会館【ハマの職人 第1号】 ~この横浜に継承したい技の話~2018/01/10
<職人名>スクリーン印刷 堀内 裕司氏
<創業歴史>
1960年に株式会社光版技研を設立。
横浜の地場産業であるスカーフやハンカチの製版業として会社を設立。
<ものづくりを支える職人アイテム>
「印刷」と聞いて、思い浮かぶのは新聞やチラシなど紙に印刷されて
いるものですが、シルクスクリーン印刷の特徴は、ガラス、プラスチック、
樹脂、金属、紙など、素材・形状を問わず印刷できることです。
また、堀内さんとお話していて「捺染」という言葉がよく出てきます。
染色法の一つのことですが、職人さんからすると「色を表現する」ことが
印刷であり捺染であるようです。
そしてこれだけは聞きたいこととして、“一言で職人とは”という問いに対して、
“手しごと。忍耐”という答えが返ってきました。
手しごとは手間がかかるが、ひとつひとつがオリジナル。色合わせに自分の
納得いくまでやるこだわりがいいものが出来る瞬間なんだと思いました。
取材最後に工房を見させていただきました。
清潔感があふれ、整然と並べられた道具が美しく印象的でした。
堀内さんならではの、この職業に対する愛情がそうさせるのかな!?
職人さんってずっと同じものを守るのもひとつの形だけど、時代に沿って新しいものを
取り入れながら、攻めの姿勢で守っていくのも職人さんだと感じました。
取材日:2017年12月13日(安田佳奈枝)
港南区港南「株式会社光版技研」堀内さま
http://koh-han.co.jp/company.html