会館技文便り「館長より」□■□技文便り□■□”Vol.39”館長より 2014/2/102014/02/10
『時を感じる』市民の皆さま、
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。
先週は13年ぶりの大雪でしたが、
暦の上では、季節は春になりました。
旧暦では、季節の変わり目を「節」と称し、
季節の始まる立春立夏立秋立冬の前日を
「節分」と呼びました。
季節の変わり目には、悪鬼が出ると言われ、
豆が「魔滅」の音に通じることから
豆まきが始まったと言われます。
「悪鬼」という言葉には、この時期流行する
インフルエンザがイメージされ、
体調を崩しやすいため気をつけなさい、
という生活の知恵と重なります。
現代の暦が時をデジタルに刻むのに対し、
和式の旧暦は、
四季折々に自然の変化に富む日本の気候風土に、
生活様式、風土風習を重ねあわせ、
多くの祭事、習わしを生んでいきます。
ビタミンCが豊富で咳止めにも効果がある
旬の果物が「金柑」。
節分の夜、その年の縁起のいい方角(恵方)に
向かって、太巻きをまるかぶりすると福が来ると
言われる「恵方巻き」がそれです。
旧暦の世界を読み解くと、昔から日本人が
大切にしてきた風習・生活が垣間見えます。
そこには、時に追われ、慌ただしく毎日を
過ごしている私たちに、季節の変化や
時の意味を語りかけてくるようです。
時を知る暦から、自然の変化、時の意味を
感じる暦へ。
「昔ながら」には、趣がいっぱいです。
当館は、「昔ながら」を感じていただくサービスで
皆さまをお迎えしたいと思います。
>>書初めコーナー
>>ぜんざいサービス
>>節分
ヴァレンタイン、ひな祭りには
当館スタッフによる“おもてなしサービス”を
予定しております。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
平成26年 立春
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館長メッセージが掲載されている
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