会館【講座レポート】 2017/10/25(水) 紅茶を楽しむ12ヶ月2017年11月07日
お待たせいたしました。リクエストの多かった紅茶の講座が始まりました。
「紅茶を愉しむ12ヶ月」では、紅茶のいれかたや楽しみ方を学びます。
第一回目は紅茶の誕生のお話です。
植物としてのオチャノキは北から南まで広く分布していますが、
原産地は中国・雲南省。
非常に価値があり、日常的に重要なものだったため、
人々は戦火を逃れる際に苗木とともに移動しました。
そのため、世界各地でお茶の文化が発展。
オチャノキもさまざまな進化を遂げたのでした。
「お茶」の始まりはなんと紀元前2737年ごろ!
古代の伝説に、「葉を煮出して飲んだらおいしかった」
という記述があるのだそうです。
紅茶が生まれたのは1600年ごろ、中国の福建省での事でした。
中国国内では緑茶が主流だったのですが、海外への輸出用に、
葉に火を入れたウーロン茶や紅茶を作っていました。
当時、世界は大航海時代。
オランダやポルトガルなど、
たくさんの国が中国のお茶を買っていきます。
その中で、イギリスの硬質な水でもおいしく出る紅茶、
とくに牛乳を注いだミルクティーが大流行。
需要にこたえる形で紅茶が増産されるようになりました。
歴史を勉強したあとは、いよいよ紅茶を淹れる練習です。
先生が用意してくださったのは、インドで買い付けた茶葉。
そしてお茶うけにアップルクランベルを作りました。
お湯を注ぐと、ポットの中で茶葉がふわふわくるくると踊りだします。
これが「ジャンピング」。
おいしく香り高いお茶をいれる秘訣です。
甘い紅茶とたのしいおしゃべりで、満足なティータイムとなりました。
本講座は毎月1回、次回以降も参加をお待ちしています。
【くらしの学校:紅茶を楽しむ12ヶ月のお申込はこちら】
平成29年10月25日開講