。

母娘で着物のお出掛けなんて、何と
微笑ましい、羨ましい、愉し気な姿でしょう!

着物は気分を盛り上げてくれる力があると感じます。
見た目は品良く、可愛らしく、絹が肌に心地よい。
洋服のように簡単に着れないけど、がんばって着た自分を
褒めたい気持ちになります。
満足感があると、やっぱり着物って楽しいなと思います。

4月からのきもの教室の申込みが始まりました。
ゆかた着付け教室 7月20日開催します

ゆかたも自分で着れるようになると、ゆかたを着る機会が増え、
楽しみが広がります。
もっと綺麗に着れるようになりたいという方もお待ちしております。
ぜひご参加ください。お申込み・詳細はこちら
→https://gibun.jp/koza/188/

 

 

技文便り「館長より」□■□技文便り□■□”Vol.107”館長より 2019/2/122019年02月12日

◆◇館長より◆◇ 「書初め」

立春となってから、2月9日は横浜では雪が降りました。
当日は料理室から降る雪を眺めていましたが、積もらずに
ホッといたしました。

さて、匠プラザでは1月中「書初めコーナー」を設置しておりました。
昨年に続き、選ばせていただきましたのでご紹介します。
◆館長賞「基礎」
◆スタッフ賞「亥」「猪」
◆ユニーク賞「縁日副担当」

「基礎」は、とても大事で大切なことと思います。
その言葉を表現されたことに、より、大事さを実感しました。
「縁日副担当」は、主体性を感じられる表現と思いました。
頑張ってくださいね!と応援したくなります。

書いてくださった方に、心より感謝いたします。
また、来年実施いたしますので、ぜひお気軽にご参加ください!
上記の文字を書かれた方は、1階匠プラザ受付でのお申出をお待ちしています。

続いて、3階の横浜しごと支援センターでの活動紹介です。
毎月第4金曜日に
「がん患者」のための労働相談を受け付けています。
2月22日(金)の相談日から、電話によるご相談も承ります。
また、セミナーも開催いたします。
 ◇日時:2月15日(金)10:00~12:00
 ◇場所:技能文化文化会館 8階802研修室
 ◇講師:特定社会保険労務士
https://gibun.jp/shigoto/seminar/categories/shigoto/business-practice/
お気軽にご利用いただければ幸いです。

寒暖差のある日が続いています。
身体に堪えますので、みなさま、くれぐれもご自愛くださいませ。
それでは、次回、啓蟄の頃にまたお便りさせていただきます。

平成31年 立春
横浜市技能文化会館館長 山口亜紀

会館書初めコーナーにご参加くださりありがとうございました2019年02月08日

書初めコーナーにご参加くださり、ありがとうございました。
皆さん思い思いの書を書いてくださいました。

館長賞・・・「基礎」

「基礎」は大事です。中々書こうと思えない大切な言葉を書いてくれました。

スタッフ賞・・・「亥」の文字

「亥」の今年はどんな年になるでしょうね。期待が膨らみます。

ユニーク賞・・・「縁日副担当」

中々書けない楽しい言葉です。お祭り好きなのでしょう!


が選ればれ、ただいま匠プラザに受賞作品を展示しております。

受賞者にはささやかなプレゼントがありますので

お心当たりの方はスタッフまでお声かけください!



書初め実施期間:平成31年1月4日~1月31日

くらし【講座レポート】 2019/1/12(土)・1/19(土) 横浜クラシック家具「ダニエル」のイス作り教室2019年02月05日

2回にわたり、横浜クラシック家具「ダニエル」のイス作り教室
開催いたしました。今回製作したのは小さな木のイスです。

お子さまに、お孫さまに、インテリアとして、
皆さまイス作りに取り組まれていました。
背もたれのデザインは自由です。電動のこぎりで四角から
形を切り取り、穴をあけたり自分だけのデザインを考えます。

イスが出来上がるまでに、切ったり、組み立てたりと
いくつか工程があるのですが、
一番時間をかけるのが「やすりがけ」です。
家具として家に迎えいれるためには
引っ掛かりやガタつきがあってはいけません。
滑らかにするために角を取り除き、入念に紙やすりをかけます。
やすりを丁寧にかけると手で触った感触が柔らかくなり、温かみが生まれます。
そして、綺麗になっていくと、愛着と喜びが沸いてきます。
手間を惜しまず、良いものを作ることの醍醐味ですね。
皆さま、素敵なイスが完成いたしました。
家に帰ってから、塗装をしていただきます。
オイルでの仕上げ、色をつける方法も教えていただきました。
最後はイスを並べて記念撮影。
どれも本当に素敵です。

次回の「ダニエル」のイス作り教室は布張りも行うスツールを製作します。
残念ながら、次回が最後のイス作り教室になります。
お見逃しなくご参加ください。お待ちしております。
イス作り教室の詳細・お申込みはこちら
https://gibun.jp/koza/124/

【講座レポート】 2019/1/26(土) 清水マイスターの家庭で愉しむフランス料理2019年01月28日

西洋料理の横浜マイスターである清水郁夫さんに教えていただく、
料理教室を開講しました。

毎回、当館料理室がライブ感溢れるダイナミックな厨房になる印象です。
今回のメニューは、帆立貝のポワレと赤ピーマンのスープ。
鮮やかで元気いっぱいの赤パプリカや、肉厚でプリプリッの帆立貝を
ご用意いただき、デモンストレーションの開始です!

まずは、野菜を切ります。
マイスターの正確かつスピード感溢れる包丁捌きに息をのむほどです。
切る、炒める、焼く、など、次々と進めていきます。
いつも思うのですが、素晴らしく早い手際で、作業が美しいのです。
そして、調理台が常に整理されています。

道具や材料を置く場所が決まっていて、迷いがありません。
プロ中のプロ!を肌で実感します。
そして、目に美しく、舌に美味しく、心に響くお料理が出来上がりました。

ご好評いただいている「横浜マイスター塾」や「匠の学校」は
その道のプロに身近に教えて教えていただける貴重な機会として
今後も開催してまいります。次回もお愉しみに!